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第二十六話 大イベント

昨日、韓国の元帥がやられた後、俺達は大変だった。
土曜の夕方だったからまだ良かった、のか悪かったのか分からないけれど、とにかく中立になった拠点の争奪戦は、中国はもちろん多くの国々が参加していた。
ロシアに参戦させない為、第4エリアを出ていくまでサイファ師団と紫陽花師団は追いかけていた。
ビューティフルベル師団はこの隙を狙う国がいないとも限らないのでビスケス要塞に帰投した。
残りのジーク元帥軍、美菜斗師団、そして俺達のカッチ旅団は、ゲームが続けられる限り領域確保に飛び回った。
睡眠時間は僅か2時間、ようやく日曜日の24時も近づき、俺達は旅団本拠地のアンタレス要塞へと帰ってきた。

カッチ「疲れて死にそう‥‥」
月読命「俺は死ぬ思いを何度もした」
天照皇大神「みんなぁおつかれさまぁ。私は移動の時だけだったから、全然つかれてないにょ」

天照皇大神も少し疲れているようだった。
実際移動の時だけ艦船を動かしてくれれば良かったのだが、しっかり月読命の応援をしていたもんね。

このみ「団長!お疲れであります!このみもお疲れであります‥‥」
町田中尉「ヂュー‥‥」
クシナダヒメ「先輩、もうしばらくゲームは無理っす」
沖田艦長「みんな最後までよく頑張った。感動した」
カッチ「俺は先輩じゃないよ‥‥ああ、月読命の事か‥‥沖田総理がなんか言ってる‥‥」

疲れていない人は1人としていないようだった。
横では既に陽菜が寝ていた。
このまま寝かせておいてあげたかったが、俺はゲームをログアウトした後、陽菜を起こして家に帰らせた。
その後俺は風呂にだけは入って即行寝た。

次の日の朝は、割とスッキリと起きられた。
眠りが深く、疲れもとれたからだろう。
さてそれではと、いつも通り朝のゲーム確認をした。
すると色々な事が起こっていて情報確認が大変だった。

まずウェズン要塞を持っていたブラジルが滅亡していた。
後で聞いた話だが、どうやら元帥が小国相手に戦闘をして遊んでいたら、ネット回線が落ちてやられてしまったという事だった。
そんなわけでブラジルのいなくなった第6エリアは今も大荒れの状態だ。
ただ既にウェズン要塞はトルコが占領しており、中国に取られなかったのはホッとした。
まあ中国も昨日は元韓国領を取るのに必死だったからね。
タイミングとしては悪くなかったと言えるだろう。
第3エリアではドイツがフランスのガクルックス要塞の攻略に成功し、マップ上ではドイツ所有に変わっていた。
フランスの元帥は第5エリアまで落ち延び、イギリスにかくまわれているという話。
更に膠着状態だった第1エリアでは、アメリカがオーストラリアの持っていたアケルナル要塞を落としていた。
みんなどこも大攻勢に出るチャンスをうかがっていたようで、ロシアの侵攻はそのきっかけとなったようだ。

そしてこの時、俺達にとって最も大きなニュースはこれだったかもしれない。
運営が大イベントを発表したのである。
新たな有人要塞の出現だ。
しかも一度に8つ現れる。
立方体の宇宙を27ブロックに分けた場合、角にある8つのブロックには最初も今も有人要塞が存在しない。
そこに新たな有人要塞を造る事になると思われる。
この話はゲーム開始時からなんとなく言われてきた事で、予想通りと言えば予想通り。
有人要塞になるのか、新たな仕様の何かになるのかは色々と憶測が飛び交ってはいたが、概ね想定通りの話だった。
ルールとしてあるのは、この要塞の所有権は、既に有人要塞を持っている国には与えられないという事。
つまり俺達がこの戦いに参戦しても得られるものはほぼ無いという事だ。
まあ何処にも所有させない為に行動する国もいるかもしれないが、それよりも有人要塞が出てきてから奪う方が現実的な作戦に思える。
なんせ今更有人要塞を弱小国が得た所で、既に大勢力になっている国なら攻め取るのは容易い。
開始は日本時間の7月1日0時からで、15日0時までの1週間がイベント期間との事。
とは言えおそらく、今から激しい戦いが始まると予想される。
昨日まで必死に中立地の拠点を確保しまくっていたが、それは概ね第4エリア奥下のブロック。
そこは角のブロックだ。
つまりせっかく取りまくった拠点が再び別の勢力にとられる可能性は高くなる。
同盟国の多い日本だから他よりはマシだとは思うが、昨日の頑張りが無駄に終わる可能性もある。
俺は学校に向かう気力を失いかけたが、それでも頑張って学校へ向かった。
そろそろ学期末試験もあるし、今休むわけにはいかないからね。

それで昼休み、俺達は保健室でこの事について話していた。

和也「ブロックのどの辺りに有人要塞ができるんだろうな」
リナ「今あるのは全部端のほうだよねぇ~」
えり「面の真ん中辺りだな」
太郎「だったらその辺りで小国同士の争いが起こると考えられるわけですね」
和也「既に始まっているな。だいたいその辺りを中心に、後中心部も頻繁に所持国が変わっている」
リナ「ここを逃すともうゲーム終了ぅ~て感じだしぃ~ある意味敗者復活戦みたいなかんじぃ~」
太郎「どこもコレが最後と必死になっているわけですね」
和也「今回の絆Ⅲでは、諜報活動で細かく他国の情報が分からないから、奪ってから何かないか調べるしかないし、そりゃ取り合いにもなるな」

諜報活動は、仕様としては『他国の出来事』を知るために行うものとなっている。
大まかな情報も分かるようにはなるけれど、細かい情報は諜報活動では得られない。
何故絆Ⅱではあったその仕様が廃止されたのかは分からないが、リアルスパイを送り込めばどうせ全てわかる事になる。
一応ギャラクシーネットのIDを取るには携帯番号が必要だが、買い物など現金が動くサービスを使わない限り本人確認がない。
だからその国に住んでいる知り合いの日本人がいれば、スパイしてもらう事も可能なのだ。
とは言えわざわざスパイを送り込む国なんてゲームにまじめに取り組んでいる国だけなわけで、現在有人要塞を持っていない国の人たちは、概ねそこまでまじめにゲームに打ち込んでいるとも思えない。
正直このイベントを祭りとして楽しんでいるだけだろう。
その中でまじめに打ち込んでいる国もあるわけだが、とにかく荒れるのは当然だという事だ。

和也「第4エリアは1ヶ所だけだけど、どこの国が取れば俺達に有利かな」
リナ「そりゃぁ~台湾じゃないかなぁ~」
えり「現在一番有力だな」
和也「でも中国がそれを黙って見ているかな。中国としては台湾にだけは取らせたくないと考えているかも」
太郎「どういう風に有人要塞ができるんっすかねぇ」
和也「どこかの要塞が有人要塞に造り変えられる可能性が高いんじゃないかな」
太郎「だったらそこを大国は守りに入るかも」
和也「ただの要塞は大軍で押し寄せられると守りづらいし、そこに戦力は割きたくないだろうから、有人要塞にさせてから奪う方がいいんじゃないか」
リナ「それだと同盟国以外が手に入れてくれた方がぁ~良いって事かなぁ~」
和也「日本と同盟関係にない国ってあったかな。美菜斗がほとんど同盟組んでるからな。同盟関係になくても密約でやってる所もあるし」
えり「台湾に取ってもらうのが一番いいな」

とりあえず俺達の間では、『台湾に取ってもらうのが一番良い』という結論に達した。
家に帰った時には、既に陽菜は俺の部屋にいてゲームをしていた。
ほとんど一緒に家にいるので、もう半分家族みたいなものになっていた。
と言ってもそもそも幼馴染で親同士の付き合いも長いから、本人同士仲が良ければこうなるのは必然だったのかもしれない。

和也「ただいま。どうだ。みんな何か言っているか?」
陽菜「おかえり。うん。一応情報を美菜斗さんが整理してみんなに伝えていたよ」
和也「ほう」

陽菜の話によると、既に多くの国が動き出していた。
日本は兵力の移動などはしていないが、色々な国と協力などについて要望が来ているようだった。
ただ、多くの国が同盟関係な為、概ね断っている状態だった。
何処とでも仲良くはできるが、何処とも深い信頼関係が築けない、なんとなく良い人に恋人ができない原理にも似ていると思った。

今回有人要塞が造られるブロックは、第1エリアに4ヶ所、第2エリアに2ヶ所、第3エリアに1ヶ所、第4エリアに1ヶ所である。
順番に第1エリア左手前から横に、第1ブロックはカナダが有力という話だ。
元々ここに領域が集中しており、更にアメリカともオーストラリアとも関係が良い事から、間違いなくここはカナダが取るだろう。
続いて第2ブロックは、シンガポールが本命だ。
全体的に領域確保をしている国で、元々優勝候補の一角に目されていた。
流石にここで狙った所を取れないなんて事は無いというのが皆の見方である。
第3ブロックは元EU連合の国々が争っているという話。
スペイン辺りが有力だが、まだまだこれから分からない。
第4ブロックは、中国が支援している南アフリカが取りそうとの判断。
第5エリアでイギリスが地盤を固め、南アフリカが苦しい立場に立たされているらしく、全体的な戦略見直しが求められていた。
第2エリアの第1ブロック、そして第2ブロックはあまり大きな動きはない。
おそらく何処の国が有人要塞を手にしたとしても、きっとインドか中国にすぐに攻められて終わるとみられる。
普通に避けたい所だ。
第3エリアのブロックには、フランスが戻ってくるのが確実視されている。
イギリスの支援があり、ロシアも今は弱っていて動けない。
第4エリアのブロックは台湾が有力で、美菜斗や他のメンバーも台湾の支援ができないか模索しているとの事だった。

それからしばらくは、有人要塞を持たない国々が小競り合いを続けていていた。
そしてとうとうイベントスタートの7月1日がやってくる。
日本時間0時からのスタートだ。
他の国では6月30日の色々な時間からのスタートになる。
このゲームの発表などは日本だと0時からのスタートが多いので、俺としては少々不利だと感じる。
うちの旅団メンバーはお開きの時間だからだ。
でも4時とか言われるよりはマシで、今日は陽菜と1時間の延長戦を決めていた。

和也「ここまで一緒にテスト勉強もしてきたし、まあ1時間くらいなら大丈夫だろう」
陽菜「それに気になって眠れないよね。私家に帰った後にゲーム立ち上げて色々チェックする事あるし」
和也「そうなんだ。俺も気にはなるけど、意地でも寝て明日朝にチェックするな」
陽菜「それにしても今回どんなルールだろう。発表とかされるかな」
和也「今回のは既に発表されている内容が全てかもしれない。後はそれぞれ情報を集めろって話かも」
陽菜「だとしたら、起きていても情報無いかもしれないね」
和也「まあすぐに美菜斗さんが何かしら教えてくれると思うけどね」

0時が過ぎても、特に変化はなかった。
日本軍の面々も気になって全体チャットで情報を呼び掛けたりもしているが、今の所何もない。
俺達は無言のままボーっとモニターを眺めているだけだった。
正直もう眠いのでこのまま寝てしまいそうだった。
ようやく情報らしきものが出てきたのは、0時45分を回った頃だった。

美菜斗「これはカナダからの情報ですが、どうやら特定のコロニーが有人要塞に変わるようですね」
グリード「おっ!ようやく情報がでてきたか。で、変わるのは15日ってことか?」
美菜斗「その辺りハッキリしませんが、あ、ちょっと待ってください」
サイファ「特定のコロニーに関して、俺達だと見つけられてないから、持ち主にしか分からない仕様か、或いは有人要塞を持っていない勢力ならわかるのか」
美菜斗「イギリスからの情報で、そのコロニーには有人要塞を持つ勢力は攻め込めないようになっているそうです」
ジーク「ある意味期間と相手限定の無敵モードだなw」
ビューティフルベル「それを利用して大国に攻撃をかける勢力は‥‥現れないでしょうね」
サイファ「逆にそれを利用して俺達はそのコロニーを見つけられるわけか」
グリード「ただ俺達は元々同盟国ばかりで攻め込めない状態だから無理そうだけどな」
ジーク「中国辺りはそれで探す可能性もあるが、手間がかかりすぎるだろうから、たまたま見つけたら程度と言った所か。」
サイファ「何にしてもそのコロニーを持っていない勢力は、片っ端から攻めて探す事になるんだろう」
グリード「荒れそうだな」

この日の情報はここまでだった。
静かに大イベントはスタートしていた。
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