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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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秋華エントランス

第二十一話 双璧

双璧。
優れた2人をそう呼ぶ事がある。
3人だったら三羽烏とか、4人だったら四天王とか。
三国志では、5人で五虎将ってのもあったな。
今日は日曜日。
朝から電車を乗り継いで新宿にきていた。
ココまで約3時間、現在時刻は9時30分だ。
 達也「眠い。日曜日なのに、何故神は私にこんな試練をー!」
 美鈴「だから寝てれば良かったのに。どうせ私たちは午後まで勝ち抜くんだから」
新宿で行われる「魔女ック」全国大会。
開場には、複数の部屋に別れて約4000人が集結していた。
 達也「やっぱ部員だし、応援したいじゃん?」
 美鈴「はいはいありがと」
まあとにかく、部員全員で、美鈴先輩とチリちゃんの応援に来ていた。
といっても、応援合戦とかしていたら、速攻会場を追い出されるから、プレイ前に「がんばれ」と声をかける程度なのだが。
10時よりトーナメントの大会は幕を切ったわけだが、美鈴先輩とチリちゃんの強いこと強いこと。
どれも圧勝だ。
ゲーム部の双璧。
そんな事を思ってしまった。
美鈴先輩のプレイスタイルは、とにかく正当。
その時一番良いと言われるデッキで、その時々の最良の手をうってくる。
相手が子供だろうと弱かろうと容赦なし。
対してチリちゃんは、デッキは奇策の固まり。
予想しづらいプレイスタイルで、相手も驚いている。
何故そこで、みたいな顔をしている。
不思議だ。
何故勝てるのかわからないが、本人はちゃんと勝算があってやっているのだ。
まあ、俺が理解できないのは、あまり「魔女ック」を俺が知らないからかもしれないけれど。
絵が好きじゃなくて、どうしても敬遠してしまっているカードゲームなのだ。
ルールはダツダムと似ているから、少しは理解できるけどね。
午前のバトルが終わって、2人とも全勝。
トーナメントだから1度負ければ終わりなのだから、残っている時点で全勝なのは当然なのだが、それにしてもあまりにも楽勝。
俺は、これはひょっとするのかもと思っていた。
昼休みは、皆で近くのファーストフードで食事をしながらだべっていた。
 吉田「田中先輩も知里ちゃんも強いね」
 知里「そんな事ないですよぉ~偶然ですぅ~」
 美鈴「そんな事あるわよ。それにチリは、いつも私より上位入賞してるからね」
 達也「そうなんですか。美鈴先輩のが完全勝利してるように見えるけど」
チリちゃんの強さがどうもよくわからないし、端から見てると危ない場面も有ったように見える。
まあ終わってみれば楽勝なんだけど。
 智恵子「なんだか優勝しちゃいそうですね」
 うらら「新垣さんの言うとおり、優勝してもおかしくないですよ」
俺だけでなく、その可能性が高いと皆思っているようだ。
 きらら「それにしても、女の人って少ないよね」
きららが、ファーストフード内を埋めるお客、ほとんどが大会参加者を見回してふと言った事。
そうなのだ。
カードゲーム人口は、明らかに男性の方が多い。
「ポケアニ」とか「遊び王」だったら、まだ女性も結構いるんだけど。
 達也「魔女ックだからね」
 美鈴「魔女ックだから」
 知里「魔女ックだもん~」
知っている人はそれで納得し、知らない人も納得せざるを得なかった。
さて、いよいよ午後の部だ。
ここからは徐々に強い人が出てくるらしい。
「ゲームを楽しむ人より、勝つためにやってる人が残ってきているはずだから。」
美鈴先輩はそう言って戦場へとおもむいた。
午後の部も2人は勝ち続けた。
出場者は徐々に減り、残るは16人。
ベスト16というやつだ。
これが高校野球なら、視聴率が一気に上がってくる辺り。
対戦相手が発表された。
「田中美鈴さん、5番です。高橋ちさと?ちりさん、5番です」
ここまできて、我が森学の双璧どうしの対決になった。
 美鈴「チリ、勝負よ」
 知里「まけませんよぉ~」
両者良く知った同士の対決。
2人の対戦成績を見てみると、ややチリちゃんの方が勝率が良い。
でも本番では関係ない程度の勝率。
2人ともなんだかとても楽しそうに席についた。
デッキを交換して、お互いシャッフルする。
美鈴先輩はいつもと同じ表情だ。
チリちゃんは、美鈴先輩のデッキに念をおくってからデッキを返す。
さあ勝負だ。
知った相手だから、反応も展開も早い。
魔女ックは、1ゲームだいたい15分が目安だが、2人だとおそらく5分。
1ゲーム目は4分で簡単に美鈴先輩が取った。
ちなみにカードゲームは3回戦勝負が多い。
それは、デッキには必ず相性が存在し、それを回避する為の手段として、サイドデッキというのが存在する。
1ゲームと2ゲームの間、そして2ゲームと3ゲームの間に、デッキのカードとサイドデッキのカードを変更する事で対策できるのだ。
チリちゃんはサイドデッキのカードのほとんどをデッキにいれ、それと同じ枚数だけ抜き取る。
美鈴先輩は1枚だけ入れ替えた。
2回戦。
チリちゃんのプレイスタイルが変わった。
デッキのカードが大きくかわれば、当然の事。
チリちゃんの奇策に、美鈴先輩はとまどっていた。
今度は7分でチリちゃんが勝っていた。
おそらくチリちゃんが、このデッキで美鈴先輩とやるのは初めてだったのだろう。
だから美鈴先輩がとまどった。
美鈴先輩は、カードを3枚入れ替えた。
チリちゃんはそのまま。
いよいよ泣いても笑ってもこれが最後のバトル。
チリちゃんは2回戦同様のプレイスタイル。
美鈴先輩は少し守り重視でカードを節約していた。
カードゲームでは、手札の枚数というのは、勝敗を大きく作用する。
場で負けていても、手札が有れば逆転は可能。
美鈴先輩にしては珍しく、一気のコンボを狙っているのか?
チリちゃんが押し切るか、それとも一気に反撃できるのか。
美鈴先輩がドローしたカードを見て、満面の笑顔を浮かべた。
結局そのカードが決め手となり、美鈴先輩の大逆転勝利だった。
その後、ベスト8の戦いで、美鈴先輩はあっさりと負けた。
美鈴先輩も
 美鈴「私が2ゲーム連取されるなんて、初めてかも。ショック・・・」
なんて言っていたけど、顔は笑顔だった。
 達也「良い勝負でしたね。チリちゃんとの勝負。アレが決勝だと言われても違和感無いよ」
 きらら「だねー!なんだか2人が一番強そうに見えたもん」
まあもちろんこれは根拠の無い身内贔屓なのだが、それを言うのは野暮ってもんだ。
 まこと「優勝したごっついおっさんのが強そうだったよ」
 吉田「あれは別の意味でね」
 新垣「プロレスしててもおかしくないよね」
まこちゃんは微妙に野暮だったが、誰もが楽しそうだったから、これで良いのだと思った。
帰りにゲーセンによって、みんなで対戦ゲームをして遊び、「プリントしまうま」でみんなで写真シールを作って遊んだ。
今日も楽しい1日だった。
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