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第二十五話 韓国の滅亡




再びロシアが中央エリアから第4エリアへ向けてゆっくりと進んできていた。
地道に中央の要塞を押さえつつの行軍で、本気度の高さが感じられる。
ただ、その行軍に対して、イギリスが時々嫌がらせのような行動をしてくれていた。
ロシア艦隊の側面から艦隊攻撃で地味にダメージを与えると、イギリス軍はすぐに去ってゆく。
イギリス艦隊によるヒットアンドアウェイ戦法に、ロシアは苦しみながらもそれでもゆっくりと第4エリアへと近づいていた。

サイファ「イギリスはやってくれるな。流石艦隊戦を得意とする国だ」
ジーク「中央エリア進出のサポートをしているのだから、まあこれくらいはしてもらわんとな。」
ビューティフルベル「でも今回のロシアは元の戦力が大きい。私たちが戦った時は1師団だったけれど、今回は元帥軍以外の5師団が揃っている」
グリード「多少削られても脅威である事に変わりなしか」
美菜斗「で、このまま来られると、おそらく目標は僕が管理するアルタイル要塞ですね。流石に僕一人では守り切れません」
ジーク「当然美菜斗だけに守らせるつもりはない。ビスケス要塞にはある程度戦力は残していくが、今回は全軍で守る。」
サイファ「それだとロシアに五分以上の戦いが可能だな」
グリード「他の要塞もすぐに向かえる場所だし、守りに問題はないだろう」

確かに今日本の4つの要塞は、アルタイル要塞を中心に全て近い。
守る事を考えるとかなりやりやすい状況だ。
そう考えると、果たしてロシアの狙いは本当に日本なんだろうか。
或いは敵は本当にロシアだけなのだろうか。
その辺り俺はひっかかっていたが、全体チャット通信はまだどうも苦手で、俺はそれを伝える事はしなかった。

さていよいよ今日にでもロシアが攻めてくるという状況に、我が日本軍はあわただしく動いていた。
美菜斗師団は防衛体制を整え、他の師団は既に出撃し、どこの要塞が攻撃されても対応できる場所で待機している。
俺達はあてにされていないので、戦闘が始まってから出撃する事になっていた。

和也「本当にロシアは攻めてくるかな」
陽菜「そだね。ロシアは勝てる戦いしかしないイメージがある」
和也「現状日本とロシアなら、全軍対決ならともかく、イギリスの嫌がらせもあったし日本がやや有利だ」
陽菜「中国辺りと一緒に攻めてくる可能性はないかな」
和也「俺もそれは考えたけど、中国の動きはつかめていない」
陽菜「ただこれだけ大掛かりに戦力を動かしているんだから、何もないって事はないわね」
和也「幸い俺達は様子見していられるから、何かあればすぐに対応できるように準備しておこう」

しかしこの日、金曜日の24時までにロシアが動く事はなかった。
俺達には明日もあるし、眠るしかない。
俺は気になりながらも布団に入り眠りについた。

次の日、朝学校に行く前に俺は状況を確認した。
するとロシアが大きく動いていた。
日本へは攻めてこなかったが、第4エリア内に入り韓国軍領域を次々と落としていったのだ。
韓国は今有人要塞を持ってはいないが、第4エリアでの勢力としては3番目に大きく、それなりに戦力もある。
しかし有人要塞を持っていないというのはやはり厳しい。
これだけ大規模に次々と落とされてはなかなか対応できない。
このままいけば韓国はゲームオーバーだ。
ジークからのメールも入っていた。

ジーク『ロシアが韓国領に攻め込んでいる。ゲームできる状況なら待機、無理ならスマホでこまめにチェックして対応してくれ。』

言われなくてもそうするしかない。
俺は『了解』とだけ返事を返し、学校に向かった。
登校中も、授業中も、俺は気になって常にスマホでチェックしていた。
それにしてもこんな時にこの状況は辛い。
攻められているのが韓国というだけマシだが、これを見逃せばロシアが第4エリアに勢力を広げる事になるだろう。
ロシアとの時差は6時間、あの国は確か土曜日も休みの国だ。
最も有利になる時間に攻めるのは当然だが、そういう意味でも、今後ロシアとの闘いは受け身ではまずいかもしれないと思った。

結局授業には全く集中する事ができず、とにかく家に帰ってきた。
きっと陽菜もすぐにやってくるだろう。
俺はパンをかじりながらパソコンとゲーム機を立ち上げた。
状況は徐々に変わってはいたが、変わっているのは韓国領域がロシア領域になっている事くらいで、日本への影響はない。
でも当然このままではマズイ。
ジークはどうするつもりなんだろうか。
メールが入っていたので開くとジークからだった。

ジーク『14時に緊急作戦会議を開くので、オンできる人はよろしく。』

将官への一斉メールだった。
13時を回った頃に陽菜がやってきた。

陽菜「かなりロシアが頑張っちゃってるね」
和也「ああ。こりゃ韓国を助けないわけにはいかんだろうな」
陽菜「でもどうするんだろう。おそらくロシアは常に戦闘を続けてるでしょ。何かするにしても戦闘中か移動中になるわね」
和也「そういえばそうだな。戦闘中となると韓国とも戦う事になりかねないな」
陽菜「うん。それはヤダよね」
和也「となると移動中か‥‥そんな時に遭遇したら俺達逃げるしかなくね?」
陽菜「うちの艦船の得意技は敗走だもんね。ふふっ」
和也「笑いごとじゃなくその通りだからな。一応レーザーくらいはみんなにのっけておいてもらうか」
陽菜「ビーム砲じゃなくて?」
和也「射程が短いと前に行く必要があるしそれは嫌だからな。それに統一性のある方がいいだろう。ヤマトGに合わせよう」
陽菜「高天原も?」
和也「アレはいざって時のためにそのままにしておこう」

そんなわけで、俺はメールで一応皆に支持を出しておいた。
全員がすぐに反応を返してきたので、まあ1時間もすれば作業は完了するだろう。
会議後すぐに出撃とか言われても多分間にあうはずだ。
ちなみにゲーム内の時間は、シミュレーション部分、つまり戦闘以外では現実と同じスピードではない。
ゲームの方がかなり早いのだ。
実際にやれば1日かかる作業もゲーム内なら数分から数時間で終わる。
綿密に決められているわけではないので、その辺りは『ゲーム』として割り切る必要があるだろう。

そうこうしているうちにすぐに14時になった。
パンも食べたし、トイレも行ったし、直ぐに出撃して戦闘できる準備は整えてある。
我が旅団メンバーも皆連絡が取れているので大丈夫だ。

ジーク「では会議を始める。皆いるか?」
サイファ「ほいほい」
紫陽花「はーい」
ビューティフルベル「いるわよ」
カッチ「いるよ」
美菜斗「僕もいます」
グリード「団長じゃないけど俺も一応ね」

師団長たちも皆揃っていた。

ジーク「ではまず状況確認だ。今ロシアは中央エリアから第4エリアに入り、奥下のブロックにまで攻め入っている。完全に韓国を終わらせるつもりだ。」
サイファ「もうそんな所まで攻略しているんだな。早すぎる」
ビューティフルベル「おそらくスピード重視で、敵の掃討戦や追撃戦は行っていないのでしょうね」
グリード「或いは元帥を追撃し続けているとか」
ジーク「それはないな。その場合拠点を制圧する必要がなくなる。むしろ探している所と言った所かもしれない。」
ビューティフルベル「そうね。韓国は弱ったと言っても拠点の数は多いから、完全勝利の現実的な作戦は元帥を倒す事」
サイファ「そんな事されたら今度は中立化した拠点の争奪戦が始まるな」
紫陽花「下手するとその時にロシアと中国、両方を敵にして取り合いする事になる」
ジーク「やはりロシアを叩くしか選択肢はなさそうだな。」
サイファ「韓国を助ける事になるが仕方がない」
グリード「で、何処でどうやって叩くんだ?」
ジーク「まともにロシア軍のいる要塞に攻めるとなると、かなりこちらにも被害が出るし、負ける可能性も大いにある。」
サイファ「やはり守りの方が有利だからな」
ビューティフルベル「それにロシアには強力な人型乗りが2人いるわね」
グリード「その2人、どれくらい強いんだ?」
サイファ「確か『スターリン』と『冬将軍』だったな」
ビューティフルベル「プロゲーマーの間では有名な人たちよ。格闘シューティング系eスポーツの世界大会で優勝もしている」
グリード「おたくの所のドリームやカズミンでも勝てないか?」
ビューティフルベル「力に差は無いと思うけれど、今回の絆Ⅲの仕様だと、和己(カズミン)はともかく夢じゃ勝てないわね」
グリード「どうしてだ?」
紫苑「得意な型が弱い仕様」
サイファ「紫苑さんいきなりw」
ビューティフルベル「うん。今回の絆Ⅲでは、スピード型の人型で勝つのは難しい。同じ攻撃でもダメージが軽いのよ。それと瞬発力型も弱いからアライヴも厳しいでしょうね」
グリード「つまり対抗できるのはカズミンだけか」
サイファ「四天王はどうなんだ?」
ジーク「麒麟と紅蓮は艦隊の操舵ならやれるが、人型だとそのレベルにない。疾風は同じくスピード型でダメ、群青は俺の護衛役で今は防御重視だからな。」

和也「そんな強いヤツがいるのか」
陽菜「私たちなら抑えられそうだけど、言わないの?」
和也「うーん。言いにくい。高校生がでしゃばるのもなぁーって思うし」

ジーク「ちょっと待てよ‥‥艦船か。」
サイファ「おっ!それだ!そもそも要塞に攻め込むなんて不利なんだ。宇宙空間で戦うなら艦隊戦もありじゃないか」
紫苑「いいね!(^0^)」
ビューティフルベル「正直私たちはあまり経験がないからやれるかどうか微妙だけど、絆ファーストのメンバーが揃ってるわね」
グリード「世界でこのゲームが広まったのは2作目からで、艦隊戦は俺達有利?」
ジーク「艦隊戦ならサイファんとこも割とやれるんじゃないか?w」
サイファ「割とっていうか、断然そっちのが強い」

陽菜「それに紫陽花さんの所も艦隊戦は強いわよきっと。紫陽花さん自身強いし、『小麗』さんがいる」
和也「艦船をぶん回して戦う人だっけ?ちょっと信じられないけど」

ジーク「よし、とにかく予定していた編成で出撃し、ロシア軍の索敵だ。そして見つけたら艦隊戦でぶっ潰す!」
サイファ「ジークも出るのか?」
ジーク「俺も艦隊戦は得意だ。それにお前たちもいるわけだし、沈められはせんだろ。」
サイファ「まあ多分大丈夫だな」

こうして作戦会議が終わり、間もなく日本軍は200艦の艦隊でロシアのいるであろう領域に向かうのだった。

ところで俺達だが、少し遅れての出発となっていた。
それでも速さ重視の小艦隊だけに、直ぐに日本艦隊最後尾に追いついた。

月読命「はっはっはーここなら安全第一だ!きゃっほーい!」
天照皇大神「今回私たちは観戦しにいくだけだもんねぇ」
月読命「艦船の戦いだけにw」
天照皇大神「おもしろ~い!流石久弥くん~」
じぇにぃ「言ったのわぁ~天照皇大神ちゃんだよぉ~」

俺達はまるでピクニックにでもいくようなテンションだった。
既に2時間が経過し、奥下のブロックに入っている。
ここから先は速度を落とし、警戒しながら進む必要があった。
しっかりと索敵しながら進む。
そして既にロシア領域となっている場所もあるから、遠回りしたり、拠点からできるだけ離れて航行する必要もあった。
こちらが見つかっては意味がない。
ちなみに拠点の索敵能力は、拠点からの距離によって変わってくる。
当然だが遠い方が見つかりにくい。
更に同じ勢力の領域を続けて航行していると見つかりやすくなる。
だからそれを踏まえ慎重に俺達は進んでいった。
更に2時間が経過した頃、俺達はようやくロシアの艦隊を捉えた。

ジーク「見つけたぞ。俺達はついている!今なら側面に攻撃できるぞ!全師団突撃だ!」
サイファ「了解!しゃこたんよろしく!」
しゃこたん「はーい!」
紫陽花「了解!あ、しゃこんたんも来てたのね」
グリード「祭りになるな!」
ビューティフルベル「お手並み拝見!」

和也「『しゃこたん』って、あのしゃこたんだよな」
陽菜「そうそう女優のね。絆Ⅱまでは『キャンサー』って名前だったけど、身バレしてるからそのままにするって話を聞いたよ」
和也「しかしすげぇなしゃこたん。敵の攻撃をすべてかわして突き進んでるぞ。バリア操作も上手い」
陽菜「昔は守りのカニさんって言われていたからね。でも実は攻撃の方が得意だからこの後更に活躍するんじゃないかな」

ちなみにバリアやピンポイントバリアは全ての艦に標準搭載されている装備だから、俺達の艦でも使える。
ただしバリアはずっと使えないから、敵の攻撃に合わせて呼吸を合わせなければならない。
ピンポイントバリアはずっと使えるけれど攻撃個所をピンポイントで守る必要がある。
艦が停止している状態ならピンポイントバリアの方が使える場合も多いが、進んでいる状態なら普通のバリアが確実だ。

ジーク「サイファと紫陽花はそのまま側面に突っ込め。その他は射程を測りつつ等間隔で敵の背後にとりつく。この状態で旋回してくるバカはいないと思うが、いたら攻撃を集中だ。」

なるほどな。
サイファさんと紫陽花さんが突っ込んでいくのは、旋回を阻止する為か。
旋回すると確かに集中砲火を浴びて被害は出るが、こちらが離れた所から攻撃しているだけなら旋回してその後正面対決した方が良い。
何故なら人型も使えるだろうから。
でも突撃されたら、旋回してる艦がより多く被害にあうし人型が無力化する。
正面対決を避け、後ろにとりつくために突撃が必要なんだ。
そしてこの2師団は、艦隊戦に強い。
ただ突撃にはやはり危険がある。
艦隊戦に自信がなきゃ無理だ。

和也「修羅場を潜り抜けてきたからできるんだろうな」
陽菜「あっ、小麗さんが既に敵艦船を抜けてる」
和也「速いな。うちの高天原と似たタイプの艦船かな」
陽菜「そだね。それに操舵も結構似てるかも」
和也「確かに艦船をぶん回している所とか。アマテラスの場合はドリフトしている感じだけど」
陽菜「逃げるのと戦うのとではやはり違うね。でもこれゲームじゃなかったら、艦船内ぐちゃぐちゃだよ」

俺はチャット通信を旅団チャット通信に切り替えた。

カッチ「みんな調子はどうだ?」
沖田艦長「エネルギー充填120%!ピー!発射!」
天照皇大神「わたしはぁ、応援してるだけだよぉ!」
月読命「いや、愛美の応援があるからみんなが頑張れるのだ!」
クシナダヒメ「やった!あたったー!」
このみ「団長!こちらも一発命中したであります!」
町田中尉「チュー!」
カッチ「ご苦労!ではそのまま続けてくれ!」

この戦いは、ロシア軍と出合った瞬間に既に決まっていたな。
しかしロシアはまるで警戒していなかったように思う。
韓国を助ける為にロシアに攻撃してくるなんて思わなかったのかもしれない。

サイファ「よし、突破した艦はやや後ろ側へ舵を切って安全圏まで出た後、反転して再び側面を突く!しゃこたんは好きにしてw」
しゃこたん「しゃこたん了解!」」
美菜斗「今、嫌な情報が入ってきました」

和也「ん?なんだ?」

突然の美菜斗のチャット介入に、俺は少しドキッとした。
嫌な情報って事は、もしかして俺達の有人要塞に敵襲だろうか。
しかしだったら情報通信が入るはずだ。
そう思ってモニターの左上を見たら、丁度それが表示された。

『中国と韓国が交戦中』

ジーク「おいおいマジかよww」
ビューティフルベル「どうするの?助けに行くの?」
サイファ「助けにはいけないだろう。場所は何故か完全に中国領内だ」
紫苑「何故か中国領内に1つだけ韓国領があったから気になってた」
グリード「しかしよくこんな所の情報が出てきたな」
サイファ「韓国がスパイ対策費をかけてなかったんだろうね」

左上に表示される情報通信は、全てが表示されるわけではない。
自分たちの軍が把握できる範囲で表示される。
ただし滅亡などのゲーム終了情報や、有人要塞の持ち主が変わるようなマップに影響するものはその限りではない。
普通は諜報活動費をどれだけかけて、どれだけのプレイヤーにさせているかによって情報量が決定する。
日本はそこそこの予算をかけ、ゲームにほぼ参加しない人を諜報員に設定して行っている。
割と高い情報収集能力を持っているが、流石に敵国領内のど真ん中の更に敵国の情報など普通は得られない。
そんな事は今はどうでもいいのだが、この戦闘中にこんな情報が入って、ジークはどうするのだろうか。

ジーク「まあ放っておけ。まずは目の前のロシアに集中だ!韓国と中国の事はその後に考える!」
サイファ「そだな」
紫陽花「さてこっちはそのままの勢いで左に旋回し、斜め後ろからの攻撃を狙うわよ」
ビューティフルベル「敵さんも速度を上げて引き離しにかかっているわよ。こちらも上手く合わせて!」
サイファ「キラはもう一発かましてやれ。シンも旗艦の守りはもういいから弱い所のフォロー頼む」

戦いは1時間ほどで終了した。
完璧な日本の勝利だった。
そして戦いが終わった時、時を同じくして韓国の元帥がやられた旨メッセージが入ってきた。
韓国は滅亡していた。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
ドクダミ

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