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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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第三十二話 再び

 *ムサシ*「なんやて。また独立を宣言する領主が?これで何個目や。でも別にこっちに攻撃してくるわけやないし。。。ちゅうか、もう赤道上の地に興味無しって感じやな。」
世界の王となっていた、食事中のムサシの元に、またトキョウから離れる存在が現れた事を告げられていた。
 *アサミ*「って言っても、あそこの地も、本当はローラシア領内なんだけどね。名目上だけだけど。」
世界の地上全て。
正確には小さな島々を除いてだが、全ての土地はどこかの領に属する。
黒の霧が広がっていた頃。
ある魔法使いが、ある魔法の力で地球上のほぼ全てを表記した地図を作り上げた。
その地図の存在が、黒の霧の中をも領土を分ける事へと繋がっていた。
黒の霧の有った頃。
それはあくまで名目上だけで。
しかし霧の晴れてきた今、それを事実上管理する事は不可能になっていた。
 *アサリ*「それにしても、このトキョウも変わりましたね。」
熱くなる地球。
それは、このトキョウも例外ではない。
ただ、元々人間の生活圏では一番の寒冷地。
今では四季のある過ごしやすい地となっていた。
 *アサミ*「うん。丁度良い感じだね。夏と冬って言うの?シュウカさんが言ってたけど。暑い季節と寒い季節は、ちょっとやだけど~」
ムサシ達は、元々アイが住んでいた屋敷。
それを大きく改築した王宮に今は住んでいる。
王たる者、それくらいは必要だとシュウカに言われて改築した。
しかし今ココで住む者はたったの6人。
ムサシとアサミ、アサリとシュウカ、そしてサスケとコジロウの6人だけだった。
シャオやアイ、他にもヒサヨシ等の部屋もあったが、ここ3年は使われていなかった。
 *ムサシ*「そういやシュウカは何処いったんや?」
いつもなら共に食事をしているシュウカがいない事に、ムサシは疑問を持った。
 *アサミ*「ああ、今日は学校で特別講師だって。まあ一応校長だし、少しは働く気になったんじゃない?」
シュウカはトキョウで、魔法学校の校長をしていた。
子供の頃からの教育こそが平和への第一歩、そう考えたシュウカやヒサヨシらは、学校を設立したのだ。
教師はもっぱらサスケとコジロウに任せていたが、今日はなにやら気が向いたらしい。
 *アサリ*「今日は子供をいじめたくなった~って、言っておられましたよ。」
 *ムサシ*「そやろな。シュウカが真面目に子供に教育するん想像でけへんもんな。ははは。」
今日も和やかな雰囲気が食卓を包んでいた。
今では国というか、世界の全てをまとめるトキョウ。
そのトキョウを離れる人々がいるものの、とりあえず今は平和な日々が続いている。
だから気を張るような事は特に無かった。
 *アサリ*「それに、学校対抗バトル大会が近いですから、力が入っているのかもしれませんね。」
 *ムサシ*「そういや、もうすぐか。トキョウ魔法学校とローラシア魔法学校、それにアルテミスとファインがのこっとったな。」
学校対抗バトル大会。
全国の魔法学校が、その成果を競う大会。
中央大陸は西と東から1校ずつ、そして東の大陸と南の大陸からの代表が、このトキョウに集まる。
代表4校はトーナメントで、その年の優勝校を決める。
今年は第二回。
初代優勝校はファイン魔法学校だった。
 *アサミ*「去年はヒサヨシさんが教えている、ファイン魔法学校が優勝したね。」
 *ムサシ*「ヒサヨシもくるんやろ?1年ぶりやな。」
 *アサリ*「ローラシアのトムキャットさんも来るかもしれませんね。」
 *ムサシ*「そうやな。あれ以来あってへんからな。でも忙しいやろからこられへんやろ。」
トムキャットはローラシアの領主として、忙しい毎日をおくっているようだった。
 *アサミ*「ナディアさんはきっと来るよ。去年も来てたし。去年は惨敗で悔しがってたからなぁ~」
3人は、久しぶりに会えるかもしれない面々を楽しみにしていた。
 *ムサシ*「そういやシャオ達は何処ほっつきあるいとるんやろ?」
ムサシの言葉に、3人は少ししんみりとした。
 *アサミ*「そうだね。あれ以来会ってないもんね。」
 *アサリ*「ええ。あの頃はずっと一緒でしたから。アイさんにも会いたいですね。」
南の大陸から帰ってきたシャオとアイは、すぐに旅にでていた。
その時を最後に、連絡も無い。
黒の霧の中、今では晴れて黒の霧のかかる地はほとんど存在しないが、そこへ行くと言っていた。
だから皆、少し心配だった。
 *ムサシ*「まああいつらの事やから、元気にやっとるって。そのうちひょっこり帰ってきよるは。」
ムサシの言葉に、アサリとアサミは頷いた。
 *アサリ*「そうですね。」
 *アサミ*「うん。」
3人は食事の手を止めて、各々想いにふけっていた。

1週間が過ぎたこの日、バトル大会前日のトキョウは、全国からバトル大会を見に来る人々でごった返していた。
3年前よりも人口の増えたトキョウだったが、この時はそれも倍にふくれあがる。
まさに祭りといった感じだった。
 *ヒサヨシ*「ムサシ!久しぶりやのお!!」
少し高台にある王宮の庭から、街を眺めていたムサシに、聞き覚えのある声が飛び込んできた。
ムサシはそちらに顔を向けた。
 *ムサシ*「ヒサヨシかい!王になったら世界一の金持ちやと思ったのに、騙されたは!」
ムサシは軽いジョークでこたえた。
 *アサリ*「ヒサヨシさん、お久しぶりです。」
 *アサミ*「わぁ~今年も来ましたねぇ~!」
2人はヒサヨシに駆け寄った。
 *ヒサヨシ*「おお、お嬢ちゃん達、相変わらず元気そうやの。ええこっちゃ!!」
 *アサミ*「お嬢ちゃんって、もう私たち16歳だよ。もう子供じゃないよ!」
アサミは少し照れくさそうに、上目遣いでヒサヨシを睨んだ。
 *ヒサヨシ*「16歳?もうそんな歳かぁ。そういや身長もちょっぴり伸びてるな。」
 *アサミ*「全然のびてるよ。もう凄いよ!」
何が凄いのかわからないが、ヒサヨシは苦笑いしながら、「はいはい。」とアサミをなだめた。
 *ヒサヨシ*「そういやシュウカがおらんな。出迎えなしかい!」
ヒサヨシが辺りを見回した。
 *ムサシ*「ああ、なんか最近力はいっとるで。ヒサヨシには負けへんとかゆうて、今日も学校にいっとる。」
 *ヒサヨシ*「大会前日も特訓かいな。でもまあ、今年もわしらが優勝やけどな。」
ヒサヨシがそう言うと、後ろから声が聞こえた。
 *ナディア*「今年はアルテミスが勝つよ!」
 *コンドー*「侍魂を持ったローラシアが勝つ!」
 *トシゾー*「今年は俺らが鍛えてきたからな。」
 *ソーシ*「いえいえ、僕が鍛えたから強くなったんだよ。」
 *サイトー*「そうですね。ソーシさんのおかげですよ。」
声の方を見ると、懐かしい5人の姿があった。
そしてその後ろからひょっこりとミサも現る。
 *ミサ*「みんな集まるから会いに来たよ~!」
ミサはそう言ってみんなに手を振った。
 *ムサシ*「おお~みんな来たか~」
 *ヒサヨシ*「新撰組もきたんか。それにおまえらが教えた?強敵かもしれへんな。」
 *アサミ*「ナディアさん、アルテミスを離れて大丈夫なんですか?」
 *ナディア*「ああ。オヤジが領主だからな。今日は子供達についてきたよ。」
各々それぞれに再会を喜んだ。
 *ヒサヨシ*「これでシャオとアイがおったらな。。。」
ヒサヨシの言葉に、時が止まったように皆の会話が止まった。
しばらく沈黙が続いた。
 *ミサ*「アイ。。。」
ミサは特に寂しいようで、今にも泣き出しそうな顔で俯いた。
 *ムサシ*「大丈夫やって。シャオが一緒やし。そのうち戻ってくるって。」
雰囲気を明るくしようと、ムサシは無理に明るく振る舞った。
 *ヒサヨシ*「そやそや。あいつらは殺しても死ぬ奴らちゃうし。世界最強の魔法使いと白魔術師やで。どんな事があっても大丈夫や。」
 *アサミ*「そだよ!ドラゴンにも勝っちゃうんだから。たとえ何がいても怖くない!」
皆も少し寂しかったが、沈むミサを元気づけようと明るくつとめた。
ミサもみんなの気持ちを感じ、笑顔を作った。
 *ミサ*「うん。」
笑顔のミサを見て、その後皆は久しぶりの再会を喜び、しばらく騒ぎ続けていた。

そして次の日、いよいよ学校対抗バトル大会決勝トーナメントが始まった。
魔法学校は、トキョウ傘下の全ての街に1つずつ有り、各地地区予選が行われる。
そしてその地区ごとに勝ち上がった4校が、ここトキョウに集まって決勝トーナメントが行われる。
学校は、下は6歳から通う事が義務づけられていて、魔法以外にも、一般教養と平和の為の精神を教えられていた。
卒業は10歳以上になればいつでもでき、16歳まで通うことができた。
バトルに参加するのは、10歳から16歳の生徒で、主に魔法への向上心がある魔法優等生が多かった。
まずは前回優勝のファインと、アルテミスのバトルから始まった。
魔法は制限されており、攻撃魔法はエネルギーブラストだけ。
他は自由だが、人を傷つけるものは使用不可だ。
武器は剣の代わりに竹刀が使われる。
いくら子供の戦いとはいえ、本気でやれば死に至る事も多い。
その為にこういったルールが設けられていた。
そしてバトルは多対多。
チームバトルだ。
人数は1チーム10人。
それぞれに役割を分けたり、作戦も必要だ。
更には個々の能力を考慮して、各自共通のテストでポイントをつけられている。
成績優秀者は最高10ポイントを持っている。
攻撃の命中度合いからポイントが引かれ、0になればバトル場から退場する。
全てのメンバーがいなくなった時点で負けとなるルールだ。
ファインの生徒は、皆ポイントの高い生徒で、前衛を剣士で固め、後方から魔法使いが攻撃する戦術だ。
一方アルテミスの生徒は、剣士1人を、後方から白魔術でサポートし、守りを固めながらジワジワと攻める作戦だ。
前線で戦う剣士は多対1にも関わらず、ファインの生徒は少しずつポイントを削られてゆく。
そして1人、また1人と退場者をだしていた。
 *ヒサヨシ*「なかなかえげつない作戦やな。」
攻撃系が制限されているので、守りを固める作戦は強力だった。
 *ナディア*「こっちは白魔術が得意だからね。剣が得意な生徒も少ないし、これで勝負だ。」
ファインの剣士がまた1人退場する。
予想に反してファインの生徒が押されていた。
しかしファインは作戦を変更してきた。
 *ファインの生徒A*「向こうの攻撃は剣士だけだ。接近して剣士をまずやるぞ!」
その声に、後衛の生徒が竹刀を持って接近した。
 *アルテミスの生徒A*「今だ!皆でエネルギーブラスト!」
前に出てくるタイミングをまっていたのか。
アルテミスの生徒が一斉に魔法攻撃に転じる。
その間アルテミスの剣士がやられて退場したが、9人の放ったエネルギーブラストが、前に出てきたファインの後衛の生徒に命中した。
 *アルテミスの生徒A*「やった!」
アルテミスの生徒達が、勝ちを確信したその瞬間、向こうからエネルギーブラストが飛んできて、アルテミスの生徒に命中した。
ファインの後衛が前に出てきたのは、実は幻影の魔法だった。
アルテミスの生徒はまんまと騙され、そしてその隙をつかれてやられた。
 *アルテミスの生徒A*「うわ~」
 *アサミ*「勝負有り!!ファインが7-0の勝利!!」
審判をしていたアサミの声に、アルテミスの生徒達はガックリと肩を落とした。
ファインの生徒達は、ただ握り拳を作って、静かに喜んでいた。
次にトキョウとローラシアのバトルが始まった。
トキョウとローラシアの生徒はライバル意識が強く、おそらくそれは過去の戦争が理由かもしれない。
しかし殺意とかそう言ったものはなく、ただルールの中で競い合っていた。
ローラシアの生徒は、新撰組の影響か、全てが剣士の構成だった。
しかしその成績は優秀で、皆が10ポイントを持っている生徒達だった。
一方トキョウは、万能型の使い手で構成されており、コンビネーションが勝敗をわけそうだ。
ローラシアの生徒はとにかく接近戦で向かってくる。
それを剣と魔法、そして前衛後衛がたびたび入れ替わり攻撃と防御をするトキョウの生徒。
感じとしては、アサリとアサミ対新撰組2人といった感じだ。
正確にはアサリとアサミではなく、サスケとコジロウが教えているコンビネーションだが。
少しずつローラシアの生徒が押され始めた。
トキョウの生徒のコンビネーションは、うまく相手の隙と弱いところをついてゆく。
まともなヒットは無いものの、少しずつポイントを削ってゆく。
そんな時、トキョウの生徒のコンビネーションが、一瞬崩れた。
 *ローラシアの生徒A*「そこだ!」
クリティカルなヒットで、トキョウの生徒が1人退場になった。
そこから更にコンビネーションが崩れる。
次々とトキョウの生徒に退場者がでる。
もうこうなっては個々の能力がものをいう。
トキョウの生徒は、なんとかローラシアの生徒1人を退場させたが、それまでだった。
 *アサリ*「それまでです。9-0でローラシア学校の勝ちです。」
アサリがこのバトルの勝敗を告げた。
 *シュウカ*「あ~まだコンビネーションは難しかったかぁ~」
シュウカは眠そうな目をしながら、頭をポリポリしていた。
それでも少し悔しさが見えた。
 *コンドー*「よくやったみんな。俺はうれしいぞぉ~」
 *トシゾー*「まあ喜ぶのは優勝してからにしよ。」
 *ソーシ*「勝って当然です。僕が教えたのですから。」
 *サイトー*「はいはい。」
そうは言っても、新撰組の面々はうれしさを隠しきれない様子だった。
それからしばらくは食事と休憩の時間。
そしていよいよ決勝戦が始まった。
ファインの生徒は、今度は最初から幻影で攪乱してきた。
しかしローラシアの生徒は、動じる事なく対応した。
迫り来る魔力や竹刀を、ただ竹刀で振り払ってゆく。
その姿は、小さな新撰組といった感じだ。
実際、実戦でもその剣技は使えそうな域だった。
そんな中、ファインの生徒の不用意な攻撃の隙を、ローラシアの生徒が確実についた。
1人がやられて動揺するファインの生徒。
冷静に対処できればまだまだ互角に戦えただろうが、後はローラシアの生徒の圧勝だった。
 *ムサシ*「ローラシア魔法学校が10ー0で勝利だ!!」
 *ヒサヨシ*「最後は精神力だったな。」
 *コンドー*「うおおおぉぉぉ!!やったぁ~!!」
 *トシゾー*「やっぱ最後は侍魂だな。」
 *ソーシ*「僕の教えが良かったんですよ。」
 *サイトー*「はいはい。」
新撰組の面々が喜ぶ中、こうして第二回バトル大会は、ローラシア魔法学校の優勝で終了した。

 *ヒサヨシ*「そんじゃな!わしはファインに戻るは。」
 *シュウカ*「あ~じゃ!」
 *ナディア*「私も戻るよ。来年こそはせめて決勝までいくからな。」
 *アサミ*「トキョウだって、来年は優勝なんだから。」
 *コンドー*「はっはっは~来年も優勝じゃ!」
 *トシゾー*「まあ来年も面倒みてやるか。」
 *ソーシ*「僕は面倒だから、しりません。」
 *サイトー*「そう言わず。僕は子供達の面倒みるの結構楽しいですよ。」
 *ムサシ*「また来年やな。」
全国から集まった面々は、次の日、少し別れを惜しむものの、充実している日々に戻る事は、決して苦ではなかった。
 *ナディア*「それじゃ私は、タイナンへそろそろ行くよ。」
 *コンドー*「そこまでは我々も共に行くぞ。」
 *ヒサヨシ*「わしはチャイルドの方やからココでおわかれや。」
トキョウに集まっていた面々は、それぞれの帰路へと歩き出した。
子供達を引率しているので、魔力を使って走って帰る事ができない面々は、ゆっくりと歩いて行く。
いや、一部例外もあった。
 *コンドー*「俺達は走るぞ~」
ローラシアの新撰組は、子供達をつれて走っていった。
 *ムサシ*「おいおい。子供達にはまだ辛い。。。って、ついていっとる。」
 *ナディア*「お~い!一緒じゃなかったかぁ?」
ムサシはローラシアの子供達の身体能力に驚いた。
ナディアは苦笑いしていた。
 *アサミ*「でも、私たちだって、まだ子供じゃない。私なんか魔法学校最上級生としてまだ通える年なんだから。」
 *アサリ*「そうですね。あの頃には実戦にも参加してましたから。」
かつての戦友達と、来年の再会を約束して分かれた。
気持ちを明日へ向けて。
そしてトキョウでの祭りは終わった。
その頃、中央大陸の最西の北の地、かつては黒の霧に包まれていた場所へ、新たに楽園を求める人達が向かっていた。
しかしその人々は、忽然と姿を消す。
また新たな戦いの日々が、静かに近づいてきていた。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
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