ネット小説

2015年12月25日【金】22時41分42秒

人間、人それぞれ体質というものが有る。
汗をよくかく体質、疲れやすい体質、胃腸の弱い体質。
そして体質は、時の流れと共に変化する。
人間は年をとるから、概ね良くない方へと変わってゆく。
でも偶にイレギュラーもあるようだ。
私は若い頃から必要とする睡眠時間が長く、今もそれは変わっていない。
しかし数年前からだろうか、朝起きるのが少し早くなった。
年をとると早起きになると聞いていたから、私も年をとって体質が変化したのだとその時感じた。
それでも人並み以上の睡眠時間を必要とする部分に変わりはなく、朝早起きになってから体調不調で辛い事が多くなった。
更に体のあちこちが悪くなってきているようだった。
それがここ最近、１０月の終わり頃からだろうか、急に体質が元に戻ったのだ。
若い頃と同じように、部屋でボーっとしていたりすると眠気を感じるのも同じ。
そして夜布団に入ると寝つきもいい。
朝も起きられないくらいぐっすり眠るから、起きている時間も気分はさわやかだ。
すると体調も急に良くなって、ずっと違和感を覚えていた喉の調子、関節痛、その他もろもろが概ね治ったようなのだ。
もしかしたらこれは逆で、その色々な症状を引き起こしていた病気が治り、眠れるようになったのかもしれない。
でも完全に治ったわけではないし、順序も逆なのでやはり体質の変化によって良くなったと考えるのが普通だ。
つまり体質の変化も、若返る事があると言えそう。
そう結論が出たところで、若返った私は、少し笑みを浮かべながらこの話を終える。
特にオチはない。