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第二十四話 イニシエの協力

ローラシアがイニシエに大敗してから1週間、第二部隊隊長のイーグルは、本国に救援要請の遣いを送っていた。
それを受け、ローランドと側近の『ゲパルト』は、宮殿の庭で話をしていた。
「中央大陸にも強国が存在していたという事ですか」
「はい。それにイーグル殿が油断していた事もあり、被害も大きかったように思われます」
ローランドは特に感情的になる事もなく、いつもの笑顔を浮かべていた。
「油断していて負けて、それで援軍をよこせというのも困ったものですね」
「しかし、イニシエを攻略するとなれば、送らないわけにもいきますまい」
「うむ。とはいえ本国を空けると、シャナクルがその期に何をするか‥‥」
昔のシャナクルの事を考えると、それは十分に考えられる行動だった。
もちろん今はそんな事をするシャオではなかったが、それを知らないローランドが警戒するのも尤もだった。
昔のシャナクルが抑止力となっていた。
「左様でございますな。それではいかが致しましょう」
「ふむ。イニシエは別に重要な場所ではありません。向こうからは攻めてこないと云うし、とりあえず放っておく事にしましょう。イーグルには、イニシエ攻略は不要だから残存戦力で事に当たれと伝えてください」
「はい。そのようにお伝えしておきます」

現在の戦力は、10の部隊で約11000人。
その他特殊部隊や精鋭部隊が5000人。
その内本国に残るのが12500人、中央大陸に3500人だ。
対してトキョウの戦力は、雄志軍が100人。
トキョウにいるカンセイ軍が3000人と、他に2000人。
数だけならシャオたちの戦力は、ローラシア軍全戦力の3割強だ。
しかし質の差はそれ以上にある。
それでもローランドはシャナクルの力を知っているので、かなり慎重に事を進めていた。

その頃中央大陸では、意外な展開が起こっていた。
東の大陸からの侵攻が現実に行われ始めて、中央大陸の国々にまとまりが出てきたのだ。
そしていくつかの国が、トキョウの傘下へと入る事を望んできた。
それを受けてヒサヨシは、エベス山脈の東の国々に同盟の話をもちかけた。
人類発祥の地であるトキョウの名は大きかった。
既に中央大陸の東半分を治めていた事もあり、多くの国が同盟を了承し、それ以上に傘下に入る事を望んだ国が多かった。
一部頑なに否定した国も存在したが、ローラシアの事が片付くまでは何もしないという約束ができた。
これでローラシアからの侵攻は、エベス山脈の北ルートと、東のタイナンへの船、そして神木への大陸間移動魔法の3つに絞る事ができた。
エベス山脈の南のルートの可能性は、イニシエの圧勝から無いと判断した。

それから更に3週間後、中央大陸のエベス山脈より西は、間もなくローラシアが制圧する、そんな状況だった。
これでほぼ、世界は二分された事になる。
全面対決の日も近づいてきていた。
シャオたち一同は、その日に向けて話し合う為、屋敷の会議室に集まっていた。
「同盟国と、新たに傘下にはった国々の戦力は約一万人。これで西のエベス北ルートでローラシアに当たれば、人数的には圧倒しとる。それでも現在エベスの西におるローラシア三千五百人を抑える事は難しいレベルや。5部隊の隊長はかなりの使い手で、人数は問題にならへんからな。逆にその5人を抑えられる使い手さえおれば、西は抑えられると思うねん」
ヒサヨシは、戦力の配置について検討を求めていた。
全面戦争になれば、全てのルートから攻め入ってくる可能性も考えられる。
何処も見捨てられないとなれば、全部守るしかない。
一同頭を悩ませていた。
「俺がローラシアの立場なら、攻略はおそらく西からだろう。大陸間移動魔法による侵攻はリスクが大きい。神木のある本拠地は守りを固めていると考えるはずだ。そして海のルートもリスクが高い。となるとエベス北ルートからと考えられる」
とりえず思う所をシャオが述べた。
「確かにシャオさんの言う事は尤もです。それでもやはりトキョウを手薄にはできないかと」
「もちろん海から来ても対応できるようしておく事は必要だ」
リュウもアキラも、思う事はあっても具体的対応は思いつかない。
失敗は許されない中、話はなかなかまとまらなかった。
「イニシエと協力はできないかな?ローラシアの3部隊が侵攻しても、それをものともしなかった力があれば、こちらの戦力を割かずに西からの侵攻は抑えられると思う」
「協力してくれるとは思えないが、まだ少し時間があるなら、話をする価値はあるかもしれませんね」
「それやったら、わしが話してみよか‥‥」
シャオの考えも、イニシエを知るシュータには上手く行くとは思えなかった。
しかしやってみないと分からない所もあると思ったのか、ヒサヨシは少し渋りながらも、自分が話をしてこようかと提案した。

ヒサヨシはまだ、皆には話していない事があった。
それはイニシエの事。
実はヒサヨシは、イニシエと密接な関係にあった。
と言うよりも、ヒサヨシ自身、イニシエの命により動いていた。
受け継ぐ者は、人類が地上へとその生活圏を移した時、実は1人だった。
地上に上がり、大陸が3つであると知った後に、本を複写して受け継ぐ者を3人にしたのだ。
東の大陸と南の大陸へ向かう受け継ぐ者は、人間同士の争いを抑える事だけを受け継いだ。
東の大陸の受け継ぐ者は、高い魔法技術をみんなに伝える事で力のバランスを取り、争いを失くそうとした。
結果魔法技術の進んだ大陸となったが、シャオの存在がバランスを崩し大きな争いが起こった。
南の大陸の受け継ぐ者は、他の大陸との行き来を遮断し、小さな所で人々がまとまる事で争いを抑えた。
共通の敵となった魔獣の存在も、人々がまとまるには良かったのだろう。
何故ヴァレンがシャオにこれだけの魔法を教えたのかは謎だが、もしかしたら世界を一つにするのはヴァレンの思いでもあったのかもしれない。
そんな中でシャオが死んだと聞かされ、ヴァレンはローランドを止めようとしたと考えられる。
何故ならシャオとは違い、ローランドは私利私欲の為にそれを成そうとしていたからだ。
そして中央大陸の受け継ぐ者は、力の芽を摘む事で争いを回避、或いは小規模なものに抑えてきた。
だから中央大陸の魔法技術はあまり成長しなかった。
この方法を取ったのには理由がある。
それはイニシエを守る為だ。
受け継ぐ者というのは本来イニシエの者の事。
今はシュウカがイニシエの管理者であり守護者。
そして外に出て働く者がヒサヨシというわけだ。
イニシエをそこまでして守らなければならない理由。
それは、イニシエにはアルマゲドン以前の文化や科学技術、歴史などあらゆる古の情報が残されていたから。
そして此処で、人間が間違った方向に進まないように管理してきた。
今世界で流通しているお金もここで作られている。
古の技術と魔法を合わせて、偽造が不可能な通貨が作られた。
万一イニシエにある情報が外に漏れた場合、また人間は同じ過ちを繰り返してしまうかもしれない。
その為ヒサヨシが本当にやろうとしている事は、イニシエを守る事であり、ローラシアが強くなってしまった今では、トキョウを対抗できる勢力にする事だった。
或いはお互い潰し合ってくれればそれでも良かった。
しかしまだ、これらの事をヒサヨシは語らなかった。

「イニシエにしても、このままローラシアが戦力を拡大すんのはマズイと思てるはずや」
「どうにかなりそうなの?」
シャオには、ヒサヨシに考えがあるように見えたので期待した。
「ああ、実は前々からイニシエとは話しててな、だいたい話はついてんねん」
ここに来てこの話、少し疑問も感じる一同だったが、事態が好転しそうな雰囲気に皆顔が緩んだ。
「それじゃあ、なんとかなりそうなんだね」
アイの言葉にヒサヨシは続けた。
「でも条件を出してきとる。イニシエの戦力で守るなら、一番戦場とならへん可能性の高い場所。そして守りやすい場所。つまりトキョウとタイナンなら守ってもええっちゅー話や」
「確かに助けてもらうのに、一番戦いが予想される最前線ってもの虫が良すぎるか‥‥」
「そうなると、我々がエベス北ルートの最前線に当たる、カンチュウ国防衛という事になりますか」
アキラやリュウはその条件も納得しているようだった。
「それとな、イニシエは手段を選ばへんで。タイナンから侵攻があれば海上で船も沈めるし、相手を殺さへんとか甘い事には同意せえへんで」
皆、なんだかヒサヨシと交渉しているような違和感も覚えたが、他に方法も思いつかず、任せるしかなかった。
「決まりやな。じゃあ皆には早い時期にカンチュウに向こてもらう。後2,3週間もしたらローラシア軍が西から来るやろ。イニシエからの戦闘員がこっちに到着し次第動いてもらうで」
会議が終了し、ヒサヨシはすぐにイニシエに向かった。
馬のような姿をした妖精『リェンホウ』にまたがり、かなりのスピードでトキョウから走り去った。

3日後、ヒサヨシからの遣いリュウイーが、トキョウに吉報を届けていた。
1週間以内には、イニシエから上位の使い手がトキョウに来るという。
シャオと共にカンチュウに向かう面々は出発の準備を始めた。
共に行くのは、アイ、アサリ、アサミ、ムサシ、シュータである。
ヒサヨシは妖精による海の警備もあるので、トキョウに残る事になっていた。
「それじゃわしはトキョウに戻るで」
「あ~よろろ~」
「それにしても、わしらには敵を殺る事を許して、自分らは殺したくない、か。よう分からんけど、トキョウの奴らは変やのお」
ヒサヨシとシュウカは、イニシエの壁の前で話をしていた。
「ヒサはこの戦いが終わったら、どうするつもりなのかねぇ~」
「ちょっと迷てるわ。予定変更するか、それとも‥‥まあそん時やな。じゃあな」
「はいはい~」
ヒサヨシはシュウカに手を振ると、リェンホウにまたがり新撰組と共にトキョウへと向かった。

更に5日後、トキョウにヒサヨシと新撰組が到着した。
そしてシャオたちは時を同じくしてカンチュウへと発とうとしていた。
ローラシアはエベス西側を完全に制圧した。
もう猶予は無かった。
「じゃあ行って来る」
「ああ頼むで。こっちはわしらが絶対に守る。安心してくれ」
「ああ」
シャオは少し腑に落ちない気持ちを抱えていた。
自分はアイを、そしてトキョウを守るために頑張って来た。
しかし今、そのトキョウを離れ、アイを連れて最前線に行く。
それをしなければローラシアに太刀打ちできない事は分かっていたが、何かがシャオの頭に引っかかっていた。
もしかしたら全てがヒサヨシの描いたシナリオ通りなのかもしれない。
そんな疑問も感じていた。
それでも今はこれしかない。
シャオは自分に言い聞かせてトキョウを後にした。

シャオたちがカンチュウの町に入ったのは6日後の昼だった。
その後カンチュウの長にエベス北の出入口を案内してもらったり、味方戦力の把握に努めた。
常にヒサヨシからの遣いリュウイーから、ローラシアとトキョウの状況も伝えられていた。
昨日カンチュウへ向けて、ローラシアの5部隊が動き出したらしい。
そのままくれば、明日辺りにこちらに着くだろう。
準備はギリギリの所で間に合った。
皆、気持ちを引き締めた。
「いよいよ明日、最初の戦いだな」
戦いを前に、シャオは少し緊張していた。
今まで数多くの戦場で戦ってきたシャオだったが、今回は少し気持ちが違う。
確実に勝てる自信がない。
今までは勝って当然という気持ちで挑む戦いばかりだった。
明日の戦いも、それほど勝算がないわけではないし、戦力的には勝てると理屈では考えている。
ただ、犠牲を出したくない。
アイはもちろん、アサリやアサミももう大切な友人なのだ。
そして相手にも、おそらく大切な家族があると理解している。
苦しい戦いが予想された。
「うん。でもみんな無理は駄目だよ。みんなが生き残る事、それが最優先だよ」
「それでも負ける事は許されない。負けたら、その後沢山の人々が死ぬ事になるからな」
「わし、なんでこんな所におるんやろ?くっそー!報酬はたんまり頼むで!」
「まあまあ、お金の事は忘れてみんなの為に頑張ろう!」
「あー‥‥まあ、アサミがそう言うんやったら、少しくらいはみんなの為に戦ったるわ」
ムサシは少し顔を赤くし、アサミから顔をそらした。
「ふふふ。ムサシさんはアサミと仲良しですね」
「仲良しってか、アサミの尻にしかれてるって感じだけどな。ははは」
「なんやと!わしは亭主関白じゃ!」
「それになんで勝手に夫婦にされてんのよ!こんなのと夫婦にしないでー!」
アサミも割と照れていた。
皆笑っていた。
こうして決戦前夜は更けていった。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
ドクダミ

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