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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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第三十八話 届かない思い

この日の朝早い時間、エルファンとエルフィンがカルディナへと戻ってきた。
しかし2人が持ち帰ったものは、シャオ達にとっては最悪の知らせだった。
 *エルファン*「先日助けられた者のほとんどは、話し合いや共存を考えている。しかし本島の者は全てそれを拒否した。」
 *エルフィン*「まあ、プライドだな。自分たちより弱いと思っている人間。更には害虫扱いだ。魔界への穴も、素直には閉じさせてくれる様子はなかった。おそらく島に近づけば、攻撃してくるだろう。」
今すぐ仲良くできるなどとは、シャオも思ってはいなかった。
しかし、魔界の穴だけは、今後の事を考えれば、早急に閉じた方が良い。
それはわかってもらえると思っていたが、エルフ達はそれすらも否定してきた。
 *シャオ*「何故?魔界の門が再び解放されれば、黒の霧に包まれるし、魔獣もこちらにやってくのに。」
 *エルファン*「1つは、人間の言う事は聞きたく無い事。そして黒の霧に包まれても島は大丈夫である事。さらに魔獣に負けない強さを持っていると思っている事。だがやはり一番は、人間に助けられる事を許さないプライドでしょう。」
皆ため息をついた。
そしてしばらく沈黙がつづく。
シャオは顎に手をやり、考えていた。
 *シャオ*「しかし何故、人間より賢いエルフが、プライドなんかにこだわる?」
シャオの言う事ももっともだ。
人間よりも賢いと言われるエルフが、プライドで正しい判断ができない事が不思議だった。
 *シュウカ*「あ~賢いからだろうな~遠い昔、賢い人ほどウソをつく、賢い人ほど犯罪を犯すなんて事もよくあったらしいよ~」
シュウカは相変わらずの眠そうな目で、肩肘ついて話した。
 *シャオ*「ふ~ん。。。おそらくそれは相対的に賢いからだろうな。人間も他の動物と比べれば遙かに賢い動物だし。。。俺達も、馬に諭されても簡単には信じないかもしれない。。。」
シャオはそこまで話すと、少し笑みを浮かべた。
 *アイ*「シャオ?何か思いついたの?」
アイはシャオの笑顔を見て、自分も笑顔になった。
シャオが何か解決方法を見つけた事を、悟ったようだ。
 *シャオ*「おそらく、エルフが自分たちよりバカだと思われる人間の意見を聞きたくない事が、魔界の穴を塞ぐ障害となっている。だったらエルフ以上に賢いモノの言うことなら、聞くんじゃね?」
 *シュウカ*「それはシャオ、おまえの事か?それなら無理だろ?おまえが自ら話しに行っても、聞いてはくれないだろ~」
 *エルファン*「そうですね。確かにあなたのスペルスピードは、我々エルフよりも速いでしょう。しかし人間である以上、皆聞く耳を持たないと思います。まあ混血ですが、それも皆には話していますし。」
スペルスピードとは、魔法の準備にかかってから、発動する事ができるまでのスピードである。
そのスピードが速いという事は、頭の回転が速いという事と相成り、すなわち頭が良いと判断できる。
それにシャオは、効率的な呪文も使用しており、それを見れば賢いと判断するのは容易だ。
しかしシャオは、エルフの血を引くものの、ほとんど人間であり、その事は既に島のエルフには伝わっている。
それでも協力が得られなかったのだ。
直接話したところで、状況が好転するとは皆思えなかった。
 *シャオ*「いや。俺じゃないよ。人間や、もちろんエルフと比べても数倍も賢いモノ、ココにいるじゃん。」
シャオは懐から、ドラゴンナイフを取り出した。
 *アサミ*「え?それってもしかして!」
 *アサリ*「ブルードラゴン。」
 *シャオ*「ああ。おそらくこいつより賢い奴が、この地球上に存在する事はないよ。」
 *エルファン*「確かにそれなら聞く可能性もあります。エルフの中にドラゴンを召喚できる者がいない事から、シャオさんへの見方も変わるかもしれません。」
 *エルフィン*「それでも、可能性は低いな。俺がもしドラゴンに、魔界の穴を塞がなければ、魔獣が溢れ、霧がかかり、大変なことになるって言われても、素直には聞かないだろうからな。まあ少しは考えるが。」
シャオの提案。
魔界、妖精界、精霊界、そして人間界。
この四世界の中で、おそらくはもっとも知能の高いドラゴンに、エルフを説得させようというわけだ。
それでも当のエルフであるエルフィンに言わせれば、素直には聞かないだろうという事だった。
 *シャオ*「まあ試してみよう。それでダメなら、エルフがプライドを無くすまでこっちが勝ち続けるか、それとも強行して穴を塞ぐか。」
 *シュウカ*「まっ、そうだなぁ~でも強行するのは無理だろうな。おそらく穴を塞げるのは、シャオとナディアくらいだろ~?ナディアを呼んだとしても、1日で複数塞ぐ事は無理だろうし~。シャオでも6つは無理なんじゃない~?それだと強行しても、全ては塞げないし、攻撃からシャオを守り通せる者もいない。」
 *シャオ*「まあそうだな。とりあえずはドラゴンによる説得と、プライドを砕いての説得を同時進行して、前線を島に近づけて行く。本当なら直接島に乗り込みたいけど、それだとその間にこちらの町が襲われる可能性があるからね。」
そうなのだ。
シャオとアイ以外で、エルフに勝てる者は少ない。
更には、多数のエルフが攻撃してくれば、それを防げる者は皆無。
そして何よりも殺さないようにするなんて事は不可能だった。
それでもシュウカは言わずにはいられなかった。
それは時間が無いからだ。
 *シュウカ*「でもできるだけ早くしないといけないよねぇ~だから直接島に行ったらぁ?この町を守る事なら、今ならなんとかできるよ。アサリもアサミも強くなったし、相手を知った事で対策も立てられる。」
しかしシャオは、シュウカの言葉に黙って首を振った。
 *シャオ*「この町だけじゃない。またノースエベスにくる可能性もあるし、南のスカンジナビアに来るかもしれない。正直人数が足りない。。。」
 *アサミ*「だったら、ムサシや、サスケさん、コジロウさん、他も皆呼べば良いんだよ!」
アサミは笑顔で言った。
最近ムサシに会っていなかったから、呼べば会えるかもしれない期待があった。
 *シャオ*「それは無理だな。」
アサミの期待は、あっさりとシャオによって棄却された。
 *アサミ*「え~きっと町を守ること出来るよ。」
アサミは食い下がった。
 *シュウカ*「王が危険な所に出向く事は、もしもが起こる可能性を増やす。更には今、ムサシは忙しいだろうからなぁ~サスケやコジロウも、学校の事に手が回らない状態みたいだしぃ~」
シュウカの言うとおり、ムサシは王であり、その職務を果たす必要がある。
今エルフの出現と存在に、各領地や町が進退を模索し、情報が交錯している。
それをうまくコントロールしまとめる事に、ムサシは奔走していた。
 *アサミ*「うん。そうだね。」
アサミはシュンとして俯いた。

皆で話し合った後、ドラゴンの喋りを、シュウカ曰く録画した。
録画とは、この場合宝石に、映像を記録させる事だ。
その映像を見るには、宝石に魔力を与える事で幻術が発動し、幻術が宝石の上空に映像を投影する事で、見る事ができる。
この魔法は、離れた人にメッセージを伝える為に、一部使われている魔法だ。
いくつかの宝石に記憶させた後、エルファンとエルフィンに宝石を持たせた。
それを、本島のエルフ、そしてこちらにわたっているエルフ達に見てもらう。
時間は無いが、今は地道にやるしかない。
最悪、タイムリミットが近づいたと判断したら、その時は・・・
そんな思いを胸にしまったまま、シャオは、エルファンとエルフィンを見送った。
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