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ゲジの襲撃

日本語を勉強すると、人々は穏やかになると言われている。
或いは賢くなるのかもしれない。
理由は、日本語は曖昧でハッキリと言わない場合が多く、相手の気持ちを考える能力が自然と鍛えられるからだ。
そんなだから、日本の政治家は移民を受け入れてもなんとかなると思ってしまう。
しかし現実は違った。
犯罪を犯した外国人は、日本語が喋れないのだ。
日本語を覚えてくれれば良いけれど、多くの外国人は自分たちの言葉を使う。
だから外国人による凶悪犯罪は増え続けていた。
でもこのエルドラールは全て日本語だ。
ならばきっと、生前の世界よりは優しい世界に違いない。

今日はオークションイベント最終日。
俺たちは既にオークション会場に来ていた。
おそらくゲジが襲撃してくるんだろう。
そして全てのお宝を盗んで行くのだ。
あの漫画通りに進めば、きっとこの会場も戦場になる。
何か目当ての物がある訳でもないのに、わざわざここに来る必要はあるのだろうか。
なんとかなるとは思うけれど、できれば会長や恵美にはホテルに残っておいてもらいたいよね。
まあホテルが絶対安全って訳でもないか。
ならば身近にいてもらう方がいいのかねぇ。
会長の目的は、おそらく俺たちにゲジの襲撃を阻止させたいのだろう。
俺たちが活躍すれば、それは会長の功績となる。
こういった裏の世界でも地位が向上するか。
しかし人を守りながら三人で何ができるだろう。
もう既にこのオークション参加者の中に、ゲジのメンバーが入り込んでいるはずだ。
タピオカやゴルゴに聞けば顔くらい分かるかもしれないけれど‥‥。
ネットで調べても出て来ないんだよな。
どうやら金の力で情報が止められているみたいだ。
キルリアの父親の情報もネット上にはなくて、まあこの辺りの人ってのはヤバいレベルで世界に影響力を持っているって事なんだよね。
あまり目立ちたくなくて情報を止めているのだろうけれど、逆に目立っちゃうのではなかろうか。
というか原作漫画だと、ゴルゴもオークションに来ていた気がするんだけれどな。
結局ここでは一度も会わず。
タピオカとモブエロは来ているけれど、奴らも守ってやった方がいいのだろうか。
一応この辺りを神眼で調べてみたけれど、この世界は基本魔力を常に帯びている訳じゃないし、強い奴を探す事もできない。
一度会った事のある奴なら探せるけれど、ピエロはここには来てないか。
そんなこんなで待っていると、最初の出品物が壇上に姿を現した。
ここからだな。
俺は思って、辺りを警戒し会場を見渡した。
その時だった。
次の瞬間、事態は壇上で起こった。
出品物が突然爆発し、そこから無数の何かが観客席へと飛び散ったのだ。
これはマズイか?
今更気がついたけれど、この世界の魔法というか能力は、魔法の想像力を超えているようでスピードが速い。
例えば普通のマジックミサイルなら、その飛んでゆく軌道が一般人でも目で追えなくはない。
一方この世界には拳銃という物が存在し、魔法の想像力の範囲がファンタジー世界を超えている。
今客席を襲う魔力弾のようなモノは、拳銃の弾が飛ぶスピードに等しい訳だ。
俺のタイムストップ能力を使えば全ての人を助ける事はできるけれど、万一それを悟れる者がいたら今後の仕事に差し支えるかもしれない。
蘇生能力は既にテヘペロ会長にバレているし、治癒が得意な能力者という事になっているから、対応するならそちらの方がいいだろう。
つまり傷ついた人を治していく方向で。
とりあえず恵美たちは結界で守っているから大丈夫だろうし、その後に対応する事にしよう。
放たれた何かは、多数のオークション参加者に命中した。
大勢の人が意識を失う。
しかし思っていたような事にはならなかった。
「アレ?何も起こらない?」
一瞬にして血の海だと予想していたけれど、何が起こったのだろう。
「麻酔弾のようねぇ~」
「みんな寝ているの‥‥」
なんだそれ?
そう思った時後ろから声がした。
「ルーズベルト!良くやったのね!これで殺さなくて済むのね」
「タイタン、そうでもなさそうだぞ?」
「ジンクス?そうみたいね。眠ってないのもいるのね」
こりゃまたきわどい名前のキャラが続々と出てくるな。
しかし殺さなくていいとか、到底原作漫画とは違うっぽい。
そう言えば日本語には人を穏やかにする効果があるとかって言うけれど、日本語が共通語のこの世界は原作よりも緩いのか。
あの漫画も形式上は日本語で話しているんだけれどな。
まあでも漫画の原作だと、文字が日本語じゃなかったし。
「ゲジの野郎ども、来やがったな!俺がぶっ飛ばしてやる!」
そう声を上げたのは、少し前の席に座っていたモブエロだった。
見ると頭が赤く光っていた。
「えっ?」
「あら、なんだか可愛いわねぇ~」
「なんとなく恥ずかしいの‥‥」
確かに二人の言う通りだった。
どうして頭が光っているんだ?
気になっていると、隣の恵美が教えてくれた。
「あの人、『|狂《くる》った族』みたいだし。感情が高ぶると、狂った族は頭が赤く光るらしいし。だけどちょっと恥ずかしいから、狂った族の人は感情を抑える訓練を受けていて、滅多にああはならないらしいし」
「そうなんだ‥‥」
つまり今モブエロは、かなり怒っていると。
「狂った族か?何をそんなに怒っている?」
そう言ったのは、麻酔の弾丸をばら撒いたフランク‥‥じゃなくてルーズベルトと呼ばれていたフランケンのような男だ。
「お前ら、俺たち狂った族の村に来て、手当たり次第|悪戯《いたずら》をして俺たちを怒らせ、頭を赤く光らせ遊んでいただろ!許せねぇ!」
そんな事がね。
つか原作と比べるとかなり柔らかい展開だな。
「そうなのか?」
「ルーズベルトは参加していなかったのね。でもアレは面白かったのね」
「頭で湯が湧きそうだしな」
まあ言われて見ればそんな感じだな。
モブエロの頭にヤカンを乗せれば‥‥。
俺は思わず吹き出しそうになった。
でもここで笑っちゃ駄目よ。
心の中で何を思っても罪にはならないけれど、それを表に出した時点で人には責任が伴うのだ。
「本当に湯が湧きそうねぇ~」
「ちょっと試してみたいの‥‥」
言っちゃ駄目ー!
「みんな俺たち狂った族をバカにしやがって。全員お仕置きしてやる!」
モブエロはそう言って鎖を具現化して出した。
能力もそうなるのか。
つまりこっちもゴルゴとキルリア同様、設定が逆になっている。
でもモブエロだから格好良くは無いと‥‥。
「行って来いモブエロ。ボコボコにされたら私が癒やしてやる」
タピオカは癒やしの能力を持っているのかな。
「いかいでか!」
モブエロは鎖を振り回し、壇上のルーズベルトに向かっていった。
ルーズベルトは指先から麻酔の弾丸を放つ。
それをモブエロは全て鎖で受け止め、尚も向かっていった。
「アンドロメダチェーン!」
そして鎖を使って攻撃を開始する。
モブエロつえぇじゃん。
つか別の漫画の鎖もパクってるぞ。
それにしてもゲジのルーズベルトは防戦一方か。
「助けてやるのね」
「仕方ねぇな。おっと。靴紐が切れただと!俺のジンクスだとこういう時は逃げないと駄目なんだ。タイタン!ルーズベルト!今日は引くぞ!」
助けに動こうとしていたタイタンとジンクスだけれど、靴紐が切れたくらいで逃げるだと?
相当迷信深い奴なのか?
まあ名前もジンクスだしな。
「逃さねぇ!」
逃げようとする二人を見て、会場で眠っていなかった何人かが向かっていった。
もしかしたら俺たち同様ボディーガードのデンジャーか?
「全く邪魔なのね。『小さな太陽』五十度!」
タイタンがそう言うと、向かっていたデンジャーの周りに光る物体が現れた。
確か原作だと、頭上に小さな太陽が現れ焼き尽くす感じの技を使っていたよな。
しかしこの世界のタイタンは、名前もしっくりこない感じだし、豆粒のような小さな太陽が無数に現れターゲットを衛生のように囲い込み、人の体感気温を上げると言ったところか。
「なんだこれは?暑い!呼吸がしづらいぞ」
「こんな状態で走って追いかけるのは無理だ」
こりゃまたえらい優しい技だな。
ただ、相手の動きを鈍らせる技としては、そこそこ優秀なのかもしれない。
「こんなモノに負けるか!」
しかしそんな中、一人のデンジャーと思われる男が更に向かっていった。
それに対し、ジンクスが立ちはだかり素早くパンチを繰り出す。
「『麻痺の拳』!ビリビリしながら眠りな」
ジンクスのパンチもそれ自体に威力はなく、相手を麻痺状態にさせるもののようだ。
やっぱりゲジのメンバーは、殺しはしないみたいね。
最悪の場合は知らないけれど、大人しくしていれば殺そうとはしてこない。
俺たちの仕事は会長と恵美を守る事。
ならばそれに専念しておけばいいだろう。
直ぐにジンクスとタイタンは会場から出ていった。
「お前たち何をしている?!捕まえないのか?!」
会長が俺たちにそんな事を言ってきた。
「あら会長~。契約では守るのが仕事のはずでしたがぁ~?」
「いやしかし、眼の前に悪い奴がいれば捕まえるのがデンジャーではないのか?」
まあ確かに悪い奴らではある。
しゃーない。
一人くらい捕まえるか。
しかし残っているのはルーズベルトだけ。
それもモブエロが誰も寄せ付けない勢いで戦っている。
「嫁隊はここで会長たちを守っておいてくれ。俺がゲジを捕まえてくる」
「私も捕まえたいの‥‥虫取りは得意なの‥‥」
「いやアレは虫じゃなくてゴミだから。ゴミ拾いは面倒だろ?」
「京都のゴミはちゃんと持ち帰るべきなの‥‥」
「そういう事だ。だからモブエロに持ち帰ってもらおうな」
「分かったの‥‥」
少女隊もそうだし、俺の周りには何故か集めたり捕まえたりが好きな奴が多いな。
狛里が動き出すと余計な被害が出るかもしれないし、何故か分からないけれど説得できて良かった。
そんな訳で俺は立ち上がり、壇上で戦う二人の元へと移動した。
「助太刀しようか?」
「あ?今の俺は気が立ってんだ。頭見りゃわかんだろ!?」
ふむ。
真っ赤だな。
ツタの葉っぱよりも真っ赤だ。
とは言え捕まえるフリでもしておかないと、会長の名を上げる事はできんしな。
とりあえず当意即妙でも使ってみるか。
あまり頼りたくない能力ではあるけれど、こんなどうでも良い時ならいいだろう。
当意即妙を発動すると、俺は普通に壇上の|上手《かみて》へと移動した。
向かって右側ね。
俺は辺りを神眼で調べる。
出口はこちら側になるのか。
となるとルーズベルトはこちらに逃げる確率が高い。
そう思った瞬間、ルーズベルトが向かってきた。
「麻酔の弾丸!」
両手から魔力弾が放たれる。
しかし当然これは読んでいたので、俺はあらかじめエメラルドプリズムとサファイアシールドを発動しておいた。
麻酔の弾丸はエメラルドプリズムはすり抜けたけれど、サファイアシールドでは弾く事ができた。
そして突っ込んできたルーズベルトも、サファイアシールドで受け止める。
そこに鎖が飛んできて、ルーズベルトをグルグル巻きにして倒していた。
「討ち取ったり!」
モブエロはそう言って、倒れたルーズベルトに片足を乗せてポーズを決めていた。
どうやらアンドロメダチェーンには、相手の行動を封じる何か力があるようだな。
赤く輝いていたモブエロの頭は、ゆっくりと光を失っていった。
これでなんとなく、俺も活躍したという所は見せられただろう。
手柄のほとんどはモブエロだけどな。
「いや逃げるのを止めてくれて助かったよ」
「あ、いや、捕まえられて良かったな」
こうしてオークション三日目は、ゲジの襲撃によって幕を閉じた。
ルーズベルトは捕まえられたけれど、出品物の全ては既に盗まれた後だったからね。
この後ルーズベルトにも逃げられ、結局ゲジの完全勝利に終わる訳だけれど、俺がそれを知るのは日本に戻ってからだった。

全ての日程を終え、俺たちは再び羽田空港へと戻ってきた。
既に会長は仕事の為、そのまま自家用ジェットで何処かへと飛び立っていた。
「このたびはご苦労さまでした。無事帰って来られましたので、報酬は後日口座の方へ振込させていただきます」
「どうもぉ~」
「これで今回の仕事は終わりなのですが、会長より皆様に新たな仕事の依頼がございまして」
仕事が終わった直後、執事のセバスクンが再び仕事の依頼をしてきた。
ようやくゆっくりとできるって思った所だってのに、また仕事の依頼か。
いったいなんだろう。
「何かしらぁ~?」
「皆様って訳ではありませんね。策也殿への新たな仕事の依頼なのですが、よろしいですかな?」
よろしいですかなって言われても、内容が分からないんだけれど。
つか俺だけ?
「どんな仕事ですか?」
「恵美お嬢様の家庭教師と申しますか、強くなっていただく為に専属の講師になっていただきたいのです」
「えっ?」
俺は驚いて恵美に視線をやる。
すると恵美は知っていたようで、満面の笑みで訴えてきた。
「よろしくだし!私、自分の身は自分で守れるようになりたいんだし。策也が強いのは今回の仕事でハッキリと分かったし。あなたに魔法を教わりたい!」
魔法を教わりたいって、この世界じゃ教わるものでもない気もするんだけど。
ちなみに魔法っつっても、俺たちの言う念術や能力って事だよね。
「恵美は既にかなり強いと思うぞ?一対一なら負けない能力も持っているし、必要ないんじゃないのか?」
家庭教師とか、萬屋をやっていたらそんな余裕はないよね。
恵美を強くする家庭教師なら、面白そうではあるんだけれどさ。
「策也は治癒が得意な能力者だし?」
「ま、まあな」
嘘だけど。
「なのに魔法の弾丸から守る壁を作ったり、ルーズベルトを捕まえる時に|上手《かみて》に移動した能力。更に二種類の魔力体のコントロールをして見せたし。魔法を複数使う人はいるけれど、大抵は二つくらいが限界だし。それも方向性が似ているはずなのに、どれも違うタイプの能力なのが気になるし」
そういえばこの世界は、あの漫画の原作がモデルだったな。
何とか系能力とか言って、得手不得手がハッキリと別れている。
特別なのも有るにはあるけれど、ちょっと色々とやりすぎたか。
「策也殿は、本社の地下で手合わせした時も余裕がございました。決して治癒系が得意なデンジャーとは思えない身のこなし。これでも私、戦闘ではトップレベルのデンジャーを自負しております。その私が純粋な戦闘で勝てる気がしなかったのは初めてでございました」
一応手を抜いてはいたけれど、負けるのもマズイから負けない程度にはやっていた。
少し負けるくらいしておかないと駄目だったか。
となると、この人たちには俺の強さがかなりバレてしまっている。
なるべく広めない為にも、この仕事は受けておくべきか。
「分かった。但し俺の仕事は萬屋だ。他の仕事がある時はできないし、そう毎日は無理だぞ?週に一・二回できる範囲で。そんな感じで良ければやろう」
本心としてはやってみたいんだよ、やっぱり。
この世界の人が、本当の魔法を使えるようになるのかとか、試したい事もあるしね。
「やったー!」
「ありがとうございます」
特に急ぎの仕事も無いし、マイクログーの仕事もまだ決まった訳じゃないしな。
こうして俺は、恵美の家庭教師をする事になった。
恵美が自分の事を自分で守れるようになる為に。
つかほとんどの場合大丈夫な気がしないでもないけれどね。

そんな約束を交わした後、俺たちは久しぶりに地元へと戻ってきた。
たった一週間だったけれど、少し懐かしい感じもする。
店の前にも見知った顔がいるからね。
「あれ?どうして両津さんが?」
って、当然仕事の依頼か何かの為にやってきたのだろう。
来てみれば閉まっているから、俺たちが帰ってくるのを待っていたか。
しかしどうしても日本だと、相手の事を呼び捨てにはしづらいなぁ。
「帰って来られたか。良かった。どうしても頼みたい仕事があってね。プロのデンジャーじゃないと正直頼めないような仕事なんだ」
また仕事か。
家庭教師の件もあるし、マイクログーのゲリゲロにも仕事を頼まれている。
無い時には全然無かったのに、ある時には立て込むものだな。
「仕事ねぇ~。それじゃあとりあえず中で話をしましょうかぁ~」
天冉はそう言って入口の鍵を開け二階に上がっていった。
それに狛里も続き、俺たちも後を追って上がった。
いつものソファーに着くと、早速仕事の話が始まる。
「実は昨日も来ていたのですが、何処かへ行っておられたのですか?」
仕事の話は始まらなかった。
ある意味仕事の話だけれど。
「そうなのよぉ~。ボディーガードに香港までねぇ~」
「あの程度なら策也ちゃんだけで十分だったの‥‥」
よくよく考えたら、ゲジも大した事はなかったな。
いや、能力的にはかなり高かった。
ただ原作と違って誰彼構わず殺すような悪い組織でも無かったって話な訳だけれど。
尤も全く殺しをしない連中でもなさそうだし、戦える者が誰もいなかったら何かされていた可能性はある。
「香港というと、オークションですかな」
「そうよぉ~」
「お金は儲かったの‥‥」
「それは良かったですな」
なんか普通に話しているけれど、他の仕事の話ってしていいもんなのかねぇ。
「そう言えば帝国雑技団のメンバーが捕まったと聞きましたが、もしかしてアレは貴方がたが捕まえたのですかな?」
「そうねぇ~」
「私が捕まえたの‥‥。クロスチョップからのジャーマンスープレックスなの‥‥」
おいおい狛里、嘘を言うな嘘を。
「それは相手が可哀想ですな」
「殺してないから大丈夫なの‥‥」
狛里は誇らしげに答えていた。
まあ、力のコントロールはだいぶできるようになってるからな。
それはドンドン褒めておこう。
「それじゃぁ~、ソロソロ本題に入ってもらえるかしらぁ~」
「おお、そうでした」
なんか完全に忘れていたみたいだな。
この両津、可愛いうちの嫁隊と話せて楽しんでいやがる。
つか色目使ってんじゃねぇぞ。
目が細くて見えないのは天冉と同じだけど。
「実は来週、東京でサミットがあるのです。そこに各国のトップが集まるのですが、その護衛を頼みたくてですね。三人で一人の護衛を頼むのか、別れてもらうのかはまだ決まっていませんが、とにかく今は頼める人全てに声を掛けさせてもらっているのです」
サミットか。
そう言えば日本で開催される時は、警備体制とかかなり物々しいものになっていた記憶がある。
この世界にはデンジャーがいる以上、日本でも暗殺の可能性ってのは割とあるのだろう。
そこでやっぱりデンジャーって訳か。
俺と天冉は目を合わせた。
「分かったわぁ~。受けましょう~」
「おお!助かります。それでは明後日の午後一で迎えを送りますから、警視庁本部まで来てください」
「了解よぉ~」
簡単に決まっちまったな。
こうして俺たちは、いや特に俺は、三つの仕事をする事になった。
この後ゲリゲロに連絡を入れたら、仕事はどうやらアレのようだからね。
当然受けたよ。
分かるよね?
それは東京サミットの後の話という事で。
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