★ 

インデックス

 ★
★ 

ネット小説

 ★

適当に書いた小説をアップしていきます♪

 RSS XML
  • 玄関口
  • 占い診断
  • 萌え辞典
  • オタク遊戯
  • FREECGI
  • NEW秋華
  • 随筆&詩
  • タイトル
--☆INFORMATION☆--
2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
--☆HOTLINK NOW☆--
【Kindle】電子書籍販売★秋華★
【楽天kobo】電子書籍販売★秋華★
【パブー】電子書籍販売★秋華★
秋華エントランス

第五話 魔法

シャオがトキョウに来て、既に2週間が過ぎていた。
このところは、アイが学校で魔法を勉強し、それをシャオがただ見ているだけの日が続いていた。
朝のお祈りにシャオが同行したのは、あの日一回きりだった。
シャオは、自分が変わりそうで、怖くてアイの誘いを断っていた。
今日もシャオは、アイが魔法を使うところを、ただ黙って見ていた。
しかしどうにも成長しないアイを見ていて、苛立っていた。
その苛立ちがどうしても押さえられず、シャオはアイに声をかけた。
 *シャオ*「おいアイ!おまえちっとも成長してねぇ~ぞ!」
木陰で木にもたれ、腕を頭の後ろでくんだまま、シャオは言った。
 *アイ*「なによ~これでも去年より少しはうまくなってるんだから~」
ちょっと頬を膨らませ、シャオを見た。
 *シャオ*「いや、そりゃ1年もやれば少しは成長するだろうけど、おまえならもっとできるはずだぞ。」
そう言うシャオの言葉に、少しほめられた感じがしたのか、アイは少し笑顔になった。
それでも少し棘のある喋りで、シャオに言い返す。
 *アイ*「でもできないんだもん!なかなか難しいよねぇ~」
アイの言葉に、シャオはため息をつき、ゆっくりと立ち上がり、アイの方に歩いていった。
 *シャオ*「俺が、少し教えてやろうか?たぶんおまえが今やってる事を続けるよりましだと思うから。」
シャオはこの2週間で、かなりの魔力を回復していた。
おそらくは、シュータやアキラ以上にはなっていた。
 *アイ*「シャオ?もしかして結構魔法使えちゃったりするわけ?」
この2週間、シャオとアイはかなり話をしてきた。
石碑の文字が読めた事などからも、記憶が戻っているらしい事は、アイにはわかっていた。
それでも、これまで一度も魔法を使わなかったシャオに、魔法が使えるイメージは無かった。
シャオの事に関しても、本人が話してくれる事を待っていた。
 *シャオ*「おまえ仮にも、俺の命を救った魔法使いだろ?その程度なわけないじゃねぇか。」
アイの質問には素直にはこたえず、アイの能力について話を続けた。
 *アイ*「それじゃ、ちょっと教えてもらおうかなぁ~」
シャオの気持ちを感じたのか、笑顔でアイは応えた。
2人は学校から出ると、家の庭に向かった。
家と言っても、一応王様の家。
家と言うよりは屋敷と呼べる立派なものだ。
それでも他の国の王宮とくらべると、やはり家と呼ぶにふさわしい程度の物だった。
普通の家の庭よりは広い、でもそれほど広くない庭に着くと、シャオは早速アイに魔法の事を話し始めた。
 *シャオ*「アイ!おまえ剣を振るう時、なんで黒の魔力使ってるんだ?」

この世界の魔法には、2つの視点から、2つの魔法に分けられる。
よって合計4つに分けられる事になる。
1つは黒魔術と白魔術、1つは内魔法と外魔法だ。
これらを合わせて、内の黒魔術だとか、外の白魔術という風に分ける。
黒魔術と白魔術との違いは、黒の魔力を使うか、白の魔力を使うかによる。
黒の魔力とは、人間以外の生命エネルギ、その多くは草木から集められる生命エネルギを黒の魔力と言う。
黒魔術は、周りにある木々や動物の数に干渉されるので、魔力が常に一定ではないが、上限が無い。
要するに、どこまでも強力な魔法が可能になる。
そして白の魔力とは、人間の生命エネルギ、自分自身の生命エネルギを、白の魔力と言う。
白魔術は黒魔術とは逆に安定しているが、自分の魔力の大きさでその力が決まる。
次に内魔法と外魔法の違いは、魔力を体内で使うか、それとも体外で使うかによる。
内魔法は、基本的に自分の能力をパワーアップする魔法である。
外魔法はそれ以外となる。
そして、人々は育ちや生まれた場所、血筋等で得手不得手が存在した。

 *アイ*「だって、剣って人を攻撃する為の道具でしょ?攻撃は黒って、常識なんじゃないの?」
確かにアイの言う事は、この世界に概念として存在していた。
しかし、それが不得手な場合は、白を使うのも常識であり、更にはそれは攻撃魔法に対する概念でもあった。
ただ、この中央大陸は魔法後進であり、先の概念のみが存在していた。
 *シャオ*「アイ。おまえは黒は苦手だろ?まあ、攻撃魔法自体、おまえには似合わないし、剣も然り。それでも護身の為に少しは剣も必要だ。傷つけるだけが剣じゃないって考えで、剣を白で使ってみるんだ。」
 *アイ*「何?どういう事?」
アイは、シャオの言った言葉の意味を全く理解できず、素直にシャオに聞いた。
 *シャオ*「アイは白、そして外でその魔力を操る事に優れていると思える。だからまず、白のオーラで自分の体と剣を包んでみな。」
オーラとは、目に見える魔力の事である。
白の魔力、黒の魔力と言われる所以は、そのオーラの色により分けられていた。
シャオの言葉に、アイは素直に言われたとおりにする。
 *シャオ*「で、そのオーラで周りの空気と一緒に体を動かすイメージで、剣を振ってみな。」
アイは言われたとおり、剣を頭上から斜め下に振りかざした。
すると今まででは考えられないスピードで、しかも剣を持っていないかのごとく軽く、剣が左足の横まで移動する。
 *アイ*「ええ~!!何?剣なんて持ってない感じ。しかも早い!」
アイは驚きの表情で、信じられない思いを声にだした。
シャオはその表情を見て、少しニヤッと笑うと、庭にある大きな岩を指さした。
 *シャオ*「じゃあ次は、今の感覚であの岩を斬りつける。その時、剣で岩を切るのではなく、岩を二つに分けるイメージで切ってみな。」
シャオの指さす岩は、それほど大きなものでは無かったが、この地でその岩を切る事のできる者は、おそらくアキラとシュータだけであろう物だった。
 *アイ*「ええ~!!切れるわけないじゃん!!お父さんでもなんとか切れるくらいの大きさだよ!」
アイも流石にシャオの言葉に反抗した。
 *シャオ*「大丈夫だ。信じる気持ちをもって切れば、おまえなら軽く切れるよ。」
シャオの笑顔に、アイはなんとなく信じてみたくなった。
シャオの顔から目をそらし、岩の前までゆっくりと歩く。
目を閉じ、剣を頭の上に上げ、ゆっくりと白のオーラを纏う。
空気が張り付くように感じられる。
オーラが剣を輝かせる。
 *シャオ*「いけ!」
シャオのかけ声を合図に、目を見開き、アイは剣を振り下ろした。
次の瞬間、剣は2つに分かれた岩を通り過ぎ、地面へと到達していた。
アイは唖然と口を開け、驚きで言葉を発する事が出来なかった。
 *シャオ*「ほらな。やっぱ俺の勘は当たったな。アイは外の白魔法使いだと思ったんだよねぇ~ははは~」
シャオは腕を頭の後ろで組んで笑った。
 *アイ*「ええ~!!勘かい!!」
アイは自分のツッコミに、自分でもおかしくなり、シャオと一緒に笑った。
 *シャオ*(まあ白の魔力による剣は、岩よりも人の方が切れるんだけどな。。。)
シャオは心の中の想いを、アイには伝えなかった。
アイには似合わない。何となくそんな事を考えていた。
その後もシャオは、アイに魔法の概念を教えた。
黒の魔法は、潜在魔力の少ない人間が、それを補う為にある魔法である概念。
黒の魔力より、白の魔力の方が強い事。
東の大国では、白の外魔術師は貴重な事。
剣よりも、魔術師として、そして回復や治癒、防御の魔法に向いている事。
そしてそれらの魔法を教えた。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
このエントリーをはてなブックマークに追加
ドクダミ
Ver.5.00 CGIフリー配布サイト