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私は第四魔法学園の劣等生

 何故だ?何故私はこんな所にいる!?
 私は今、死にかけていた。
 目の前には、バーゲンに詰めかけるおばさんの如く、大量のゾンビ達が、私たちを仲間にしようと押し寄せてくる。
 それを部隊の仲間たちが、斬り刻んだり燃やしたり、私の目に映る情景は、正に地獄絵図だ。
 更に匂いも凄い事になっている。
 口で呼吸しているのに、腐敗臭によって、呼吸が苦痛に感じられるほどだ。
 本当にどうして、私はこんな所に来てしまっているのだろうか・・・
 私は本年度から、第四魔法学園に通う「|凰印《おういん》」十五歳である。
 生まれた時から魔法の才能に恵まれず、小等部や中等部の魔力診断では、常に最下位を独走していた劣等生だ。
 そんな私が、せっかく義務教育を終えたのに、高等部に進学したのには訳がある。
 それは、楽しい青春時代をおくりたかったからだ。
 年頃の男に、これ以上の進学理由なんて必要ない。
 その気持ちだけで、私は才能をカバーする為に、必死に努力を重ねる事ができた。
 そしてなんとか、この第四魔法学園に入学する事ができたというわけだ。
 しかし、入った学園が、まさかこんな学園だったとは、入ってみるまで分からなかった。
 学園なんて何処も同じだと思っていたが、この第四魔法学園は、他とは少し違うところがあった。
 それは・・・
 おっとその前に、第四魔法学園とか毎回言っていると面倒なので、これからは「第四」と呼ばせてもらおう。
 と言うか、私たち学生も、街の人達もみんなそう呼んでいるので理解してくれ。
 では話を戻して、第四が他の学園と違うところ、それは「実戦により学習する」という事だ。
 そんな話、私は全く聞いていなかったわけだが、世間では周知の事実だったらしい。
 まあ、知っていたところで、競争率の高い他の学園に入れるほど、私の魔力は高くはないし、入れただけでもましなわけだが、青春と命の天秤は、あまりに酷いと思うわけで。
 とは言っても、今更この死にそうな状況を回避する術はなく、ただ仲間たちの健闘を祈るしかない私であった。
「凰印、まだ生きてるか?」
「ああ。でもさっき、少しチビってしまったけどね」
 今、私を気づかって声をかけてくれたのが、親友の「|歌琥《かく》」だ。
 一応この学園では、結構できる奴って事になっている。
 中等部からの付き合いであり、全寮制のルームメイトでもあり、同じ部隊の仲間だ。
 ちなみに部隊とは、一年生から三年生までの縦割りで決められる、実戦を共にするグループの事。
 各学年二名ずつが集まり、六人で一部隊となる。
 しかし我が部隊は、三年生が二人と、一年生が四人で構成されていた。
 なんでも現在の二年生は昨年、難解な特別授業と言う名のミッションで、多くの人が残念にもお亡くなりになられたり、再起不能になってしまったらしい。
 その分今年、多く入学させたもんだから、こんな変則部隊が生まれる事になったわけだ。
 きっとそのおかげで入試の競争率が下がり、私が高等部に進む事ができたのだから、死んでいった方々へは、お礼と苦情を両方お伝えさせていただきます。
「ありがとう!コノヤロー!」
「どうしたの凰印?」
 今、私の亡き先輩への言葉に反応して、声をかけてきたのは「|罵蝶《ばちょう》」ちゃん。
 魔力を主に肉体強化に使うのが得意な、それなりの血筋を持っている狂暴女だ。
「いや、死んでいった英霊たちに、ちょっとお礼と苦情を」
「何それ?」
「まあ気にしないでくれ」
 ちなみに先ほど「罵蝶ちゃん」と紹介したが、普段はそうは呼んでいないので、その辺りは察して欲しい。
「ホント、凰印ちゃんどうしちゃったんだろうねぇ~wまあいつもどこか変だし、いてもいなくても戦力には変わりないけどぉw」
 あちらで、優しい口調で私の悪口らしき事を言っていらっしゃるのが「|兎琴《うきん》」ちゃん。
 罵蝶ほどではないけれど、肉体強化にも長けている魔法剣士だ。
 何故か歌琥とは仲良しで、二人のコンビは色々な意味でそこそこ有名だ。
「おいおいお前ら余裕だな。気を抜くと死ぬぞ!」
「そろそろよ。気をつけてねv」
 そして今、偉そうに話しかけてきたヤローと、優しい言葉をかけてくださった女神は、先輩の「珍形《ちんけい》」くんと「孫感《そんかん》」ちゃんだ。
 もちろん普段は、珍形先輩、孫感先輩と呼んでいますよ。
 念の為。
 以上が我が部隊の六人であるが、私以外の五人は、学園でも比較的有能な人たちが集まっている。
 しかも二年生がいないから、とりわけ一年生の私以外の三人は、皆トップクラスの成績優秀者だ。
 ぶっちゃけ私がいなくても、このグループはやっていけるだろう。
 むしろ私がいない方が、好成績を収める事ができると思われる。
「さて、いよいよ最終段階だ」
 そう言う珍形先輩の前方には、どうやらゾンビ達を操っていた術者らしき人物の姿が見えた。
 ちなみに、今我々が進んできた道のりは、ダンジョンの中である。
「なのに何故視界が確保されているのだ?」と思う人もいるかもしれないので一応説明すると、魔力を使った魔法には、辺りを照らすものも存在するのだ。
 その魔法を使って辺りを照らすのは、当然戦力にならない私の役割だ。
 要するに、辺りを照らす魔法は、子供程度の魔力でも使える簡単な魔法って訳です。
「学園の学生風情が、よくもまあ此処まで来やがったものだ」
 術者はどうやらおっさんで、ゾンビ達がやられたのにも関わらず、まだ余裕の表情を見せていた。
 当然その辺りは珍形先輩も気がついているようで、こちらの臨戦態勢は解かれる事はない。
 ちなみに、この部隊のリーダーは珍形先輩である。
 頭も良く魔力もあって、それなりに頼りになる先輩だ。
 どちらかと言うと手堅い作戦を好む人で、今日のミッションも、無事生還できる公算が高いと思われる。
 しかし今日の任務は、生きた心地はしなかったけどね。
 珍形先輩の前に、罵蝶と兎琴が出て、相手を警戒する。
 そのすぐ後ろで、歌琥が魔力を高めていた。
 我が部隊の戦い方は決まっている。
 と言っても、ごくシンプルな戦い方だ。
 武闘派である罵蝶と兎琴が前衛で盾を務め、歌琥と両先輩が魔法で攻撃する。
 その後ろで、私は見ているだけだ。
 いや、一応立場上は、サポート役という事になってはいるが、ライト役以外は何もしていないのだけれどね。
「大人しく、捕まってくれませんか?我々もあまり人は殺したくないので」
 珍形先輩は、罪人であるゾンビ達を操っていたおっさんに説得を試みた。
 今日の実戦学習は、この洞窟をねぐらにする賊退治である。
 生死は問わず、とにかく学生全員で、賊を壊滅させる事が目的だ。
 他の場所では、きっと他の学生が、同じような戦いを繰り広げているに違いない。
「何をなめた事を。そんな半端な気持ちで、テロ集団はやってないは!」
 おっさんの強気は相変わらずだ。
 何か切り札を隠し持っているのだろうが、まだそれを見つける事ができない。
 罵蝶も兎琴も、そして珍形先輩も動けずにただ見合っていた。
 魔法ってのは、正直何でもできる能力である。
 その人のアイデアによっては「なんじゃそりゃー!」なんて思う魔法もある。
 だけど、五感に訴えかけない魔法ってのはマスターするのが難しいが、戦闘に使える魔法ってのは覚えやすく、故にだいたい出そろっていると言っていい。
 たとえば炎の弾をぶつける魔法は、目に見えるので覚えやすい。
 逆に体を強化する魔法は、自分にしか分からないし、他人に伝えるのが難しいので、素質が大きく左右する。
 ただ、一般的に知られているし、難易度は中級クラスか。
 とにかく、対抗手段はされてみれば納得するものではあると思うが、特定するにはかなり困難でもあるという事だ。
 時間だけが流れる。
 相手に動く気配はない。
 これはおそらく、カウンター系の魔法で何かしてくるのだろう。
 自分から動けるものなら、きっともう何かしてきているはずだから。
「ああもう、やっちゃって良いかな?」
 罵蝶が我慢の限界にきている。
 なまじ戦闘力があるから、すぐに力ずくで解決しようとするところがある。
 まあ「なまじ」と言う表現は、罵蝶には当てはまらないか。
「よし、罵蝶お前突っ込め!」
 私は、軽く冗談交じりに言ってみた。
 おそらく、罵蝶が一対一で負ける要素は少ない。
 たとえどんな反撃があったとしてもだ。
 それを、なまじみんなで攻撃すれば、私あたりが足を引っ張る可能性が十分にある。
「わかった。許可しよう。では歌琥と僕の魔法で牽制するから、その後のタイミングで突っ込んでくれ!」
 珍形先輩は、慎重な人だ。
 だからこういう作戦をとったのだろうが、カウンターを警戒するべきこの状況では、カウンターにこそ気をつけるべきなんだけどねぇ。
「孫感先輩、こちらが攻撃した直後、魔法の盾の展開をお願いできますか?」
「そうすると、罵蝶さんに何かあったら対応が遅れるけど?」
「罵蝶なら、一対一ならそう簡単には負けません。それよりも後ろの我々が、足を引っ張る可能性の方が高いです」
 少し考える素振りを見せた後、孫感先輩は納得して、首を縦に振ってくれた。
 よし、これで私の身は安泰だな。
 くっくっく!私も悪よのぉ。
 罵蝶頑張れよ。
「今だ!」
 珍形先輩の合図に、歌琥が|雷撃《ライトニング》系の魔法を、賊のおっさんめがけて放つ。
 珍形先輩もそれに合わせて、雷撃系魔法を放った。
 相乗効果による、効果の倍増を狙ったものだ。
 電気を帯びた魔力の塊が、おっさんに向かって飛んでゆく。
 さて、おっさんは何をしてくるのか。
 おっさんはすぐに、何処からともなく、でかい盾をとりだした。
「魔法反射の盾か!」
 この対応策は、一応予想の範囲内だ。
 だけど、いくつかの理由で、私は可能性が低いと考えていた。
 一つに、このアイテムの入手が困難である事。
 次に、このアイテムを持っているからと言って、武闘派の使い手を前に余裕なんて持てないはずである事。
 当然その辺りはきっと、他にも対応策があったのだろうが。
 そして何より、この盾を隠し持つには、でかすぎる事。
 すなわち、この盾は別の次元、別の世界にアクセスし取りだした物であり、そんな事ができるこのおっさんは、ただのゾンビ使いではなく、かなりの黒魔術師でもあるって事だ。
 放たれた魔法は、思った通り魔法反射の盾により、こちらに返された。
 と同時に、罵蝶と他五人の間に、孫感先輩の「|魔法の盾《マジックシールド》」が展開される。
 魔法の盾とは、魔力による盾を作り出し、魔法攻撃や物理攻撃を防ぐ為のものである。
 だが「|絶対魔法防御《アンチマジックシェル》」が、完全に魔法を遮断するのとは違い、魔法をどれだけ止められるかは、術者の力量次第だ。
 罵蝶はまあなんとかなるだろうが、孫感先輩ではこの向かってる魔法は止めきれない。
 故に私の安全は、この時点では保障されていない。
「うらぁ!」
 罵蝶は、向かってくる電気の塊を、槍で斬り裂く。
 常識はずれだが、思った通り、罵蝶だけなら大丈夫だ。
 だけど、罵蝶に斬られて二つに分かれた電気の塊は、こちらに向かってきていた。
「まさか歌琥の魔法を止める事になるとは思わなかったよぉ~」
 そう言って、孫感先輩の魔法の盾に魔力を重ねたのは、兎琴だった。
 歌琥&珍形先輩VS兎琴&孫感先輩の魔力の戦い。
 普通に魔力で考えれば、これでもまだ、歌琥達の魔法の方が強い。
 魔力が全てではないが、どうなる!?
 再び一つになった電気の塊が、魔法の盾にぶつかる。
 防ぎきれるのか?
 と、次の瞬間、電気の塊のパワーが一気に半分以下へと減少し、そしてすぐに消滅した。
「俺の魔法は、兎琴には届かないようになってるんだよね・・・」
 歌琥の言葉は、少し寂しそうだった。
「なるほど」
 歌琥は尻に敷かれているのね。
 でも助かった。
 もうこれで、後ろの私たちに懸念は無い。
 行ってくれ!罵蝶!
「ひゃっほーい!」
 罵蝶がおっさんに斬りつける。
 おっさんが盾を罵蝶に向ける。
 でもそれ、魔法反射の盾だよね。
「結構貴重な物だから、壊さずに持って帰りたいな~」なんて私は思うわけだが、罵蝶はあっさりと盾ごと、おっさんを斬って捨てた。
 戦いは、終わった。
 結局、今日の実戦学習での我が部隊の戦果は、一名のみを排除しただけに終わった。
 あんなにもゾンビを倒したのに、なんだか理不尽。
【Ξ┃】 【┃┃】 【┃>】
ドクダミ

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