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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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秋華エントランス

第十三話 告白

次の日、東の大陸の情報が入ってきていた。
ローラシア大国が、再び隣国の攻略に動きだしたという事だった。
さらにはトキョウに、カンセイ国の者が1人、トキョウを訪れてきていた。
その人物は、アサリとアサミ、そしてシャオの知る人物だった。
水色に近い長い髪が、とても綺麗な若い女性。
チャイルドの街で見たチューレンだった。
みんなが屋敷の会議室に集まっていた。
チューレンは、シャオを見るとニコリとほほえみ、そして席についた。
 *アキラ*「それでは早速、用件をお聞かせ願いたい。」
アキラはいつもと変わらない口調で言った。
 *チューレン*「はい。おそらく言いたい事はわかっていりゃっしゃると思います。ただ、それは少し変更する事にいたしました。」
おそらくは、カンセイ国の傘下に入れと言いにきたのだろうが、それを変更するというチューレンの言葉に、みな少し驚いた。
 *チューレン*「本当は我が国の傘下に入っていただくようお願いにまいりましたが、あなた方に会って、それは妥当で無いと考えました。わたくし達は、既に中央大陸の半分、東の大陸全土に匹敵する領土をもっています。対抗するのに、これ以上の領土は必要ありません。それよりも人材が必要なのです。東の大陸、ローラシア大国がこちらに進行してきた時、それに対抗できる力が必要です。更には、それだけの力が有れば、対等な話し合いも可能であるかもしれません。その為に、我が国は領土を広げてきました。そしてチャイルドの街を破壊し、その力を掲示しました。これでローラシア大国が驚異に思うかどうかはわかりませんが、それなりに意識する存在になったと考えます。我々は戦いを望みません。むしろ終演させる為に動いています。小さな紛争や戦争は、今まで極秘に処理できてきましたが、ローラシア大国を止めるには、大規模な動きが必要でした。」
チューレンの言っている事。
ある程度はみんな理解していた。
そして、戦争をするのでは無く、止める事が本来の目的である事も理解できた。
 *チューレン*「そちらのお嬢さんお2人には、申し訳ない事をしたと思っています。ただ、戦争を止める為だとご理解ください。我が国の主、ヒサヨシ様の本意でもありません。」
アサリとアサミは、少し感情的に声を出しそうだったが、チューレンの言葉には誠意が有り、それをやめさせた。
それに自分達が今までにしてきた事からも、責める事はできなかった。
 *チューレン*「後、ヒサヨシ様の事も少し話さないといけません。ヒサヨシ様は、初めの人々からの意志を受け継ぐ者です。」
その言葉を聞いて、シャオとアキラは声を出した。
 *シャオ*「えっ?」
 *アキラ*「それは本当ですか?」
意志を受け継ぐ者。
それは、今ではごく一部の人に、伝説として語り継がれている。
その役目は主に、戦いをやめさせること。
時には戦争を早く終わらせる為に、どちらかの王を暗殺したり、時には荷担したり。
話し合いの知恵を助言する事もあると言われている。
 *チューレン*「人類が、まだ地下で暮らしていた頃、人々はそこで、日々魔力の研究をしていました。そしてそれを3冊の本に残しました。そして地上に上がる際、3人の者にそれぞれ本を持たせました。1人は東の大陸へ、1人は南の大陸へ、そして1人はこの中央大陸にとどまりました。それぞれの役目は、人が道をはずれ、平和を忘れ、再び戦いを始めた時、それを止める事でした。その中でそれぞれはそれ以降、子孫に本と役目を伝えてきました。しかしここ数十年、東の魔法技術は、その受け継ぐ者の能力を超えてきました。東の受け継ぐ者は、身をていしてブリリア国を止めようとしましたが、止める事叶わず、その命を失いました。命を懸けた魔法でブリリアの王を捕らえるところまで追いつめはしましたが。」
そこまで話すと、チューレンは少しシャオを見て、更に続けた。
 *チューレン*「そして、南の大陸に渡った者は、3代目までは連絡がとれていましたが、その後はわかりません。南の大陸とは、ほぼ行き来できない状況ですから。」
チューレンの話を、一同ただただ聞いていた。
 *シャオ*(南の大陸か。。。)
シャオは何か思うところがあるのか、1人なにやら考えているようだった。
南の大陸。
それは中央大陸と東の大陸の間に有り、北半分は、赤道の帯の中にある。
周りの海の潮の流れは荒れていて、船で行くにはかなりの危険を伴う。
いやむしろ、10000回チャレンジしても、1度たどりつけるかどうか。
魔力が漂い、こちらからのアクセスを拒否するようでもある。
そんな場所だから、こちらとの行き来は全く無い大陸だった。
更には魔獣が住むと言われ、その内情を知る者はほとんど存在しない。
そういった大陸だった。
 *チューレン*「そんなヒサヨシ様が、この状況を打開する為に色々考え、そしていくつかの対策をしました。1つが東の大陸に対抗するために、同じだけの領土を手に入れる事。1つが、対抗出来るだけの力を見せつける事。しかしそれは力を伴ったものではありませんが。そしてこれから、対抗できるだけの力を手に入れる為に、私はこの地に来ました。まあここに来て、予想以上の展開が待っていましたが。」
そう言ってチューレンは、シャオを見てニッコリとほほえんだ。
 *アキラ*「ふむ。話はだいたい理解させてもらった。で、結局我々に何を求めておいでなのかな?」
少なくとも、無条件に力ずくで何かをしようというわけではなさそうなので、アキラは少しリラックスして話していた。
 *チューレン*「はい。お願いは2つです。1つは、我々に力をかしていただきたいと言う事です。はっきり言うなら、我々と行動を共にし、あの神木の元での訓練を許可していただきたいのです。」
その意味がよくわからず、トキョウの面々は、次の言葉を待った。
 *チューレン*「あの神木には、人々の中にある潜在魔力を解放する力が有ります。それは神木に近ければ近いほど効果的です。行動を共にしていただきたいと言うのは、こちらがその神木に集っている事を、東の人々にわかっていただくためです。おそらくは、東のローランドも、その事に気がついているはずだからです。それは、ローラシア大国を本拠地とし、そしてしばらく動きが無かった事から判断できます。何故なら、ローラシアの街のはずれに、此処よりも小さいですが、神木が存在するからです。だから、カンセイ帝国はトキョウの傘下に入る形ででも、1つになったことを掲示したいのです。ただ、ヒサヨシ様には一定の権限はくださいますよう、それだけはお願いしますが。」
シャオは納得した。
あの神木からは、なにやら魔力を感じていた事もあるし、更にはアイの成長の事もある。
 *シャオ*「なるほどね。確かにあの神木にはそのような力があるみたいだからね。」
アイを見ながらシャオが話すと、一同納得の表情を浮かべた。
 *チューレン*「気がついておいででしたか。」
 *シャオ*「いや、何かあるなぁ~程度だったけどね。」
一同納得したところで、チューレンは更に話を続けた。
 *チューレン*「トキョウの神木は、人々が地下で暮らしていた頃、地下の世界に植えた木です。それが大きくなり、地上に突き出しました。それと時を同じくして、人々は地上に上がってきました。そして受け継ぐ者の2人、東と南に渡った2人は、それぞれ神木の苗を持っていきました。その1つが、ローラシアにある神木です。もう1つは言うまでもなく、南の大陸にあるはずです。だからわたくし達のもう1つのお願いは、南の大陸に渡り、神木と、受け継ぐ者を探す事。そして連れ帰る事です。それをシャオ様、あなたに協力していただきたいのです。」
一同はシャオを見た。
シャオは一同を見回す。
確かにシャオの能力が高い事は、みんな認めるところだ。
しかし本気のシャオを、万全の状態でのシャオの本気を見た者はまだここにはいない。
だから何故シャオなのか。
もしかすると凄い人物なのか。
色々な思いが、一同の顔からうかがえた。
そして、シャオの言葉を待った。
 *シャオ*「南の大陸、俺なら行く事が可能だろう。なんせ俺は南の大陸で生まれそだったからな。」
シャオの驚きの告白に、一同唖然とした。
ただ1人チューレンだけが、笑顔を崩さずシャオを見つめていた。
 *シャオ*「俺は南の大陸の北、アルテミスと言う街で生まれた。と言っても、南の大陸に存在する唯一の町だがな。それより南は魔獣が生息していて、かなりの使い手じゃないとなかなか入る事はできない。近所にでかい木が存在していて、よくそこで魔法の訓練をしていた。今思うとあれが神木だったと確信できる。そしてその木の近くに住んでいたじいさんが、よく俺に魔法を教えてくれたっけ。」
シャオはそこまで話すと、ふとあることが引っかかった。
そうなのだ。
その老人は、いつも本を手にしていた。
それはかなり古い本で、なにやら魔法の事が書かれていたように思う。
 *チューレン*「その老人、もしかすると3人目の受け継ぐ者。」
チューレンも少し驚いた。
流石にそこまで見抜いていたわけではない。
ただの偶然。
でもそれは必然だったのかもしれない。
シャオがこのトキョウに飛んできた時使った魔法、大陸間移動魔法。
全ての障害物を通り抜け、ただそこへ行くだけの魔法。
しかしその魔法は、あまりに強大な魔力を必要とする魔法で、時には全ての魔力を消費する。
よって細かい場所までを特定する事はできない。
その魔法を教えてくれたのが、その老人だった。
そして東の大陸に渡る時、この魔法を使っている。
ついた先は、ローラシア大国のはずれ。
チューレンが、神木が有ると言っていた場所。
シャオの中で全てが繋がった。
 *シャオ*「ヴァレン。そのじいさんの名前だ。おそらく受け継ぐ者に間違いない。平和が一番だ。毎日そんな事を言っていた気がする。どうやってかはわからないが、時々他の大陸の情報も知っていた。あそこで戦争が起きたとか、国が分かれたとか、消えたとか。」
シャオは話しながら、自分がどうするべきなのか迷っていた。
みんなの為に、南の大陸に行くべきかどうか。
ヴァレンはおそらく知っているだろう。
シャオ、いやシャナクルが東の大陸の戦争を大規模なものにした本人である事を。
そして2人目の受け継ぐ者を殺ったであろう事を。
ヴァレンとアイがもし会うことが有れば、アイの母を死なせた戦争を起こしたのが、自分である事もばれるであろう。
 *チューレン*「シャオ様、どうでしょうか?そのヴァレン様に会う為、手を貸してくださいますか?神木がこちらに2つ、そして受け継ぐ者が2人となると、ローランドも話し合いに応じると考えます。戦いを終わらせる為です。ご決断ください。」
シャオの気持ちは決まっていた。
そうだ。戦いを終わらせなければ。
自分が起こした乱世。
やり方は違うが、今自分の目指していた戦いの無い世界にするための方法。
それを示されているのだ。
その方法でうまくいく保証はないが、今世界はほぼ2つに分かれているのだ。
その2つの大国が争わなければ、1つになれば、可能性は十分にある。
 *シャオ*「わかった。俺はかまわない。」
シャオはそう言って、アキラを見た。
 *アキラ*「チューレン殿、そういう事です。ただ協力という点で、そちらをこちらの傘下にするという点は、無理があります。だからこちらが、そちらの傘下に入りましょう。我々を騙しているとも思えないし、悪いようにするともおもえませんから。」
 *チューレン*「いえ、この際だから、こちらがトキョウの傘下に入ります。その方がローランドも驚異に感じるでしょう。こちらの国内への説明は、納得できるようになんとかします。」
 *アキラ*「いやしかし。。。」
言葉を詰まらせるアキラ。
それに対して、シャオが声をかけた。
 *シャオ*「カンセイがそれで良いって言ってるんだし、そうしたら?その方が効果もあるし。」
 *アキラ*「しかしわしがそんな大役を担えるわけが。。。」
しばらく渋っていたアキラだったが、最後はヒサヨシが全面サポートすると言うことで話は決まった。
 *チューレン*「それではこれで、わたくしは一旦カンセイの街に戻ります。こちらの事が全て片づき次第、ヒサヨシ様自らこちらに伺います。」
チューレンはそう言うと、席を立った。
 *シャオ*「ちょっと待ってくれ!」
帰ろうとするチューレンを止め、シャオは神妙な面もちでみんなを見回し、最後にアイを見つめた。
 *アイ*「どうしたの?」
アイはただ不思議そうにシャオを見た。
シャオはアイを見続けたまま、話し始めた。
 *シャオ*「全てを決定する前に、1つだけみんなに話しておきたい事がある。」
シャオの真剣さに、一同は息をのむ。
 *シャオ*「俺の事、まだ話していない事がある。」
シャオの事。
今日初めて聞かされた、南の大陸出身である事。
何か訳有りなシャオの過去。
どうしてあの日、シャオはこの地に飛んできたのか。
そして何故、ボロボロの体だったのか。
着ていた服も気になる。
今それが明かされようとしていた。
 *シャオ*「俺の名前はシャオじゃない。本当の名前は。。。シャナクル。」
シャオは本名を明かしただけ。
ただそれだけだったが、全てが明らかになった。
アイは唖然として言葉が出ない。
他の者も、時が止まったようにただシャオを見ている。
そんな中、チューレンだけが冷静だった。
 *チューレン*「ヒサヨシ様の考えどおりでした。流石ヒサヨシ様です。」
おそらくアイにも予想出来ていたかもしれない。
いや、わかっていたのだろう。
しかしそれを認めたく無かった。
母を失うことになった元凶。
認めると自分がどうなるか不安だった。
でも今、その事実が突きつけられた。
またしばらく動かない時間。
沈黙の時が流れる。
その時の流れを絶ちきったのは、以外にもアイの笑顔だった。
その笑顔に、次第に他の面々も笑顔になる。
みんなの、そしてアイの笑顔を見て、シャオはそれをこたえと受け取り、ただ「ありがとう。」と言った。
 *チューレン*「それでは、わたくしは失礼します。」
そう言ってチューレンは部屋を後にした。
 *アサミ*「それにしても、シャオが世界一と言われる魔法使いだったなんて。心強いよね。」
アサミはあっけらかんと声に出した。
 *シャオ*「いや、前までは俺もそう思っていたけど、ここへ来てわかったよ。俺なんてまだまだだ。俺よりも強い奴が、目の前にいるからな。」
そう言ってシャオはアイを見る。
 *シャオ*「アイ。。。俺はここに来て、本当の強さを知ったよ。俺はアイには勝てない。アイ、ごめんな。俺のせいで。。。」
シャオはアイに心から謝罪した。
 *アイ*「ううん。シャオのおかげで、私たちは何度も助けられてる。それにもう私の大切な友達だもん。」
そう言うアイの瞳には涙があふれていた。
しかしその表情は笑顔だった。
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