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妖凛登場!妃乃登場!

市場のシェアというものは、一度落ち着くとそう簡単には変わらない。
転生前の世界で言えば、例えば携帯電話会社、例えばコンビニ、例えば自動車メーカー。
上位三社はずっと変わらなかったよね。
それは世界が変わっても変わらない。
有栖川商人ギルドを商人ギルドと考える人は多く、我らが商人ギルド連合や九頭竜ギルドがシェアを奪うのは簡単では無かった。
「衣料やスバル特産関係の売り上げは伸びている。しかし新地開拓は思うように進まないな」
俺本人が暗黒界に行っているので、ガゼボで行う四阿会議には大帝で参加していた。
霧島は西園寺の仕事で忙しいし、資幣は教師だから学園に行って参加できない。
時間があるのは大帝である俺だけだった。
「逆にこちらの縄張りでのシェアを少しずつ奪われている状況ですよ」
「九頭竜に領土を取られた影響で有栖川は一瞬落ち込みましたが、商人ギルドの戦いでは着実に巻き返してきていますね」
総司と千えるが集まっているので、今日は商人ギルドに関して話し合っていた。
有栖川商人ギルドと九頭竜ギルド以外で手を組み、商人ギルド連合として戦っているのだけれど、トータルでは思ったほど売り上げは伸びていなかった。
「やはり商人ギルドと言えば有栖川っていうブランドは大きいよな」
今まで『商売をするなら有栖川の商人ギルドに相談』みたいな常識が有った訳で、それは商人ギルド連盟が解散した今でもすぐには変わらない。
人外なヒューマンたちは何も分からない所からのスタートだかったら、そういう概念がなく領民ギルドでスムーズに取り込めてきた。
でも人間が相手だとそうもいかない。
更に連合内での競合の際、領民ギルドがだいたい手を引いてきた訳だが、その分全てを連合で取り込む事は不可能。
領民ギルドが撤退すれば有栖川にも客は流れ、そこでも損失が出ている。
「連合で名前を統一したい所ですよね」
最初は個々で頑張っても行けると思っていたけれど、バラバラでは有栖川には対抗できないのか。
「でも京極商事は一緒にはできません」
『商人ギルド』という名前を捨てれば一緒にする事も可能だけれど、『ほにゃらら商事』とか言っても民はピンとこないだろう。
商標や社名って本当に重要だよな。
CMロゴやキャッチフレーズに大金をかけるのも分かるってもんだ。
転生前の世界で、俺はブランド物には全く興味がなかった。
けれどそれでも『電化製品は此処』、『携帯キャリアは此処』みたいな拘りはあった。
それを変えるきっかけは、よっぽどの事が無いとあり得ないのだ。
「作物の不作でチャンスはこれから出てくる。ただ有栖川領への影響は限定的で、被害は神武商人ギルドと京極商事。特に京極商事は九頭竜とのダブルパンチで単体じゃ経営自体が難しいな」
少しずつ火山噴火の影響は出てきている。
火山灰が降り注ぐ地域では、既に農作物への被害は深刻だ。
その一部は元上杉領だが、それくらいは此花の他の領地などで十分カバーできるだけの増産はしてある。
そして表に情報は出てこないが、早乙女領内でもかなり深刻な状況になっているだろう。
気温による影響は今の所限定的で、思ったほど収穫量には影響はないかもしれない。
「でもこれ以上京極に優遇措置を施せば、他からも文句が出てきます」
所詮は別々の商人ギルドなんだよな。
連合を組んで助けると言っても限界はある。
転生前の世界でも似たような事はあったよな。
EUは一つの国ではなく国の集合体だ。
赤字で苦しむ国があっても、それは別の国なのだから助ける為に金は出せない。
出せば当然国民から不満の声が上がる。
これがもしも本当に一つの国ならば、支え合うのも仕方がないと思えるのだ。
「神武国で京極商事を買い取る事はできないのでしょうか?」
千えるの言うように買い取る事が出来れば、運搬や取引面で効率化が図れて赤字は減らせるだろう。
ただ九頭竜領内での取引もある為、商人ギルドという名前は使えない。
それにそもそも京極が売るかどうか。
いや、京極が本当に民の為を思うなら話に乗ってくるはずだ。
「分かった。一兆円までなら用意する。交渉は千えるに任せる」
「そんなには必要ないと思いますよ。普通に経営できている状態でも二百億くらいが相場です」
「京極が有栖川や九頭竜に売らずにいてくれて此処まで助かってるんだ。多少色を付けてもいいぞ」
「分かりました。必ずまとめて来ます」
この話がまとまれば、京極を助ける為に非効率になっている取引を是正できるし、赤字もほとんど解消させる事ができるはず。
とりあえずは交渉待ちだな。
「商人ギルドの話は終わったのね?」
今度はリンか。
「ああ。防衛と内政で何か困った事でもあるのか?」
「いえ特にはないわよ。ただ国王が暗黒界に行ってるってどうかと思っただけ」
「問題ないだろ。今ドズルに策也型パーフェクトゴーレムを作ってもらっているんだ。策也の代わりに対応する事はできる」
「まあそうなんだけどね。でもなんていうの?策也がすぐに駆けつけられない状態って、こんなに不安になるとは思わなかったのよ」
確かに、直ぐにどこかに駆け付けられない状況ってのは初めてかもしれない。
「でも俺は心配していないよ。だって今は俺よりも強いみゆきがいるからな」
「そう言われたらそうね」
そうなのだ。
みゆきがいてくれるおかげで、俺は簡単に暗黒界にゆく決断ができた。
もしもみゆきがいなかったら『一刻も早く人間界に戻らないと駄目だ』って焦っていたかもしれないんだろうな。

そんな訳で本人の俺は、現在暗黒界で闇の神々と戦闘中だった。
「こいつの名前はニョグタだ!食われないように気を付けろ!」
「ははははは!刀も槍も全く効かないぞ!」
「わらわの魔法は主に闇の魔法なのじゃ。物理攻撃の効かない闇の神が相手だときついの」
こういうアメーバ状で物理攻撃の効かない相手は、みんな結構苦手なんだな。
当然少女隊も闇属性なんだよね。
一応菜乃は水、妃子は風系の魔法が使えるけれど、特に決め手に使えるような魔法は見た事がない。
となると‥‥。
「七魅!みんながお前に期待しているぞ!奴は炎系の攻撃には弱そうだ。お前の本気を見せてやれ!」
「そ、そうなのだ?自信はないけどやってみるのだ」
「みんなニョグタから離れろ!」
「火炎放射なのだ!」
七魅が炎を吐いた。
炎龍のブレスは一キロ先まで焼き尽くすと云われている。
割と強力なのだ。
「ってええっ!?」
「凄い炎の渦ではないか!」
「とんでもない威力じゃの」
ブレスを吐いた本人が一番驚いた顔をしていた。
ああ、これはアレだ。
レヴィアタンの能力と、超再生のベルトの魔力アップ効果で強力になり過ぎたんだな。
炎が止まった。
ニョグタは完全に消滅していた。
「あわわわわ‥‥あたしはどうなってるのだ?なんだかとんでもない炎が出たのだ」
「そのベルトの効果でもあるけど、七魅が強くなったって事だろ?」
「ちょ、ちょっと、強すぎるのだ。あたしはバケモンになってしまったのだ!」
元々フレイムドラゴンなんて人間から見りゃバケモンなんだけどな。
「大丈夫だ七魅!バケモンってのは可愛くないんだ。お前は可愛いからバケモンにはならないんだよ」
「そ、そうなのだ?可愛いとか言われると照れるのだ」
よし、もう大丈夫だな。
可愛い奴め。
俺は七魅の頭をポンポンとしながら魂を回収した。
ニョグタ、こいつの能力は結構使えるよな。
相手を吸収して能力を奪う。
俺自身が使ってもいいけれど、俺がこの世界の奴らを吸収した所で今の所大した能力アップは望めない。
だったらこいつを育てるのも面白そうだ。
「ではそろそろ次へ行こうぞ!」
「いやちょっと待ってくれ!今捕まえたこいつ、蘇生させて仲間にしておく」
なんか仲間のモンスターを育てるゲームみたいな気分なんだよ。
こういう楽しみが有れば暗黒界でもやっていけそうだよね。
「今まですぐに蘇生なんてした事なかったのね」
「どうしたのです?」
「こいつの能力ならこの世界でかなり強くなれそうだからな。だったら育てておこうと思ってね」
「流石策也なのだ」
さてまずは‥‥。
俺は異次元収納から魔砂を取り出し、どんな姿にするか考える。
これから成長するわけだし子供でいいか。
雌雄の区別もつかないから当然女の子だな。
特別な感じもあるし、俺の人形には珍しいオレンジ系の髪の色にしよう。
「こんな感じでどうだ?」
「とっても可愛いのです」
「ロリコンなのね」
「ちょっ!色々考えてこのサイズにしたんだ。俺はみゆき以外に興味はない!」
「でも可愛いのだ」
「そうじゃの。昔のわらわのようじゃ」
そういえば佐天も昔は可愛い子供だった。
でもあの頃の佐天は貴族でこっちは庶民って感じだけどね。
「では蘇生する!」
俺は魂と体をくっつけて水の蘇生魔法を発動した。
直ぐに魂と体は一体となり、ニョグタは目を開けた。
「どうだ?俺が分かるか?ご主人様だぞぉ~」
「策也が変態に見えるぞ?」
「間違ってないのじゃ。そもそも人形は策也の好みを反映するように作られておるのじゃ」
ご主人様とか言うのはマズかったか?
でも佐天の言う通り、俺のゴーレムたちは悪い事をしないように俺の意思が注ぎ込まれている。
菜乃とか妃子を見れば変態と言われても仕方がないか。
つかニョグタちゃん、反応しないな?
「どうした?言葉が分からないとか?」
(プルプルッ)
ん?どうやら言葉は分かっているみたいだな。
「喋れないとか?」
(プルプルッ)
「じゃあ喋ってみてくれ」
「‥‥あ‥‥」
それだけ?
ちょっとテレパシーで話してみるか。
『これは聞こえるか?』
『コクコク』
コクコク言ってるし。
『何か喋ってみてくれ』
『あ』
これはどうやら‥‥。
「どうなんだ?もしかして喋る事ができないのか?」
「賢神、この子はとても恥ずかしがり屋さんなだけだな」
(コクコク)
ほら、ちゃんと頷いているし。
「そんな事ないのね。言葉を知らないだけなのね」
「そうです。だから言葉を教えてあげるのです」
こいつらまた変な事を。
「私の事は天才と呼ぶのね」
「じゃあ私は美人なのです」
お前らは『天災』と『ビチグソ』で十分だ。
「ところでこの子の名前はなんなのね?」
「そうだなぁ。多分強くなると思うから天照の苗字を付けてあげたいな。名前は‥‥」
太妖と日凛の文字を一文字ずつ拝借して‥‥。
「『|妖凛《アヤリン》』に決定する!今日からお前は妖凛だ!」
(コクコクぽわ~ん)
やたらと嬉しそうだな。
気に入ったと見ていいだろう。
「では妖凛、改めて言葉を教えてあげるのです」
(コクコク)
「まずはあなたのご主人様の名前は『策也タマ』なのね」
「タマ?」
おっ!喋った!
でも『タマ』だけかよ。
なんか微妙に嫌な感じがするぞ。
「策也タマなのです」
「タマ!」
だからそこだけだとなんか微妙に嫌なんだって。
「タマ‥‥」
妖凛はそういって俺の腕にしがみついてきた。
「おう!俺がタマだよろしくな!」
うわ~!受け入れてしまった!
皆が白い目で見てるぞ?
しかしお前、こんな幼女というか妖女が懐いてきてくれているのに、否定なんてできないだろうが!
「こうして俺は残念な事に、ロリコンという称号を手に入れるのだった」
「おい賢神、勝手に心の声を捏造しないでくれ!」
「しかし策也、嬉しそうだぞ?」
「えっ?マジでそう見えるのか?」
「嘘だけど」
「嘘なんかーい!」
しまった!
また賢神にツッコミを入れてしまった。
全く、賢神にはいつもマウントをとられるな。
ん?なんだか菜乃と妃子が寂しそうだぞ。
「どうした梅影姉妹よ」
「なんというか、策也タマにはドンドン強い仲間が増えていくのです」
「でも私たちは全然強くなれてないのね。策也タマの力になれないのがちょっと寂しいのね」
確かになぁ。
こいつら仲間にした時は割と強い方だった。
でも最近インフレが激しくてついていけてないよな。
なんとか励ましてやらなくては。
「いや、お前らはかなり強いぞ?」
「気休めはよしてほしいのです」
相当気にしているようだな。
「いやいや、マジだって。お前らはまだ気が付いていないようだが、実はお前らは合体して強くなれるのだ!」
俺は一体何を言っているんだ?
「嘘はよしてほしいのね」
「俺がお前たちを作ったんだぞ?合体機能は標準搭載してあるんだ」
いや嘘だけどさ。
「本当なのです?」
「でも女同士で合体は無理なのね」
「そういう合体じゃないから。普通に二人が一人になって強さは十倍になるんだよ」
嘘って一度つくとドンドンエスカレートするよね。
「本当なのです?」
「ホントホント!」
「どうすれば合体できるのね?」
「そうだなぁ~‥‥キスだ!キスすれば合体できる!」
こう言っておけばまさか実際にはやらないだろう。
でも実は強かったと思えれば、多少心も慰められるはずだ。
「じゃあ菜乃、やるのね」
「妃子、強くなるのです」
二人は見つめ合い、顔を少しずつ近づけて行った。
ちょっと待て!
こいつらマジか?マジでキスする気なのか?
見てる方がドキドキするじゃねぇか。
まさかこんな所で新たな境地が開拓されてしまうのか?
後三センチ、後一センチ、もう駄目だ。
そしてとうとうその距離はゼロになった。
やっちまった!
嘘がバレてしまう‥‥アレ?
二人は光に包まれた。
そして数秒の後、一人の少女がそこに立っていた。
と言うかいた。
その少女は自分の体を見て驚いた。
『凄いのね!』
『本当に合体したのです!』
いやマジで驚いたは。
思い込みって凄いんだなぁ。
「つかお前ら、なんでテレパシーで話してるんだ?」
『どういう訳か喋れないのね』
『どういう訳か喋れないのです』
ふむ‥‥これはアレか。
「どうしたのじゃ?また喋れないキャラが爆誕したのか?」
「佐天、これは多分アレだ。二人はキャラ的にソックリだし考えも見た目もほぼ同じだ。しかし喋りの語尾だけが『ね』と『です』で違っている。だからそこだけが唯一シンクロしなかった。それが原因で喋れないんだと思う」
『そうなのね?』
『どうしたらいいのです?』
『そうだなぁ。だったらお前ら、合体した時は語尾に『さ』を付けるようにしてみろ。そしたら喋れるようになるかもしれん』
まあ適当だけどな。
こんなんで喋れたら神様なんていらねぇよ。
「喋れる‥‥喋れるのさ。流石策也タマなのさ」
やっぱり神様なんていらなかった。
思い込めば何でも叶う世界なんだよ。
「お、おう!俺はお前たちの事は何でも知ってるからな」
「ありがとうなのさ」
「うむ」
なんだか分からないけれど、全てが上手くいってしまったな。
「ふふふふ‥‥私たち十倍強くなったのさ。今なら策也タマに日頃のリベンジを‥‥」
俺はチョップで菜乃妃子を沈めた。
「ど、どうして、全く勝てそうにないのさ」
「十倍程度で俺に勝てる訳ないだろ」
いや結構魔力的には並んでしまっている‥‥。
ただ能力が雲泥の差だし、こいつら馬鹿だからな。
「凄いぞ!私よりも強くなったのではないか?一つ手合わせしたいものぞ」
「賢神駄目だぞ。魔力だけが強さじゃない。戦闘経験を積んで本当に強くなってからな」
「残念だが確かに策也の言う通りなのだろう」
賢神はおとなしく諦めてくれた。
どうやらこいつらが馬鹿で戦えない事を知っているようだな。
さてこれで全て準備が整った。
「そろそろ暗黒界の冒険の旅を再開するか」
「ようやくじゃの」
「楽しみなのだ」
「早く強い奴が出てきてほしいぞ!」
「私たちも力を試してみたいのさ」
(コクコク)
こうして新しい仲間も増え、俺たちの旅は再開するのだった。
ちなみに合体した菜乃と妃子の名前は、『|妃乃《ピノ》』に決定した。
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