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日本へ

世界とは想い。
未来とは希望。
この世界は、あなたがいるから存在している。
未来は、あなたがいるからやがて訪れる。
もしもこの世界にあなたがいなければ、あなたにとって世界は存在していないのかもしれない。
もしもあなたがいなければ、あなたにも世界にも未来など存在しない。
つまり世界はあなたの為に存在し、あなたの為に未来はある。
全ては、あなたを中心にそこにあるのだ。
だから世界も未来も、あなたの想いで変化してゆく。
どうにもならないと諦めたら、きっとそれはどうにもならない。
悪い予感しかしなければ、きっと物事は悪い方向へと進む。
しかし逆になんとかなると想えば、きっとなんとかなるものだ。
良い予感は良い結果を生む。
それが今あなたのいる世界。
世界は常に変わっている。
どう変わるかは、全てあなた次第。

北京空港で降ろされた俺たちは、まずお金をなんとかしなければならない。
どうやらこの世界もご都合主義で、世界共通の『円』が存在している。
だからその辺り悩む必要はないけれど、この世界のお金でなければ当然使えない。
「まずは金を調達しないとな」
あの漫画だと、空の闘技場なんかでお金を稼ぐ流れだろうけれど、勝てば目立つし、そもそもそこに行くまでの金もない。
そんな闘技場が存在するのかも定かではない。
多分あるんだろうけれどね。
なんにせよこの空港で金を手に入れる必要があった。
デンジャー証を担保に金を借りるってのもあるけれど、俺はこの時の為に持ってきているんだよな。
「金を売るのねぇ~」
「その通り!」
この世界は、現実世界もモデルになっている。
金は当然高値で取引されているはずだ。
空港に買い取ってくれる所があるかどうかは知らんけどね。
なんて思っていたけれど、直ぐにそれっぽい場所が見つかった。
流石はご都合主義。
なんとかなると思えばなんとかなるものだ。
という訳で、俺は早速金を売ってお金にした。
「デンジャー証があるからとはいえ、一億円、アッサリと手に入れてしまったな」
相場はだいたい生きていた頃の世界と同じか。
まだまだ金の在庫はあるし、もっと売ってもいいんだけれど、これ以上は流石に目立ちすぎるのでやめておく事にする。
「それじゃ、お前たちにも二千万円ずつ渡しておく。仕事で何か必要になれば使ってくれ」
俺は札束を二人に渡した。
「分かったの‥‥」
そう言って狛里は札束を受け取り、異次元収納へと納めた。
いや、数万円はポケットに入れていたか。
すると直ぐに近くの店へと歩いてゆく。
「これ下さい、なの‥‥」
「あいよー」
舌の根も乾かない内から、狛里は早速肉まんを買っていた。
いや中国だから肉まんくらいは売ってるだろうけれどさ。
狛里には困ったものだ。
仕事で必要ならって言ってるのに。
別にいいけど‥‥。
「肉まん、美味しいの‥‥」
「そうか。良かったな」
俺はそう言いながら、狛里が食べた所を覗き込んだ。
「どうやら段ボールは入っていないみたいだな」
中国で肉まんといえば、どうしても思い出すんだよね。
段ボール肉まん。
「それ、なんなの?‥‥」
「段ボールはアレだ」
俺はそう言って、店の横に置かれている段ボールを指差した。
「アレを肉の代わりに入れて売っているって話が、俺が昔いた世界であったんだ。だから肉まんを見るといつもそこが気になるんだよね」
こういう所は俺、日本人だよなぁ。
あの頃、確か毒餃子事件ってのがあったんだ。
そしたら日本人みんながブチギレて、しばらく中国の食品は買わなくなった。
領空領海侵犯には怒らない日本人が、たかが輸入食品一つに怒っているのが不思議に思われたよな。
でも食べ物って、直接体に入れるものだから、やっぱり重要だよね。
「大丈夫なの‥‥。ちゃんとネズミの肉が使われているの‥‥」
ネズミの肉なんかーい!
そう思うとあまり食いたくないな。
でも、魔物も食ってる俺たちだし、ぶっちゃけ段ボールでも問題は無い訳だけれど。
とにかく、お金を手に入れた俺たちは、日本行きのチケットをとるのだった。

それにしても、パッと見は転生前の世界と変わらない。
ただ電気や石油の代わりに、多くの所で魔力が使われているだけ。
なのに人々が使う力は、魔力ではなく念力を使った能力が一般的な世界。
どうして魔力の存在が分かっているのに、人々は魔法を使わないのだろうか。
そういう世界、そういう発展を遂げてきたと言ってしまえばそれまでだけれど、創られてそう長くはない世界とはいえ、おそらく意味があるんだろうな。
さて飛行機に乗る前に、俺は一つ買い物をしておこうと思った。
携帯電話だ。
みたまが亡くなった時には、既にスマホは存在していた。
しかしこの世界は何故かガラケーが使われている。
みたまが創った世界なら、当然ここはスマホだろうとは思う。
みたまもスマホを使っていたはずだから。
なのに何故この世界はガラケーを使っているのだろうか。
あの漫画ではそうだったからか。
これからスマホに変わっていくのかもしれないけれど、俺はなんとなく嬉しいんだよね。
ガラケー好きだし。
もしかしたら、俺が望んだからそういう世界になったのかもしれないな。
アルカディアも、みゆきが創ったにしてはありえない所もあったからさ。
とにかく携帯は買っておこう。
どうやら通信インフラは世界共通。
無料で使えるみたいだし。
携帯電話本体さえ買えば、後は自由に使えるのだ。
魔力でやっているから、魔力中継点さえあれば通信は簡単にできる世界。
俺たちはそれぞれ好みの携帯を手にとって購入しておいた。

さていよいよ、これから俺たちは飛行機に搭乗する。
生きていた頃も、そんなに多く飛行機に乗った事はない。
それ以上に凄いものに乗ってはきたけれど、久しぶりの飛行機は緊張した。
なんだろうなぁ。
狭い所に閉じ込められている感じが、緊張感を高めるんだよ。
狛里と天冉も、身動きしてはいけない状況を少し嫌がっているようだった。
俺たちなら、別にこの飛行機が撃墜されようと問題はない。
ぶっちゃけ自ら飛んで日本に行ってもいいのだ。
だけれどこの世界はあまりに人が多い。
何かをした時、見られるリスクは高いのだ。
今後の事も考え、目立つ行為を避ける為にも経験させておきたかった。

四時間弱で、俺たちは羽田空港へと到着していた。
あくまで飛行機から見て感じた事だけれど、場所が現実世界とは違っている。
中学生のみたまじゃ、正確な位置も把握していなかっただろうしな。
これからあらゆる所でこういった違和感を覚える事になるだろう。
まずはこの世界に慣れる必要がありそうだ。
そんな風に思った。
「飛行機はもう乗りたくないの‥‥」
「そうねぇ~。息苦しいわよねぇ~」
「かと言って、飛んでいく訳にもいかないからな。この世界じゃ直ぐに誰かに見られるだろうし、当然そこまでの事をしたら目立ってしまう。仮に姿を消していたとしても、デンジャーなら気がつくだろう。今後は極力移動の少ない生活を心がけよう」
中国にアクセスポイントを設置しておければ良かったな。
人に見られない場所へなら、瞬間移動しても大きな問題にはならない。
尤も、そういう移動の能力を持った奴もいるだろうから、それができるデンジャーだとすれば良いわけだけれど、俺は既に治癒が得意だとテヘペロ会長には話している。
嘘だったけれど、今後はその方向で行くしかない。
この世界では、何でもできる事が目立つ事になりそうだから。
まだ倒すべき神が生まれていない現状、目立つ事がどれくらいのリスクになるかは分からないけれどね。
でもあまり目立つと、マジでゴルゴが俺の命を狙ってくるかもしれない。
一応それも避けたいよな。
まさか主人公に敵意を持たれるとか。
ちょっと悪いスタートをきってしまったよ。

日本国内へはアッサリと入る事ができた。
流石はデンジャー証だ。
見せれば普通に万能パスポートと同じ。
日本だからか、特に|囃《はや》されること事もなく、本当に普通の対応をされた。
「なにわともあれ、日本だー!」
俺は空港を出た所にある広い公園で、手を広げて声を上げた。
殆どが似ても似つかない日本なのかもしれない。
だけれど日本ってだけで俺はテンションが上がった。
帰ってきた。
そういう気持ちが湧いてきていた。
「ここが策也ちゃんの故郷なの‥‥」
「まあ、多分色々と違うだろうけどな。でも似たような所で暮らしていたんだよ」
「それにしても高い建物ねぇ~。街の防壁よりも高いわぁ~」
本当に、こんなのを魔法も無しに人間が建てているんだよな。
マジで建設業の人は尊敬するわ。
男の仕事って感じがするし。
「それでこれからどうするのぉ~?」
「そうだな。まずは住む所を確保する必要がある。尤も俺たちには闇の家もあればバグ世界にも家はあるし、そこに人目を気にせず行ける場所があればそれでいいんだけどな」
「ここに家を建てればいいの‥‥」
まあそういう風に思うよな。
ファンタジー世界だと、ほとんどは誰の土地でもないから家を建てても問題はない。
町さえ作る事ができた。
だけど‥‥。
「この世界では、ほぼ全ての土地は誰かのモノなんだ。だから勝手に家を建てたりはできないんだよ。家を建てるなら、まずは土地を買う必要がある」
「だったら土地を買うの‥‥」
「ん~、でも土地を買っても、俺たちが一瞬で家を建てるのは不味い。そんな事が簡単にできる世界じゃないからね」
尤も、異世界でだってそんな事ができるのは、俺くらいなものだったかも知れないけどさ。
「なるほどねぇ~。マンションか、或いは事務所を借りるのねぇ~」
みたまに聞いたみたいだな。
「まあね。そんな訳で事業所物件を借りる事にする。そして俺たちがやるのは、当然萬屋だ」
まずは生活基盤が必要。
お金を稼げないでは生きて行けない世界。
ファンタジー世界と違って息苦しくはあるよな。
その分治安は良いし、一般庶民にとっては便利ではあるけれど。
正直俺としては、懐かしさを除けばここでの生活はきっと苦痛に感じるだろう。
長くて百年か。
できれば今回も一年そこそこで終わらせたいものだ。
俺はこの世界でのルールを教えながら、まずは近くの不動産屋を探す事にした。

それで何処に事務所を構えるか。
どうせ生前とは場所も色々と違っているのだから、考えても無駄かもしれない。
とりあえずこの羽田の近くで暮らしても良いかもしれないけれど、みたまでもある程度よく知る場所ってのはある訳で。
おそらくそこは、似ているに違いないのだ。
だったら渋谷辺りがいいのではないだろうか。
そのまま渋谷ってのも芸が無いので、俺は隣の駅である代官山に行く事にした。
狛里に電車の乗り方を教えつつ、切符を買って電車に乗る。
デンジャー証があれば電車も無料で乗れる可能性があるけれど、まだよく分からないし狛里の教育も必要なので、俺は敢えて切符を買って電車に乗った。
ちなみに天冉の教育は不要だ。
中にみたまがいるんだからね。
中学生の頃までの記憶とはいえ、この世界で生きていく常識くらいは既に理解しているはずだから。
そんな訳で電車を乗り継ぎ、俺たちは代官山へと降り立った。
俺も生前は何度か来ている場所だけれど、既視感はまるでない。
おそらくは似ても似つかない駅前風景なのだろう。
さてそれでは、不動産屋を探さないと。
駅前を歩けば、それは直ぐに見つかった。
その辺りは何も変わらない。
知らない所を歩けば、本当にここは日本そのものに感じた。
俺たちは店に入る。
「いらっしゃー‥‥い」
俺達を見てあからさまに態度が変わったな。
見た目子供もいるし、若いから金にならないとでも思ったのだろうか。
「とりあえずおかけ下さい」
そう言って店員は、席に座るように促してくる。
俺が話をするので、当然俺が店員の正面に、そして二人は両脇の空いた椅子に座った。
「事業所用の部屋を探しているんだけど」
「事業所用ですか。ご予算はどれくらいですか?」
「特に制限はないよ。要望としては駅に近く、一階は飲食店以外の店舗で、横の階段から二階に上がれるような、店舗兼事務所として使えるような所が希望かな」
大きなビルだったり、エレベーターで上がるような所だと、ちょっと入りにくいだろうし、俺たち萬屋はなるべく気軽に入って貰えるようなのが希望だ。
一階店舗だと外から見られるから、目立ちたくないのでそれは却下。
大雨で床下浸水とかしても困るし、二階がベストだと俺は考えた。
「どういったご利用を考えておられるのですか?」
「そうだな。萬屋をやろうと思っていてね。多少商品も並べるかもしれないけれど、基本的には何でもやる萬屋だ。奥には二・三部屋があって、休憩室などに使えればと思っている」
尤も場所さえ借りてしまえば、後はこちらで勝手に内装は変えるんだけどね。
そして奥の部屋にはセーブポイントを設置し、直ぐに帰ってこられるようにする。
その部屋で闇の家なりバグ世界に行けば、誰かに見られる心配もない。
そういう部屋を確保する為の事務所でもある。
「失礼ですが、会社店舗という訳ではなく、個人事業者としてですよね」
確か個人事業主としてだと、店舗や事務所を借りるのも大変なんだよな。
でも俺には魔法のカードがあるのだ。
「これがあるんだけど」
俺はそう言って、デンジャー証を見せた。
すると店員の態度が一変する。
「そうでしたか。ならば何も問題はありません」
デンジャーが一般人と差別されない日本でも、こういう時はやはり力を発揮するんだな。
デンジャー協会が保証人のような役割を果たす訳で、不動産屋に不利益になるような事も協会がなんとかしてくれる。
結局この後は、トントン拍子に契約が成立していった。
場所は代官山駅前の一等地。
一階には銀行が入っていて、その二階を借りる事ができた。

さてこれからも色々と大変だ。
内装は直ぐに俺が魔法でなんとでもできるけれど、売り物を一応置いておく必要がある。
この世界にはどんな物があるのだろうか。
或いはパソコンなど通信機器も揃えないといけない。
何より大変なのは、グータラと自由に生きる狛里と天冉にも、仕事をしてもらわなければならない。
その前に狛里には、義務教育レベルの知識を詰め込む必要がある。
世界の事を知るのも大切だろう。
俺もアルカディアに行った時は、まずは本を読みまくったものだ。
俺は本屋に行って、必要そうな事が書かれているであろう本を、片っ端から買ってきた。
「お前たちにはしばらくコレを読んでもらうぞ。この世界の常識を勉強してもらいたい」
「面倒なの‥‥」
「私はみたまちんがいるんだからぁ~、不要じゃないかしらぁ~?」
「狛里だけだとやらないだろ?それに天冉には、みたまが知る以上の知識を持っていてもらいたいからな」
全くやる気がないか。
とはいえ今のままだと、野に放てば直ぐに問題を起こすのは目に見えている。
本は一日一時間くらは読めても、おそらくそれ以上は無理だろう。
ならば‥‥。
「分かった。でもせめて一日一時間だけでも読んでくれ。違う方法も考えるから」
俺はそう伝えてから、家電量販店へと向かった。
こういう時は渋谷の近くだと楽だ。
俺は渋谷のセンター街に行くと、見つけた家電量販店でテレビとパソコンを三台買ってきた。
持ち帰りは当然異次元収納だけれど、誰にも見られないように会計は四回に分けて、トイレで一台ずつ収納していった。
セーブポイントへの瞬間移動は、常にトイレを利用すればいいな。
帰りはその方が楽だ。
ゆくゆくは色々な所に部屋を借りて、セーブポイントを設置しまくっておきたい所だね。
そんな訳で戻ってきた俺は、直ぐにテレビを設置して、コレを見ているようにと伝えておいた。
テレビなんてただの洗脳マシーンだと思っていたけれど、最低限必要な常識を覚えるのには役立つよな。
日常系アニメやドラマを見れば、多少普通の生活も理解できるだろうしさ。
こうしてまずは、みんながここで暮らす為に必要な知識を得る所から始めるのだった。
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