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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
【(*´ω`*)】現在エッセイ&詩以外の更新は休止しています。
2013年1月7日【月】18時48分51秒
【(*´∇`*)】サイトをリニューアルしました。他も徐々に変更中です‥‥
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秋華エントランス

終幕

同時に鳴り響いた、4つの銃声。
そのうち2つは、カエとメグミに命中した事が分かった。
油断した。
俺の後ろにも男がいたのを忘れていた。
俺は即座にGを放った。
これ以上の攻撃をさせない為だが、冷静にそう考えていたわけではない。
とにかく何かあれば、Gを放つと決めていただけだ。
俺は急いでメグミの元へ駆け寄った。
「吉沢さん、カエをこっちに!」
俺は無我夢中だった。
とにかく、俺の全ての生命力を使ってでも、この二人を救おうと思った。
二人とも撃たれた場所が悪かったようで、心臓が止まっていた。
それでも俺は必死に助けようとした。
山瀬さんと吉沢さんの声が、遠くに聞こえていた。

意識はハッキリしないが、俺は正気に戻ってきた。
状況を確認すると、俺は山瀬さんの運転する車に乗っていた。
無我夢中だった時の行動は、ぼんやりとは覚えているが、つい先ほどの事なのに、夢のような気がする。
俺は必死に、カエとメグミを助けようと力を使った。
とにかく助かる事を願っていた。
サイレンの音が聞こえた。
誰かが救急車を呼んだようだ。
サイレンの音は一つではなかった。
パトカーのサイレンの音もあった。
吉沢さんが、俺に何か言って、去って行った。
救急隊員が部屋に入ってきた。
山瀬さんが俺の体をつかんで、カエとメグミから離していた。
救急隊員が、カエとメグミをつれていった。
俺の力では完全には治せなかったが、再び心臓も動いていたし、体内に残されていた銃弾も取りだした。
後は医者が、きっと助けてくれるだろう。
力が抜けた。
山瀬さんが俺に、一緒にくるように言っていた。
俺は何も考えず、それに従った。
「山瀬さん。」
ハッキリしない意識の中で、俺は車を運転する山瀬さんに話かけた。
「なんですか?」
バックミラーに映る山瀬さんの目は、優しかった。
「二人は、カエとメグミは、大丈夫ですか?」
「ええ、凄い能力ですね。あなたのおかげで、問題なさそうですよ。」
山瀬さんの言葉に、安心した。
もう俺の命は、今にも燃え尽きようとしていた。
明日の太陽を拝む事はできないだろう。
いや、もういつ死んでもおかしくない。
俺の生命力は、もうほとんど残っていないのだから。
車は信号待ちをしていた。
外から、人の話し声が聞こえてきた。
「人生やり直せるなら、何時がいい?」
「やっぱ高校生かなぁ。気楽だし、青春だし・・・」
人生やり直したいか。
確かに、やり直す事ができたら、俺はやり直したいのかもしれない。
でも、俺は今、死にたくないと思っている。
死にたくないって事は、それは幸せな人生だったのではないだろうか。
「ホント、死にたくねぇなぁ~」
俺は涙がでてきた。
だけど、そう思える事が嬉しかった。
ふと、昨日病院で見た、記憶喪失の少年を思い出した。
あの少年は、既に死んでいる。
魂の抜けた、ただの器だ。
今目の前に、人生やり直したいと言っている男がいる。
できるかどうかわからないけれど、最後の力で、これくらいの気まぐれは、神様も許してくれるだろう。
若い体を持っているのに、死んでいる少年。
若い体になりたいと望んでいる、目の前の男。
俺は残る全ての生命力を使って願った。
この男の魂を、あの少年の体へと。
俺の掌から、男へ向けて、光が放たれた。
そして俺は、死んだ。

この地球上でおくる人生は、無限に続く命の中では、ほんの些細なちっぽけな時間だ。
そして、この地球上での些細な時間には、それぞれの人が、それぞれの世界を持っている。
同じ時間軸の中で、人の数だけ、それぞれの世界が存在する。
人はこれを、パラレルワールドと呼ぶのだろうか。
俺の世界では、俺を中心に全てが動いている。
そして、あなたの世界では、あなたを中心に世界が廻っている。
だから、俺が強く望めば、俺の世界で起こる事は俺の望みのままとなるのだ。
あなたが強く信じれば、あなたの世界はあなたにこたえてくれるだろう。
そうやって存在する無数の世界は、お互いに干渉しあっている。
たとえば俺の世界で、あなたが死ぬ事が必要だとしたら、あなたの世界でも、誰かの世界でも、あなたが死ぬという力が働く。
でも、誰かの世界で、それが都合の悪い出来事となるなら、あなたが死なないという力が働く。
きっと鈴木が、俺は死んでいないと思ってくれていたのだろう。
俺が死ぬと、鈴木の世界では、何かまずい事があったのだろう。
だから俺は、生かされたのだ。
もしかしたら、鈴木の世界では、「自分は大きな発見をするが、世に出る事なく死ぬ」という、シナリオがあったのかもしれない。
その為に、俺はこんな能力を持って、死の淵から帰ってきたのかもしれない。
この地球での人生は、人の思いで作られているのだ。
俺が腐った世界、腐った人々と思っていたから、俺の世界ではそうあらなければならなかったのだ。
俺の人生がこんな結末を迎えたのは、全て俺が思いこんだ事で、俺の責任だったのだ。
俺がもし、この世の中は最高だと思っていたら。
俺がもし、人々は全て優しいと思っていたら。
俺がもし、必ず俳優として成功すると、心のそこから思えていたら。
きっと、そうなっていたのだろう。
ただ、今更気がついても遅いという事か。
人生は、俺の命の中では、ほんの些細な時間。
この先、別の星で、別の人生を歩むのか、それともまた、この地球で人生を歩むのか。
それはわからない。
ただ、今回の俺の人生は終わった。
次の人生を始める時は、きっとまた、全てを忘れたところから、始める事になるのだろう。
だから今、俺は言っておく。
今あなたが送っている人生、あなたの生きている世界は、あなたを中心に動いている。
あなたが本気で信じれば、それは必ずそうなる。
自分の存在する世界は、実はじぶんが勝手に決めつた世界で、実は思いどおりに動くはずなのだ。
だけど固定観念、概念があるから、思いどおりにはいかない。
常識で考えては駄目だ。
固定観念を打ち破った時こそ、世界はきっとあなたにこたえてくれるだろう。
俺からあなたに伝えらる事は、これで終わりかな。
おっとそうそう、一応説明しておきたい事があった。
ゴキブリが思いのまま動いた事については、一応の説明がついていたが、生命力についての力については、何故そんな力が使えたのか最後まで分からなかった。
でも今なら説明がつく。
俺の世界は、全てが俺の希望によってつくられているわけで。
ゴキブリが思いのままになるなら、こんな力が使えてもおかしくないと、俺がどこかで思っていたから、こんな力が使えるようになったわけだ。
理屈ではない。
俺の生きる世界は、俺の世界である、ただそれだけだったのだ。
それでは、俺はそろそろ次のステージに向かう事にする。
「もし」また何処かで会う事があったら、俺にこの事を伝えてほしい。
今度は楽しい事ばかりの人生をおくりたいから。
「君の世界は、君を中心に動いているのだから、願いは必ず叶えられる。前向きに生きろ!」とね。

「もし」じゃない。「きっと」・・・
【<┃】 【┃┃】 【┃Ξ】
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