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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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秋華エントランス

第三話 沈黙

アイが少年を見つけた次の日の朝、アイと少年、そしてアイの父は食卓を囲っていた。
アイの父は、小さいトキョウの町の長で、トキョウ国、国と言うにはあまりにも小さいこの国の王である。
それでも、北に広がる広大な土地を全て治めるれっきとした王であった。
名を「アキラ」と言う。
 *アキラ*「で、聞きたいのだけど、君はいったいどうして森の中に?この町の人じゃ無いようだけど。」
アイの治癒魔法と、その後この国の治癒魔法使いの手によって、すっかり回復した少年に尋ねた。
 *少年*「。。。」
アキラの問いに、少年は何かを考えているようだったが、何も応えなかった。
 *アイ*「君、なんだか凄い光の固まりに包まれて、森に落ちてきたんだよ?」
 *アキラ*「何?そうなのか?それでまああのクレータってわけか。」
 *アイ*「うん。もうすっごい音と地響きで、とにかく凄かったんだから!」
アイはそこまでアキラに話すと、ゆっくりと少年の方に顔を向ける。
 *アイ*「でもまあ、死ななくて良かったね。」
アイは会心の笑みで、少年を見た。
少年は少し照れているようだったが、表情を変えずに少し頷いた。
 *アイ*「君、名前?なんて言うの?」
笑顔のまま話しかけるアイに、少年はまた少し照れたように、口を開いた。
 *少年*「なまえ。。。」
 *アイ*「うん。そう。な・ま・え!あっ!私はアイ!よろしくね。」
 *アキラ*「私はアキラだ。で、君の名前は?」
少年はチラッとアキラの方を見た後、すぐにアイを見てこたえた。
 *少年*「シャ。。。」
少年はそこまで応えると、すぐに口を噤む。
 *アイ*「シャ?シャって名前なの?」
 *少年*「いや、シャ、オ。シャオ。」
 *アイ*「シャオって名前ね。よろしくね。シャオ!」
アイは嬉しそうに、シャオの手を取った。
 *アキラ*「シャオ君か。この辺りでは珍しい名前だね。少し西に行けば、そんな名前もあったかな?」
アキラはそう言いながら、顎ひげをさわり、少し考えるような仕草をした。
 *アイ*「へえ~じゃあシャオは、西の方から来たの?」
アイはシャオの手をとったまま、シャオの顔をのぞき込んだ。
シャオは先ほどよりもわかる位に照れていた。
 *シャオ*「うん。。。まあ、そんな感じ。。。」
シャオは、アイから目線をそらし、なんとなく天井を見ていた。
 *シャオ*「あ、これ、食べても良い?」
シャオはテーブルに並べられた料理を見て、少し控えめに言った。
 *アキラ*「ああ、そうだね。昨日から何も食べてないからね。お腹もすいただろう。遠慮なく食べてくれ。」
 *アイ*「そうだね。とりあえず料理が冷めちゃう!って、もうさめてるぅ~?」
アイはそう言うと、シャオの手をつかんでいた手を離し、勢いよく料理を食べ始めた。
 *アキラ*「おいアイ!いただきますを言ってから食べなさい。」
アキラの言葉に、アイは少し肩をすくめて「いただきます!」と言って、再び食べ始めた。
 *シャオ*「いただきます!」
シャオは少し遠慮したような声でそう言うと、ゆっくりと料理を食べ始めた。
それを見て、アキラも「いただきます!」と言って、料理に箸をのばした。
勢いよく食べるアイの目の前の料理は、これでもかといわんばかりに、一気にその姿を消していく。
そして数分で、その全てが綺麗に無くなった。
 *アイ*「ごちそうさま!で、シャオ。なんか凄い大きな服、しかも王様でも着ないようなゴージャスなの着てたけど、もしかして王子だとか?」
料理を食べ終えたアイは、満面の笑みでシャオに訪ねた。
 *アキラ*「こらアイ。シャオ君はまだ食事中だ。もう少し待ちなさい。」
アキラの声も、好奇心旺盛なアイの耳には届いていなかったようで、アイは満面の笑みでシャオを見つめ続けた。
 *シャオ*「いや、たぶん違う。。。と思う。。。」
アイの笑顔攻撃に、シャオは無表情のままで、それでも少し照れたようにこたえた。
 *アイ*「え?覚えて無いの?もしかして記憶喪失?」
 *シャオ*「そう、なの、かな。。。」
シャオは覚えていた。
しかしそれを話さなかった。
シャオと言う名も偽名だった。
シャオは、本当の名を「シャナクル」と言う。
それはブリリア国の国王の名。
ローラシア大国との戦争で、シャナクルは追いつめられた。
ローラシア聖騎士団の命を懸けた攻撃に、その命を奪われそうになった。
シャナクルの魔力は底をつき、味方の援護も無い。
そこで最後の最後に、高度な魔法により、聖騎士団の結界を破り此処まで自らを飛ばし、逃げて来たのだ。
その魔法は、シャナクルを目にとらえる事のできないくらい早いスピードで、その場を離脱する魔法。
おそらく攻撃していた側から見れば、シャナクルは、魔法の攻撃により消し飛んで死んだように見えたはずだ。
それほど高度な魔法。
しかしその反動に、一時的に自らの魔力を無くす。
そう、今シャナクルは魔法が使えない。
そして、シャナクルには敵が多い。
もし、ブリリア国王だとわかると、どうなるかわからない。
そういった事から、シャオは本当の事を隠していた。
食事を終えた3人は、その後も昨日の出来事を話し、シャオに色々と訪ねたが、シャオは歳以外の自分の事は話さなかった。
 *アキラ*「光が森の方に見えて、飛んできたか。。。」
 *アイ*「そうなの。太陽が2つになったかと思っちゃったよ。」
 *アキラ*「それだと、東の方角から飛んできた事になるな。西の人ではなかったかな?」
アキラの言葉に、少し体を堅くしたシャオだったが、何もこたえなかった。
 *アキラ*「それに昨日は黒い霧が濃かった。きっと東で大きな戦争でもあったんじゃないかな。」
 *アイ*「それでやられた国の王子を逃がそうとして、魔法でこの地に飛ばしてたりして~」
冗談で言っていた親子の会話だったが、確信に近い話に、シャオはただ黙っているだけだった。
 *アイ*「記憶喪失みたいだし、きっと頭も混乱してるんだよ。」
 *アキラ*「そうだな。思い出したらおいおい話してもらえればいいから、しばらくは家にいなさい。」
アキラには、冗談で話していた会話が、どうも冗談ではないような気がしていた。
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