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2017年2月25日【土】11時13分21秒
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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
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秋華エントランス

第三十三話 第二の人エルフ

バトル大会が終了した後、ムサシの元に毎日のように同じようなニュースが入ってきていた。
そのニュースの内容は、全てが中央大陸の西、北へ向かった人々の事だ。
北へ向かった人々が帰ってこない、小さな村の人々が消えた、更に北では何人かの人が死んでいたなんて話もあった。
そして今日も、今事件が起ころうとしてた。
中央大陸の最西で最北の町の中で、トキョウ国所属の町。
半年前に町となったばかりの小さな町、ラキシス。
人口は1000人そこそこで、夏でも過ごしやすい町だ。
その場所は北に大きな山、南に森、山からは河が流れておりとても住み良い場所にある。
今後、僅かに北極と南極に残る黒の霧が全て晴れれば、更に住み良い場所となるだろう。
それに伴い、人口もますます増えると思われる、期待の大きい町だった。
その町を、町の外、西の方から見つめる人々の姿があった。
その姿は、今地球上で生きる人々とは少し違う。
目が赤く、更には少しとがった耳を持つ。
古き時代、想像の中でエルフと呼ばれていた亜人種に似ていた。
いや、正にそのままだった。
神が新たに作った人間。
それは古き人間よりも賢く、魔力にもすぐれ、そして森を愛する人間だった。
 *エルフ1*「また低俗な人間が森を傷つけている。」
 *エルフ2*「速やかに駆除せねばならない。」
ラキシスに移り住んだ人々は、家を建てる為など、森の木を多く伐採していた。
それが、新しき人間、エルフには許せなかった。
数十人のエルフは、、町へと入っていった。
そして次々と町の人々を魔法で攻撃した。
ココへ来たエルフは、別に魔法能力が高い者が集められた集団ではなかったが、その魔力は強大で、普通の民が相手に出来るレベルでは無かった。
古き人間も、皆少しは魔法が使える。
しかしエルフは、古き人間から見ると、その全てがかなりの使い手レベルであった。
 *エルフ1*「何故こいつらは、魔力を供給してくれる木々を切るのだ?バカだとしか言えない。」
 *エルフ2*「姿は我々に似ているが、ただの害虫だという事だよ。」
 *エルフ3*「それでも我々は、この害虫から言葉を教えられた。そしてこの剣という武器も。なかなか面白い。」
エルフの中には剣を使う者もおり、それで害虫を殺すように、ラキシスの民を切っていた。
エルフが神に作り出された時、本能の中に魔法が存在したが、それ以外は何も知らなかった。
しかしエルフは頭が良く、ココ1ヶ月の間に古き人間と出会い、そして捕らえ、古き人間の知恵を吸収していった。
古き人間の歴史からなる知恵と、生まれながらに持った頭脳と魔力。
今強力な人間、エルフが完成していた。
逃げまどうラキシスの人々。
そしてそれを追うエルフ。
人々がゴキブリでも追いかけて殺す、そんな風にも見えた。
そんなエルフの前に、1人の男が立ちはだかった。
その男は、この町の長、町の名そのままのラキシスだった。
 *ラキシス*「あなた達は何者ですか?その耳、そして目、人間ではないのですか?」
ラキシスの言葉に、エルフの一部の者が手を止めてラキシスを見た。
 *エルフ1*「我々は人間だ。そして貴様らは害虫。まあそちらから言わせれば、そちらが人間で、我々はエルフと言うらしいがな。」
 *ラキシス*「何?エルフ?そのエルフが何故我々を襲うのです?」
 *エルフ2*「何故襲うだって?森を破壊する害虫。駆除するのは当然だと思うが?」
 *ラキシス*「我々は別にむやみに森を破壊しているのではありません。必要なだけ木を切っているだけです。」
 *エルフ3*「我々は一切森を破壊しなくても、十分に生活しているぞ。ああ、低俗で魔力の少ないおまえ達では、それも無理な事なのかな。だったらやはり駆除せねばならないな。」
そう言うとエルフ達は再び人間の駆除を開始した。
 *ラキシス*(話になりません。くっ!それにしても凄い魔力です。私1人ではどうにもなりません。)
ラキシスは、元ローラシアの精鋭部隊隊員だった。
よってその力は、人間の中では上位。
そんな彼でさえ、数人からの攻撃に防戦一方だった。
町の人を助ける事もできない。
 *ラキシス*(悔しいですが、私には民を守る事もできません。すみません皆さん。逃げる私をお許しください。)
襲い来るエルフを、なんとかかわすのが精一杯だった。
 *ラキシス*(それにこの事は、王に報告しなければ。大変な事になりそうです。)
ラキシスはなんとか町を出て、森の中まで逃げてきた。
エルフ達が追ってくる様子は無かったが、他に逃げることの出来た人間も見あたらなかった。
ラキシスは、なんとか早くトキョウに行こうと、ただ走り続けた。
町の人々を見捨てて逃げてきた罪悪感から、ラキシスの頬には涙が伝っていた。

1週間後、ラキシスは何とかトキョウにたどり着いていた。
そしてムサシに面会を求める。
 *ラキシス*(こんな私に王は会ってくださるか。)
ラキシスの着ているものはボロボロだった。
そして最短距離を走ってきたので、体も汚れていた。
しかしラキシスの心配も余計な心配だった。
 *ムサシ*「え~わしが王のムサシや。あ~まだなんか慣れへんなぁ~悪いけど、気軽に話させてもらうで~」
ムサシは門の前で待っていたラキシスの前に、普通に現れた。
ラキシスはムサシの事を知っていた。
ファインでの戦いの時、剣をあわせていたからだ。
しかしムサシは覚えてはいなかった。
 *ラキシス*「相変わらずお元気そうで。あの頃と変わりませんね。」
 *ムサシ*「えっと。。。会ったことあったっけ?悪い。わしもの覚え悪から。で、誰やったっけ?」
ムサシの言葉に、後ろについてきていたアサミが口をはさんだ。
 *アサミ*「何いってんの?ラキシスの長ラキシスさんじゃない!」
アサミはムサシをにらみつけた。
 *ムサシ*「ああ、そうか。確か元精鋭部隊やってはった人やね。そうやそうや。で、なんか用か?なんかその格好みたら、ただ事やないみたいやけど。」
ムサシには王の威厳も何も無かった。
それでもそれなりに状況は把握していた。
 *ラキシス*「はい。最近この大陸の西の方で、村人が行方不明だったり、謎の死が多発したりという事件をご存じですか?」
ムサシは予想通りかといった感じで、少しため息をついた。
 *ムサシ*「ああ知ってる。なんかあるやろうおもっとったけど、やっぱなんかあったか。」
 *ラキシス*「はい。1週間ほど前、私の町も襲われました。そしておそらく逃げる事のできたのは、私だけです。」
1000人以上がいた町で逃げる事のできたのが1人。
ムサシはたたごとでは無いと判断し、顔を引き締めた。
後ろにいたアサミ、そしてその横にいたアサリも真剣な顔をラキシスに向けた。
 *ラキシス*「襲ってきたのは、人。。。奴らは自分たちの事をエルフと言っていました。そして我々を害虫だと。姿は我々そっくりですが、耳が大きく、そして瞳が赤かった。」
 *ムサシ*「エルフ?魔獣かなんかか?」
ムサシの疑問に、丁度宮殿に戻ってきていたシュウカが、ラキシスの後ろからこたえた。
 *シュウカ*「エルフっていうのは、古の時代のおとぎ話やなんかで出てくる、デミヒューマンの事だな。それは想像の世界の中だけに存在する亜人種だけど、実在するとは驚き~だね。あっ!ただいま!」
シュウカは相変わらす眠そうな目をして、アサミを見ながら頭をポリポリとかいていた。
 *アサミ*「シュウカさんお帰り!」
 *アサリ*「お帰りなさいませ。」
シュウカの姿に、皆少し緊張が解けた。
 *ラキシス*「エルフをご存じなのですか。流石に元イニシエの方。で、そのエルフとは何者なんですか?」
ラキシスはシュウカに疑問をぶつけた。
 *シュウカ*「知らないよ。まあ昔の人々の想像どおりなら、賢くて、魔法が得意で、森を愛する民って設定だったけど。まさかそのまま実在するわけはないものだよ~」
 *ラキシス*「いえ。正にそんな感じでした。」
 *シュウカ*「。。。えっと。。。ぼくちんどうツッコミいれたらいいの?」
少しの間沈黙が流れた。
 *アサミ*「だから~そのエルフが、私たち人間が森の木々を生活の中で使う為に切ったりするから、害虫だ~って、私たちを駆除しようとしているわけね。」
沈黙の間、アサミに神がおりてきたように全てを悟っていた。
 *ラキシス*「はい。そういう事です。」
ラキシスは少しとまどった感じでこたえた。
 *アサリ*「それで今後どうすれば良いかって事ですね。」
話はスムーズに進んだ。
 *ムサシ*「わしら人間も、別にむやみに木々を切ってるわけちゃうし、話せばわかってくれる。。。くれへんのか。。。」
ムサシもラキシスの表情から、何かを悟っていた。
 *ムサシ*「向こうがわしらを殺そうとするんやったら、わしらは自分らを守る為に戦うしかないやろな。でもできれば殺さんように。。。って無理か。。。」
ムサシはまたもラキシスの表情を読みとった。
 *ラキシス*「はい。エルフ達は、我々人間よりも、魔法に長けているように思われます。これはエルフと人間の戦争になるかもしれません。」
皆が想像していた中で、一番いやな言葉が出てきた。
戦争。
それはもう2度と起こさないと誓った。
その言葉が出たことで、皆少し俯いた。
 *ムサシ*「でもこれは、人間と、そうでない者の戦いやから、戦争ってゆわへんのちゃう?向こうは駆除ってゆってるんやし。」
ムサシの言葉にも、皆俯いたままだった。
 *シュウカ*「姿形は同じ人間だからね。できれば戦いたくないなぁ~」
シュウカの表情だけは相変わらずだった。
結局、どうすれば良いのか、ムサシ達にはきっちりとした結論が出せなかった。
とりあえずは、人間に新たな犠牲がでないように、西の地では北へ向かうのを禁止し、カルディナの警備を強化する事になった。
カルディナは、ラキシスの町とは森をはさんで南にある町で、トキョウ傘下の町だった。
この町の東西には、独立した国が存在したが、トキョウ傘下ではないので人を送る事はできなかった。
とりあえずは警戒を促したが、ムサシにできるのはそれだけだった。
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