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恵美の推し活

エルドラールでは、俺たちが言う所の『魔法』はほぼほぼ存在しない。
俺たちが使える以上全く無い訳ではないけれど、俺たちが言う所の『念術』の多くが『魔法』や『能力』と云われているようだ。
但し『念力』の大きさが物を言う今までの世界とは少し違う所もあって、発動にも『想い』『条件』『枷』『約束』などが大きく影響する。
そういったものは、念術の効果に影響するのが俺たちの概念ではあるけれど、発動に大きく影響を与える辺りが少し違う。
そして発動したら、それはどれだけ強い相手に対しても影響を及ぼす。
おそらくだけれど、アーニャンがウインバリアで使った能力、『他力本願』や『卒業』もこの世界の『魔法』だったのだろう。
同レベルの相手を完全にコントロール下に置くなんて、そう簡単ではないからね。
つまりこの世界で強くなる為には、三つの方法が考えられる。
一つは本来の『魔法』が使えるようになる事。
おそらくこれは、この世界では難しいのかもしれない。
使っている人がほぼいないからね。
固定観念を覆す事は難しい。
二つ目に、『念力』を高める事。
これは簡単に言えばレベルアップだね。
日々の努力と経験が必要だ。
三つ目が自分にあった『魔法』を見つけ、適度な発動条件を決められる事。
俺が誰かを助けられるとしたら、この辺りでアドバイスする事くらいだろうか。
尤もこの程度は自分で考えられるし、その方が良いとは思うのだけれど‥‥。

仕事の予定が、先までビッチリ詰まっていた。
二十八日から三十一日までは各国首脳の護衛任務。
そして一日空けて二日からは『グレートアイランド』というゲームに挑み、クリアアイテムを持ち帰るという仕事を引き受けた。
これはマイクログーの社長側近であるゲリゲロから頼まれたもの。
ゲームは自前の物を持っているので、本社のあるアメリカに行く必要はない。
とはいえ一日しか休みが無いのは働き過ぎだろう。
おそらくグレートアイランドをクリアするのには、かなりの日数を要すると思うから。
尤もこれは、仕事気分ではない所もあるのだけれどね。
そして今日は恵美の家庭教師一日目だ。
今のうちにできるだけ恵美の家庭教師をしておかないと、しばらくできなくなる可能性もある。
可能なら護衛任務が始まるまでに、この子をある程度まで鍛え上げたい。
そう簡単ではないとは思うけれど、あの漫画の原作なら新しい技で一気に強くなる事もあったはずだ。
だから俺は、その辺りで強くしようと考えていた。
念力を高めるのは一朝一夕には行かないからね。
そんな訳で四つ星グループ本社ビルの地下訓練場。
俺とセバスクンが模擬戦をした所だ。
魔力を利用してココはそこそこ頑丈に作られているので、多少暴れても大丈夫だろう。
だけれど俺は不安なので、一応結界は張っておいた。
「それじゃ始めるぞ」
「待ってたし!」
恵美はやる気満々だった。
こんなに可愛い女の子なのに、強くなりたいものなのかねぇ。
まあ素質があるから、それを伸ばしたいと思うのは当然か。
「恵美には強くなる素質がある。そして実際今持っている魔力も強い」
一応念の為に何度も言うけれど、この世界では俺たちの言う魔力と念力は同じもののように扱われている。
「しかし恵美の魔法『落札』の効果は見破られると弱いし、かなり使い勝手は悪いと言える」
こちらも言っておくけれど、この世界では能力や念術も魔法と言うからね。
「うん。オークションですら上手く行かなかったし。コレじゃ強い相手には勝てないし」
「そうだな。でだ。俺は戦闘が専門じゃないし、体術には自信がない。だから当然教えられない。ならば魔法な訳だけれど、おそらくアイデアを提供する事くらいしかできない」
実際教えるつっても、俺の常識はこの世界の非常識のはずだ。
ならば本当の意味での魔法を、この世界のやり方で使えるようにするしかない。
「アイデア?」
「そうだな。まずは実際やってみようと思う」
俺はまず大気中のマナから、魔力を集める。
そしてそれを使って精霊界に干渉し、精霊の力で炎の玉を作って前方に放った。
「何今の?凄いし!」
「先に言っておくけれど、俺の能力については当然内緒だぞ?教えられた事についてもな」
あまり目立ちたくはないからね。
それに本当の意味での魔法が、この世界を変えてしまう可能性もあるし。
「分かったし」
「今のは、大気に漂う魔力を集めて、それを使って精霊界に干渉し、精霊の力によって炎の玉を作り出して飛ばしたんだ。これをすると自分の力よりも何倍も大きな火球を作る事ができる」
「えっと?何?何だか色々とツッコミどころがあるし?」
この世界じゃ信じられていない概念もあるしな。
こういう反応は仕方がないか。
「とりえずツッコミを入れてみてくれ」
「えっと、まず、魔力を使えるのは限られた人だけで、私には使えないし」
「それで」
「精霊界ってのはファンタジー小説なんかに出てくるアレ?そんな世界は実在しないし」
「そうなのか」
「仮にあったとしてどうやって干渉するの?」
「いや普通に」
「精霊にどうやってお願いするの?」
「なんとなく?」
「火を起こす程度の種火くらいは作れても、普通の人にはそこまで大きな火球はできないし」
「だから魔力をだね」
「それになんで飛ばせるの?」
「イメージ?」
「分かんないしー!」
これは思っていた以上に苦労しそうだ。
俺に教える能力が足りなさ過ぎるのかも知れないけれど、この世界に魔法の概念がなさすぎる。
いや、そうではなくてこれは夢の話なのかな。
ゲームでは知っていても、当然それは現実ではない。
そういう思い込みが、逆に魔法を無いモノとしているのかもしれない。
俺が死ぬ前の世界もそうだったんだ。
本当はあるのに、何処か疑う気持ちがあって無きモノとしていたんだと思う。
でもこの世界には全く無い訳じゃない。
使えるようになる方法はあるはずだ。
「でも恵美は、『落札』って魔法が使えるよな?それはどうしてなのか話せるか?」
「えっ、うん。この魔法は、私の『想い』や『約束事』、『枷』や『条件』などを満たす事で発動させる事ができるんだし」
それだけで使える魔法って、そっちのが不思議だけどな。
本来の魔法でも『想い』や『約束事』、『枷』や『条件』は存在するけれど、それは威力を高める為のものだというのが一般的だ。
この世界では発動条件に使われると認識されているのかもしれない。
ならば‥‥。
「分かった。じゃあ少し考え方を変えよう。恵美には新しい魔法を身につけてもらう。それはできるよな?」
「んー‥‥。魔法は一人につき大抵一つか二つだし。方向性が同じなら二桁の能力を使う人もいるけれど、策也のように色々できる人はあまりいないし。家庭用魔法くらいはみんな使えるけどね」
そういう概念か。
それを根本から修正していくのは難しいから、この常識内で色々と使えるようにした方が良いはずだ。
「だったらあと一つくらいはどんな魔法でも使えるようにはなるよな?」
「そりゃ、あと一つくらいは大丈夫だし。だけど今まで何もできるようにはならなかったし。その辺り教えてもらいたくて家庭教師を頼んだんだし」
「ほうほう。どんな魔法を試したんだ?」
「武道の達人になるとか、スーパーなんちゃら人になるとか、鋼の体になるとかだし」
どれも恵美にはあってなくね?
あの漫画の世界の影響を受けているなら、それじゃいい感じには使えないだろう。
「魔法は自分にあっているモノを選ぶ必要がある。恵美はそもそも肉体で戦うのには向いてないんだ。かなり強い魔力を持っているから、そりゃ戦えなくはないけれどね」
「えー!そうなの?」
「使えるようにならなかったのが証拠だな。そもそも恵美は殴る蹴るで戦いたいのか?」
「暴力反対だしー!だけど暴力で向かってくる人には、やっぱり暴力も必要だし‥‥」
「そうだな。こっちにその気が無くても、自身を守る為には必要だ。恵美は何か得意な事ってあるのか?」
この世界の能力は、得意な事であるほど使えるはずだ。
いや、それはどの世界でも同じだけれど、この世界では得意じゃないと使えない。
「んー‥‥、読書とか算術とか‥‥!それと笑顔!」
恵美は満面の笑顔を作ってみせた。
そういやこいつ、いつも笑顔だよな。
おそらく恵美って名前に影響されて‥‥!
ならば‥‥。
「よし!こんな能力はどうだろうか。まず能力名は『笑みの推し活』だ」
「あっ‥‥、なんか凄くしっくり来るし!」
「そりゃほとんど名前そのままだからな。そして笑顔でいる時のみ発動する」
「かなり限定しちゃうんだし。痛くて泣いちゃったら使えないのは困るんだし」
「その辺りはもう少し考えるとして、更に条件として、悪意とか殺意を向けられた時や身の危険を感じた時のみ発動できるってのはどうだ?暴力はそんな時だけなんだろ?」
「うん。普段は別に何も不満はないしね」
恵美は既に高い念力を持っている。
常人よりも遥かに良い動きをする事もできる訳で。
「それで能力だけど、応援した者を強くするってのはどうだ?推し活だしな」
「えっ?それだと結局私が強くなれないし」
「魔法は、同じ方向なら複数使えるようになるんだろ。だから自分を強くしたい時は自分を推し活するんだ」
「自分を応援するの?!」
応援するのは何も他人だけじゃない。
『頑張れ自分!』
そう言って頑張る人は結構いる。
これ、割と効くんだよね。
「そうだよ。そして算術が得意なんだよな。だったら自分への効果も追加して『勝ち筋を算出する能力』、或いは『目的達成の算段ができる能力』にすればいい」
「そういうの好きだし。私シミュレーションゲーム好きだしね」
好きこそ物の上手なれ。
下手なのに好きって事もあるけれど、恵美の場合は違うだろう。
「それで後は、読書が好きだったな?」
「そうだけど、もう十分能力としていい感じにイメージできてきているし」
「それはいいな。だけれどどうせなら好きと得意のてんこ盛りにした方が効果が上がりそうな気がする。何か色々な能力を使う主人公が出てくるような、そんな本で好きなのはないか?」
「それだと『かずみの大冒険』って小説が大好きだし!」
「ほう。ちょっとその本を見せてもらっていいか?」
「今ここにはないし。覚えているからお話しする?」
覚えている?
短編小説なのかな。
「頼む」
そんな訳で、俺は恵美から『主人公が魔法を使う所』だけ話を聞かせてもらう事にした。
当然詳しい話の内容までは分からないけれど、主人公のかずみが勇者のように色々な魔法を使っている事は分かった。
ならばこれは使えるだろう。
まだ話の途中だったけれど、これで良いと判断してこれ以上聞くのを止めた。
「よし!それでいいだろ。笑みの推し活には裏魔法があり、笑みの推し活を使っていない時だけ発動する読書モードを設定しよう」
「なにそれ?」
「笑みの推し活は戦いの為、読書モードは休憩の為。その時はかずみの大冒険の本が手元に現れ、その魔法発動部分を読む事で実際にその魔法が使えるようになる。魔法名があるならそれでもいいな」
「たとえばかずみが怪我をした民を魔法で治しているシーンを読めば、私もその治癒魔法が使えるって事?」
「そうだ」
簡単に言えば魔法書みたいなもの。
魔法書そのものでも良かったけれど、おそらく恵美の思い入れがある本の方ができる可能性は高い。
そしてきっと、オリジナル本の方が効果は段違いに高くなるはずだ。
「なんだか凄いし。そんなの考えた事なかったし!」
普通はコレくらい自分で考えられるものなんだけれどな。
まだ若いのと、自分をとにかく強くする事しか考えられなかった結果かも。
或いは教育の失敗。
何にしてもこの方法なら、魔法を知らなくても魔法が使えるようになる可能性は高い。
「それじゃ、一度試してみようか」
「うん。でも敵もいないし今のままだと発動できないし」
「敵は俺が召喚する」
俺はそう言って、レッサードラゴンを召喚した。
「ええー!」
「さあ、恵美なら勝てる敵だぞ。まずは笑みの推し活を発動して俺をパワーアップさせてみろ!」
「急にそんな事言われてもだし!」
「やらなきゃ殺られるぞ!」
尤もそんな事は無いだろうけれど、人は追い詰められた時に力を発揮する場合も多い。
逆も然りだけれどね。
「分かったしー!笑みの推し活!」
ほう、いきなりだったけれど、ちゃんと発動しているじゃないか。
魔法だとなかなか直ぐにとはいかないけれど、これは笑顔と敵によって簡単に発動する。
ただ俺にとってはこの程度のパワーアップでは、ほとんど何も変わりはしないけれどね。
でも常人がマスタークラスの使い手として戦えるくらいのパワーはアップされていた。
「どう?できてる?」
俺は軽くレッサードラゴンを払った。
「できてるぞ。じゃあ今度は自分に推し活してみろ」
「分かったしー。えい!」
常に笑顔ってのも何か違和感を覚えるな。
笑顔の時に発動と言うよりは、常に笑顔にさせられているような感じだ。
結果的に条件としては多少楽にはなったか。
でもそれだと威力はあまり高くない。
能力への想い、笑顔の約束、身に危険が迫る条件は満たしている。
何か枷がかけられたら良いのだけれど‥‥。
「どうだ?ドラゴンを倒せそうか?」
俺が言っている間にドラゴンが恵美に襲いかかる。
それを|既《すんで》の所でかわした。
「動きが読めるしー!面白ーい!頭の中でどう戦えば良いか分かっちゃうしー!」
「そうか」
とは言え見た所、レッサードラゴン相手に勝機も見いだせない感じか。
レッサードラゴンと互角って事は、恵美のレベルから見ると力を出し切れていない。
体の弱さを差し引いても、レッサードラゴンくらいは楽に勝ってもらわないとな。
読書モードを使えば勝てそうな気もするけれど、それでも戦闘中にモード切り替えは隙を作る事にもなり得る。
今はできても実際の戦闘ではなるべく避けたいか。
読書モードの魔法は、ちゃんと発動すればそれなりの威力があるだろうから、枷をかけるとしたらやはり推し活モード。
「その能力はな、実は読書モード発動時間を超えると使えなくなる仕様なんだ。だからそろそろ推し活モードは終わりだぞ!」
つかそれだと、推し活モードが発動できていないはずなんだけれどね。
今は初期充電が少しあったって事で。
「えっ?何それ?そんなの聞いてないしー!」
そりゃそうだ。
今そうだと思い込ませた所だからな。
でも恵美がそれを信じたなら、そろそろ笑みの推し活は使えなくなる。
「切れちゃったしー!」
「大丈夫だ。恵美の力なら逃げ回る事くらいはできる!」
「わー!」
本当に全力で逃げてるし。
「距離を空けたら読書モードだ!そして何か攻撃魔法を詠んでみろ!呪文がわりだ!」
「わ、わ、分かったしー!」
恵美は必死に逃げ、ある程度距離を空けた所で振り返った。
「読書モード!」
恵美がそう言うと、左手には『かずみの大冒険』の本が現れる。
思った以上に大きく、ハードカバーの読み応えありそうな本だった。
こりゃ、ページを探すのも大変かも。
そう思ったけれど、恵美はこの世界の多くが使える基礎魔法の一つ『そよ風』でページをめくり、瞬時に発声した。
「火の玉ボール!」
えっと‥‥。
そんなの聞いてないけれど、魔法名かな?
つか、さっき話に聞いた時は、その魔法の名前『炎の弾丸ミサイル』じゃなかったっけ?
とにかく恵美がそう言うと、ファイヤーボールがドラゴンに向けて放たれた。
威力はレベル通りな感じで、しっかりと精霊の加護も受けられている。
やはりこのやり方なら魔法が使えるようだな。
しかしこれではレッサードラゴンとはいえ倒せない。
魔法は命中したけれど、ドラゴンはまだまだ元気そうだった。
「わあー!魔法が使えたしー」
「そうだな」
驚きと喜びを一緒に現して、恵美は飛び跳ねている。
そこへレッサードラゴンが襲いかかった。
「恵美!逃げろ!」
「わー!」
またさっきの展開か。
でもドラゴンが少し弱っているようで、今度は直ぐに距離を取れた。
「今度は大型の魔法で行くし!」
恵美はそう言って更にページをめくる。
大型?
もしかして炎の魔法にも色々あるのだろうか。
ページをめくり続けている所を見ると、話の終盤に向かうほど強い魔法が使えるようになるのかもしれない。
ドラゴンの攻撃をかわしつつ、恵美は更にページをめくり、ほぼクライマックスと言った辺りでめくるのを止めた。
「いっくよー!業火の咆哮ハウリング!」
「ちょっ!」
一気に魔力が上がり過ぎだろ!
おそらくページをめくるのに時間がかかった辺り、魔法の呪文のように強化が施されている。
そして一度下級魔法を使っているのも、威力アップに繋がっているのか。
当然これは、かずみの大冒険の中で、最大級の炎魔法。
恵美の魔法がレッサードラゴンに当たると同時に、俺は恵美を結界で覆った。
この訓練場、結界で守っておいて良かった。
何もしていなかったら、四つ星グループ本社ビルが崩壊している所だったぞ。
「きゃあぁー!」
恵美の悲鳴と共に、辺りが真っ赤な光に染まった。
大きな音が響き渡る。
流石に結界は張っていても、音までは止めて無かったよ。
音の振動だけで、体感震度三くらいで建物を揺らした。
結界に閉じ込めた分揺れも大きくなった感じだけれど、それにしても凄まじい威力だった。
恵美はなんだかんだ魔法を否定していても、本当は使いたかったんだろうな。
そしてこの小説への想いが、相当大きいのだと感じた。
辺りに静けさが戻った。
レッサードラゴンは骨も残っていなかった。
「あれ?どうなっちゃったの?」
「恵美の魔法が強すぎたから、俺が結界で守ったんだよ。まさかここまでの魔法が使えるとは、正直俺も想定していなかった」
いや、あんな分厚い小説を丸暗記するくらいだ。
冷静に考えればこれくらいは当然か。
「かずみの魔法と同じくらいの威力だったかもしれないし!」
「そうか。だけどちょっと魔法発動に時間が掛かるな。これからは素早くページをめくる方法とか考える必要もあるかもね」
とは言え最初でこれだけやれれば及第点どころではない。
これは割と早く家庭教師を辞める事になりそうだと思った。

訓練は、今日の所はこれで終了した。
後は常に読書モードでいてもらい、推し活モードを長く続けられるよう準備をしておいてもらう。
おそらく今日よりも次の方が強くなれる。
俺は次の訓練日が楽しみだった。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
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