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猫魔獣対熊魔獣

インターネットが使えなくなって二日が経った。
とりあえず領主の方で対応する事が決まっていた。
まあインターネットが使えないと言っても、この町だけなら使えなくはないし、ギルドの仕事が無くなるわけでもない。
俺たちは普通に仕事を続けていた。
今日も俺たちは朝のラッシュをこなし、ようやくそれが終わってゆっくりし始めていた。
そしたらその時、猫魔獣がギルドを訪れてきた。
猫魔獣は既にこの町では普通に受け入れられている。
森の猫魔獣が町に来る事も珍しくはなかった。
一応町にくる猫魔獣には、身分証明証は発行してあるけどね。
そんな猫魔獣の一人が、少し深刻そうな顔で俺の前にたった。
「あの、南さんですよね。ちょっとお願いがあってまいりました」
「どうした?何か困った事でも起こったのか?」
猫の頼みとあっては、出来る限りなんとかしてあげたい。
俺は真剣な目でその猫魔獣を見つめた。
「最近この町に猫魔獣が多く移り住んでいる事はご存じかと思います」
そりゃまあそうだな。
人間と一緒に暮らしたい猫ちゃんが増えたのだから、そうなるのは当然だ。
「そうだな」
「そうすると、森で暮らす猫魔獣の数は当然減ってしまいますよね」
「ああ」
「あの森には、我々と対抗しうる魔獣がいるのをご存じですか?」
そういえばそうだったな。
ドラゴンがあの森に近づかない理由は、ドラゴンでも厄介と思う魔獣が二種住んでいるからだ。
その内の一種が猫魔獣だ。
そしてもう一種が確か熊魔獣だったかと思う。
熊魔獣は猫魔獣のように人型に変化する事はできないが、そのままでも人間の言葉を理解し、喋る事もできる賢い魔獣だ。
しかも魔獣の姿のままでもかなり強く、ドラゴンと並ぶ強さを持っている。
猫魔獣とは常に縄張り争いがあるわけだが、長く住み分けてきたという話を聞く。
「もしかして熊魔獣が、猫魔獣の縄張りを荒らし始めたのか?」
「はい。お察しの通りです」
「話し合いで解決は‥‥無理か」
確か熊魔獣は、気性が荒く欲望に貪欲な魔獣だ。
猫魔獣のように話せる相手ではない。
そもそも猫魔獣だって話せているのが不思議なくらいなのに、流石に熊魔獣と話ができるとは思えなかった。
「無理ですね‥‥」
さてどうするか。
俺と嬢ちゃんで行けば、駆除するくらいはできるだろう。
でも生態系のバランスは、今回の事のようにどこかが崩れればどこかにしわ寄せがいく。
だからなるべく現状を維持したい。
「熊魔獣はボスとかいるのかな?」
「ボスはいます。奴らは我らと違って上下関係は厳しい種族ですから」
「だったら‥‥」
だったらまだ話し合いを諦めなくてもいいかもしれない。
多少はこちらも力を示す必要はあるが、トップさえ残れば統率は取れる。
今回の事は、猫魔獣と熊魔獣の戦争みたいなもんだ。
そしてその戦争を、どこかいい落としどころで終わらせる必要がある。
戦争ってのはボスがいないとテロだなんだと永遠に争いは続くが、ボスがいるのならお互い納得できる形さえ作れば自然と終わる。
「分かった。俺と嬢ちゃん、それにミケでなんとかしよう」
「本当ですか!ありがとうございます。このままでは猫魔獣の縄張りがなくなってしまう所でした」
「いいよな?嬢ちゃん?ミケ?」
「うん‥‥猫さんたちを‥‥助ける為に‥‥頑張る」
「私はそもそも仲間の事なのさ!やってやるのさ」
「そんなわけで姐さん!ちょっと俺たち出ますけどいいですか?」
奥の部屋で仕事をしていた姐さんに声をかけると、姐さんは一つ息をついてから受付カウンターまで出てきた。
「インターネットが使えなくて暇だし、構わないわよ。さっさと片づけて早く帰ってきて頂戴」
俺は姐さんの許可を貰うと、やってきた猫魔獣と共に北の森へと向かった。

猫魔獣の縄張りエリアに到着すると、他の猫魔獣もつれて熊魔獣の縄張りへと向かう。
これはあくまで猫魔獣と熊魔獣の争いであり、俺たちは単なるゲストでなければならない。
今バランスが崩れているのは、猫魔獣の数が減ってきているからだ。
それでも猫魔獣が力を示せば、熊魔獣は襲ってこなくなるだろう。
猫魔獣たちの覚悟を示さねばならないのだ。
まあどうにもならなければ、熊魔獣には全滅してもらうけどね。
俺の可愛い猫たちを襲う奴なんて、生きている価値はないのだ。
「みんな。ボスだけは倒すなよ。その時は俺が相手するからよろしく」
「分かったのだ。お兄ちゃんにおまかせなのだ」
「了解しました。他は好きにしていいのですよね」
「かまわない。ただ、相手を殺すのなら殺される覚悟も必要だという事を覚えておいてほしい」
とはいえ、力が五分で戦う時、相手を殺さないとかそんな甘い事は言っていられない。
魔獣の世界は弱肉強食なのだから。
森を進むと、熊魔獣が現れ始めた。
俺と嬢ちゃんはなるべく手を出さず、ミケたちに任せる。
ヤバい時に少し助けに入るくらいだ。
熊魔獣には『猫魔獣に負けた』という意識を持ってもらいたいのだ。
戦いは割と楽だった。
ミケが無双していたから。
ミケが転生の際に得た木刀神剣は熊魔獣を圧倒していた。
ミケは出会った頃よりも確実に強くなっていた。
まだまだ子供だったからね。
日に日に成長していくのだろう。
俺たちは順調に熊魔獣の縄張りを蹂躙していった。
そしてとうとう、ボスがいる所まで到着した。
ボスはすさまじい殺気を放ち、今にもこちらに向かってきそうだ。
「俺はこいつら猫魔獣の友人だ。今日はボスに話しがしたくてやってきた」
警戒させないように言ったつもりだが、殺気はますます大きくなった。
「人間ごときが我々の争いに口出しするな」
ちょっとヤバいか?
「いやでもさ、此処まで熊魔獣はみんなやられちゃってるよ?猫魔獣と敵対なんて止めた方がいいんじゃない?」
「皆が弱かっただけだ。俺は猫魔獣ごときには負けない」
確かに言うだけあって、この熊魔獣のボスはかなりヤバそうだ。
魔力はミケよりも大きいし、体が大きい分パワーもある。
どの猫魔獣よりも強く見えた。
やっぱ駆除しかないのかね。
俺がそう思った時、俺の前に出たのはミケだった。
「だったら私と勝負なのさ!私に負けたら今まで通りこっちの縄張りには入ってこないで欲しいのさ」
「俺が勝ったら、縄張りを全部もらうぞ?」
「それは無理!」
ミケは偉そうに熊魔獣のボスを指さして云った。
「好きにするがいいけど、私にそんな権限はないのだ。負けるのが怖いのだ?どうなのだ?」
おいおいミケ、普通にみれば完全に相手の方が強いぞ。
そんな大口叩いて大丈夫か?
でも、負けそうになったら助けて、その時はスッキリ熊魔獣を全滅させる方向でいいか。
とりあえずやらせてみるのも面白いかもしれない。
俺は嬢ちゃんと頷き合い、見守る事にした。
「いいだろう、相手してやるこわっぱ」
「こわっぱではない。ミケと呼んで欲しいのだ」
何というか、微妙な空気に辺りが包まれた。
「お前たち、手を出すなよ。そっちの人間どももな。俺たち熊魔獣の力を見せてやる」
いやいや、俺たちじゃなくて、お前の力を見せてみろ。
「他の熊魔獣が手を出そうとしたら、こっちで対応するからな」
俺は一応熊魔獣に釘を刺しておいた。
刺さっているかどうかは分からないけどね。
「ではいくぞ」
「いつでもかかってくるがいいのさ!」
こうして熊魔獣のボス対猫魔獣ミケの戦いが始まった。
ボスの動きは速かった。
なんでそんな図体でそんな動きができるのか不思議なくらい速かった。
しかしスピードならミケも負けてはいない。
とりあえず戦いは五分に見えた。
一瞬戦いは膠着するかに見えたが、ボスは魔法を放ってきた。
かなり強力なライトニングだ。
俺が使っているマスタークラスのよりも威力がありそうだった。
ミケはそれを紙一重でかわした。
まさかこんな魔法まで使えるとは、やはりこの戦いミケには荷が重かったか。
しかしミケには余裕があった。
戦いを楽しんでいるようだった。
ミケには木刀神剣がある。
仮に一発でも急所に入れば、形勢は一気にミケに傾くだろう。
ただ現状は、それが可能には思えなかった。
ややミケが押されているように見える戦いは、しばらく続いた。
他の熊魔獣が少しでも助けに動くと、嬢ちゃんが瞬殺していた。
「俺も加勢してやる!」
「駄目‥‥」
パンチ一発だった。
そんな様子をボスはチラチラ見ていた。
少し動揺しているようだった。
脅す予定はなかったけど、ボスからは少しビビっている様子が見て取れた。
嬢ちゃんにビビらないヤツなんてほぼいないよね。
少し同情した。
そんなボスに隙ができた。
木刀神剣を入れられるような大きな隙ではなかったが、この距離なら魔法が有効だ。
ミケは元々攻撃魔法が使えなかったが、俺との特訓の中で、一種類だけ使えるようになった魔法があった。
「ライトニングー!」
ミケは魔法を放った。
威力は大した事が無いように見えるが、この魔法は次につながる。
魔法はボスを捕らえた。
「くっ!この程度の魔法、全く効かぬわ!」
確かにダメージはあまり与えられていないようだが、ミケの狙いはそこではないだろう。
ボスの動きは、一瞬体が麻痺する事で止まった。
麻痺効果を狙ってのものだった。
この時間があれば、ミケの木刀神剣は確実に急所を突けた。
「勝負あったな」
まずは足の動きを封じ、そして手の動きも封じた。
もうボスは何もできない状態になった。
「ぐっ!動けぬ‥‥」
「私の勝ちだよー!約束守ってね!」
「だな。熊魔獣のボスよ。俺たち人間が約束の立会人だ」
「いや、しかし‥‥」
「約束‥‥してたよね‥‥約束は‥‥守るの‥‥当たり前‥‥」
嬢ちゃんがそう言うと、ボスはギリギリ動く首を、ガックリと落とした。
嬢ちゃんの強さが脅しにもなったが、まあ一応これで丸く収まるだろう。
ミケが再び急所を突いて、ボスを動ける体に戻していた。
一応気の荒い好戦的な種族とは言え、知能があるのなら当分はおとなしくすると思う。
こうして北の森の抗争は、予定とは少しだけ違う形で上手く収まった。
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