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秋華エントランス

第三十六話 義経のPC

インターネットは、凄いと思った。
死んだ人間も、このネット上ならば存在する事が可能なのだ。
ある日俺は、部活の予算の事で舞と2人で話していた。
で、その時に、義経の遺品があるから、何か必要な物があるか聞かれたので、俺は義経の頃に使っていたノートPCが欲しいと言ったのだが。
それを今日、舞は部屋まで持ってきてくれた。
俺は舞を部屋に招き入れた。
 達也「おお!懐かしい。これこれ」
舞は既に俺が義経である事を納得してはくれているが、まだ少し違和感があるようだった。
 舞「うん。でもこれ、パスワードでロックかかってるから、私だと見れなかったんだ」
そう言えば、俺はPCにパスワード設定していたな。
これを俺があっさり使用できれば、舞も俺が義経だと更に信じる事になるだろう。
俺はコンセントを差し込んで、PCを立ち上げた。
パスワードは決まっている。
俺と舞の誕生日の羅列。
何故俺と舞の誕生日にしているのか、俺自身わからないのだが、とにかく一番覚えやすいから。
俺が7月14日、舞が12月25日。
だから俺のパスワードは、1225714だ。
PCはあっさりと俺への使用を許可した。
 舞「凄い。本当にお兄ちゃんなんだね」
あまり驚いてはいないが、やはり複雑な気持ちはあるようだった。
 達也「まあな。俺も未だに信じられんけど、世の中にはこんな事もあるって事だな」
俺はそう言いながら、携帯電話とPCをUSBのコードで繋いだ。
俺の携帯はAモバイルで、高速ネット通信可能な奴だ。
簡単にインターネットにつながる。
マイホームページは、俺が作成したPC内にあるホームページ。
そこに色々なリンクを作って、使いやすくしてある。
簡単に言えば、ブックマークと言われるお気に入りホームページへのリンク専用ホームページを自分で作って、それをデフォルトにしているわけ。
意味がわからない?
まあとにかく、俺はブックマークからひとつを選んで、ネット上のブログにアクセスした。
表示されたブログ。
ココは俺が義経の頃に書いていた日記がおいてある場所。
ココのパスワードは覚えていなかったが、PCにはちゃんと記憶されているし、PC内に暗号化して保存もしてあるから大丈夫。
あっさりとブログの管理画面に入った。
1年以上放置してあったのに、IDは削除されていなかった。
ここで今俺が日記を書いてアップすれば、死んだ人が生き返った事になる。
ネット上では、義経はまだ生きている事になるのだ。
ちなみに、ココは知り合いには教えていないサイト。
だからココを見ているのは、俺の知らない人ばかり。
俺が今日記を追加したところで、久しぶり程度しか思わないだろう。
俺は日記を書き始めた。
と言っても、日記という日記ではない。
ココは学生の正直な気持ちが聞きたいが為に立ち上げたブログ。
 達也「皆様お久しぶりです。源氏です。事情があって1年以上あけていましたが、又復活しました」
俺は声に出しながら、日記を書き始めた。
ちなみに源氏とは、俺のハンドルネームだ。
 達也「最近は、生徒との距離が近いところで生徒を見ているのですが、生徒ひとりひとりをよく見ると、それぞれに素晴らしいところが有る事に改めて気づきました」
俺は生徒の目線ではあるが、現状をそのまま書いた。
そう言えば、生徒の正直な気持ちを聞くというより、生徒に自分の悩みを聞いてもらっていたブログなような気もしてきた。
 達也「先生としては、勉強だけでなく、それぞれの素晴らしい才能をのばしてあげたいと思うのですが、校長は波風立てたくないらしく、余計なことはできません」
俺はチラッと舞を見た。
 達也「舞、ココ、今後お前が使うか?」
 舞「どういう事?」
俺はもう先生じゃないから、ココの意味がもうなくなっているんだよ。
 達也「俺にはもう必要無い場所だけど、お前には助けになるかもしれないぞ」
舞は首を振った。
 舞「私にはよくわからないし、困った時はお兄ちゃんに聞くから」
まあ、そういえば俺が助けてあげればいいのか。
俺は書きかけていた日記を全て消した。
死んだ事になっている人間のブログサイトだ。
ココはこのままにしておこう。
そう思った。
管理画面から、ブログ画面に移動した。
そういえば、最後はどんな感じで終わっているのだろう。
「7月13日 源氏です。私は部活の顧問をしているのですが、部員のひとりにどうやら嫌われているようなのです。
       もしそうだとして、私はその子に何故嫌われているのかよくわからないのです。
       寄って行くと、なんでこっちにくるの?ウザイ!なんて言われます。
       だからなるべく話さないようにしていると、今度は向こうから寄ってきて、先生が贔屓する気?なんて怒ります。
       全く意味がわからず困っています。」
ふむ。
最後はこんな日記を書いていたのか。
うん、確かに書いたな。
でもこれ、本気で書いていたのかな?
今思えば、何となく意味がわかるような気がするのだ。
美鈴が俺を想ってくれていたような感情を、あの子が持っていれば、おそらくこんな感じになりそうだから。
もう40歳にもなるおっさんを、中学生が好きになるわけがない。
あの頃はおそらくそう思いこんでいたから。
何人かのコメントが有った。
 エル「それは先生愛されてるんだよ。良かったね!」
 豊「先生のくせに、そんな事もわからんのか。勉強ができてもバカだな。(笑)」
確かに。
なんだか笑えた。
その後もいくつか読み進めていた。
チリちゃんの事なんかも書いてあった。
「9月4日 私が顧問をしてる部活の部長が決まりました。今度の子は凄く頼りない子なのでとても心配です。(笑)何故みんなはあの子を部長にしたのだろうか?一種のイジメなのだろうか?本人も、なんで私なのぉ~、なんて言っていたし。イジメだったらなんとかしないといけないから、しばらくはしっかり見ていかないと。って、顧問だから、ホントはずっとしっかりみないといけないんだけど、先生も忙しいからね。」
あの頃は、チリちゃんの事をこんな風にみていたんだな。
今なら、部長で当然だと思える。
周りの友達は、それを知っていたんだ。
 達也「舞。舞は、チリちゃんの事、どんな子だと思う?」
俺は現役教師の舞に聞いてみた。
 舞「ん~お兄ちゃんが書いているのと同じかな?頼りない感じがするし、誰かが助けてあげないと生きていけない感じ?」
やはり、先生からみたら、そんな感じに見えるんだな。
少し救われた。
 達也「チリちゃんは、全然頼りなくないよ。あの子がひとりででもやる気になったら、国ですら動かすかもしれない」
舞は本気にはしていなかったが、これは本当の事なのだ。
誰かが導いてあげるか、何かひとつ間違ったらきっとそうなる自信があった。
俺はネットから堕ちて、PCをオフにした。
そのままPCを舞に返そうかと思ったが、中には恥ずかしいビデオデータなんかも入っていたから返すのをやめた。
 達也「これ、俺が貰ってもいいかな?」
 舞「ん~これ、お母さんに借りてるだけだから、返さないといけないんだよね」
舞の言い方から、俺は悟った。
そらそうだな。
俺はもう義経ではないし、持ってたら不都合もあるかもしれない。
 達也「じゃあ、今日1日だけ貸してもらっていいか」
 舞「うん。全然大丈夫だよ。またブログ見るの?」
少し本当の事は言いにくいので、俺は「そのへん含めてね」とこたえた。
舞が帰った後、アダルト画像、動画、後は見られたくないメールなどを削除した。
いや、ロック付きのUSBメモリに移動した。
ふう、これで一安心。
安心した俺は、この夜、懐かしくも見慣れたビデオを見まくった。
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