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菜乃と妃子!厨二病解放!

この日突然伊集院が宣戦布告をしてきた。
『伊集院は此花に対して宣戦布告する!薬によって多くの住民が亡くなられた事を、嘘の映像まで作って我々のせいにしようとしてきた。嘘に騙されてはいけない。電波魔法などという魔法はこの世界には存在しない』
伊集院は宣戦布告の発表と共に、此花に対して電波魔法の証拠を見せるようにも言ってきていた。
「魔法通信ネットワークの魔力も、|其処等中《ソコイラジュウ》飛び交ってるじゃねぇか。それに電気エネルギーが加わっているだけなんだけどな」
正確には魔法によって電波を発生させ、その電波に乗せて魔法が世界中に運ばれているんだけどさ。
電波というこの世界の常識を覆すような話を、いきなり信じろと言われても信じられないか。
天動説が当たり前だった時代に地動説を唱えても、直ぐには信じてもらえない。
魔法だっていえば信じる癖に、どうしてこの魔法は信じられないのだろうか。
規模がでかすぎるんだよな。
電波魔法はこの世界全てに影響を及ぼしている。
これがたった五人の爺さんによって行われていたなんて、俺のような転生者じゃないと受け入れづらいのかもしれない。
俺も転生前は信じられない事多かったしさ。
電子レンジも、テレビも、携帯電話も、パソコンも、冷蔵庫が冷たくなるのだって意味が分からない。
それでも目の前で実際に起こっていたから、信じるしかなかったんだ。
電波が実際に見えればいいんだけれど、俺のような邪眼持ちじゃないと見る事は不可能。
邪眼の効果を持ったメガネなんかを作る事もできるかもしれないが、それはそれで困る事にはなるだろう。
仮にスケスケメガネが大量に出回ったら、服を着る意味が薄れるようにさ。
「私たちはもう策也がやる事に驚きはしないけれど、もしも策也がいなかったら、今回の出来事は確実に薬のせいだと思ったわよね」
「だよね。僕たちの知らない事はまだまだありそうです」
その通りだよ総司。
この世界は魔法が発展しているから科学技術は何もないに等しい。
でも信じられない事はまだまだ沢山あるんだ。
魔法なんて使わなくても、この世界の人間を全て殺す事だってできる。
お月様にだって行ける。
「とにかく此花としては、伊集院を警戒しつつ今後薬による死者を出さない事が大切です」
千えるは完全に此花の人間になったな。
「その通りだ。死者が出なければ責められる事はないんだ。そしてリンは対伊集院の防衛体制よろしくね」
「まっ、私がする事なんてほとんどないわよ」
優秀な人材が揃いまくっているからな。
伊集院の兵隊が前と同レベルなら、今の俺たちの敵ではない。
とりあえず現状、それ以上の事は思いつかず四阿会議は終了した。

俺は色々な町をパトロールしていた。
ファイブジー以外にも電波魔法を使う奴がいるかもしれない。
或いは薬を飲んだ者をデススペルなどで殺し、突然死を演出してくるかもしれない。
本当は強くなる為に何かしたい所なんだけど、今は目の前の問題に対して対処するしかなかった。
「俺と汽車、後は音羽くらいしか邪眼を持っている者はいないからな」
「策也タマの役に立ちたいのね」
「そうなのです。力が欲しいのです」
(コクコク)
おまえら‥‥。
なんかいつの間にか凄くいい子になってるな。
最初は全く仕事をしてくれなかったのにさ。
今も言う事は聞かないけれど、意識は変わってきている。
本当に涙が出て来るぜ。
「邪眼が有れば策也タマの弱点も分かるかもしれないのです」
「主従関係を入れ替えるのね」
どうせそんなこったろうと思ったよ。
本当に涙が出て来るぜ。
まあ邪眼程度で俺の弱点は見つけられないと思うけどな。
とは言えこいつらになら邪眼を与えてもいいかもしれない。
オリハルコンゴーレムだから改造すれば済む話だし、今の俺ならそれくらい余裕でできそうだ。
「よし、そこまで言うなら改造手術をしようじゃないか!」
「本当なのね?!」
「もう今更取り消しても遅いのです!」
(コクコク)
そんなに邪眼が欲しかったのか?
「じゃあついでに千里眼とバクゥの目も搭載するか?」
「本当なのね!?私の目が力を欲しているのね」
「もう今更『嘘でした』は無しなのです!私の邪眼が暴走を始めたいのです!」
(コクコク)
こいつら厨二病かよ。
でも中学生の頃って、邪眼とか魔眼にあこがれたよなぁ。
えっ?あこがれてない?
嘘は駄目だぞ?
統計では中学生のほぼ全員が、一度は邪眼ゴッコした事があるって出てるんだから。
※嘘です。
一人でチンタラ電波を探すよりも、みんなで探せば高速移動も可能になる。
俺は少女隊プラスたちを改造する為に、一度地下実験場へと移動した。

地下実験場に到着すると、俺はすぐに三人の改造を始めた。
並んで寝かせる。
オリハルコンの体ではあるけれど、魔法により見た目や質感は普通の人間と変わらない。
まず三人の目玉を取り出すのだが‥‥。
そのままだと正直気持ちが悪い。
「お前たち、体をオリハルコン状態にしてもらえないか?」
「なんか死んだみたいになるのが嫌なのね」
「そうなのです。ずっと可愛いままでいたいのです」
(コクコク)
このままの状態で目玉を抜き取られる方が嫌じゃね?
本人がこのままがいいって言うならやるけどさ‥‥。
まず最初に、目玉を抜き取ります。
「何も見えないのね!」
「真っ暗は怖いのです!」
お前ら影の中はいつも真っ暗だろ。
目の無い顔は少し怖いので、顔に布を掛けます。
「私たち死んでないのね」
「これじゃ死んでるみたいなのです」
おとなしくしておけよ。
死体が動いているみたいで気持ち悪いじゃないか。
次に目玉に術式を加えます。
オリハルコンのたった一つの分子に刻むので、繊細な魔力コントロールが必要です。
馴染むまで一時間ほど寝かせます。
「それは嘘なのね!」
「早く目玉を返すのです!」
心のクッキングナレーションを勝手に読まないでくれ。
はい、こちらが一時間寝かせたものになります。
「違うのね!」
「まだ五秒しか経ってないのです!」
「じゃあ後一時間寝かせるか‥‥」
「嘘!嘘なのです!」
「もう一時間経ったのね!」
「うむ」
十分に馴染んだ目玉を、元の場所へと戻します。
穴に入らない場合は、金づちで叩いて押し込みましょう。
「怖い!怖いのね!」
「頭は叩かないでほしいのです!」
くれぐれも他の所を叩かないように気を付けましょう。
「あ、悪い。おでこに穴が開いちまった」
「ぐおぉー!別に痛くないけどなんか嫌なのね」
「妃子だけだと差別になるから菜乃にも開けるな」
「平等なんてクソくらえなのです!」
菜乃はおでこを掌で隠した。
やっぱ平等なんてクソだよな。
「仕方ない。菜乃は勘弁してやろう」
「良かったのです」
さて目玉が穴に入ったら、向きを調整すれば出来上がりです。
「見えたのね!」
「早速試してみるのです!」
「ちょっと待て!まだ完成していない。次はバクゥの目だろ?」
「そう言えばそうだったのね」
「でも私には頭に穴はないのです」
だから平等に穴を開けようとしたのに。
「妃子はさっきの穴が使えるな。菜乃はどうやって穴を開けようか?」
俺は異次元収納からけしにぐの剣を取り出して、菜乃の頭の上で下向きに突き立てた。
「止めるのです!それなら金づちの方がマシなのです!」
「問答無用!」
俺は菜乃のおでこに剣を突き刺した。
「ひでぶぅ!」
ちょっと刺しすぎたか。
まあこれくらいなら誤差の範囲だな。
「全然誤差の範囲じゃないのです!ほとんど頭が千切れそうなのです!」
確かに頭が取れそうになってるな。
「大丈夫だ。ご飯粒でくっつけておけば治るよ」
「それで治るのもなんだか嫌なのです」
ぶっちゃけオリハルコンだからすぐにくっつくんだけどさ。
「さて後は妖凛だけど‥‥」
妖凛は自らの体を変化させて、目玉が入るくらいの穴をおでこに作った。
だよね、オリハルコンだからどんな形にもできるよね。
「あ、その手があったのね」
「そうなのです。酷い目にあわされただけなのです」
「さて遊びは終わりだぞ」
俺は新しい目玉を三個、それぞれのおでこの穴に埋め込んでいった。
といってもバクゥの能力は難しいからなぁ。
ちゃんと効果を発揮できるかどうかは分からない。
でも何かしら似たような効果は使えるようになるだろう。
知らんけど。
「遊びだったのね‥‥」
「酷いのです。散々遊ばれて捨てられたのです」
人聞きの悪い事を言っているな。
本当の話だけどそういう言い方だと勘違いされるだろうが。
「とにかく完成したぞ。とりあえず試してみたらどうだ?」
「分かったのね。まずは千里眼なのね」
みんなは立ち上がって能力を試し始めた。
「見えるのです!向こうの壁に落書きしたエッチな絵がハッキリと確認できたのです」
誰が書いたのかと思っていたらこいつだったか。
俺は頭をはたいた。
「駄目なのです!まだ頭がしっかりと接着されていないのです!」
「悪い悪い」
「危うく頭が無くなる所だったのです」
「じゃあ次は邪眼なのね」
妃子が俺の方を見た。
「どうだ?ちゃんと見えてるか?」
「やたらとスキルが多いのね」
「解析が終わる頃には日が暮れているのです」
目だけあっても邪眼で能力を解析するのは難しいからな。
俺みたいに沢山の思考があってこそ、瞬時に解析できる訳で。
「頭が痛くなってきたのね」
「この能力はもっと簡単な所で使うのです」
そうしろそうしろ。
「じゃあ次はバクゥの目だな。ちゃんと能力を発揮できるかは保障できないぞ?」
いきなり妖凛が第三の目からビームを発射した。
「ほう。バクゥビームはできそうだな」
(コクコクパァ!)
妖凛はバクゥビームを気に入ったようだ。
乱れ撃ちして遊んでいるけれど、魔法実験場が壊れたりしないだろうな?
「じゃあ私は時間を止めるのね!」
妃子がそう言って第三の目を開いて俺を見た。
ほう、これは面白い。
時間を止める効果が見たモノだけに限定されている。
俺なら全てが対象でも能力的に可能だけれど、こいつらじゃスペックが足りないんだな。
それがかえって面白い効果になった。
尤も、俺には通用しないけどな。
「効果はなさそうなのね」
「いや、神の領域に入っている俺には通用しないけれど、そうでなければ少しは効果があると思うぞ」
「策也タマの動きを止められないと意味がないのね」
こいつ、俺に何かしようとしていたのか?
「じゃあ最後は深淵の闇なのです!」
菜乃はそう言って第三の目を開いた。
するとそこに黒い床が広がった。
「おお!」
「深淵の闇もできるのね?」
(プルプルプル)
妃子の言葉を妖凛が否定した。
何々?これは影が広がっているだけで、影に入れない者でもここに落とす事ができる?
妖凛はそこへ歩いてゆき、自ら影の中に落ちて見せた。
「深淵の闇の落とし穴じゃなくて、単なる影の落とし穴だな」
「あまり意味がないのね」
「そうなのです。私たちは普通に影に入れるのです」
「でも他人を落とせるのは使えるだろ?それに影が無くても影を作る事ができるのはいいんじゃないのか?」
何処にでも影が作れるのなら、あの暗黒界のような場所でも影を失う事が無くなる。
「私たちは影には五月蠅いのね」
「そうなのです。策也タマの影以外は居心地が悪いのです」
俺のをえらく気に入ってくれているのは嬉しいが、影の居心地って一体なんなんだろうか。
何にしても改造手術は成功したと言えるだろう。
菜乃の頭が取れそうな事を除いてな。
俺はそんな菜乃の頭が取れないように、それを接着するようにポンポンと叩いてやった。
「頭をポンポンとされるのはなんだか気分がいいのです」
「菜乃だけずるいのね。私の頭もポンポンしてほしいのね」
(コクコク)
全くしょうがねぇなぁ。
そんなやり取りをして、俺が妃子の頭に手を伸ばした時だった。
急に上空から大きな音が響いたかと思ったら、大地が大きく揺れた。
「何がどうしたのね?!」
「私の頭が取れるのです!」
これはただ事ではない。
地震か?!
いや、上空で音がしたという事は、町を攻撃する何かがあった可能性がある。
「みんな空へ出るぞ!」
「ガッテンだー!承知のスケコマシなのね!」
「イェイ!なのです!」
(コクコク)
俺の合図によって、少女隊は出撃体制をとった。
おいっ!なんかいつもと違うぞこいつら。
頭に穴開けておかしくなったか?
菜乃と妃子は腕にしがみつき、妖凛は前からお腹に抱き着いてきた。
「そういう気分の日もあるのです」
「気にしないでほしいのね」
(コクコク)
仕方ない。
俺はそのままの体勢で空へと出た。
空にはアペプとアエーシュマが元来の姿でそこにいた。
「大蛇と毛むくじゃらのおっさんがいるのね」
「アペプとアエーシュマなのです」
この悪神たちは伊集院に味方をしていたヤツだ。
アエーシュマの方は、クトゥルフに呼び出された話し合いにも来ていたしな。
つかあの時は貂蝉とかっていう美人の女性だったのに、本体は毛むくじゃらのおっさんかよ。
とにかくこれは伊集院の攻撃という訳だ。
そしてその二体は、ドラゴン王国ヴリトラではなく、フレイムドラゴンの里の方を攻撃していた。
もちろん防衛結界が働いているので攻撃は通ってはいないが、これだけではそう長くは持ちそうにないな。
サクッと倒してしまうか。
「ははは!生まれ変わった妃子の力を見るのね!」
「邪眼の戦士、菜乃参上なのです!」
二人はそう言って俺の腕から離れると、厨二病を開放していきなり二体の悪神に向かっていった。
菜乃は頭取れそうだけど大丈夫か?
「邪眼の力なのね!闇と混沌の能力なんて弱すぎるのね!」
「こちらは血塗られた剣とか、策也タマがお遊びで使うような能力なのです!」
邪眼を使わなくても、既に判明している能力だろ。
名前検索アプリをインスコ(インストール)したら、知ってる物でも検索したくなる子供みたいだよな。
少女隊に気が付いた悪神たちは、里への攻撃を止めてこちらに攻撃してきた。
闇に飲み込まれたらフィールド効果で不利になるぞ。
「無駄なのね!バクゥの目!深淵の影!なのね!」
おお~!
まさかそんな使い方ができるとは、妃子は何でもありだな。
アペプから広がっていた闇を、妃子の影が押し返した。
今度は血塗られた剣がぶっとんできた。
これ速いからかわすのが難しいんだよな。
「おっと危ないのです!」
菜乃は紙一重でかわした。
いや、切れていた頭の隙間を通り過ぎていった。
切れてて良かったな‥‥。
「お前たちの攻撃なんて鼻くそなのね!」
「カエルのゲロみたいなものなのです!」
妃子と菜乃が悪神たちに向かって行った。
あいつらに、接近してダメージを与えるような攻撃あったっけ?
少女隊の二人は接敵した。
「バクゥビーム!なのね!」
「なのです!」
いやお前ら。
その攻撃なら接近する必要なくね?
ビームは確実に敵を捉えた。
「更に追い打ちをかけるのね!ダイヤモンドソード!なのね!」
「じゃあ私はルビーファンネルとサファイアシールドなのです!」
シールドは今は必要ないだろ?
まあいいけどさ。
ちなみにダイヤモンドソードとは、装備している純金製ダイヤのペンダントによって使える攻撃だ。
ダイヤモンドのソードが現れて、それが敵を突き刺す。
ルビーファンネルやサファイアシールドは、プラチナ製ルビーとサファイアのペンダントによって使えるビーム攻撃とシールド防御ね。
「もう瀕死なのです!」
「最後は二人で霧咲なのね!」
「なのです!」
悪神たちを霧で包み、一瞬のうちに微塵切りして敵を倒した。
ベルフェゴールの超再生ベルトを付けているから使える能力だ。
結局敵に近づいた意味は全くなかったな。
しかしこいつらも強くなったなぁ。
あの程度の悪神なら全く敵にならないよ。
正直こいつらの成長なんて完全に諦めていたけれど、お父さん涙が出てくらぁ。
そんな俺を見て、妖凛が俺の頭をポンポンと叩いていた。
「策也タマ、見ていたのね!?妃子は強くなったのね!」
「菜乃の事も見てくれていたのです?もう可愛いだけじゃないのです」
「そうだな。俺はとても嬉しいよ」
ただ、もうそろそろその取れそうな頭をくっつけてしまえよ。
気に入っているみたいだけど、そのくらいはすぐにくっつけれるだろ?
気になって仕方ないわ。
まあ何にしても、伊集院の攻撃はアッサリと退ける事ができた。
でもきっとこれからも攻撃をしてくるだろう。
俺は頼もしくなった仲間と共に、世界を守る決意を新たにするのだった。
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