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私の力

 第四では、実戦学習以外にも、もちろん通常授業ってのが存在する。
 高等部に進学した者は、この先、或る程度のエリート街道が約束されているので、政治や歴史など、最低限の知識は必要となるだろうから、授業があって当然だ。
 エリート街道という意味では、私が高等部に進級できた事は奇跡ではあるが、その話は今話す事ではないので、忘れていただきたい。
 とは言っても、今の世の中に必要なのは、政治や歴史などではなく、やはり力だ。
 だからそう言った授業は、特に重視されるものではなく、みんな適当に受けていた。
 見回すと、真面目に授業を受けているのは、私以外には女生徒一人だけだった。
 あの女生徒はそこそこ高い魔力を持っているのに、どうしてこんな授業を真面目に受けているのだろうか。
 文官を目指しているのだろうか。
 それとも、歴史を伝える何かをしたいのだろうか。
 そんな事を考えて、ただ一人真面目に授業を受けている女生徒を見つめていると、その女生徒が私の視線に気が付き、少し冷たい視線をこちらに送ってきた。
 私は、その子がちょっと綺麗な子だったので、少しドキドキして視線をそらした。
 歴史を真面目に勉強する理由なんて、まあ私があれこれ考えるものでもないか。
 歴史か・・・
 今の世の中、今の世界の形になって、既に二十年近くになる。
 その前は、世界中で戦争が行われていたらしい。
 その状況を一気に解決へと導いたのが、現在の漢帝国の皇帝「|火神《かしん》」様であった。
 正直火神様が、どんな風に皇帝へと昇りつめたのか見たわけではないし、実感もないから、私に思うところは全く無い。
 ただ、今の火神には「様」をつける価値も無いと思っている。
 簡単に言えば、悪政|甚《はなは》だしいわけで、各地では今、独立などの動きが出てきているとか。
 賊もやたらと増えているらしく、第四の実戦学習頻度も、それに合わせて増えている。
 まったく、もう少し平和な時代に生まれたかった。
 いや、戦争が無いだけ、その幾万倍も良かったと考えるべきか。
 とにかく、せめて私が生きている間は、戦争なんて起こらない事を祈るよ。
 考え事をしていると、いつのまにか、歴史の授業は終わっていた。
 これでは、真面目に受けているとは言えないか。
 教室を見回すと、真面目に授業を受けていた女生徒の姿も、もう教室にはなかった。
 授業の後私は、構内の鍛冶場へと向かった。
 此処では職人たちが、それぞれの生徒の要望にそった、それぞれに必要な武器などを作っている。
 生徒自身、機材を使わせてもらって、好きな物を作る事も可能だ。
 私は魔力が弱いから、道具に頼るところが大きく、此処へは頻繁に足を運ぶ。
 別に武闘派ではない私に、どんな武器や道具が必要なんだと思うかもしれないが、たとえば私がひそかに携帯している物としては、拳銃がある。
 この世界には、拳銃なんてものは存在しない。
 いや、私が持っているので存在してはいるが、あるのはこれだけであるし、そしてその物でもない。
 実は私には一つだけ、みんなには話していない、特別な魔法を使う事が出来る。
 それは「千里眼」であり「異世界を見る魔法」だ。
 異世界と言っても、皆が知っている「天界」「魔界」「精霊界」「妖精界」の四世界とは違う世界、パラレルワールドの世界だ。
 私の生きる世界の外には、遥か何千何万年前から、あらゆる可能性から分岐した、無数の世界が存在する。
 その異世界を見る事は、私にとって、全ての価値感を覆すだけのものがあり、興味深い。
 そこに、拳銃という物が存在した。
 そしてその異世界では魔法が存在せず、科学技術がそれを補っている。
 その力は、魔法を圧倒的に凌駕するもので、本当にその世界が存在するのか、最初は信じられなかったくらいだ。
 だけど、拳銃を作ってみて理解した。
 この力は使えるし、その世界は確実に存在しているのだろうと。
 手間という意味では、魔法の方が圧倒的に楽だから、我々の世界の人間は、みんな魔法を使う。
 それが、科学技術の進歩を妨げたのだろう。
 とにかく、こういった科学技術は、魔力が少ない私が生きぬく為の、一つの光明となっていた。
 だから、頻繁に鍛冶場に通って、日々研究開発と改良に力を注いでいるというわけだ。
 さて、昨日職人さんに頼んでおいた物が完成していた。
 私自身で作れない物、作れない部分は、当然職人さんに頼んで作ってもらっている。
 私はそれを自室に持ちかえると、早速組み立て調整する。
「また何か作っているのか?」
 同室の歌琥が質問してきた。
 実は歌琥にだけは、私の千里眼の「異世界を見る魔法」について話をしている。
 他の人に話さないで隠すのには、色々と理由があって、話したくはないからだ。
 それでも歌琥にだけは隠さず話しているのは、中等部からの付き合いだし、信頼できる奴だと思っているからね。
 故に私が変な物を作っている情景も、それは歌琥にとって見なれたものにはなっているが、やはり興味はあるのだろう。
「まあな。私は魔力が弱いから、道具に頼るしかないのでね」
 私が組み立てをしながらこたえると、歌琥が手元を覗き込んできた。
「前に作っていたのと似てるな」
「ああ。あれの改良版だ」
 歌琥の言う通り、私は以前も同じような物を作っていた。
 今作っているのは、拳銃である。
 以前作ったものは、魔法を使って弾丸を発射するタイプのものだった。
 かなり単純な作りで、製造も楽だったが、魔力をごくわずかな隙間に集め爆発させるという高度な技を要し、故に訓練も必要だし、誰でも扱えるものでは無い。
 それに魔力も消費するし、私の場合他の人のサポートもあるから、魔法を使ったものは使いづらかった。
 そこで、より拳銃らしく、弾薬のように、爆発物を組み込んである弾丸を用意すればどうだろうかと考えた。
 魔力は、宝石など鉱物の中に蓄える事が出来る。
 硬度の高い物にはより多く蓄える事ができ、より良い|魔法《マジック》アイテムを作るには、ダイヤモンドは欠かせないものだ。
 もちろんそんなものを拳銃の弾薬に使用するのはもったいないし、弾薬には合わない。
 撃針を叩くハンマーの力で、その鉱物を破壊し、魔力を解放できなければ意味がないからだ。
 で、私が最適だと判断したのが、貝殻「シェル」である。
 爆発により粉々になるし、手に入れるのも簡単だし、正に理想的だった。
 ただ、シェルは生物鉱物であるから、この中に魔力を蓄えるのは不可能に近いと言われている。
 それでも私は、何度も挑戦して、それを可能にしていた。
「よし!できた。歌琥、ちょっとテストするのに付き合ってくれ」
「了解!」
 私と歌琥は、学園敷地内にある、砂浜へと向かった。
 此処は、一部生徒の練習場的エリアとなっている。
 新しい攻撃魔法のテストなどは、海へ向けてやれば安全確保できるし、気兼ねしなくていい。
「歌琥、魔法の盾よろしく!」
 歌琥は、基本的には攻撃、中でも雷撃系魔法が得意な、風の精霊魔術師だ。
 だから魔法の盾は、孫感先輩ほどの防御力はない。
 それでも魔力は学園でもトップクラスなので、力押しでかなりのシールドを展開できる。
「オッケー!全力でいいのか?」
「ああ。歌琥の全力くらいは貫けないと、武器としては役に立たないだろう」
 歌琥の魔法の盾を貫ける攻撃魔法なんて、我が学園の生徒で扱える者は数えるほどしかいないだろう。
 だから私の言っている事は、間違いと言うか、欲張り過ぎかもしれない。
 でも、これだけ手間をかけて作るアイテムだ。
 それくらいの効果は期待してもいいだろう。
 ちなみに前回作った拳銃は、魔法の盾を貫く事ができた。
 ただし、射程距離五メートルで試したもので、それ以上は命中率が悪く、実戦で使うには少し無理があった。
 ではまず、歌琥の魔法の盾をターゲットに、狙いを定める。
 撃ち方は、見よう見まねでやるしかない。
 前回異世界を覗いた時には、拳銃の構造を調べるので精いっぱいだったから。
 一応、拳銃の内部で爆発が起こるわけだから、念の為できる限り魔力を高めて、身体強化を図る。
 私の身体強化なぞ、戦闘では全く役にたたない程度ではあるが、やらないよりはいいだろう。
 前回の実験では、徐々に魔力を高めていったので限界を知り得たが、今回は最初から全力だ。
 鍛冶場の職人の技術を信じて、私はトリガーを引いた。
 その後は、一瞬の出来事だった。
 大きな爆発音とともに、私の体は後ろに吹っ飛ばされ、爆発に耐えきれなかった銃は破壊され、弾丸は一瞬にして魔法の盾を貫いた。
 手はしびれ、しばらく動かせそうになかったが、私は痛みも忘れて、壊れた拳銃を見ていた。
 そして笑いがこみ上げてきた。
「ははは。やべぇコレw」
 歌琥も一瞬驚いて呆然としていたが、すぐに心配そうに私の所に駆け寄ってきた。
「大丈夫か!?凰印!」
「おう。これは面白いよ」
 今回のテストは、決して成功したとは言えなかった。
 だけど、その威力を目の当たりにして、私は嬉しかった。
 これが完成したら、私でも対人戦闘の戦力になれる、そう確信したから。
 私は手の感覚が戻ってから、破壊された拳銃の部品を拾って、歌琥と共に自室に戻った。
 この日のテストはこれで終了だ。
 私は早速、次の拳銃を作る為、再び鍛冶場へと足を運んだ。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
ドクダミ

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