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2013年11月4日【月】19時44分48秒
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2013年11月4日【月】19時43分21秒
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2013年1月7日【月】18時48分51秒
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本当の優しさ

今日の仕事は大変だった。
そもそもの始まりは、俺が事務所に居ない時に、仕事の依頼の電話がかかってきた事から。
カエが電話に出たのだけれど、仕事が面白そうだからと勝手に了解したのだ。
仕事の内容は、別に難しい物ではない。
金持ちの屋敷の塀の外側のペンキ塗りと、溝掃除だ。
まあ仕事としては、俺が電話に出たとしても引き受けたかもしれない仕事だから良いのだけれど、相手が金持ちってのが気に入らないし、量が多すぎた。
結局まる一日かかったわけで・・・
「疲れた・・・」
特に道具も必要なく、向こうが全て用意していたから、荷物はない。
だから俺とカエは、電車でただいま帰宅中だ。
「ちょ、ちょっと大変だったね。でも楽しかったし。」
カエは満足そうだ。
一応カエもお嬢様系に入るから、こういった事をあまりした事がないのだろう。
だから楽しかったと。
金持ちは金持ちなりの苦労があるって言うけど、こんな事を楽しめる金持ちは、やはり恵まれていると思った。
「それにしても遅くなったな。」
やはり車でくれば良かったか。
石油価格が上昇した事や、温暖化問題も考えて、俺はできるだけ自動車は使いたくないと思っている。
まあ思っているだけなのだけど、今日は気が向いて電車使ってしまったんだよな。
電車内は、既に終電も近い事から、酔っぱらいが溢れ、少し酒臭くなっていた。
それでもカエは気にする事なく、あれだけ働いた後にも関わらず笑顔だ。
するとすぐ近くのドア付近にいた酔っぱらいが、うずくまって嗚咽し始めた。
おいおい、こんなところで吐くのかよ。
飲み過ぎだよ。
一斉に近くにいた人達が、迷惑そうにその場から離れる。
しゃがみ込んで苦しそうにしている人を残し、半径2m以内は誰もいなくなった。
ゲロの臭いが苦しい。
周りの乗客も、ぶつぶつと文句を言っているのが聞こえた。
そんな中、一人の女の子が、その苦しそうに吐きまくる男に近づいていった。
カエだった。
カエは心配そうに、その男の横にしゃがみ込んで、背中をさすり始めた。
「大丈夫ですか?」
右手で背中をさすり、左手で奇麗なハンカチを差し出していた。
それでも苦しそうに、胃液を吐いていた男のそれが、カエの手につく。
カエはそんな事全くしにしていないかのように、ずっと男に声をかけていた。
「これ、私が飲んでたものですけど、飲みますか?」
カエはペットボトルに飲みかけの、スポーツドリンクを手渡す。
「す、すみません。ありがとう。」
男は苦しいながらも、少し笑顔を見せた。
俺はいつのまにか、涙がでていた。
そうなんだよな。
普通、華恵みたいな反応するのが普通なんだよ。
苦しんでる人が目の前にいたら、それを助ける。
当たり前の事だ。
人として・・・
でも見てみたら、これだけ電車には人がいるのに、男を気遣ったのは華恵だけ。
世の中腐ってると言っていた俺ですら、この酔っぱらいを非難するだけで、気遣う事はなかったんだ。
そんな華恵を、俺はただ見ていた。
俺と同じように、何か感じる人も周りにはいたように思う。
それでも、華恵すら批判する人もいたように思う。
これが現実。
そう言えば、昔こんな事があったな。
ある集まりの時に、猫の話をしていて、みんな猫が大好きで、カワイイカワイイと言って。
その帰り道に、猫が車にひかれて死んでたっけ。
結局猫が大好きだと言っていた人の誰一人も、その猫を病院に連れて行こうとか、死んでいたから埋めてあげようとか、言うけど行動する人はいなかった。
きっとカエだったら、迷わずその猫を抱き上げていたのかもしれない。
また涙がでていた。

「何泣いてたの?」
電車を降りて、駅でカエが少しゲロを洗い流してから、今マンションまでを一緒に歩いていた。
「いやぁ。カエって優しいなって思って。感動しちゃって。」
「ええっ!えっ、でも、あの人苦しそうだったし。」
カエにとっては、アレが普通で、苦しむ人を黙って見てられなかっただけなんだ。
「それでも、それをできる人って、なかなかいないんだよ。俺が若かったら惚れてるね。」
嘘だ。
若くなくても惚れる。
いや、間違いなく昨日よりも好きになったけれど、でも惚れるってのは少し違うかな。
えっ、えっと・・・光一って本当は54歳だっけ?」
「そうだよ。でも、あまりその話は外ではダメだよ。」
俺は声をひそめ、顔をカエに近づけた。
「うっ、うん。」
カエが少し照れていた。
それを見て、俺も少し照れてしまった。
やばい、カワイイ。
マジで惚れたりして。
初めて見た時は、この子がこんな子だなんて思わなかったなぁ。
嫌な金持ちの娘程度だったのに。
それにカエのお父さん、あなたの育て方は、少し間違ってましたけど、そんなの関係ないくらい素晴らしいですよ。
なんとなくカエのお父さんを、心の中で賞賛した。
マンションについてドアを開けたら、メグミが待っていてくれた。
テーブルには食事が用意されてあった。
「遅いよぉ~。心配しちゃったじゃない。」
テーブルの食事は3人分。
此処にも心優しい子がいた事を思いだした。
俺はまた涙が出そうだったが我慢した。
世の中、まだこんなに良い子がいるんだから、まだまだ大丈夫じゃないかと思った。
同時に、悪い世界を引き継いでもらうわけにはいかないと思った。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
ドクダミ

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