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第二十一話 霧の晴れた黒海

シャオがトキョウに戻ってから10日が過ぎた。
東からの侵攻も無く、とりあえずは助かっていた。
バトル大会の啓示を見た者も数人集まってきていたし、日々の訓練も順調に行われていた。
そんな中、中央大陸の最も西にある国『アトランティス』が、何者かの攻撃を受けているらしいニュースが飛び込んできた。
侵攻してきた者たちは海から来たという話もあった。

中央大陸の西の海。
そして東の大陸の東の海でもあるこの海は、黒海と呼ばれていた。
理由は分からないが、赤道の帯の中にあってこの海だけは黒い霧が常にかかっていた。
大昔は霧がかかっていなかったが、ある時から霧がかかるようになり、黒海と呼ばれるようになったと云う。
よってこの海は航行不可能と言われ、誰もこの海を渡る者はいない。
そんな海から侵攻してきた者たちによって、アトランティスの西の町『オラン』は既に陥落したという話だった。
シャオたち一同は神木の元に集まっていた。
「海からと云う話が本当であれば、それはおそらくローラシアの者だろう。どうやって黒海を渡ったのかは分からないが、何かしら手段があった事になる。既にオランが陥落しているという早さからも間違いない」
「まさか黒海を渡ってくるとは、にわかには信じられへんな。まあこの際どうやって渡ってきたかは問題やない。今後どうするかや」
バトル大会の事も含め、ヒサヨシは皆の意見を求めた。
「バトル大会はそのまま開催するべきでしょうな。自体が切迫しているという状況でもない」
「それに今更中止する意味もないでしょう。どちらにしても強い使い手を集める事は必要でしょうから」
「バトル大会はそのまま開催するとして、問題は西の事に何かしら我々が対処をするのかという事になる」
シュータ、リュウ、アキラと思う所を述べた。
そこに1羽の緑色の鳥が戻って来た。
これはヒサヨシが召喚した妖精『リュウイー』である。
特徴は超高速での飛行が可能な事で、中央大陸横断も数時間といった所だ。
おかげでバトル大会の掲示も、予定よりも早く行われてきた。
日頃は西のタァスーシとの連絡係として活躍している。
そして今回は、西のオランまで偵察に行ってもらっていた。
「なんか分かったか?」
ヒサヨシは舞い降りて来たリュウイーに訊ねた。
「オランハ、ローラシアノブタイニヨリカンラク。キボハ、ダイ。オソラクハンブンチカイセンリョクキテル。ソレトコッカイ。クロノキリナカッタ。」
それを聞いた一同は驚いた。
ローラシア部隊の事はある程度予想されていたものだったが、黒海に霧が無くなっていたというのは信じがたい。
「黒海に霧がない?どういう事だ?」
「黒海が黒海やなくなってるちゅー事やな」
「ふむ。ローランドが何かしたのか。それとも別に何か原因があるのか‥‥」
シャオにもヒサヨシにもアキラにも、当然何も分からない。
「昔黒海は、青海と呼ばれていたらしい。最初の人たちが大陸の西にたどり着いた時、その海の美しい青に驚いたからだ。それが100年もしない間に黒い霧が出るようになり、名前を黒海にしたそうだ。ヴァレンの爺さんが云っていた話だがな」
シャオがそこまで話すと、アイが何かに気づいたように声を出した。
「それって時期的に考えて、魔界への門の開閉と関係があるんじゃ?」
確かに時期としては一致する。
シャオは考えた。
おそらく魔界の魔力か何かが関係しているのだろう。
南の大陸の周りだけ海が荒れていたりしたのだ。
そしてそれが今は止まっている。
黒の霧が晴れたとしても、何も不思議ではなかった。
「また開門するか?」
「今更やな。既に半分が来とる‥‥」
結局の所、霧が晴れた理由が分かった所で何も変わらないのだ。
ヒサヨシは軽い口調で続けた。
「でもな、もしかしたらやけど、西からカンセイまでは来られへんかもしれへんで。正確には、来られへん事態に遭遇するかもって事やけど」
「どういう事?」
「確かに西には大した大国も無いし、普通に考えたらアッサリとやられてまうやろな。そやけどベールに包まれとる場所があるねん。わしが西への侵攻をこれ以上やらんかったんもそれが理由や。城塞都市イニシエの存在や」
多くが初めて聞く名前だった。

城塞都市イニシエ。
その存在は近隣国の者なら知らない者はいない。
しかし一方で他国と一切交流はない。
エベス山脈に囲まれた地にその都市は存在する。
都市とは言われているが、それほど大きな町ではないという話もある。
ただ皆内情を知らない。
そして過去そこに侵攻した国々は、全て阻まれている。
商人も何も出入りはできない。
町全体が高さ20mを超える高い壁に囲まれ、中を見る事も出来ない。
壁はあらゆる攻撃に耐え、上空からの侵入も結界に守られた、正に不落の城のような町だ。

「まあそんな町や」
ヒサヨシの説明に、シャオは少し考えてから口を開けた。
「うん。ローランドの事だ。後顧の憂いは断っておきたいだろう。必ずそこに攻め入ると思う。でも本当にそんな都市が存在するのかが疑問だけどな」
シャオは半信半疑だった。
それにそもそもこの中央大陸に、ローラシア軍を退けられるだけの戦力があるとは思えなかった。
そこで話に割って入ったのはシュータだった。
「シャオ殿、その話はおそらく本当です。そしてその力は、東の大陸の者たちにも負けない力があると言われています」
シュータは、中央大陸の西の国アトランティスの東、イタリー国の出身だった。
だから城塞都市イニシエの事も知る所があるようだった。
「そういえばシュータはイタリー国出身だったな。イニシエの事、知ってるのか?」
「ええ。私はイタリーの騎士団に所属していました。父が騎士団長だった事もあり、そこからそういった情報が聞かれました。実は我が母国もそれが原因でフレンチ国との争いが起こりました。イタリー国から東へ行く為には、2つのルートがあります。いや、エベス山脈がある事から2つしかないと言った方がいいでしょう。北のルートと南のルート。その南のルート上にイニシエがある。しかしイニシエを通っていく事は事実上不可能とされました。だから北のルートを確保する為にフレンチ国との争いが起こったのです。イニシエからは決して他国を侵略などする事はありません。しかし通り道を塞ぐ存在は邪魔でした。過去に一度イニシエに侵攻を試みた事があったようです。その後に残ったのが、『絶対に手を出してはいけない国』という教えでした。その時の侵攻には東の大陸出身の手練れも何人かいたようです」
そこまで話されると、皆信じる事ができた。
「しかし、そんなのが存在するのに何故皆が知らない?」
シャオの疑問も尤もだ。
それだけの国が話に出てこないのは不思議だった。
「イタリーでは、王と側近、それと騎士団長くらいしか知らない話です。特に害を及ぼす事もなくただそこにあるだけの国ですし、イニシエの話はタブー視する所が強かったですね。南のルートには城塞都市イニシエがあるから通れない。それだけの認識が普通でした」
「それは分かったわ。でもイタリーがもうすぐ戦場になるかもしれへんで」
「だからと言って、私はもうイタリーに居場所はありません。皆がやられるのを黙って見ているのは辛いですが‥‥」
シュータだけではない。
やられるのをただ黙って見ているのは皆辛い気持ちはあった。
そしてその後の事をイニシエに任せてしまう事になるのも複雑な気持ちだ。
しかし皆、この地を離れる事はできなかった。
何時こちら側から残りのローラシア軍が攻め入ってくるとも限らないのだから。
「とにかくわたくしたちは、今できる事をするしかなさそうですね」
「そうそう!とりあえずバトル大会だね!」
アサリとアサミの言う通りだった。
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ドクダミ

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