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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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秋華エントランス

第十一話 勘違い

昼休みの教室、俺はクラスメイトのある言葉に意識が集中した。
それはクラスで支持率ナンバーワンの女子、沢田レイナの言葉だった。
まあ支持率と言っても、クラスの男子は5人しかいないけどな。
 沢田「山田くん、私の事が好きなんでしょ?」
それは俺が嫌いな台詞だった。
山田君は、顔を真っ赤にして、言葉が出ないでいた。
沢田さんもその反応を見て、自分が安易に言ってしまった台詞に後悔しているのだろう。
それでも皆に美人だと言われている沢田さんだ。
謝る事も、真面目に誠意をもって話す事もできないで、結局適当な事を言ってその場を去って行った。
おそらくあの2人は、今後今までどおりの友達ではいられないだろう。
きっと顔をあわすたびに意識する事になるのだ。
それが悪いとは言わないが、きっとお互い辛い思いをする可能性が高い。
俺が最初にその台詞を言われたのは、大学生の頃だった。
仲の良かった集まりの中の1人の女性。
 女性「義経、私の事好きなんでしょ?」
無知だった俺は何も考えず、
 義経「好きだよ」
と、普通にこたえた。
目の前の女性は喜んでいたし、周りの友達もやったと騒いでいた。
デートだとか告白だとか、友達の言葉に、これが遠回しな告白である事を理解した。
自分からは言えないから、相手から言わせる方法。
俺はそれに気がつくと、つき合うとか彼氏彼女の関係とか、とにかく否定した。
その女性は泣きそうな顔をしていたし、周りの友達も肩を落としていた。
女がああいう時は、告白なんだと友達に怒られた。
結局その女性とはほとんど会う事もなくなっていた。
大学卒業を目前にした頃、当時好きだったであろう女性から、私の事が好きなんでしょ?と言われた。
俺は素直に告白だと受け取り、俺もお前の事が好きだからつき合おうと真面目に言った。
そしたら、何マジになってんのよーとはぐらかされ、気がついたらその女性は俺の側にはいなかった。
そんな事が、その後何度か繰り返され、ある時、軽い気持ちでそう言った女性に、それを指摘した。
 義経「勘違いするから、そういった事は言わない方がいいよ」
そしたら反論された。
 女性「義経だって、私に優しくして勘違いしちゃうよ」
何故?
人に優しくしてはいけないの?
優しくするのは好きな人だけにしなくてはいけないのか?
いや、好きだから優しくするんだけど、つき合うとかそういったのは別でしょ?
俺は納得できなかった。
それでも結局その後、俺は人に優しくする事に臆病になっていた。
生まれ変わった今では、優しくする事は悪いことではないと思っている。
でもやはり、私の事が好きなんでしょ?って聞く事は、俺は肯定できなかった。
それでも言う人はいる。
だから俺はこうかえすことにしている。
笑顔で。
それはないでしょ?と。
現状維持の一番の対応だから。
その後、沢田さんと山田君の関係は、パッと見変わらない友達のままのようだったが、俺から見ればとても不自然でぎこちないものになっていた。


いよいよ明日から、中間テストという日の放課後、なんとなく図書室で勉強してみようかと思っていた。
中高生でそんな事を実際にする奴なんて、教師生活18年でほとんど見た記憶がない。
いや、ただ図書室にいかなかっただけなのだろうか。
とにかく、生まれ変わったのだから、そういったベタな事をやってみたいと思ってしまったのだ。
図書室から始まる恋の予感?
俺は苦笑いしながら、図書室へと入っていった。
入ってみると、意外に生徒が勉強していた。
人数がいる分、少しざわついている。
勉強を教え合ってる人もいるみたいで、喋り声が聞こえてくるのも当然だった。
とりあえずどこかゆったり座れそうな場所を探していると、聞き覚えのある声と一緒に、見知った顔を見つけた。
舞と美鈴先輩だった。
どうやら美鈴先輩が、舞に勉強を教えてもらっているようだ。
俺は2人に近づいて黙って舞の隣りの椅子に座った。
美鈴先輩は無表情のまま
 美鈴「ども!」
と挨拶してきた。
俺もそれに習って
 達也「ども!」
と、かえした。
美鈴先輩の方を向いていた舞は、こちらを振り返った。
 舞「あ、星崎くん、こんにちは」
なんだか嬉しそうな笑顔をしていた。
 達也「あ、舞先生、こんにちは」
挨拶をくれた舞と、全く同じ挨拶を俺はかえした。
 舞「あー!真似っ子だぁ!」
 達也「あー!馬鹿っ子だぁ!」
・・・
ばれた。
舞に頭をこづかれた。
俺の華麗なトラップを見破るとは、流石舞。
 舞「で、星崎くんもお勉強?」
 達也「も?って事は、美鈴先輩もお勉強?」
俺はわざと驚いた風を装った。
美鈴先輩のシャーペンが、俺の腕に刺さっていた。
美鈴先輩は今年受験生だし、真面目に頑張るんだそうだ。
だから明日の英語の試験を乗り切るべく、英語教師の舞に教えてもらっていたというわけだ。
教師がいち生徒を贔屓していると問題がありそうだが、舞は頼まれれば誰でも教えているし、特に問題は無いみたいだった。
担当の学年も違うしな。
まあせっかくだし、俺も仲間に入れてもらった。
俺は元数学教師だし、数学は問題ないのだが、英語は教師になる為の壁を高くするのに貢献していた教科だ。
記憶喪失前の星崎も、英語が苦手だったらしく、まあそういったところでは問題ないのだが。
というか、星崎達也と神村義経は、得手不得手や趣味などが極めて似ていた。
まこちゃんの話と、俺が星崎の家で調べた範囲だけど。
だから今の俺を不自然に思う事は、皆あまり無いようだった。
しかし・・・仮にも教師だったのに、結構忘れてるなぁ~ってか、そもそも勉強した記憶がないぞ?
俺は英語の教科書を睨みながら悪戦苦闘していた。
だからたびたび、舞の教えを請う事となった。
いやむしろ、舞を独占状態。
美鈴先輩ごめんなさい。
次の日、美鈴先輩へのお詫びの気持ちで、チリちゃんを無理矢理図書室に連れて行って、数学をスパルタ教育した。
チリちゃんの高校初の数学の成績は、赤点ギリギリだった。
微妙・・・
何故チリちゃんに?ってツッコミは無しの方向でw
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