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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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秋華エントランス

第六十三話 ファインエントリー

人の想いというのは、時に奇跡を起こす。
それは人の強い想いであるのだから、その時点で奇跡とは言えないかもしれない。
想いは努力を引き出し、集中力を高める。
高校野球でも、サッカー全日本でも、勝ちたい気持ちが強い方が勝つと言われる事がある。
奇跡ではない。
その気持ちが強いからこそ発揮された力なのだから。

バトルグリードはいよいよ大詰め。
今日は3月20日だ。
今日の夜24時時点での順位で、全国大会出場が決定する。
シングルは、夢が1位、チリちゃんが2位で出場が確定。
ダブルは、俺と夢のチームが12位まで上げて、出場はおそらく確定。
チリちゃんきららペアが20位で、これはもう不可能だ。
チームは、ドリームダストが1位なのは当然だけど、意外にブライトスターが15位と健闘していた。
しかしこれはボーダーラインで、今日の24時まで気が抜けない状態。
そしてチームダブルは現在8位で、これもほぼ確定していた。
 達也「問題は俺とうららのブライトスターか」
 夢「だね。私は全部確定だけど」
流石夢といったところか。
俺とのコンビのダブルですら、出場がほぼ確定だ。
ゲームの天才か。
なんとなく、夢が最初に部室に来た時を思いだしていた。
 今日子「うーん。ドキドキですねぇー!今日は眠れませんね、キット。今夜は君を眠らせない。キャー!!」
五月蠅い。
何故今日子がココにいるんだ?
 達也「そういえば、最近今日子がココにいる事が多いけど、何かあったのか?」
疑問に思った事をそのまま聞いてみた。
 きらら「あれ?入部したんじゃないの?」
 知里「そうだよぉ~お兄ちゃんねぼけてるぅ~」
えっ?そうなの?
 達也「俺、それ聞いてないけど・・・」
・・・
 今日子「ん?何?部活って、自由参加じゃないの?なんとなーく集まって、なんとなーく遊んで、なんとなーく帰る。素晴らしいーー!!」
 達也「自由参加だけど、参加するには入部手続きをしないといけないのだよ?」
まあ当たり前だけど、ココの学校の部活は自由参加だから、そういった自由と勘違いしたのか?
 今日子「あっ?そうなんだ。じゃあ手続きしといて」
ニコニコと俺を見る今日子。
まあ、別にいやじゃないし、みんな入部していると思ってたんだし、いいけどね。
はぁ~
帰宅時間になった。
ブライトスターの事は気になるけど、まあ大丈夫だろう。
俺達の今日の部活は解散となった。
部屋に帰っても、俺は順位が気になり、時々ネットに繋いでは、順位を確認する。
一応俺の部屋には、ゲーム機もソフトも持ってきてはいた。
 達也「うむ。変わってない。15位か」
時間も22時を回り、後2時間もない。
おそらくは大丈夫だろう。
少しベットに横になる。
気になるけど、このまま寝てしまおうか。
少しウトウトする。
そんな時、いきなりあり得ない大きな音が鳴り響いた。
ポンポーン。
インターフォンの音。
誰かが来たようだ。
俺は慌てて受話器を取る。
 達也「はい」
 うらら「あ、うららだけど。今日泊めてくれない」
・・・
なんですとーーー!!!
・・・
まあ、理由を聞けば、ブライトスターの順位が不安だから、最後まで見届けようって話だったんだけど。
ビックリさせないでよ。
でも、もう帰れないから、泊まっていく事は確定なんだよな。
少しドキドキしてきた。
 達也「おっ!14位に上がった。上の奴が負けたみたいだな。何故そんな事してるんだ?」
14位だったのに、わざわざバトルして負けて、順位を下げる意味はあるのだろうか?
またバトルしているようだ。
5分後、また俺達は15位に落ちた。
時計はもうすぐ24時。
後10分を切っている。
16位の奴が入れ替わる。
下から上がってきたようだ。
いや、違う。
丁度100戦で、ギリギリ滑り込んできた。
まあ、最後にそれを狙ってくるやつもいるだろう。
あっ、と言うことは、まだそんな奴が上位にくる可能性もあるのか?
時計は後5分を切った。
もう丸々1戦もできない。
 うらら「ダメだ。エントリーする!」
うららがいきなりブライトスターをエントリーさせた。
もう5分無いから、この戦いが戦績に入るかどうかは微妙だ。
少なくとも判定勝利だと無理。
待っている間に16位に落ちる。
動きが激しくなってきた。
対戦相手が決まる。
現在17位の相手。
100戦で飛び込んできた相手だ。
画面が変わる。
バトルフィールが表示される。
時計は後3分もない。
何事もなければ、3分以上粘ればこの相手に抜かれる事はない。
ココは慎重に戦うべきか。
 達也「慎重に・・・」
 うらら「2分で勝つ。私が攻撃系担当するから、後ろをとられないように接近し続けて」
 達也「お、おう」
うららの迫力に圧倒されて、俺達はコントローラーを交換する。
いつもと逆のポジション。
偶に強い相手とやるときに使う手だ。
俺達は有名人だから、戦闘スタイルがばれてるし。
スタート直後、俺は直進して接近を試みる。
相手も3分以内で勝たないといけないから、接近してくる。
完全なガチンコ対決だ。
こうなると、テクニックよりも運が必要かもしれない。
うららは格闘が得意なわけではないから、少し不利か。
ただ、時々凄い集中力で、凄い動きをしたりするけれど。
お互いのゲージが一気に減る。
後2分を切っている。
1分で勝たないと、勝ちはカウントされない不安がある。
なんとなく、ドリームダストとテレビ局で対戦した場面がよみがえる。
そう言えば、チリちゃんはこうやって後ろとってたな。
俺はなんとなく操作していた。
敵の機体と体を入れ替え、そして背後に回った。
 達也「あっ」
 うらら「うん!」
うららは隙を逃さず、敵にとどめをさした。
 うらら「やったぁー!!」
画面に勝利の文字が表示されていた。
うららは俺に抱きついて喜んでいた。
う、嬉しいんだけど、二人きりの部屋でそんな事されたら、やばいっすよ。
まあでも俺の期待と不安はあっさり裏切られて、うららは俺から体を離した。
 うらら「ご、ごめん。つい嬉しくて」
 達也「い、いや、別にいいよ。でも、そんなに嬉しかった?」
画面を見ると、俺達の順位は16位で確定していた。
最後の勝負をしていなければ17位、更には最後に倒した相手が別の人に勝っていれば、18位だった。
最後のエントリーは、正にナイス判断だったようだ。
 うらら「うん。だって私が出場できそうなの、これだけだったし、達也くんと一緒だし」
そう言えばそうだ。
俺とか夢とか結構出てるから、あまり気にしていなかったけど、うららの本戦出場はこれだけだ。
 達也「だな。よーっし!相手はあのドリームダストだけど、優勝目指してがんばるぞ!!」
 うらら「おー!」
俺達は勝利の喜びを感じながら、作戦だとかゲーム部の話なんかをしながら、夜中を過ごした。
気がついたらコタツに入ったまま寝ていた。
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