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第七十四話 修学旅行

おかしい。
絶対におかしい。
おかしいと言う言葉の意味は、客観的に見てそうであっても、ある人の主観で見れば、そうでなかったりする事があるわけで。
だから、おかしいに絶対をつけるのは、絶対におかしいわけであるわけだけど、俺は絶対におかしいと思う。
修学旅行。
まだ学を修めていない俺達が、何故修学旅行なるものに行くのか?
絶対におかしいと思いません?
とにかく今日から3日間、俺達森学3年生は京都に修学旅行だ。
大概の高校は、2年の頃に行くのが定番だけど、我が校では3年だ。
3年は受験勉強で忙しいからって理由で敬遠している高校が多いんだけど、我が校は3年だから受験勉強なんてナンセンス。
日頃からやっていれば問題ないと考えているわけで、まあそう言いたいわけだ。
でも、3年に行くとなると、保護者からの反対が多かったりするわけで、近場で短期みたいになっている。
品川駅までは普通に電車を乗り継ぎ、その後は新幹線。
実に地味な修学旅行だ。
現地についたら、初日は名所を回ったりするんだけど、その後は帰るまで自由行動。
なんて手抜きな修学旅行だと思わなくはないけれど、俺は規定どおりに動くのが嫌いなので、これはこれで良い。
初日は結局、夜クラスメイト達と騒いで終わった。
2日目、朝食の後は、夜7時までは自由行動。
俺は何となく大阪まで行ってみようと思った。
実は義経の頃、大阪に住んでいた事がある。
というか、中学生までは大阪だ。
昨年チリちゃんと1日だけ大阪に来たけど、ゆっくりは見て回れなかったから、俺は1日ブラブラする事にした。
とりあえず地下鉄かな。
そう思ってなれない街を歩いていたら、後ろから駆けてくる足音が聞こえた。
 うらら「達也くん、何処いくのぉー!」
後ろから走ってきたのはうららだった。
 達也「ああ、ちょっと大阪の街でもウロウロしようかと思ってね」
 うらら「へぇー。どうして大阪なの?」
うららは、義経が大阪出身だって知ってただろうか?
もしかしたら言ってるかもしれないし、未だに時々でてしまう大阪弁だから、義経の頃はもっと使っていただろう。
あまり正直に全ては話せないと思ったが、なんとなくうららなら大丈夫なような気がした。
 達也「ああ、実は昔住んでた気がするんだ。だから見てみたくて」
この言い方だと、星崎達也が昔大阪に住んでいたって事になるな。
そんな話は聞いた事ないけど、まあ気がするだけだし大丈夫だろう。
 うらら「ふーん。じゃあ、私も一緒していいかな?」
別に断る理由もないし、うららと一緒だとやはり嬉しい。
 達也「うん。デートしよう」
俺はなんとなくうららの手をとっていた。
地下鉄と阪八電車を乗り継いで、梅田に来た。
住んでいたのは、ココから直ぐ近くだ。
今では土地の値段がバカ高くて、こんな所に住む事なんてできないだろうけど、昔はまだ住宅街もあった。
ゆっくりこの街を歩くのは、いったい何年ぶりだろう。
25年ぶりか?
俺達は御堂筋を南に歩く。
 うらら「ココが御堂筋なんだぁ」
 達也「だな。阪珍タイタンズが優勝した時は、ココでパレードがあるな」
御堂筋は、なんだか綺麗になっているような気がする。
懐かしさはあまりない。
そのまま中之島まで来た。
 達也「中之島だな」
 うらら「河と河にはさまれてるんだね」
 達也「旧淀だな」
この辺りはあまり変わっていない。
古い建物も結構残っていた。
中之島のバラ園は、丁度シーズンに入ったばかりで、花が綺麗だった。
 うらら「うわー沢山あるね」
 達也「うん。ココは隠れたデートスポットだな」
 うらら「達也くん、よく知ってるね。昔住んでたんだっけ?」
 達也「どうだろう。住んでいたんだと思うけど・・・」
はっきり言いたい気持ちはある。
でも、それを言ったらどうなるか怖いし、それに星崎達也が消えてしまう気がしたから、言えない。
 うらら「あっ!カニがいるよ」
そうそう、ココ、カニがいるんだよ。
捕まえて遊んでたな。
俺達はそのまま中之島を歩く。
そろそろ昼時か。
今日は土曜日だから、そろそろ子供達がココにも遊びに出てくるかもな。
そんな事を考えていた。
中之島の端まで歩いて、そのまま商店街へと入る。
そろそろ空腹を我慢するのも限界だ。
 達也「確かこの辺りにコロッケ屋が・・・」
簡単に見つかった。
 達也「歩きながら食べようと思ったんだけど、良いか?」
 うらら「うん」
俺はコロッケを4つ買って、来た道を引き返す。
 達也「はい、2つはうららの」
 うらら「ありがと」
俺達はそれを食べながら歩いた。
商店街出口あたりではたこ焼きを買った。
再び旧淀川まで戻って、河川敷を歩く。
ツツジが奇麗だ。
少し散ってるけど。
もう少し早い時期なら、ココは桜が奇麗な所だ。
少し残念。
天満橋の所から、今度は大阪城を目指す。
チラッとうららを見る。
今日はうららとあまり喋っていない。
だけどうららがいるだけで、俺は歩くのが苦では無かった。
 達也「これだけ歩いてるけど、大丈夫か?」
俺は大丈夫だけど、うららはもしかしたら疲れているかもしれない。
トイレ休憩以外で、ココまで一度も休んでいなかったから。
 うらら「うん。今日は凄く楽しいから」
その言葉に嘘はなさそうだ。
俺もそうだし、これでいいんだろう。
いつの間にか繋いだ手が、汗でベトベトしていたが、特にはなしたりする事もしなかった。
大阪城の周りは、結構変わっていた。
いや、正直あまり覚えていないから、はっきりとは言えないけれど、懐かしさはあまりない。
更には京橋の方へと歩いたけど、変わりすぎていて道に迷うくらいだった。
帰りは京版電車で帰った。
ホテルに着いたのは、集合時間ぎりぎりだった。
かろうじて間に合った夕食をとり、ひとっ風呂浴びると、俺はホテルの中庭に行く。
もう何度も行っている修学旅行。
連続でみんなと騒ぐ気にはなれなかった。
てか、俺友達いないし。
ベンチに座って、星を見ていた。
この時期の星座は今一わからないが、とりあえず奇麗だ。
しばらく空を見上げていた。
 うらら「こんな所にいたんだ」
うららだった。
 達也「今日はサンキュー。おかげで楽しかった」
 うらら「ただ一緒に歩いただけだけど、私も楽しかったよ」
うららが横に座る。
しばらく沈黙が続く。
俺はなんとなく聞いていた。
 達也「うらら、うららは俺の何処が好きなんだ?」
特に意味はない。
本当に何となく聞いていた。
 うらら「わからない。でもわかってる。だけど言えない」
うららのこたえは、意味がわからなかった。
 達也「そっか」
俺はこれ以上聞いても無駄だと思い、追求する事はしなかった。
 うらら「義経先生って、大阪出身だったんだよね」
 達也「えっ?!」
突然の話の切り替えに、義経の名前が出たことに驚いた。
やばい。
落ち着かないと・・・
 達也「そっか・・・」
 うらら「いつか大阪の街を案内してくれるって言ってた」
そう言われれば、言ったかもしれない。
あの頃は、その程度の事は軽い気持ちで言っていたから。
 うらら「今日、約束守ってもらった」
ドキドキした。
うららはわかっているのか。
今までも、俺が義経であるような話の仕方を、何度もしていた事がある。
でも、確信のもてる事は言った事ないと思う。
 達也「そっか。良かったな」
だから俺は、星崎達也としてこたえた。
 うらら「達也くん、ありがとう」
 達也「いえいえ」
俺達はそのまま星を見ていた。
気がついたら、うららは俺の肩に頭を乗せて寝ていた。
結局うららの目が覚めたのが0時過ぎで、部屋に戻っても鍵が開いていなかったから、俺達は2人ロービーで朝まで過ごした。
3日目は、移動以外全ての時間寝ていた。
でも、今までで一番楽しい修学旅行だった。
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