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【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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愛美との出会い

 俺と愛美の出会いは、中学一年生の入学式の日だった。
 その日講堂に並べられた椅子を、盛大に倒しまくっている女がいた。
 三年前の愛美だ。
 苦笑いを浮かべながら、「ごめんなさい、ごめんなさい」と、みんなに謝っていた。
 その姿を見た時、こんな可愛い子がいるんだと、嬉しい気持ちになったのを覚えている。
 中学は、四つの小学校の生徒が集まる公立中学。
 愛美は別の小学校出身で、近所に住んでいながら、全く知らない子だった。
 クラス割表を見て教室に行くと、そこに愛美が座っていた。
 俺は心の中でガッツポーズをした。
 だけど次の瞬間、何か違和感を覚えた。
 その原因は、一番後ろの席に座る愛美の周りに、誰も生徒が座っていない事だと、すぐに分かった。
 それでも俺は、むしろラッキーだと思って、愛美の隣の席に座った。
 その瞬間、隣から筆箱が飛んできた。
 どうしたら、筆箱を飛ばす事ができるのか、俺には理解できない。
 でも確かに、筆箱が飛んできたのだ。
 俺は筆箱の直撃を受けて、頭に激痛が走り、目の前には星が沢山見えた。
 そんな俺を見て、半分くらいの生徒が、ニヤニヤとしていたのが目に入った。
 隣で愛美が、俺に必死になって謝っていた。
 ああ、なるほど。
 そういう事なのだと、俺は悟った。
 この子がドジで、周りにいるとそのとばっちりをくらう事を、同じ小学校出身の人たちは知っていたのだと。
 中学生の頃くらいまでは、人の意見や考えに影響される事が多い。
 それは、実際に中学三年間を過ごしたばかりの俺には、ハッキリと言える。
 友達が嫌いだと言えば、自分も嫌いだと言い、みんなから人気のある女子は、みんな好きだと言う。
 俺もきっと、その例外ではなかっただろう。
 だけどこの時、俺は愛美が嫌われているなんて思いもしなかった。
 そこまで酷いドジっ子だとも、考えていなかった。
 だから俺は、「大丈夫だよ。俺、神田久弥。君の名前は?」って、聞いていた。
 すると愛美は、とびきりの笑顔で、「九頭竜愛美、デス」とか言って、俺を殺す勢いの頭突きをかましてきた。
 ただ単に、立ちあがった勢いでつまずいて、こちらに倒れてきただけなんだけど、一瞬マジでデスられるのかと思ったよ。
 その後、男女出席番号順に席を移動させられたけれど、俺と愛美は隣同士だった。
 当然、その日以降も、俺は愛美のドジやボケのとばっちりをくらいまくった。
 ある時はバケツの水をかぶり、ある時は弁当を無駄にした。
 正直何度も、関わるんじゃなかったと思った事もあったけれど、謝ってくる愛美の顔を見ていたら、今日だけは我慢するかという気持ちになっていた。
 そんな事が続いて、いつの間にか俺は、愛美のドジやボケになれてきていた。
 と言うか、いくらか対処の仕方も覚えて、愛美も俺の前なら、ドジをしそうになっても、助けてくれるから大丈夫だと、感じているようだった。
 そんなある日、上級生から俺は呼び出しをくらった。
 行ってみると、どうやら俺と愛美が仲良くしているのが、面白くないようだった。
 要するに、愛美の事を気にいっているから、お前は手を引けと、脅しをかけられたわけだ。
 まあ別に、俺は愛美と付き合っているわけでもないし、嫌いじゃないけど問題も多かったから、俺は関係を否定して、先輩を安心させてあげた。
 するとそれから間もなく、先輩は愛美をデートに誘った。
 俺は勝手に、愛美は絶対にデートなんか行かないと思っていたので、なんだか漠然とショックだった。
 後から聞いた話によれば、俺の名前を出して、うまく誘いだしたようだったが、この時の俺が知るはずも無かった。
 で、後日そのデートが、失敗に終わった事を聞いて、俺は安心していた。
 それは俺が、愛美の事を好きになっているのだと、自覚させられるものであった。
 だけど、決して付き合いたいとか、そんな感情はわかなかった。
 理由は、当然ながら、面倒くさい事になりそうだったから。
 他人のバカは許せるけれど、身内のバカは許せない、そんな気持ちだった。
 そうは言っても、気にかけていたら、いつの間にかできの悪い妹を助けるように、俺は色々とフォローしていた。
 そして愛美も俺に、心を開いてくれるようになっていた。
 中学三年になった時、友達が俺に言ってきた。
「ゴミクズってさ、ホントムカつくよね」
 ゴミクズってのは、誰が付けたのか分からないが、愛美のあだ名である。
「|愛美《いつみ》」を別の漢字にすると「|五美《いつみ》」になり、それをゴミと読んで、九頭竜のクズを合わせた仇名だった。
「あいつアレでも中学生か?神田も大変だろwなんだか知らないけど、いつも迷惑かけられて。神田、ゴミクズまみれってか!ははは!」
 友達は知らなかった。
 俺が、嫌な気持ちだけで、愛美のフォローをしているわけじゃない事を。
 そして、その友達の言葉と笑いは、俺を凄く嫌な気持ちにした。
 友達が、俺の好きな子を、軽蔑したから。
 俺は決心した。
 中学で彼女とか、からかわれる原因にもなるし、正直はずかしい。
 それでも、友達が愛美の事を悪く言うのを聞くよりはマシだと。
 俺は放課後、愛美を近くの公園に連れていった。
 この頃の俺たちは、二人で行動するくらいは普通にあったので、何も問題は無かった。
 そこで俺は言った。
「愛美、俺、お前の事、たぶん好きだ。今は、たぶんとしか言えない。俺自身、よく分からないから。だけど一つだけ絶対言える事がある。お前が笑ってるのを見るのは大好きだし、高校生になったら、きっと好きになると思うし、大人になったら、もっと好きになると思う。だから、俺の彼女になってくれ」
 一つだけと言いながら、全然一つではなかったけれど、俺はこの時の自分の気持ちを、包み隠さずぶちまけた。
 すると愛美は、泣いていた。
「私、みんなから嫌われて友達いないし、いつもドジばかりでみんなに迷惑かけてるし、それを神田くんがいつも助けてくれて‥‥私は、神田くんの事、大好きだよ。でも付き合ったりすると、もっともっといっぱい迷惑かけちゃうし、きっと私バカだから、それに気づかないかもしれないし、それが怖いよ」
 俺はこの時思った。
 愛美は、愛美なりに、当然苦しんでいたんだなと。
「気にするな。大人になれば、ドジな女もドジっ子属性とか言って、萌えの対象になるんだ。お前は萌えっ子の超優良株なんだよ。俺はお前の将来を「ゴミクズ」と呼ばれている超安値の今、買っておきたいんだよ。その為には、多少のリスクも背負わなければならないのが投資ってもんだ。俺は全てを納得している。安心しろ」
 今考えると、俺もわけのわからない事を言ったと思うが、こんな適当発言に、納得してしまう愛美も愛美だ。
「うん、分かったよ。将来は立派なドジっ子になるよ」
 愛美はそう言って、俺の彼女になった。
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ドクダミ

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