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進む世界の調整!奇乃子の新技!

イザナキは、イザナミが『千人殺す』と言った事に対して、ならば『千五百人産む』と返した。
世界の繁栄とはそういうものだ。
しかしこの世界は、千人殺しても千人しか産まれない。
逆に言えば、一万人殺せば一万人産まれてくる。
繁栄もしなければ衰退もしない。
これを良しとは言えないけれど、果たして悪いと言えるのだろうか。
そんな世界だからこそ、それを否定し壊す為に俺が遣わされたと言えるのかもしれない。
なんせ俺は繁栄の神でもあるからね。

俺たちは第四大陸でこれからやる事を相談した。
目的は第五大陸に上がる事だけれど、今のままだと撫子曰く『上がるのは難しい』とのこと。
俺はなんとかなるとは思っているけれど、そんな訳でとにかく、現状第四大陸で起こっている『何か』を片付けてから進む事に決めた。
それが片付いた後、第五大陸に上がる条件とされるダンジョンを攻略するのだ。
ダンジョンは百階層はあると云われており、ただ潜って行けば攻略できるものではないとのこと。
地上で必要なアイテムを集めたり、色々な条件をクリアしなければならないらしい。
といった所で次の日から、それぞれがそれぞれに必要な事を行っていた。
まず奇乃子は、自分の武器をパワーアップさせる為に、既に鍛冶場で仕事中。
それを俺は見学させてもらっていた。
天冉と妖女隊は一寸神を連れて、今から第四大陸で起こっている『世界の力』とやらに立ち向かう。
具体的に言えば、冒険者や町を襲うモンスターなんかを退治しに行く所だ。
そしてボスと孔聞は、戦闘力を鍛える為に模擬戦を始めていた。
それを見る撫子が蘇生魔法を使えるので、二人は死ぬまで戦う勢いで全力でぶつかり合っている。
さてそういった状況の中、俺は町の方から強い魔力を感じた。
「町に早速お出ましみたいだぞ」
妖女隊が町から出ればモンスターは現れないと思っていたけれど、どうやらターゲットは二人だけでもなさそうだ。
「丁度今から行こうとしていた所なの‥‥退治してくるの‥‥」
「それじゃぁ~出発ねぇ~」
「オッケーボス!」
三人は直ぐに家を出ていった。
俺は一寸神を想香の肩に付けておいた。
自分の目で状況は確認したいからさ。
そんな訳で早速確認。
三人が町に到着すると、イベントボスモンスターと思われるヤツらが町で暴れていた。
「直ぐに倒すの‥‥」
狛里がそう言い終わる前に、町の住人三人が何やら唱えた呪文によって、そのモンスターは三人の住人と共に跡形もなく消えていた。
「あら?何が起こったのかしらぁ~」
「おかしいのです!ドロップアイテムが落ちてなかったのです!」
想香、そこに目を付けるか。
やはりこいつ、少女隊に似てきたんじゃね?
でも確かにドロップアイテムはなかった。
そして神眼解析した所、どうやらモンスターを倒したというよりは消したといった感じだと分かった。
これは神退治に使える『垢バン』的な能力にも感じるな。
術者側の住人も消えているのは、命懸けの呪文って事なのか。
そして術式が半端なく複雑で長い。
それでもこれは一応使えるようにはしておこう。
但し自分が消えるのは問題があるので、その辺りは解析して大丈夫な魔法として昇華させる必要がある。
そして人に使えるのかどうか、使えばどうなるのか試してみないとね。
此処に魂が残っていない所を見ると、アルカディアで言えば『コントンジョノイコ』的な魔法なのかな。
解析にはあと何回か見てみたいものだと思った。
すると別の所にもモンスターの気配が現れた。
みんなは直ぐにそちらへと急ぐ。
俺はテレポテーションを使って先にその場所まで移動した。
するとやはり先程と同じように、三人の住人共々モンスターは消え去っていた。
この第四大陸に冒険者が沢山来た分、ここの住人を減らしているのだとハッキリ感じてしまう。
この後も同じ町で同じ事が二回起こった。
町の一部が破壊されはしたけれど、十二人の住民と共に四体のモンスターはあっさりと消されていた。
「こんな事があったのに、町の人たちは普通なの‥‥」
そうなんだよな。
あれだけデカいモンスターが現れて暴れているのに、住人は何事も無かったかのようだ。
これがこの世界の『調整』か。
「本当に意味が分からないのです」
「そうねぇ~。理屈では理解できても、これは気持ち悪く感じるわぁ~」
まったくその通りだよ。
独裁国家の指導者が、体制に仇なす人民をやんわりと皆殺しにしているようだ。
それを誰も気にせず、誰も逆らわない。
そしておそらく冒険者もそちらに誘導されている。
昨日の冒険者ギルドで聞いた話。
狛里たちに冒険者を辞めるよう促していた。
「ちょっと冒険者ギルドに行ってみないか?民が十二人も消えてなんとも無いのか。どう扱われているのか知りたい」
「そうねぇ~。じゃあ行って聞いてみますかぁ~」
俺たちは話を聞く為に、冒険者ギルドへと向かった。
さて、冒険者ギルドに到着して早速話を聞くと‥‥。
「ええ。これはこういうものなのです。こうやって町が守られるのは、この大陸では当たり前の事なのですよ。ところで冒険者を辞める気にはなりませんか?現在色々な就職先がありますよ。パン屋、八百屋、畑仕事に警備兵。モンスターと共に消えた住人がやっていた仕事に空きが出ています」
なんて事だ。
こんな風に人数の調整がされるのか。
これが俺の暮らしていた日本なら、日雇い労働じゃなく定職に付けてラッキーとか思うのかもしれない。
でも流石にこんな世界は無いよな。
なるほどこの世界の神を討たなければならない訳だよ。
とは言え‥‥この町で暮らす人々、そして冒険者も含めて、みんな幸せそうなんだよなぁ。
そんなのを見ると、本当に討たなければならないのかとも思えてしまう。
頭がおかしくなりそうだ。
「冒険者は辞めないの‥‥それに人が消えてなんともないなんて事はないの‥‥きっと悲しんでいる人がいるの‥‥」
「その通りです!消えてしまった人たちも、本当は辛かったのです。笑顔でしたが‥‥」
「あの笑顔は、私には泣きたい表情に見えたわよぉ~」
そうなのか?
そこまでは見ていなかった。
でも死ぬ時に笑顔ってのは別に不思議な事じゃない。
対米戦末期、鬼の所業とも言える命令で、あの特別攻撃隊のパイロットとして散っていった若者たち。
戦場に行く前の写真には、彼らみんなの笑顔があったじゃないか。
そしてなんというか、凄く大人っぽくもあどけなさが残る表情。
アレを見てそれで良かったなんて到底思えない。
もちろん国を守る為に、それが本当に唯一の方法なら否定もできないけれどさ。
ただ今回のは違うよね。
決められた世界の形を守る為だけに、誰かが死ななければならないってのは間違っている。
その魂が、たとえ何処かで復活するのだとしても。
冒険者ギルドから出た俺たちは決意していた。
「まずはとにかく一体ボスモンスターを倒す所を見せよう。倒せる冒険者がいるなら、民も自ら犠牲になんてなろうとしなくなるはずだ」
「うん‥‥みんなで別れて待機するの‥‥」
「そうねぇ~。あまり目立ちたくはないんだけどねぇ~」
「だけど、眼の前で消えてゆく人を放ってはおけないのです」
此処で目立って、神の仕事がやりにくくなったら本末転倒かもしれない。
でももう流石に今回のこの流れはバレてるよね。
百万診が力を使って多くの冒険者を第四大陸に上げた。
その中に異世界の神がいるんじゃないかと、普通は思うだろう。
そして今日、この町だけで十二人の住民が死んでいる。
調整にしてはやりすぎだよね。
俺たちは町の四方に別れて、再びボスモンスターが現れるのを待つのだった。

その頃奇乃子は、鍛冶場でテーザー銃に魂を込めていた。
一見するととても魔道具作りには見えない。
でもこれが錬金術師の能力か。
どんな物でもどんな素材でも、魂を込めれば応えてくれるようだ。
俺の鍛冶スキルはほぼ完璧な物を作る事ができる。
しかしアルカディアのドワーフたちは、それ以上の物を作って見せた。
それぞれに合った調整ってのが有るのをその時知ったのだ。
そして今、再び奇乃子に教わるか。
ドワーフは伊達にドワーフじゃない。
「はははは!いいのだ!いいのだ!俺の思い通りになるのだ!こいつめ!こいつめ!」
「‥‥」
ちょっと見ていて怖いぞ。
でも強力な能力ってのは、そういうの多いよね。
魔法名が痛かったり、狛里の召喚魔法だってできれば誰にも見せたくないものだ。
狛里は気にしていなかったみたいだけどさ。
そう言えばあの召喚魔法は解析しているんだよな。
先日天冉がこの世界に来た時に起こった現象も神眼で見ている。
他にも暗黒界からの召喚など色々と組み合わせて、異世界召喚ができないか研究しているんだけれど‥‥。
今の所あまり上手くは行っていない。
この魂を込めるのを真似て、アイテムにしたらどうだろうな。
アルカディアに帰ったら試してみるか。
できるなら異世界の友人たちをアルカディアに招待したいものだ。
尤も召喚するだけじゃなく、帰る事もできるようにしないと駄目だから難しいんだけれどね。
「はははは!調教してやるぅ!調教してやるのだ!俺ならやれる!俺はやれる男なのだ!」
はいはい、頑張れよー!
「完成したのだ!」
「おっ?」
いきなりだな、おい!
鍛冶場に籠もって一時間。
特に何かをするでも無く、ただひたすらに魂を込めていたように見えた。
出来上がった物も、今までのテーザー銃と見た所変わらない。
いや、それでも何か雰囲気があるようには感じるか。
「策也完成したのだ!これはかなりパワーアップしたのだ!」
「なんとなくそんな気はするけど、今までと何が違うんだ?」
本当に魂を込めていただけだし、普通の人が見ても何も分からないだろう。
どちらも武器屋で売られていたら、どっちでも良いと思うに違いない。
「切れ味・麻痺・電撃、どれも二倍になったのだ!」
「マジか!?」
当社比二倍ほど信用できないものは無いかもしれないけれど、少なくともパワーアップはしているようだ。
「それとコレが面白いのだけど‥‥プププ。とりあえず模擬戦で試すのだ!策也、相手を頼むのだ!」
「おっ!俺に挑んでくるとは、よっぽど自信があるんだな」
「当然なのだ。悪いけど一対一なら最強になってしまったのだ。あっ、でも妖糸は無しで頼むのだ。ついでに攻撃魔法をやめてほしいのだ」
注文が多いな。
でもその程度で勝てると思えるのなら、それはかなり期待できるだろう。
「分かった。妖糸と攻撃魔法は無しだな」
「プププ!俺が必ず一本取るのだ」
奇乃子はもう十分俺たちの強さを知っている。
その上でこの自信なら、面白いものが見られそうだ。
俺たちが家の外に出ると、ボスと孔聞が模擬戦の最中だった。
ボスの方が魔力レベルは若干上だけれど、孔聞が完璧に押している。
しかしギリギリの所でマーストンファーが効果を発揮し、孔聞が攻めきれない感じか。
いくら孔聞の動きが疾くても、武器を持つ分ボスの方が攻撃レンジは広い。
それに戦闘は、純粋な武道対決とは違う。
ボスの奇抜な動きには流石に混乱しているようだった。
「これで決めます!」
孔聞が勝負に出た。
魔力をためて連続五十歩百歩真拳ね。
でもいいのか?
それはボスに見抜かれているぞ。
ボスはマーストンファーで守りを固める。
孔聞はそれごと拳を撃ち抜いた。
ボスが吹っ飛ばされる。
追い打ちをかけるべく、孔聞の連続攻撃が襲う。
マーストンファーの効果が孔聞に作用する。
「此処で倒れる訳にはいかないのです!」
「倒れろよ‥‥」
ボスは倒れたままマーストンファーを回して、蹴りの攻撃に対して攻撃で受け止めた。
どうなる?
ボスは再び吹っ飛ばされた。
しかし孔聞もそれ以上は追撃できないようだった。
「闇の超絶ヒール‥‥です」
自分で自分を回復できる孔聞の勝ちか。
でも回復が無ければボスの勝ちだったな。
ボスはゆっくりと立ち上がっていたが、これ以上戦える状態ではなかった。
やっぱり回復持ちは強いねぇ。
でも闇持ちだったとは。
闇系の回復魔法って、魔力効率は良さそうでも効果は好きになれない。
酒を飲んで気分良くなっているような感じになるしさ。
悪く言えばぶっちゃけゾンビだけど。
「二人とも強くなったのだ!でも俺も強くなったから、今から策也と模擬戦をするのだ!」
「策也とですか?流石に無謀に感じますね。つまりやるだけ無駄ではないでしょうか?」
俺もそう思うんだけれど、奇乃子の自信に偽りはなさそうなんだよね。
「マジかぁ‥‥。俺はちょっと体がボロボロだわ。撫子、ちょっと回復してくれ」
「大丈夫ですか?」
駆け寄る撫子には、少しも愛を感じなかった。
どうやらおっさんのおせっかいは全く通用しなかったみたいだね。
「さて、それじゃ奇乃子。やるか!」
「もちろんなのだ」
俺たちはみんなから少し離れた所に移動して、お互い向かい合った。
「何時でもいいのだ!」
「じゃあいくぞ!よーいっ!始め!」
俺がそう言うと、いきなり奇乃子は奇声を上げてテーザー銃を振った。
「キエー!調教してやる!調教してやるぅ!」
すると次の瞬間、俺の体を拘束するような何か力を感じた。
これは‥‥コントロール系の効果か。
しかもかなり強いぞ。
「調教してやる!調教してやる!調教してやるのだ!」
これは面白い効果だな。
俺の完全耐性でもこの効果を止められていない。
洗脳を含む状態異常の類とは違うようだ。
そして俺のドラゴンカウンターが自動で発動し、テーザー銃の効果を抑えている。
そこまでやらないとこの効果は阻止できないって事か。
うちの姦し娘たちにも通用はしないだろうけれど、天冉は荒魂を発動しないと抗えないと思う。
狛里は魔力押しでなんとでもなるし、想香は俺と同じ能力がほぼ使えるから同じ対処で可能。
想香は俺と一心同体だから、合体する事で能力を双方向で共有しているからね。
ちなみに少女隊もそうだけど。
ただし個人差によって全てが使える訳ではない。
想香も少女隊も複数思考は百も使えないし、想香はおそらくオリハルコンアメーバ化も無理なんじゃないだろうか。
でもそれ以外はおそらくほぼほぼ使えると見ている。
何にしても奇乃子のこの技?『調教してやる!』は、神クラスに満たない者には通用しそうだ。
しかしこれを受けたらどうなるんだろうな。
「調教してやる!調教してやるぅ!調教してやるのだぁ!」
まだテーザー銃を振り続けてるし。
一発だけ受けてみるか。
俺は最後の一回を受けてみた。
すると体が勝手に動き出す。
「おっ!」
これはおそらく奇乃子の思った通りに相手を動かせる能力。
「やっと通ったのだ!調教してやる!調教してやる!」
俺の体は少し奇乃子の方へと移動した。
しかし丁度一秒で効果は切れる。
なるほど、この技は一秒だけ相手を自在に操る能力。
だけど細かくは指定できない。
それでも一秒間相手の動きを封じられる訳で、同レベルを相手にした場合のトドメ、或いは殺られそうな時にもこれで対処が可能になるな。
神眼で解析もできたし、そろそろ終わりにするか。
俺は一気に奇乃子に近づくと、後ろに回って腰を掴んで奇乃子を持ち上げた。
「はい終わり!」
「うわっ!いつの間にか背後を取られているのだ!」
「いや凄いよ奇乃子。この効果ならあのボスモンスターにも通用する。使い方次第ではお前たちだけでボスモンスターに勝てるぞ!」
いやマジで。
一秒動きを自由にできるなら、細かく動作を指定できなくても勝つ方法は生まれる。
方法だけ教えれば奇乃子ならやれるだろう。
俺との模擬戦で効果的に使えなかったのは、操作する事にこだわって重複発動していただけかもしれないけれどね。
魔法や効果ってのは、重複発動によってより強力にはなるからさ。
でも全部ドラゴンカウンターで止めている俺には、全く通用しないんだけど。

模擬戦の後、奇乃子は再び鍛冶場に籠もった。
今度はボスの武器を強化するとかなんとか。
防御の事はあまり考えないのね。
逆に俺は、どうしても守り重視で考えてしまう。
そういう意味では、奇乃子が攻撃用魔道具を考えてくれるのは助かる。
今度はどんなパワーアップをしてくれるのか楽しみだよ。
そんな感じで一日は過ぎていった。
町で待機していた姦し娘の所には、結局モンスターは現れなかった。
一時間くらい待って来なかったから、その後は結局観光気分で町をウロウロしていただけだし。
ボスと孔聞は、あの後も死ぬ勢いで模擬戦をしていたけれどね。
明日の予定は明日に考えるって事でこの日は終わった。

俺は自室で一人になると、部屋には一寸神を置いて闇の家へと落ちていった。
夜になるとそこに帰るのは、俺にとっては当たり前に近かった。
しかしそこに少女隊の姿は無かった。
まああいつらも一応神だし、やる事はあるのだろう。
俺はアルカディアでほとんど何もしていないけれどね。
ある程度世界の形を決めたら、後は見守るのが仕事だからさ。
基本的にはそこにいるだけで世界は維持される。
やる事もないから、一部の神様は悪い事をしてしまうのだ。
俺も仕事を辞めたら、いずれはそうなってしまうのかな。
今は分からないけれど、おそらくみゆきがいる限りは大丈夫だろうと思えた。
そんな感じでマッタリしていると、少女隊が帰ってきたようだ。
「御主人タマ~!おまたせしたのです!」
「タダイマなのね!まずは再会の抱擁なのね」
無邪気な笑顔で駆けてくる二人。
でも騙されてはいけない。
いつもの事だけれど、これはプロレスのゴングなのだ。
俺は容赦なく首に腕を掛け、背中から地面に叩き落とした。
「ウゲッ!」
「御主人タマ、酷いのね」
「あれ?今日は反撃してこないのか?」
いつもなら完全にプロレスなんだけれど、今日は何かあったのだろうか。
「今日はマジで喜びを分かち合おうとしていたのです」
「何か良い事でもあったのか?」
「あったのね。ようやくイスカンデルがアルカディアみたいになったのね」
イスカンデルがアルカディアみたいに?
「イスカンデルは魔法と能力の制限があるのです。蘇生もできなかったのです。でもようやく不老不死も魔法が生まれたのです」
「あ~‥‥」
それ、もう少し早ければな。
天冉も此処で不老不死にする事ができたろうに。
イスカンデルはアルカディアと違って、色々と面倒な所があった。
それが解除されたと言ったら変な言い方になるけれど、何にしてもその辺り気にしなくて良くなった訳か。
「良かったじゃないか」
ちなみにアルカディアも、俺が異世界に出張する事で少しずつ変わって来ている。
お互い良い所は影響し合うって事だ。
「これで御主人タマと同じ力がイスカンデルでも使えるのです。ムフフ‥‥」
「そうなのね。イスカンデルにも強い人がこれからドンドン増えるのね」
あれ?そうすると狛里の力はどうなるんだろう。
狛里はイスカンデルの歪んだあり方が生んだバグっ娘と言っていい。
強い者が生まれない世界だからこそ、その溜まった魔力が狛里一人に集まってしまったんだ。
もしかしたらこの辺りで成長が止まる?
或いは弱くなる事も考えられるか。
まあでもそもそも強い訳だから、魔力がこれ以上集まらなくてもそこまで弱くなるって事はないよね。
おそらく時間も掛かるだろうし、今後は様子を見る事にしよう。
そんな訳で俺たちは結局、お祝いと称したプロレス大会を満喫するのだった。
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