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いきなり結婚?!

恋は突然やってくる。
親も突然やってくる。
人生の転機も突然やってくる。
さてこれはいったいなんでしょうか。
この日、大和王国の国王と王妃がセカラシカにやってきた。
ギルドスタッフ雑用係の俺は、二人の警護についていた。
いったい何しにきたんだろう。
俺の追記された記憶にも、突然二人がやってくるイベントはちょくちょくある。
特にここ数年は毎年だ。
でもただの飲み屋の店員だった俺には、なんの関係もない話だった。
でも今は違う。
一応俺は目を光らせて警護を務めた。

二人が最初に訪ねたのは、まずは領主の卑弥呼だった。
部屋に入ると、俺は部屋の前でただ不審者が部屋に入ろうとしないか見張るだけだった。
一時間ほど話した後、二人は部屋から出てきた。
こんなの適当にやっておけば良いと理屈では思うのだが、どうしてもこういう時は緊張してしまう。
お偉いさんのプレッシャーは半端ないんだよね。
次に向かうのは、なんと冒険者ギルドだった。
「君、冒険者ギルドの仁徳吉乃の所へ案内してくれ」
「はい‥‥えっ?誰ですかそれ?」
やべ!
ちょっといきなり訳の分からない名前が出てきて、ビックリしちゃったじゃないか。
「誰って?いるわよね。冒険者ギルドで今も働いていると聞いてますわよ」
冒険者ギルドで働いている?
名前からして女性だよな。
朝里はおそらく本名だし、嬢ちゃんは記憶が曖昧とか言っていたから、もしかして実は本名は違うとか?
いやいやありえんでしょ。
仁徳って言ったら確か大和王朝二千五百年以上続く家名だよね。
つまり王族って事でしょ。
嬢ちゃんが王族とか想像できんし。
他は、姐さんか。
もっと想像できねぇわ。
つかよく考えたら名前知らねぇし、もしかしたらって事もあるのかね。
「早くしてくれ!」
おっとヤバい。
とりあえずギルドに行けばみんないるだろ。
「はい!ただいま」
俺はとりあえず二人をギルドまで案内した。
領主の屋敷からギルドまでは近いので、俺は歩いて連れて行った。
何故か国王と王妃は不機嫌そうだった。
なんで?
ギルドへは堂々と入口から入っていった。
完全に冒険者たちの注目の的だった。
でも堂々と行くと案外信じられないもので、国王様訪問に合わせて皆王様のコスプレをした変な人といった感じで見ているようだった。
お前ら、聞こえてるぞ!
ヤバい!ヤバいって!
国王様怒らせたらどうなるか知らんけど、くびちょんぱされても知らないぞ?
しかし、受付にいた朝里ちゃんや嬢ちゃんを見ても二人は反応しないな。
って事は、もしかして姐さんだろうか。
その仁徳吉乃ってのは。
俺はスイングドアを開けて国王様を招き入れた。
よく考えたら国王様をこんな所から入れて良かったのだろうか。
せめて横の職員通路から入れるべきだったのではないだろうか。
二人ともチョッピリ怒っているようには見えるが、まあギリギリセーフだろう。
俺は受付に座る朝里ちゃんの後ろの狭い所を、カニ歩きをしながら通り過ぎた。
「国王様、こちらです。どうぞ」
必至にカニ歩きで通ろうとする国王と王妃が、なんだか少し可愛く見えた。
なんとかバックルームまで案内できた。
そこには姐さんがいた。
「姐さん、仁徳吉乃って人に会いたいと、国王と王妃が来てるんだけど」
俺は入ってきた国王と王妃を姐さんの前に案内した。
「お父さん!お母さん!もう来ないでって言ったよね?」
へぇ~お父さんとお母さんなんだ‥‥
「って、ええーー!」
いやいや、仁徳吉乃は偉そうな人だろうなぁ~とは思ってたし、王族の可能性は考えていたけど、なんとお姫様でいらっしゃいましたか。
「お前はいつまで我がままをいうつもりだ。お前の愛した男は死んだのだろう?だったら戻ってこい。俺が良い相手を見つけてやる」
「そうよ吉乃。あなたはいずれこの王国の後継ぎを産まなければならない身。早く戻ってらっしゃい」
うわぁ。
なんか凄い所に俺はいるんじゃないだろうか。
大和王朝は二千五百年以上続いていて、その歴史は重すぎるほどに重い。
その後継ぎは男系継承であり、いくつもの宮家も存在するとか。
今の国王と王妃の間には男子が生まれていない事から、娘に宮家の男子との結婚が望まれているという話もある。
そうする事で、本流の血筋も守れるのだ。
でもまさかその娘が姐さんで、家を出て関係のない男と結婚までしていたとはなぁ。
「いやよ!私は戻りたくないもの。ここでの生活が気に入ってるのよ。それに既に心に決めた人もいるのよ」
「なんだと?またどこの馬の骨とも知れない男を、お前というヤツは」
「知らないわよ。その人と結婚するってなら、戻って上げてもいいわよ」
「その人は何処にいるの?どんな人なの?」
王妃がそうったタイミングで、奥から部屋に勇者が入ってきた。
「姐さん。この資料は‥‥」
勇者がフリーズしていた。
部屋に入ってきたらいきなり国王と王妃がいるんだもんな。
そりゃビックリクリクリクリックリ、だよね。
「この人がそうよ!勇者信長様よ!お父さんもお母さんも知ってるわよね。超有名人なんだから!」
国王も王妃もなんか唖然としているな。
こりゃやっぱ駄目なのかな。
勇者は嫌がってそうだけど、姐さんは凄く勇者の事が好きなのになぁ。
ちょっと可哀想で泣けてきた。
「そ、そうか。じゃあ早速式をあげよう。勇者信長くんか。確か宮家の男系男子だったはずだよな」
「そうねあなた。そのまま信長さんに王座をお譲りするのもいいかもね」
キター!
思わぬ展開。
姐さんは驚いているけれど、これはきっと嬉しいはずだ。
このギルドを辞めるのはもしかしたら辛いだろう。
しかし割と愛する人を大切にする人、だと‥‥思ったり思わなかったりだけど、これは色々な意味でめでたい。
勇者が姐さんと結婚とか、いやぁ~、酒のつまみとしては最高じゃないか。
勇者が真の勇者になる日がやってきたんだ。
あの時は半分、いやほとんど冗談で妄想していたけれど、これはウケる。
「えっ?そうなの信長様?」
「えっと‥‥国王様に王妃様、こんな所でいきなりお会いすることになるとは思いませんでした。確かに私は宮家の男系男子ですが、それが一体‥‥」
頑張れ勇者!
俺たちは今日のお前の勇士は忘れない。
「今、信長くんと吉乃の結婚が決まった所だ。君なら大陸中の民から慕われている有名人だし、王位を君に譲っても誰も文句は云わないだろう」
「そうです。それに強さも兼ね備えております。立派な王になられるに違いありません」
唖然と二人の声を聞く勇者。
とにかく複雑な気分というか、まだ現実を受け入れられていないようだ。
でもこれは、勇者さえ我慢すれば、他のすべての人が幸せになれる話。
勇者が断る事はまずないだろう。
なんだかんだ言ってこいつは勇者なのだから。
「信長さん、よろしくお願いしますね」
姐さんが可愛く見るなんて、ちょっと気持ち悪いぞ。
あれ?
でも姐さんがいなくなったら、このギルドはどうなるんだろうか。
順番で言えば朝里ちゃんがギルマス?
ヤバいヤバい。
このギルドが崩壊するわ。
嬢ちゃん?
雰囲気は悪くないだろうけれど、冒険者の死者が増えて経営が成り立たなくなりそうな気がする。
俺はギルマスなんてやりたくないぞ。
でもそうなれば辞めて冒険者になる事も‥‥
今更だな。
俺は今の生活が結構気に入っているのだ。
どうなってもこのギルドを支えて行こうと思った。
ちなみに勇者がギルドを辞める際、終身雇用の鉄則を乗り越える為に、姐さんは勇者を一度ギルマスに任命し、その後勇者が後任を任命する形をとった。
全く面倒な世界だこと。

時は流れ、今日は王都で勇者信長と仁徳吉乃の結婚式に参列していた。
ギルドの方は、ギルマスに卑弥呼が領主と兼任という事で決まっていた。
元々卑弥呼はそういう立場だったようだが、姐さんの都合でギルマス職を退いていたらしい。
今更だけど、姐さんの元旦那や、その父が冒険者に殺されたのって、意図して殺されたんじゃないかと思ったりもする。
国王がそんな事をするようには見えないが、周りの人間が勝手にそうする事だって考えられるわけで、事実なんてどっちであっても不思議ではない。
まあでも今の姐さんは幸せそうだし、勇者以外はみんなハッピーなのだから問題ないか。
いや、勇者も見る限りでは問題なさそうだ。
人前での対応も慣れたものだし、流石勇者だなと思った。
「姐さん、おめでとうございます。本当に今までありがとうございました」
これは本当にそう感じている。
姐さんが幸せになるのは嬉しいし、俺は姐さんのおかげでセカラシカのギルドで働く事ができたのだ。
俺自身、そういう実感はないけどね。
記憶に追記されていただけだし。
「ありがとうね」
姐さんはそう言いながら、俺の耳元に顔を近づけてきた。
「あなたは結局、朝里ちゃんか嬢ちゃん、どっちにするの?ちゃんとしないといずれどっちかに殺されるわよ?」
「えっ?」
何を言っているんだこのアマは。
なんで俺が朝里ちゃんや嬢ちゃんに殺される?
選ぶってなんだよ。
どっちもいい同僚だし、可愛いし、一緒にいて楽しいし、そりゃ好きだけどさ。
って俺、好きなのか?
いやいや、恋愛感情とかじゃなくて、同僚としてだな。
「まあいいわ。どうせ先は長いんでしょ」
そういう姐さんは少し寂しそうな顔をした。
先は長いか。
姐さんは俺達が不老の存在だと知っているのだろうか。
そういう意味で言ったかどうかは分からないけれど、直ぐに答えを出す必要はないって事だろう。
「姐さんは幸せになってくださいね。なんていうか、俺にとって姐さんは、本当の姉みたいなもんですから」
「そう思ってくれるのなら嬉しいわ。うん。幸せになるわね」
姐さんはそう言って、俺の前から去っていた。
参列者に順番に話してゆく。
姐さんはみんなに笑顔だった。

それからしばらくたったある日、何故か姐さんがギルドのバックルームにいた。
「どうしたんですか姐さん?!」
もしかしてもう勇者と別れてしまったりしたのだろうか。
「あー!南!久しぶり。いやねぇ、やっぱ王宮での生活は堅苦しくて合わないのよ。あんたの家の方がずっと気楽で良かったわ」
本当にこの人は‥‥
でも、姐さんが姐さんで少し嬉しかった。
「全くしょうがないですね。部屋はあのままにしてありますから、好きな時に使っていいですよ」
「ありがとう!今日は超リラックスできそうだわぁ」
姐さんがそう言った時、職員通路の方から人がなだれ込んできた。
「吉乃さん!困ります!勝手にこんな所にまでこられては!」
勇者だった。
大変だろうな。
妻がこの姐さんなんだから。
でも、勇者もなんだか嬉しそうな表情をしていた。
多分勇者も、堅苦しいのは実は嫌いなのだろう。
どういう事情であれ、王宮から出てここに来られた事は嬉しいに違いなかった。
「上杉南。俺が王になった暁には、お前を王の側近にしてやってもいいぞ?」
「いやいやいらないし。じゃなくて、ご遠慮させていただきます」
「そうか。吉乃さんも喜ぶと思うのだがな」
「遊びに行くくらいはしますよ。そっちもいつでも遊びにきてください」
俺がそう言うと、勇者は少し寂しい笑顔をして、姐さんを捕まえて出て行った。
少し寂しくなったギルドだけど、別にもう二度と会えなくなるわけじゃない。
多分遊びに行けば、たとえパンピーな俺たちであっても歓迎してくれるだろう。
これで良かったんだなと改めて思った。

さてしかし、ギルドには不老の五人だけが残ったわけだが、これは偶然なのだろうか。
ミケもギルドの職員として正式に採用された。
卑弥呼が不老の存在を集めているってのは分かるが、不老の存在だけになったのは少し違和感を覚えた。
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