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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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第三十五話 シャオの秘密

シャオ達が海上での戦いをしていた次の日、カルディナにエルフがやってきていた。
その数は数百人。
先日、カルディナの西、海に面したカロの町は、エルフによって壊滅していた。
おそらくはそのエルフ達が、今度はこのカルディナへとやってきたのだろう。
本来ならカロの町も守りたかったが、カロは独立を宣言した町で、トキョウが何かを出来る場所では無かった。
 *アサミ*「なんとしても町への進入を防ぐわよ!」
 *アサリ*「でもみんなかなりの使い手のようです。油断できません。」
 *シュウカ*「新撰組おせぇ~なぁ~」
 *チンロウ*「おいらにまかせんかい!」
 *サンゲン*「私は上空から行きます。」
 *チューレン*「皆さん、きますよ。」
アサミとアサリは前線で剣を構えた。
シュウカはその横で、ウェブスォードをブンブン振っている。
チンロウは肩に剣を乗せて、サンゲンは空へと上がった。
 *チューレン*「きました!!」
エルフは魔法で攻撃してきた。
一斉の攻撃はかなりの迫力だ。
シュウカは扇を展開し、攻撃魔法を魔法防御で止める。
 *シュウカ*「数が多すぎる。それに強い。」
防ぎきれない魔法が、各々を襲った。
 *アサミ*「私もサポートにまわるよ!」
すぐにアサミはマジックシールドを展開したが、いくつかの魔法が近くで爆発した。
 *チューレン*「長距離戦だと分が悪いです。」
 *シュウカ*「チンロウ!接近できるか?」
 *チンロウ*「連続でこれだけの魔法。ちょっと厳しいんちゃうか?」
 *サンゲン*「空から攪乱します!」
チンロウのスピードで回り込む。
逆の上空からサンゲンが向かった。
しかし人数に勝るエルフの攻撃は、楽には接近させてもらえない。
更には魔法発動の早さ。
経験や慣れが魔法発動までの時間を決めるが、その他にも早くする要因はいくつかある。
エルフは魔法を使うために生まれた人間。
頭の回転が良く、発動までの組み立てが早い。
更には己が魔力も大きく、下級魔法もその効果は高かった。
 *チンロウ*「無理無理!早すぎる!」
 *サンゲン*「とにかく早すぎる!」
接近を試みた2人だったが、それはかなり厳しかった。
 *アサリ*「わたくしも行きます。アサミ!援護よろしくね。」
防戦一方だったアサリは、白のオーラを纏って一直線に接近を試みた。
エルフからの攻撃魔法は、アサミとシュウカの扇によりかなり防いでいたが、いくつかはアサリに直撃する。
それでも、膨大な魔力を持つアサリは、白のオーラによる鎧でダメージをほとんど受けていなかった。
 *アサリ*「行けます!」
アサリがその距離を半分まで詰めた時、エルフ達はなにやらぶつぶつとつぶやき始めた。
 *アサミ*「呪文?」
 *シュウカ*「でかいのがくるぞ!」
いつも寝ぼけたような顔をしているシュウカも、呪文と聞いて顔を引き締めた。

呪文とは、魔法の組み立てを早くする為に存在する。
そしてそれを必要とするのは、だいたいが大きな魔法。
たとえば黒魔術のエネルギーブラストは、術者最低の威力のものを放つ場合、{魔力を集める>そして放つ}これだけを頭の中で集中力をもって念じる。
これだけでも、術者の能力と魔力によってはそれなりの威力を持ったりするが、基本はこれが一番早く、だが威力は低い。
そして大きな魔法を使う場合、たとえばテラメテオ。
この魔法の組み立ては、{魔力を集める(を10回程度発動までに)>魔力周辺の空気の電子運動を早める>温度が上昇し発火する>魔力に点火>放つ}と、念をかなり複雑に組み合わせる。
頭の回転の良さや、魔力を高める回数を減らせるだけの魔力や魔力操作能力があれば、これを早く終了させる事ができるが、経験値が必要だったりする。
そこで呪文が存在する。
たとえば{魔力を集める>そして放つ}の念を、「エネルギーブラスト」と声に出す事によってまとめる事ができる。
呪文に規定は無いが、自分が一番ピンとくる言葉を声に出す事によって、集中力を増す意味が大きい。
ただ、複雑な組み合わせを、あまり短い呪文でくくると術者の能力についていかない場合も有り、だいたいは半分くらいの時間に短縮できる程度だ。
シャオの場合は、膨大な魔力を持つことで、魔力を集める事は圧倒的に早く、それを呪文として省略する事は少ない。
そしてそれ以外を魔法の名前にあてている感じだ。
それでもシャオと同じように出来る者はほとんど存在しない。
それがシャオが世界最高と言われる魔法使いである所以だ。
ちなみにロッドやマジックアイテム等が、これらを補佐する事に使用されている。
言ってみれば、呪文の代わりをロッドが行う感じだ。
ここでもう1つ言っておくと、呪文を使う者はほとんど存在しない。
理由は、自分の能力をある程度しっかり把握していないと、魔法を失敗する可能性が大きく高まるからだ。
ギリギリの戦いの中で、魔法の失敗は死と直結する可能性が大きい。
だから呪文の存在は皆知ってはいるが、それを使用する事はまず無かった。

エルフ達の魔力が一気に高まった。
そしてそれはアサリへと向かった。
 *シュウカ*「ダメだ!」
シュウカはアサリを止めようと、その前にマジックシールを展開。
更にその前に扇で魔法防御を展開した。
しかし両方ともエルフから放たれた強大なエネルギーブラストに飲み込まれ、そしてアサリと更に後方にいたアサミ達をも飲み込んだ。
 *シュウカ*「呪文でいったい何枚のスペルを重ねてるんだ?エネルギーブラストがこの威力。見たことねぇ~」
スペルとは、呪文の事である。
ただこの場合シュウカの言ったスペルは、念の事である。
魔力を集めるという念を、1つのスペルとし、それをいったい何回分で呪文にしてるのか?
呪文の長さからおそらくは10回程度だと判断出来たが、それでも威力がそれ以上で、シュウカは驚いた。
最前線でそれを受けたアサリは、後方へと飛ばされる。
それをシュウカが受け止め、手を前に出して再び魔法防御の結界を展開した。
すぐに魔力の固まりは皆を通り過ぎた。
 *チューレン*「はあ、はあ、スペル12枚でした。。。」
チューレンはそう言うとその場に倒れた。
 *アサミ*「うっ。。。」
アサミもシュウカよりもかなり後方に飛ばされて、尻餅をついたようにしている。
 *シュウカ*「ん~見捨てるわけにもなぁ~」
アサリはシュウカの腕の中で気を失っていた。
 *シュウカ*「チンロウ、サンゲン!こいつらつれてってくれ!」
シュウカは1人でやるつもりだった。
シュウカは元々1人で戦う事に優れていた。
だからと言って、誰もいない方が勝率が上がるわけではない。
ただシュウカの力が100%発揮できるだけ。
チンロウとサンゲンがこちらに戻ってきて、倒れた仲間を連れて行こうとする。
しかしすぐにエルフからのエネルギーブラストが襲ってきた。
 *シュウカ*「時間差?しかも威力かわんねぇ~」
味方が後ろにまだいる。
かわすわけにはいかない。
シュウカは再び扇の魔法防御と、自らのマジックシールドを展開した。
 *シュウカ*「ダメだ。強すぎる。。。」
シュウカがあきらめかけた時、上空に大きな影が見えた。
そしてすぐにエネルギーブラストの魔力は消失した。
 *シュウカ*「魔力解体?」
魔力解体とは、魔法無効化の別名だ。
 *シャオ*「大丈夫かぁ~!」
ドラゴンに乗るシャオが、上空から声をかけた。
 *アサミ*「シャオ。。。」
アサミは、シャオの姿を見ると、安心して気を失った。
 *アイ*「みんな結構つらい状況ね。」
シャオとアイはドラゴンから飛び降り、皆の前に立った。
 *シャオ*「後はなんとかするよ。」
シャオは笑顔で親指をつきだした。
その中エルフが再び魔法で攻撃してきた。
今度も先ほどと変わらない、いや、更に大きなエネルギーブラストだった。
 *アイ*「魔法防御!」
アイは魔法防御を展開して、攻撃をあっさりと防いだ。
 *シュウカ*「凄い魔法防御だ。。。」
シュウカはただビックリしていた。
 *シャオ*「魔矢!」
シャオは魔法防御を回り込むように、マジックミサイルを放つ。
その数は相変わらず数え切れない数だ。
それに対応して、無数のマジックシールドを展開するエルフ達。
マジックミサイルのほとんどは、それで防がれた。
しかしそのタイミングで、エルフ達の後方から、新撰組の4人が現れる。
 *コンドー*「殺さないようにしろ!」
 *トシゾー*「陸地じゃ負けねぇ!」
 *ソーシ*「ははは~楽しい~!」
 *サイトー*「油断しないで!」
新撰組の突然の攻撃に、エルフ達のコンビネーションバランスが崩れた。
 *シュウカ*「今だ!」
 *シャオ*「あっ!殺すなよ!」
シャオの言葉に少しとまどったシュウカだが、「はいよ~」と返事を返した。
シュウカの扇による遠隔攻撃。
それはエルフの足や手に命中していた。
 *シャオ*「さて、もう一度魔矢!」
再びシャオの放ったマジックミサイルは、今度は全てがエルフの手足に命中した。
 *アイ*「私も~魔矢!」
アイも同じように攻撃する。
それはエルフに大きなダメージを与えるものでは無いが、相手の攻撃の足止めや、体のバランスを崩させていた。
それをうまく利用し、新撰組の4人がエルフの手足に攻撃を命中させる。
更にはシュウカの扇も、1人ずつ戦闘不能へとしていた。
シュウカは更に糸も使い、地味に相手の動き鈍らせる。
エルフの動きが少しずつ衰えていた。
 *シャオ*「呪縛!そして束縛!」
 *アイ*「魔力解体!」
シャオは全てのエルフを拘束にかかる。
それをレジストしようとするエルフの先を読んで、アイもレジストを阻止する。
2人のコンビネーションは一瞬のズレも無かった。
そしていつのまにか、全てのエルフはシャオに捕らえられていた。
 *シュウカ*「流石シャオ~ってか、それよりアイだな。魔力を集めるとろこを邪魔する。。。いや、すんげぇ~は。。。」
戦いが終わり、シュウカは黙ってシャオ達を見ていた。
アイはまず、アサリとアサミを治癒。
再会を喜ぶアサリとアサミに「ちょっとまってね。」と言うと、今度はエルフ達の治癒を始めた。
アイの行動に、皆少し苦笑いしたが、変わっていないアイに嬉しくもあった。
まもなく新撰組がつれたエルフ達も合流し、捕らえたエルフは300人を越えていた。
 *シャオ*「流石にこの人数は多いな。ドレインの牢って、この町にはある?」
シャオはシュウカに聞くと、「小さいのが1件あるだけ」だとシュウカはこたえた。
アイとアサリとアサミは、それよりも再会を喜んでいた。
 *アイ*「アサリちゃんもアサミちゃんも大きくなったね。」
満面の笑顔のアイに、アサミは抱きつき、アサリはそれを笑顔で見ていた。
そんなアイ達を見て、シャオもシュウカも苦笑いした。
 *シャオ*「お~い!再会を喜ぶのは後にして、エルフ達をどうするか考えないか?」
シャオはアイ達に声をかけた。
 *アイ*「おいておく所が無いなら、解放するしかないんじゃない?」
アイは特に考える事もなく、あっさりとこたえた。
 *シュウカ*「これだけ苦労させられたのに、そんなことしたら。。。」
シュウカは少し驚いたが、シャオとアイの力を見れば、それも可能なのかと思った。
 *シャオ*「じゃあそうすっか?まあ何人かは話聞きたいから、おいておくとして。。。」
シャオはエルフ達を見回した。
その中に1人、他とは少し出で立ちの違う者を見つけた。
 *シャオ*「ねえ。この中であんたがリーダー?」
シャオはその者に尋ねる。
 *エルフA*「我々は別にそんな事は決めてはいない。」
そう応えたが、他のエルフが口をはさむ。
 *エルフB*「しかし一応まとめ役だったのはそいつだがな。」
そんなエルフ達を見て、シャオは少し考えてそして提案した。
 *シャオ*「俺達、別にあんたらと戦う気ないんだよね。だから別にこのまま解放しても良いんだけど、また町を、人間を襲われるのも困る。どうだ?もう町や人を襲わないって約束してくれれば解放するけど。ああ、でもちょっと話もしたいから、あんたら2人にはちょっと残ってもらうけどいいかな?」
エルフ達はシャオの言葉に驚いていた。
解放される事だけは無いと思っていた。
 *エルフA*「何故?それにそんな約束、あっさり破るかもしれないだろ?今殺しておいた方が良いんじゃないか?それに我々が約束しても、他の者はおそらく人間の駆除を続ける。」
 *シャオ*「そうだな。でも俺達は人を簡単に殺せるような野蛮人ではないからな。まあそっちが又、人間に危害を加えるってなら、その時はそれなりの対処はするけど。それにあんたら、俺達よりも賢く、そして森を愛する優しさを持った種族だろ?そんなエルフが、約束を破ったり話し合いにも応じないなんて、そんな事ないでしょ?」
シャオの話を聞いたエルフは、やられたなといった笑みを浮かべた。
 *エルフA*「とりあえず今日のところは約束しよう。ただ他の者を説得できるかどうかはわからない。それでもいいなら。」
エルフの言葉に、シャオは「オッケー!」と言って、あっさり全てのエルフの拘束を解いた。
再びシャオ達に襲いかかろうとした者もいたが、シャオと約束をしたまとめ役らしきエルフがそれを止めた。
 *シャオ*「じゃああんたとあんた。あっ!名前は?」
シャオの疑問に2人のエルフがこたえた。
 *エルフA*「私はエルファンだ。」
 *エルフB*「俺はエルフィン。」
少し似た名前に、シャオは少し苦笑いした。
 *シャオ*「あ、そう。で、エルファンとエルフィンとは、話がしたいから残ってくれ。後は帰って良いよ。」
シャオは掌を上下に振って、帰るよう促した。
するとエルフ達は、少しとまどいながらも、1人、また1人と森へ入っていった。
そして、エルファンとエルフィンだけが残った。
 *シャオ*「じゃあまあ、立ち話もなんだから、え~っと。。。」
シャオがシュウカを見ると、シュウカは「じゃあ領主の屋敷で。」と答えを返した。
一同は領主の屋敷内の応接室に入り、そして話を始めた。
 *シャオ*「それじゃあ聞かせてもらうよ。まずは、エルフ達は今何処で生活しているのか?ってかだいたいの場所が知りたいんだけど。」
 *エルファン*「我々は元々、この町の西、黒海の海に浮かぶ島でくらしていました。そして今はこちらに半分くらいは移り住んでいます。更にその半分は、人間を駆除するために移ってきています。」
シャオは、エルファンが特にウソを言っている様子もないようなので、信じて次の質問をした。
 *シャオ*「で、その島、黒の霧はかかっているのか?それとも最近晴れたとか?」
シャオは黒の霧の事を尋ねた。
シュウカ達は、その質問の意図がわからなかった。
 *エルファン*「我々の島には黒の霧がかかった事はありません。島の周りに6つの島があり、そこに不思議な穴が存在します。なにやらその穴へ向けて黒の霧が流れ込んでいるようで。島の周りは今でも少し黒の霧が見えますが。前まではその島々の外側には、濃い黒の霧がありましたが、今ではそれはありません。」
シャオはアイを笑顔で見た。
 *シャオ*「やっぱり。。。それで、その穴にエルフが入った、または落ちた話はあるか?」
 *エルファン*「ええ。以前に何人かが入っていったという話があります。しかし誰も戻ってはきませんでしたが。」
シャオはその言葉を聞き、全てがわかったと頷いた。
 *シャオ*「そうか。これで全てがわかったよ。皆少し話を聞いてくれ。」
シャオは姿勢を正し、少し真剣な顔をした。
皆黙って頷いた。
 *シャオ*「俺とアイは、ここ3年、黒の霧の中である物を探していた。結論から言うと、エルファンの言った穴だ。そしてそれは、魔界への小さな門。」
皆驚いたが、黙って続きを待った。
 *シャオ*「何故それを探していたかというと、俺が魔獣退治に南の大陸に行った時、魔界への門の封印がほんの僅かだがゆるんでいたから。魔界の門が閉じられて以来、黒の霧が世界から少しずつ減っていた。そこから分かる事。黒の霧は魔界から来ていて、門が閉じられそれが来なくなった。しかしそれだけでは説明がつかない事がある。何故黒の霧が減っているか。そこで考えられるのは、魔界へ黒の霧が向かうルートが有り、今もそれが存在するという事。そこが黒の霧の吸気口となっている。そして閉じた魔界の門が排気口だったって事だ。ナディアの受け継ぐ者の本に、魔界の門の作り方については書いていない。有ったのは、開ける方法だけ。それは初めからあそこに門が存在していたから。吸気口が有れば、必ず排気口も必要となる。何故なら詰め込むだけでは終いには中がいっぱいになるから。おそらく魔界の門は、少しだけ開いた状態で元々あり、それを全開にしたと考えるのが一番説明がつく。そして今閉じられ、魔界は人間界の黒の霧、おそらくはその他のものも吸い込み破裂寸前だ。だから封印が少しゆるんできていたんだ。ココまではあくまでも俺の推測だったんだけど、エルファンの話で、それはおそらく確信だ。」
シャオはそこまで話すと、一息ついて懐から1冊の本をとりだした。
それはかなり古いものだった。
 *シャオ*「これは、南の大陸に帰った時、家で見つけた物だ。俺のかなり前の先祖、曾曾曾曾祖母さんくらいかな?よくはわからないけど。そのばあさんの書いた日記だ。」
シャオはそう言うと、あるページを開いた。
そこには、人の顔が書かれていた。
その下には、「私の夫」と書かれている。
そしてその男の顔、耳が大きかった。
 *アサミ*「えっ?これって?」
 *シュウカ*「なるほどねぇ~」
 *エルファン*「これは。。。エルフ?」
皆驚いた。
ココに書かれている事が本当なら、シャオにはエルフの血が流れている可能性が高い。
皆驚いたが、そう言われればシャオの魔力、魔法コントロールは人間離れしている。
納得しろと言われれば、納得できる話だった。
 *シャオ*「ああ。このばあさん、一度魔界に行ってるんだ。排気口からだが、門を大きく広げた事でそれが可能になったと考えられる。証拠に、アサリとアサミの持つ剣、おそらくは魔界のアイテム。日記にもそう書かれていた。オヤジが見つけてきた剣だと思っていたが。」
シャオはページをめくった。
 *シャオ*「そして吸気口からエルフが入った事がある。そのエルフは帰ってこなかった。このエルフがその後どうなったのかは分からないが、少なくともそのエルフとばあさんは子を残した。」
シャオは自分の目をよく見るよう指さした。
 *アイ*「う~ん。。。赤いって言われればそうかもしれないってくらいだけどね。」
 *アサミ*「うん。全然わからない。」
皆苦笑いしたが、やはりよく見ると他の人達とは違うのがわかった。
 *シュウカ*「それで、エルフ達を逃がしたのか?」
シュウカは、いつもの眠そうな顔でシャオに尋ねた。
 *シャオ*「まあ、どうだろ?ただエルフも人も、人だからなるべる殺したくない。ただそれだけだと思うけど。」
アイはシャオの横で、満面の笑顔でシュウカを見た。
 *シュウカ*「そうみたいだねぇ~」
シュウカはあくびをしながら背伸びした。
 *エルファン*「って事は、エルフと人は交配できる、つまりは同じ人であるわけだな。」
 *エルフィン*「見た目もさほどかわらないし、少なくとも害虫と言うのは違う気がしてきたぞ。」
 *シャオ*「うん、人間どおしでも色々な考え方があるように、エルフと人間も少し考え方に違いが有る。それを話し合い許し合えれば、おそらくは一緒に生きていけると思うんだ。」
シャオの言葉に、皆同意した。
 *アサミ*「そうだね。それにエルフってなんだか格好いい感じするし。仲良くできそう。」
 *シュウカ*「女性は綺麗な女性が多く感じるな。」
 *アサリ*「人間の女性だって、綺麗な人はいっぱいいますよ。」
アサリはシュウカを笑顔で見つめた。
 *シュウカ*「ああ~そうだな~」(アサリたん、その笑顔怖いよ。。。)
 *シャオ*「なんだか話がずれてきたけど、まあ今後仲良くできるように皆でやっていきたい。」
シャオがそう言うと、皆黙って頷いた。
 *エルファン*「しかし、人間が森を破壊する以上、なかなか難しいと思う。森を守るのは、エルフの本能みたいなものだからな。」
 *シャオ*「それでも人間を殺す事はないと思うし、最悪無理な人は接触をさけるしかないかな。」
 *エルフィン*「うむ。とりあえず今俺達2人がココで話をしている事を考えると、無理ではないような気もする。」
エルフィンの言葉は、今後に大いに期待を持たせた。
 *アサミ*「そうそう!こうやって1人ずつ仲良くなっていこうよ!」
アサミの笑顔が、今後の方向性全てを決めた。
 *アイ*「でも、早くしないと。。。」
アイの言葉に、シュウカは言いたいことに気がついた。
 *シュウカ*「魔界の穴か?」
シュウカの言葉の意味をアサミ達はわからなかった。
 *シャオ*「そうなんだ。魔界への6つの穴。それを早く塞がないといけない。穴はエルフ達の住む島の近く。それだけは早いうちに塞がないと、この地球、大変な事になるかもしれない。おそらくは、この地球上の黒の霧が全てなくなる前に。元々魔界にあった黒の霧だけが向こうに帰る分には良いんだが、おそらくはそれ以外も向こうに流れている。人々が多く死んだ時に、黒い霧が出ていた事がなによりの証拠だ。そして俺とアイは、その穴を探すために、黒の霧の流れを追って探していて、ココまで来た。島に最も近い大陸の西へ。おそらくはもうまもなく魔界の許容範囲を超えて、爆発する。すなわち、南の大陸の門の封印が解け、更には門自体も破壊されるかもしれない。そうなると魔獣は自由にこちらの世界にやってきて、魔獣のはびこる世界になるかもしれない。」
シャオの話を皆理解した。
 *シュウカ*「とりあえずはすぐにでも穴を塞ぎたい。でもエルフが自分たちの島に近づくのを黙って見ていてくれるかって事だな。それでも塞ぎに行くとなると、おそらくは戦いは避けられないと。。。」
シュウカはそう言いながら、エルファンの顔を伺った。
 *エルファン*「そういう事でしたら、私が皆に話してみます。」
 *エルフィン*「でも期待はしないでくれ。いつかは分かり合えると思うが、今すぐは流石に厳しいと言わざるを得ないからな。」
 *シャオ*「ああ、頼む。」
こうして話は終わった。
エルファンとエルフィンは、早速島へと向かっていった。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
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