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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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秋華エントランス

幸せの日々

親友と出会った事を、マンションに戻ってからカエとメグミに話したら、二人は何故か怒っていた。
「なんで!!」
「それはちゃんと話すべきだと思うよ。」
俺が、自分の事を話さなかった事が、それほど駄目な事なのだろうか。
人の信用と信頼を得るには、約束は絶対に守るべきものだと思う。
だけど二人は、それは絶対ではないと言う。
そんなどうでもいい人との約束よりも、今目の前の親友の悲しみを取り去る事の方が大切だと言う。
確かに、言われてみればそうかもしれない。
「だが、俺が約束を破った事で、鈴木は俺を信用できないと思わないだろうか?」
「それこそ信用してないよ。」
「そうですよ。光一さんが鈴木さんを信用してません。」
メグミもカエも、完全に同じ考えのようだ。
たかだか17年しか生きていない小娘の言う事だ。
バカな考えだと聞き流す事もできるはずなのに、俺はどうやら、二人の意見の方が正しいと思ってしまっているようだ。
いや、そうだと思いたいのかもしれない。
鈴木なら、俺がたとえ悪人になっても、俺の味方であってくれる。
そう思いたいのだ。
「次、会ったら、その時は、考えるよ。」
俺のスッキリしない返事に、二人は納得できないって表情だったが、どうやらギリギリ納得してくれたようだった。

それからはしばらく、二人はテスト勉強の日々、そして気がつけば、季節は春へと移り変わっていた。
山瀬さんとは時々会ってはいたが、特に大きな事件に巻き込まれる事もなかった。
どうやらマフィア幻術の事で、警察とは関係ない俺を巻き込んだ事に、罪悪感を持っているようだった。
俺は全く気にしていないと言ってはいるが、山瀬さんは良い人だ。
おそらく、本当に困った時以外は、俺に話をもちかけてくる事は、もうないだろう。
浜崎組の吉沢さんも、マフィア幻術の事が片付いた直後に連絡をくれて以来、連絡はとっていない。
最近はと言えば、もっぱら二人の可愛い女子高生と、カラオケに行ったり、遊園地に行ったりと、遊んでばかりだ。
幸せとは、こういう事なのだろうなと思った。
春休みも終わり、二人の女子高生は、再び高校に通う毎日に変わった。
なんとなく夢の世界から、現実に戻ってきたような感覚だったが、かといって幸せが無くなったわけではない。
一緒に暮らしているわけだし、結局は毎日顔を合わすのだから。
夢の続きか、そんな事を思うある日の事だった。
携帯電話に、よく知る番号から電話がかかってきた。
相手は鈴木である。
俺は出るのをためらったが、意を決して電話に出た。
「はい、万屋イフです。」
意を決した割には普通だなと、自分で思ってなんだかおかしかった。
「あ、あ、あの、先日、ウインズで・・・」
俺よりも、鈴木の方が緊張しているようだ。
不思議と鈴木の緊張が、俺を落ち着かせた。
「鈴木さんですね。電話ありがとうございます。」
「あ、いえ、仕事の依頼じゃないんですが。」
そうか、仕事の話って事もあったのか。
俺は鈴木に言われるまで、仕事の依頼の電話である可能性は、完全に頭になかった。
これが、友達なんだなと、改めて思った。
「では、どういったご用件で?」
「あ、その、今週末の皐月賞、中山競馬場に観にいきませんか?」
まさかの誘いだった。
しかし、当然と言えば当然の誘いであるようにも感じた。
「良いですね。」
俺は迷わず了解していた。
それがもっとも自然な流れで、もっとも俺らしいと思ったが、同時に信じられない感覚だった。

その日の夜、俺はメグミとカエに、週末に鈴木と、競馬場に行く事を話した。
すると二人は、「つれてって」と、声をそろえて言ってきた。
親友と水入らずなのに、なんて思わなくもなかったが、二人にしてみれば、俺が鈴木に本当の事を話すかどうか気になるのだろうか。
それともただ単に、競馬場に行ってみたいだけなのか。
とにかく、早速鈴木に電話をかけて、二人をつれていっても良いかどうかを確認した。
すると問題無いって事だったので、二人を連れていく事になってしまった。
照れて無理だと言ってくる事も予想したが、むしろ女子高生二人が来ると聞いて、少し嬉しそうな声になっていた気がした。
4月18日皐月賞。
俺は楽しみでしかたがなくなっていた。
弥生賞を勝ったヴィクトワールピサ、当然出走してくるのだろうな。
俺はなんとなく、この馬が勝ったら全てを話しても良いような気がした。
そんな思いの中、あっという間に、日曜日になっていた。
俺達三人は、それぞれの期待を胸に、朝も早い時間に眠い目をこすりながら、マンションを出るのだった。
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