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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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秋華エントランス

第二十一話 霧の晴れた黒海

シャオがトキョウに戻ってから10日が過ぎた。
東からの進行も無く、バトル大会の掲示を見た者も数人集まってきていた。
南の大陸からは、避難してきたチンロウ達がトキョウに帰ってきていた。
日々の訓練も順調に行われる中、中央大陸の最西の国アトランティスが、何者かの攻撃を受けているらしいニュースが飛び込んできた。
進行してきた者達は、海から来たという話もあった。
中央大陸の西の海。
そして東の大陸の東の海は、黒海と呼ばれる海。
理由はわからないが、赤道の帯の中でも、その海には黒い霧が常にかかっていた。
大昔には霧はかかっていなかったと言われているが、今ではそんな形跡は全く見あたらなかった。
よってこの海は航行不可能と言われ、誰もこの海には出る事は無い。
それなのに海からと思われる者達の進行により、アトランティス国の最西の街、オランは既に陥落していた。
シャオ達一同は、神木の元に集まった。
 *シャオ*「海からと言う事は、おそらくローラシア者だと判断できる。どうやって黒海を渡ったかはわからないが、おそらく間違いないだろう。この短期間で、すでにオランの街が陥落したという事からもまず間違いない。」
 *ヒサヨシ*「まさか黒海渡ってくるなんて、予想でけへんな。この際どうやって渡ったかは問題やない。今後どうするかやな。」
バトル大会の事も含めヒサヨシは皆の意見を待った。
 *シュータ*「バトル大会は、このまま開催するべきでしょうな。まだこの地に事態が切迫しているわけでもない。」
 *リュウ*「それに今更中止したら、なにかしら反感を抱く者もでてくるでしょう。」
 *アキラ*「まあバトル大会はそのまま開催するとして、問題は西の事にどう対象するかだが、西に戦力を向けるのも危険だ。」
一同口々に意見を述べた。
そこに1羽の緑の鳥、いやヒサヨシの妖精リュウイーが戻ってきた。
リュウイーは高速で空を翔る鳥型の妖精で、中央大陸横断も数時間で成す。
バトル大会掲示の任も行った。
日頃は、西のタァスーシとの連絡にも活躍している。
そして今、西のオランへの偵察より帰って来ていた。
 *ヒサヨシ*「なんかわかったか?」
ヒサヨシは舞い降りてきたリュウイーに尋ねた。
 *リュウイー*「オランハ、ローラシアノブタイニヨリカンラク。キボハダイ。オソラクハンブンチカイセンリョクキテル。ソレトコッカイ。クロノキリナカッタ。」
一同驚いた。
ローラシアの部隊の事はある程度予想されていたが、それよりも黒海に霧がない事が、皆を驚かせた。
 *シャオ*「黒海に霧が無い?どういう事だ?」
 *ヒサヨシ*「黒海が黒海じゃなくなってるちゅー事か。なんでや?」
 *アキラ*「ふむ。ローランドが何かしたのか。それともたまたまなのか。」
今はそれを考えている時でも無かったが、それでも皆考えさせられた。
 *シャオ*「昔、黒海は青い海と呼ばれていた話がある。人々が黒海に行き着いた時、その海の美しい青に驚いたからだ。それが100年もしない間に、黒の霧がでるようになり、名前を黒海にしたと、ヴァレンのじいさんが言っていた。」
シャオはそこまで話すとアイが口を出した。
 *アイ*「それって!もしかして魔界の門の開閉と関係してるんじゃ?!」
シャオの話を聞いて思ったアイの仮説。
それは正に的を得ている。
確かに開門と閉門の時期に一致する。
おそらくは魔界からの魔力が、何かしら影響しているのだろう。
その魔力によって、南の大陸の周りの海が荒れる海になっていた事、そして今それが無い事。
黒の霧が晴れても、何も不思議では無かった。
 *シャオ*「また門を開放するか?」
 *ヒサヨシ*「今更やな。既に半分の戦力が、この大陸におる。」
一同神妙な面もちで口を閉ざした。
しばらくの間、無言の時間がながれる。
どうすれば良いのか考えているのか。
ただ絶望しているのか。
それでもそんな中ヒサヨシだけが、軽い口調で話だした。
 *ヒサヨシ*「でももしかしたら、西に上陸したローラシア部隊、そう簡単にはカンセイには入ってけえへんかもしれへんで。正確には、入ってこられへん事態に遭遇するかもって事やけど。」
 *シャオ*「どういう事?」
 *ヒサヨシ*「確かに西には大した大国は存在せえへん。好戦的な国も少ない。そやけどベールに包まれる場所が存在するねん。わしが西に侵攻せえへんかったんも、それが理由や。城塞都市イニシエの存在や。」
皆、「何それ?」といった面もちで、ヒサヨシをただ見ていた。
城塞都市イニシエ。その存在は、近隣の国なら衆知している。
他国と一切の交流をもたない、エベス山脈に囲まれた地に存在する都市。
都市と言ってもさほど大きなものでは無いという話だが、過去そこに侵攻した国々は、全てその侵攻を阻まれている。
商人や情報屋ですら、その行き来を許さない。
街全体が20mを越える高い壁に覆われ、中を見る事はできない。
壁はあらゆる攻撃に耐え、上空からの進入も結界に守られた、正に不落の城。
ヒサヨシはイニシエの話をすると、「まあそんな感じや。」と言って説明を終えた。
 *シャオ*「うん。ローランドの事だ。全てを傘下に治めてから、此方に対処する可能性は高い。でも本当にそんな都市が存在するのか疑問だけどな。」
シャオは半信半疑だった。
それにこの中央大陸に、ローラシアの部隊を退けられる戦力があるはずもない。
それがシャオの考えだった。
そこにシュータが口をはさんだ。
 *シュータ*「シャオ殿、その話はおそらく本当です。そしてその力は、東の大陸の者達に負けない力があると言われています。」
シュータは元々、中央大陸の西の国、アトランティスの東、イタリー国の出身だ。
 *シャオ*「そう言えば、シュータはイタリー国出身だったな。イニシエの事、知ってるのか?」
シャオはシュータの言葉に、少し期待を抱いた。
 *シュータ*「ええ。私はイタリーの騎士団に所属していました。父が騎士団長だった事もあり、情報は確かだと思われます。我が母国もそれが原因で、イタリー国の北にあるフレンチ国との争いが起こりました。イタリー国から東へ行く為には、2つのルートが存在します。いや、エベス山脈がある事から、2つしかないと言った方があっているかな。北のルートと南のルート。その南のルート上にイニシエがある。しかしイニシエを通って行くには危険が大きい事から、北のルートを確保したかった。その為、フレンチ国との争いが起こりました。そこまでして南のルートを避ける理由。それがイニシエの巨大な力。決してこちらに侵攻してくるわけではないですが、その存在はイタリーにとっては邪魔でした。一度イニシエ攻略を試みた事もあったと聞きますが、なんとか逃げ帰った人々の話は、皆同じです。二度と手を出してはいけないと。イタリーの騎士団の中には、東の大陸の人間もいました。その者も、同じ事を言っていたらしい。」
そこまで話を聞くと、皆イニシエの存在は現実の話だと理解した。
 *シャオ*「そんなのが存在するのに、何故皆知らない?」
シャオの質問ももっともだ。
それだけの戦力のある街。
話にのぼらない事が不思議だった。
 *シュータ*「イタリーでは、王と側近、そして騎士団長くらいしか聞かされていない話です。まあ、こちらに侵攻してくる事もないし、イニシエの話はタブーとされていました。とにかく南のルートは、城塞都市イニシエがあるから使えない。それだけが世間に広まっている感じです。」
 *ヒサヨシ*「でもまあ、ローラシアの侵攻を他人任せっちゅーのも、なんかあれやな。それにシュータ、イタリーがもうすぐ戦場になるで。助けにいかんでもええんか?」
ヒサヨシの質問に、少し間をおいてシュータがこたえた。
 *シュータ*「私がイタリーに戻る事はできません。私を受け入れてはくれないでしょうから。確かにイタリーの人々がやられているのをだまって見ているのは辛いですが。。。」
シュータだけではない。
皆、イニシエ任せにする事で、周りの国々の沢山の人々が、それまでに戦争に巻き込まれるだろう。
それをだまって見ているのは辛い。
しかし、今自分たちがそちらに助けに行けば、この地にローラシアの軍が侵攻してくる事が予想できた。
 *アサリ*「とにかくわたくし達は、今できる事をするしかなさそうですね。」
 *アサミ*「うん。とりあえずバトル大会だね。」
一同気持ちは同じだった。
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