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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
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第十一話 必然の出会い

3人は街に入っていた。
街というよりは、街が有った場所という方がふさわしい。
倒れている人々の中に、息のある者は1人もいない。
既に太陽は西に沈もうとしている。
辺りを赤く照らす光は、倒れる人々が流す血を、より赤く見せていた。
3人がなんとか、アサリとアサミの両親の家が有ったと思われる所についた時には、太陽は沈み、辺りを闇が包んでいた。
かろうじて月の光が、状況を理解させる。
そこには、吹き飛ばされた家の残骸と、元は人であったと思われるもののみが、そこにあった。
アサミはただ泣いていた。
アサリはそれを抱きしめていた。
泣き声だけが、辺りに響く。
時々残骸の崩れる音が混じる。
月の光は、ただそれらを包む。
夢の中にいるような、そんな感じの時間。
ただただ、そんな時間が流れた。
どれくらいの時間が流れたのだろうか。
ようやくアサミは泣く事をやめていた。
誰が喋るともなく、何となく3人は歩き始めた。
どこを歩いても、同じような景色。
それは、同じ場所をグルグルと回っている感じさえする。
遠くに見える丘と月だけが、その方向を示す。
2人の少女の両親の行動範囲を歩いて探しているのだろうか。
シャオにはわからなかったが、ただ2人について歩いていた。
前を歩く2人が、あきらめて歩くのをやめたのは、月がかなり西に傾いた時だった。
それを見てシャオが声をかけた。
 *シャオ*「とりあえず、戻ろう。」
その声を聞いた2人の少女は、少し涙を浮かべ、俯いたまま頷いた。
その時だった。
向こうに人の話声と、魔法による光が見えた。
その声と光はこちらに近づいてくる。
その者達は、まだこちらに気がついていないようだ。
シャオは何かいやな感じがした。
それに近づいて来る者の1人、馬にのっている者の魔力の強大さ。
ただ者ではない。
シャオはとっさに、アサリとアサミを引っ張って、瓦礫の影に隠れた。
尚もその者達は近づいてくる。
話してる内容も、はっきりわかるようになった。
シャオ達は息を潜めた。
近づくものは3人。
馬に乗っているのは男。
20歳くらいの美形の男。
光を発しているだけの魔法からも、何か強大な魔力を感じる。
そしてその両脇を歩く、不思議な雰囲気を持つ女と老人。
輝くような美しさを持つ長髪の若い女は、話しの中で出てくる名前から、どうやら「チューレン」と言うようだ。
そして70歳はかるく越えていそうな、白くて長いあごひげを持つ老人。
こちらも名前は「タァスーシ」と判断できた。
 *タァスーシ*「それにしても、こんなに派手にやっても良かったんですかな?ヒサヨシ殿。」
タァスーシが、馬に乗る男に話しかけていた。
 *ヒサヨシ*「まあなぁ~ちょっと派手やけど、これでわしらカンセイの力は見せつけれたやろ。東に対抗できる力をはよ手に入れる為にはしゃ~ないんちゃうか?」
聞き慣れない言葉に、シャオは小さな声で、アサリに尋ねる。
 *シャオ*「聞き慣れない言葉だな。誰だかわかるか?」
シャオに尋ねられたアサリだったが、その人物は知らなかったようで、ただ首を振った。
もちろんアサミにもわからず、同じく首を振る。
 *チューレン*「それでもこんな事は、今回限りでおやめください。ヒサヨシ様は、人々を平和に向かわせる者。人々に憎しみを植え付けてはなりません。」
 *ヒサヨシ*「おう!わかっとるわ。まあ出来る限りはな。それにしても、みんな殺してもおたなぁ~ははは~」
辺りにヒサヨシの笑い声が響いた。
が、すぐにその笑い声はピタッと止まった。
そして視線をこちらに向け、「誰や?」と一言、こちらに言葉をかけてきた。
シャオはすぐに、こちらの状況に気がついた。
アサリは剣を握って白のオーラに体を包み、アサミは黒のオーラを両手に集めていた。
 *ヒサヨシ*「おっ!まだ生き残りがおったんかいな。」
ヒサヨシの顔には笑みが有った。
 *アサミ*「あんたがこれ、やったの?あんたがお父さんお母さんを殺したの?」
アサミは一目でわかるほどの殺気で、ヒサヨシをにらみつける。
アサリも横で同じだ。
シャオも2人の横に立ち、ヒサヨシを見た。
 *ヒサヨシ*「生き残りではないみたいやね。そうか。君らの両親がこの街にすんどったんか。そら悪かったな。堪忍してや。」
ヒサヨシは、謝罪と言うよりは、ただ言葉を伝えただけだった。
その態度を見て、アサリとアサミは、押さえていた感情を爆発させた。
 *アサリとアサミ*「殺す!」
その言葉と同時に、アサリはヒサヨシに襲いかかる。
角度を変えて、アサミがエネルギーブラストを放った。
2つの光は一気にヒサヨシに近づく。
ただの使い手なら、もう回避は不可能なショートレンジだ。
しかし次の瞬間には、アサリはこちらに跳ね返され、アサミの魔法は一気にかき消された。
 *シャオ*(強い。2人とはレベルが違いすぎる。)
そう思ったシャオは、素早く2人の前に立つ。
 *シャオ*「おまえらには無理だ!下がってろ!!」
シャオはそう言うと、黒の魔力を集める。
 *シャオ*(ちっ!この辺りは生命反応が薄い。黒は無理か。)
そう判断すると、今度は白の魔力を高めた。
 *シャオ*(こっちもきついな。此処まででかなり魔力が消耗している。それにこの相手。勝てない。)
それでもシャオは白のオーラを纏ったまま、ヒサヨシをにらみつけた。
 *ヒサヨシ*「う~ん。なかなかの魔力やな。でもなんか本調子やないみたいやね。そやけど向かってくるんやったら、相手するで。」
そう言うヒサヨシの顔は、先ほどからかわらず、ずっと笑顔のままだ。
 *シャオ*(ここは引いて再戦するのが吉。本調子なら勝てない相手じゃない。はず。ただ、ここで簡単に引かせてくれるか。。。)
シャオとヒサヨシは見合ったまま、後ろでは立ち上がったアサリとアサミがヒサヨシをにらみつけている。
チューレンとタァスーシはただ静観していた。
アサミとアサリが再び魔力を高めながら、シャオをはさむように前にでて横に並ぶ。
それを見てヒサヨシも魔力を高めた。
少しの時間が流れる。
何かきっかけが有れば、全てが動きそうだ。
辺りは既に少し明るくなっている。
太陽が出るのはもうまもなく。
静かな時の流れ。
それぞれの魔力はピーク。
太陽が頭を出し、シャオ達の後ろからヒサヨシの顔を照らした。
それを合図に、アサリがヒサヨシに向かう。
しかしそれはすぐに止められた。
シャオがアサリの腕をつかみ自分に引き寄せる。
アサミはエネルギーブラストを放つ。
その魔力は小さい。
それに合わせて、ヒサヨシの強大なファイヤーボールがこちらに向かってくる。
それはエネルギーブラストとぶつかって、すぐに爆発した。
消失しなかった炎の玉と爆風は、全てこちらに向かってきた。
シャオはアサミを抱き寄せて、直後空を飛んだ。
此処へ来る時に、河を渡る為に使った魔法「飛翔」。
シャオはこのタイミングを待っていた。
シャオは爆風と炎の玉を背に受け、2人の少女を抱きしめ、高速でその場を離脱した。
 *ヒサヨシ*「おっ!すげぇな。あの魔力で飛翔かぁ~あいつメッチャ強いな。」
ヒサヨシは笑顔を変える事なく、なんとなく嬉しそうに、ただその状況を見ていた。
 *タァスーシ*「良かったんですかな?逃がしたら、今度は万全の状況で向かってくるかもしれませんで。」
タァスーシは特に感情も無く、むしろ嬉しそうにヒサヨシに言った。
 *チューレン*「それにしても、この中央大陸に、あれほどの使い手がいたのが驚きですね。」
チューレンも笑顔で言う。
 *ヒサヨシ*「そやな。今度会うのが楽しみや。」
ヒサヨシはそう言うと馬を促し、チューレンとタァスーシと共に、西の方へとこの場を後にした。

シャオは何とか河向こう、トキョウの方まで飛んできた。
白のオーラ、白の鎧とも言われる魔力で背中をガードしていたものの、炎の玉を受けたシャオは、かなりのダメージを受けていた。
魔力もほとんどつき、体力も限界だったが、なんとかアサリとアサミを抱えて森を進んだ。
太陽は既に真上、眠気もかなりきつい。
もうろうとする中、それでも森を進んだ。
どこからかアイの声が聞こえた。
夢と現実の区別がつかない。
目の前が暗くなる。
シャオの意識が残っていたのはそこまでだった。
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