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適当に書いた小説をアップしていきます♪

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2022年2月16日【水】14時07分52秒
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2020年5月14日【木】16時24分38秒
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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
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世界再編!発進!?魔獣戦艦大和!

転生前の世界では、俺は一応結婚をして子供もいた。
妻は専業主婦ではあったが、空いた時間はファンタジーな小説を書いていた。
ファンタジーな世界のRPGが大好きだったからね。
俺と仲良くなったきっかけもそうで、MMORPGが俺たちの絆を強くしてくれた。
つまり俺もゲームが大好きだった訳だ。
だから俺はゲーム会社への就職を希望していた。
大好きなゲームが作りたくて、コンピュータプログラムを勉強していたんだ。
しかし並みのプログラマーにしかなれず、小さなシステムプログラムを組む会社へと就職した。
最初の頃は、プログラマーという仕事をただ必死にやっていた。
多少楽しくもあったけれど、それ以上に辛いとも感じていた。
そんな中転機が訪れた。
会社が外注中心の中抜き企業へと変わったのである。
すると仕事は、外注して納品されたプログラムが正しく動くかどうかチェックするだけになった。
俺は『何の為にプログラムを勉強してきたのだろう』と思わなくもなかったが、楽に金儲けができるようになればもう辞められない。
外注先が海外だったとしても、それで日本のIT技術が衰退しようと、何とも思っていなかった。
今思うとアレが堕落へのきっかけだったかもしれない。
仕事をせずとも楽に金が稼げる環境は、自分にとって良いものでは無かったと思うよ。
ただそのおかげで本を読む時間なんかが出来た分、多少政治経済や社会情勢には詳しくはなったけれどね。

武尊の快進撃は続いていた。
有栖川領内では、毎日複数の町が落とされていた。
有栖川王国は、おそらく近い内に無くなるだろう。
そして有栖川に向けられていた矛先は、次のターゲットへと移る事になる。
武尊はこんな声明をネットにアップしていた。
『有栖川を丸ごと貰うのはスタートに過ぎない。次は最も小さな国から順番に奪っていくから準備しておくように。俺って親切だよな。ちゃんと事前に教えてあげてるんだからさ』
これはマジで困ったなぁ。
止めたいけど止める力がありません。
かといって黙って見ているのも問題がある。
なんとか小国に攻め入る前に止められる力を付けなければ。
アルカディアのミケコは、以前世界に向けて発信したのだ。
『武力による領土変更は認めない』と。
その辺りの話をするネット民も出始めていて、正直俺は焦り始めていた。
「マジでどうしようー!もう『ちぃとチートが行き過ぎている』なんて言えなくなった!タイトル詐欺って言われちゃうよぉ~!」
「策也タマ、何を言っているのね。主人公は元々はみゆきタマなのね」
「そうなのです。最初からすぐに体が大きくなったからずっとタイトル詐欺なのです」
「‥‥そっか!じゃあ問題ないか。ってそうじゃねぇ~!ミケコが嘘つき呼ばわりされちゃうよぉ~!」
「今日は面倒な策也タマなのね」
「お年頃なのです」
騒いでも、全然状況、変わらない。
俺、心の川柳。
でもさ、意外となんとかなる気もしているんだよな。
だってほら、俺にはガープの未来予知能力もある訳でさ。
全然見えないけどさ。
なんとなくそう思う訳でさ。
「でも不安だぁ~!」
「いい加減ウザいのです」
「こうなったらやってしまうのね!」
結局俺たちはなんだかんだ不安に思いながらも、庭でプロレスしながらじゃれ合うくらいには余裕があった。
きっとなんとかなる。
俺は知っているのだ。
だって俺には女神様が三人もついているのだからな。
そんな感じで庭でゴロゴロしていると、やはり来たよ待ってました!
今日はきっと良いニュースに違いない。
走ってくる金魚がミノカサゴに見えた。
あっ、駄目だこりゃ。
ミノカサゴは毒があるからきっとヤバいニュースに違いない。
「策也さん!大変なんだよー!政界再編、じゃなくて世界再編が起こっているんだよ!」
「なんだと!有栖川が武尊を撃退しただと!?」
「そんな事言ってないんだよ‥‥。それはただの願望なんだよ」
今日はやけに冷静に返してくるな。
いつも同じだとみんな飽きるから、良くやったと評価しておこう。
俺はいつもの席に着くと、端末を操作してニュースを表示した。
どうやらこれだな。
俺は映像を表示させた。
『伊集院は、自分たちで国を守れない小国を受け入れる用意がある。伊集院の傘下に入れば九頭竜武尊とて不用意に攻めてはこれまい。自分たちで国を守れないなら、伊集院の傘下に入られよ』
「何を言ってるんだこいつ?」
「小国じゃ無ければ攻められないから、一緒になって大きくなろうって事だと思うんだよ」
そんなんで攻められなくなるんなら、日本もアメリカ軍基地があれば自衛隊無くても余裕だわ。
「金魚はこれで小国が攻められなくなると思うか?」
「どこかの傘下に入った時点で、その国と同一視されるんだよ。それが一番小さい国じゃなければ大丈夫なんだよ」
金魚って割と今まで当ててきているんだよな。
みゆきや俺の勘ほどではないけれど、こいつも又勘がするどいんだよ。
そして俺も、なんだかんだ金魚と同じ意見だ。
「じゃあ俺たちも小国に声を掛けたり‥‥」
「策也様。織田家の虚け国王からリモート通話要請が来ております。いかがいたしますか?」
声を掛けたりしてみようかって言おうとしたらそれを遮られたか。
つまりこれは小国を受け入れるなって事だろうな。
「分かった。繋いでくれ」
つか神功にも虚けとか言われているんだな。
もしかして知り合いだったりするのかもしれない。
どちらも不老不死で長く生きているみたいだし。
「イエッサー!」
神功の返事と共に、目の前には虚け、じゃなかった。
織田信長の姿が映し出された。
「策也ぁ~!僕と一緒になってくれ~?」
これは通信切断していいヤツかな?
「何を言っているんだ?信長は頭にセアカゴケグモでも湧いたんじゃないのか?」
「つれないなぁ~策也きゅぅ~ん!」
本気で気持ち悪いなおい。
でもまあ同じ血が流れているからか、言いたい事は実は分かっているんだけどさ。
認めたくないものだな。
不老不死による若さ故の過ちというものを。
赤い彗星もそんな事を言っていたし、仕方がない。
無かった事にしておいてやろう。
「とっても気持ち悪いのです」
「この姿を全国にさらせば、もう生きてはいけないのね」
無かった事にはできないようだな。
ご愁傷様。
「今のは冗談だぞ!分かってくれてるよね?」
「俺は分かっているけれど、此処にいる女の子四人は完全に危ない人だと思ったようだぞ」
「そんなぁ~!一人くらいは理解している人いりゅよね?」
「ん?そうだな。妖凛だけは『タマと似ていて面白い』って言ってるぞ。っておい妖凛!俺はあいつと似ているのか?」
(コクコク)
そうだったのか‥‥。
人のフリを見て我がフリを直さないといけないな。
「そんな訳で一人だけ理解者はいたようだ」
「良かったよ。所で返事を聞かせてくれるか?」
「構わないけど、そんなにアッサリ決めていいのか?」
いくらなんでも多少は、いや数人くらいは織田を愛する領民だっているだろう。
此花のやり方を嫌う奴だっているはずだ。
十分に話を聞かないと駄目なんじゃなかろうか。
「大丈夫だよ。別に併合を望んでいる訳じゃない。あくまで傘下国だからな」
「そうか。なら別にいいけどさ」
「むしろ策也の方がそんなにアッサリ決めていいのか?他にもいくつか希望国があるんだが」
「えっ?それは聞いてないぞ?」
「言ってないからな」
そりゃそうだ。
「はははは。先に言ってくれ。で、他に何処の国が傘下になるのを望んでいるんだ?」
「織田以外には武田と北条と伊達だな」
武田はなんとなく予想していたけれど、北条に伊達もか。
北条の王様は確か割とまともだった。
伊達は全く知らないけれど、ウニ十字教団の伊吹山武が仕えていた所。
山武は確か『ヤマトタケルの剣』を持っていてたよな。
あくまで邪眼で確認したところ、そういう名前だと分かった訳だが。
そしてそれは伊吹家に伝わる剣だと聞いた事がある。
武尊が問題になっている時にこいつを思い出すのも何かの縁か。
「構わないぞ」
「よっしゃー!これでしばらくは安心だな」
「しばらくは?」
「そうだ、しばらくはだ」
信長は伊達に長くは生きてはいない。
おそらく今まで数々の危機を乗り越えてきた強者だ。
その見方はきっと正しい。
「別に信長を信じていない訳じゃないけど、一応それぞれの王からも連絡をくれるよう言ってくれるか?或いは正式に発表してもらっても構わない」
「当然だな。じゃあ僕はみんなに伝えてくるよ」
「ああ、よろしく」
信長はリモート通話から去っていった。
しかし傘下国が一気に四つも増えるのか。
またリンが発狂しそうだな。
まあでも劉邦も手伝ってくれるだろうし、きっとすぐに体制は整えられるよね。
「更にニュースが続々と出てきていますが、表示しますか?」
「オッケー頼む」
「イエッサー!」
この後魔法通信ニュースで、ほとんどの国が何処かの国の傘下に入るという報道がされた。
西郷は伊集院に、桂と飛鳥と魔人王国は早乙女に、冷泉と比丘尼と亀浦とそれに大山祇は皇に、遠江は近衛の傘下へと入っていった。
逆に動く者もあった。
小鳥遊は自ら進んで九頭竜の傘下になる事を希望し、それが受け入れられたようだった。
「さて、そろそろ俺も魔法研究の手伝いにでも行くかな。神功、先ほどの話は各リーダーへと伝えておいてくれよ」
「はい。既に伝えております」
「そっか‥‥」
神功マジ優秀な秘書だわ。
二十四時間体制で活動も可能だし助かるよ。
この空中都市バルスが体とは言えなくないけれど、何時かは人の姿に戻してやりたいな。
なんとなくそんな事を思った。
そんな時、新たな客がバルスへとやってきた。
エルとベル、そして風里だった。
俺は席を立って皆がこちらに来るのを待った。
「これが新しい隠れ家ですか」
「お久しぶりですわ」
「こんにちはアル」
この顔ぶれを見るに、おそらく話は信長と同じかな。
人外国の中でもヒューマンの国はできるだけ独立しておいてほしかったが、攻めると予告されちゃなかなかそうも言ってられないか。
「ういっす!久しぶりと言っても、まだ花見からは二ヶ月も経ってないぞ」
「それだけ会わなければ十分久しぶりですわよ」
「そうですね。毎日一緒に旅をしていた頃が懐かしいです」
「冒険していた頃は楽しかったアル」
確かにな。
あの頃には既にみんな大人だったけれど、俺にとっては子供の頃のように感じる。
実際見た目は子供だったけれどさ。
社会の歯車に巻き込まれた所から、人は大人と実感するのかもしれない。
俺は皆に適当に座るよう促し、俺も自分の席へとついた。
「それでどうしたんだ?だいたい此処に来た理由は分かるんだけどさ」
伊集院の掛け声に、短時間の間で世界の国々が一気に動き出していた。
おそらく武尊のヤバさは皆気が付いているのだろう。
少なくともアルカディアが動けないくらいにはヤバいと、どの国だって感じているはずだ。
そりゃみんな死にたくはないだろうからな。
「今のままだと、有栖川は完全に九頭竜に飲み込まれるでしょう。そしてその後は、力の弱い国から順に倒すと言ってきています」
「そうだな。だから今小国は大国の傘に守ってもらおうと、ドンドン大国の傘下に入ってきている。さっき此花にも話があったよ。織田・武田・北条・伊達が傘下に入る事に決まった」
尤も世界情勢が落ち着けばまた、独立国家としてやる事にはなるとは思うけどね。
「小国というのがどういう基準で決められるのかは分かりませんが、わたくしたちの国もおそらく早い段階で侵攻される事になるでしょう」
「そうなのですわ。そこで此花の傘下に入る事も考えたのですが‥‥待っていても結局何処かで迎え撃たなくてはなりませんの」
「そうアル。だから準備をして迎え撃つ体制を整えるのはどうかと考えたアル」
傘下になるよりも待ち構えて迎え撃つか。
攻めて来る国はだいたい予想できるから、倒せる体制を整えられれば勝てる可能性は大いにあるな。
「それで何か考えがあるのか?」
「はい。おそらく独立を守り続ける最も小さな国は東郷だと思われます。東郷と話を付けて防衛体制を整えるのです」
「順番通りに来ると思うか?」
「思いますわ。あの傲慢な態度は自信に満ち溢れていますもの。間違いなく言った通りの行動をするのですわ」
吐いた唾を飲み込むような奴じゃない。
ベルが言うと説得力があるな。
あの頃と比べるとだいぶ変わってきてはいるけれど、未だにそれっぽい喋りは変わっていない訳だし。
「そしてもしも東郷がやられたら、次は私たちのオーガ王国が狙われるアル」
この作戦はそれなりに勝率を上げる効果はあるだろう。
「しかし東郷で守りを固めるのは大変じゃないか?あそこはほぼ何もないだろ?何もないから相手にされていない国だ」
「そうですね。実は最初、妖精王国に独立してもらってそこで迎え撃つのはどうかとも考えたんですよ」
妖精王国か。
あそこなら精霊魔術が使えないから、敵の能力の半分は封じられるだろう。
そして俺は妖精魔術が使えるから有利に戦える。
だが‥‥。
「でも町が狙われてしまったら守る術もありませんわ」
ベルの言う通りだ。
武尊は精霊魔術が使えなくても、町を一つ壊滅させるくらいは訳が無い。
そして精霊魔術を抜きにしてそれを止められるのは俺くらいだろう。
「結局万一を考えると東郷が一番いいアル。最悪撤退も可能にしておくアル」
流石にエルや風里だよな。
完全に国防を他国に依存せず、自分たちでなんとか国を守ろうとしている。
力が足りない所は借りるのも仕方がないけれど、できる事をこうしてやっているのだ。
おそらく信長も色々と考えているとは思うけれど、アレは自分たちで守るつもりはないよな。
そうなったら国は終わりかもしれない。
「分かった。やってみるか。ただまだ武尊に勝てる力は俺にはない。良く見ても勝てる可能性は一割って所だろう。一応今強くなる為の研究を進めているが、上手くはいっていない状況だ」
「なかなか厳しい所ですね。でも可能性が無い訳ではありません」
「そうだな。所で東郷との交渉はどうする?正直難しいとは思うが‥‥」
面識はまるで無いし、『あなたの国が次攻められますから戦場にさせてくれ』なんて言われてもどうなのかね。
「わたくしがこの美貌を持って落としてきますわ」
みんな一斉に『不安しかない』という顔をした。
流石にベルはないわ。
やはりここは世界的に人気のあるリンに任せるのがいいだろう。
いい話を持っていく訳じゃないから嫌がるだろうけどさ。
なんにしても俺たちは、こうして武尊を迎え撃つべく行動を開始したのだった。

そして次の日。
「アッサリ断られたわ!」
リンは東郷との交渉に失敗したようだった。
「してその理由は?」
「相手の脅威にならないように戦力を持たなければ、絶対に侵略される事なんてない!だってさ」
おいおい東郷は日本の憲法九条かよ。
苗字と真逆な感じがするな。
でも有栖川の支配が終われば、間違いなく次のターゲットは東郷だ。
「そっか。とは言え計画はそのまま実行するぞ」
「えっ?どうやって?」
「東郷は島国だからな。戦場を海に設定して、やってきた所を迎え撃つ。普通に考えれば西から来る事は間違いないからな。一応南南東方面からの可能性にも対応できるよう準備はするぞ」
「海の上だと作戦が使えないんじゃないの?」
リンの言う通り、作戦は海の上を想定したものではなかった。
作戦を簡単に説明するとこんな感じだ。
俺がなんとか武尊の動きを止めて、大量破壊魔法に似た魔導兵器で仕留める訳だ。
友愛の威力をアップさせたような魔導具で倒そうって話。
当然そんな兵器で打ち倒そうってんだから、固定する場所が必要になる。
陸地ならそれは可能だが、海の上となると難しい。
「そこで大和を使う!あいつ自体小さな島みたいなもんだからな。浅瀬ならしっかりと体を固定させる事も可能だろう」
「そういえばそんな兵器のような仲間がいたわね」
「大和がいよいよ発進だ」
頭の中にあのテーマソングが流れてくるよ。
宇宙戦艦じゃなくて魔獣戦艦大和だけどね。
話は既にしてあるし、そうと決まれば大和に波動‥‥じゃなくてソーラーレーザーを付けないとな。
魔力と太陽エネルギーを融合させた魔導具。
既に宇宙には十二機浮いている訳だから作る事はできるのだ。
ただし魔石などの材料を集めるのが問題だった。
しかしそこはエルフの秘宝とやらがあるらしくて、エルは任せてくれと言っていた。
「じゃあ私は仕事に戻るわよ」
「ああありがとう。神功!みんなに作戦プランBになった事を伝えてくれ」
「イエッサー!」
さて上手くいくだろうか。
というか準備は間に合うだろうか。
何にしてもやるしかないよな。
俺たちは作戦決行に向けて準備を急ぐのだった。
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