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伊吹嬢VS上杉南

「嬢ちゃん、さっきの洗脳だろ?アレはまずいんじゃないかな?」
朝の受付ラッシュが終わり、ギルド内が落ち着いてきたので、俺はさっきの事を嬢ちゃんに聞いていた。
「うん‥‥駄目‥‥かな‥‥友達には‥‥使わない‥‥よ‥‥」
正直、こんな話を嬢ちゃんにするのは怖い。
怒らせて暴れられたら、この町が消滅する事だって十分に考えられるから。
でも俺は、なんとなくこれは言っておくべきだと思っちまった。
だから勇気を振り絞って伝えたのだ。
「いや、まあ、やっぱ人の心ってさ、思い通りにしていいもんじゃないと思うんだ‥‥もちろんそれが必要な場面もあるかもしれないけどさ。できるだけ使わないでくれると‥‥嬉しいかな」
何故俺はこんな事をこの子に伝えているのだろうか。
歳は同い年だが、見た目はどう見ても五年は若く見えるこの子が、本当に子供に見えたからだろうか。
教育をしなければならないとか思っちまったんだろうか。
理由は分からなかった。
「うん‥‥でも‥‥さっきは必要な場面‥‥だった‥‥」
横に座る朝里ちゃんも俺たちの話を聞いているようだったが、特に何も言ってこなかった。
おそらく今までは、或いは嬢ちゃんがこのギルドに入ってきてからはそうしてきたのだろう。
でも今日からは俺がいるわけで、俺がなんとかできるはずだ。
そうか。
つまり姐さんが今朝言った事は、そういう事なのではないだろうか。
「大丈夫だ。俺がなんとかする。どうやら俺がこのギルドに採用された理由は、ああいうヤツをなんとかする為なんだと思う。俺に任せてくれないか?」
俺はなんとなく嬢ちゃんの頭に手をのせていた。
おい!
俺は何をやっている。
この禍々しい|魔力《オーラ》を放つ悪魔のような人に、何を大それた事を。
しかし少しこの嬢ちゃんの事が分かり始めているのか、もう今までのような恐怖は感じなくなってきていた。
「分かった。じゃあ‥‥よろしく‥‥南ちゃん‥‥」
俺はそういう嬢ちゃんの頭を少し撫でると、その手でサムズアップしてウインクして見せた。
すると嬢ちゃんが少し照れたような顔をしていた。
ヤバい、ちょっと可愛いじゃねぇかよ。
横を見ると、少し嬉しそうにしている朝里ちゃんが立っていた。
「ではわたくし、先に休憩に入りますね。南さん、私の代わりに受付をお願いします」
「お、おう!おつかれさん」
俺がそう言うと、朝里ちゃんは天使の笑顔で一礼してから奥の部屋へと消えていった。
俺は受付の椅子に座った。
既に半分くらいの依頼は掲示板からはがされ、今は飲み屋の方に数人の冒険者がいるくらいだ。
完全に仕事は終わっているモードである。
日中はどうやら、追加の依頼がくればそれを貼り出す事になる訳だが、基本何もする事がなくなる。
依頼内容を見た感じとしては、皆がクエストを達成し戻ってくるのは夕方以降が多いだろうし、それまでは暇な時間が続くのだろう。
「暇だね嬢ちゃん」
やる事もないのでとりあえず話しかけてみた。
「うん。じゃあ‥‥とりあえず‥‥体操でも‥‥する?」
嬢ちゃんの笑顔が少し怖かった。
この子は一体何をいっておられるのでしょうか。
「た、体操?どういう事?」
何をするのか分からないけれど、嬢ちゃんから伝わってくる雰囲気がとにかく怖かった。
「うん。南ちゃんが‥‥なんとかするって‥‥言った。だから‥‥どれくらい‥‥南ちゃんができる子なのか‥‥見て見たい」
「えっと、何をするのかな?」
なんかますますヤバい雰囲気が伝わってくるんですが!
俺ショック死しそうなんですが。
なんとなく分かって来たんですが。
「じゃあ‥‥ちょっと外に‥‥出て‥‥」
嬢ちゃんはスイングドアから出て、こっちに来るように手招きしてきた。
これはもう断れない。
俺は覚悟して付いて行った。
俺がスイングドアから出ると、嬢ちゃんは魔法で受付を閉めた。
受付には『少々お待ちください』の文字が浮かび上がっていた。
これは確か、トイレに行く時など席を外す時にする対応だ。
少しの間なら受付を離れる事ができる。
それをしてから俺達はギルドの建物から出て、道に立った。
「じゃあ‥‥本気で‥‥私に攻撃‥‥してきて」
やっぱりそんな事だと思ったよ。
まさかいきなり俺の人生終わりなのかね。
まあでもちょっと自分がどれくらいやれるのかには興味がある。
どう考えてもこの魔王にはかなわないだろうけれど、俺は少しワクワクしていた。
「じゃあ行くよ」
俺がそういうと、嬢ちゃんは掌をこちらに向けてきた。
いきなり魔法で攻撃されて、俺死んじゃうのか?
「待って」
嬢ちゃんはそう言って、俺と嬢ちゃんを中心に結界を張った。
その結界は凄く強力で、俺がどうこうできる気は全くしなかった。
「これで‥‥大丈夫‥‥町に被害は‥‥でないから‥‥外からも‥‥見えない‥‥全力でね‥‥」
ここまでするって事は、この嬢ちゃんも本気でかかってくるって事なのだろうか。
やっぱり俺、此処で死ぬのね。
だったら最後に、全力で立ち向かってみよう。
俺はそう思った。
「じゃあ今度こそ行くよ」
「うん‥‥来て‥‥」
嬢ちゃんがそう言った瞬間に、俺は一歩を踏み出した。
俺は一瞬にして嬢ちゃんの前まで来ていた。
拳を打ち込むと、それは嬢ちゃんに受け流された。
何じゃこりゃ?!
俺メチャメチャ強いやんけ!
周りの動きはスローに感じ、でも自分は高速で動いている、そんな感覚だった。
しかし嬢ちゃんだけは、余裕の表情で俺を上回る速さで動いていた。
「やっぱすげぇ‥‥」
魔法も使わず、ただ体を拳をぶつけ合っているだけなのに、その衝撃波が結界を揺らしていた。
こりゃ、もしも結界が無かったらこの辺り吹き飛んでるな。
ギルドの建物もぶっ壊れていたに違いない。
嬢ちゃんのレベルが桁違いなのは分かっていたが、自分もかなり化け物だったんだな。
自覚した。
その後しばらく俺達は戦闘を続けた。
俺は楽しかった。
前世では体験できないような世界を見る事ができたのだから。
しかし楽しい時間は突然終わった。
嬢ちゃんが少し拳に力を入れたのだろう。
俺はそれを防ぎきれず、腹にくらってぶっ飛ばされた。
俺は結界の壁にぶち当たり、そのまま体が崩れて地面に倒れた。
「やっぱつえぇ‥‥全く本気を出してないのに、あの強さは反則だよなぁ‥‥」
そうは言ったが、俺はなんとも言えない満足感に包まれていた。
「南ちゃん‥‥強いね‥‥」
いつの間にか、倒れる俺の傍に嬢ちゃんの姿があった。
「いや、嬢ちゃんの足元にも及ばんわ‥‥」
俺はそのまま大の字になって地面に寝転がった。
すると嬢ちゃんも俺の横に寝転がった。
「もしかして‥‥南ちゃん、私が強い事‥‥知ってた?」
そんな事を聞いてきた。
いや、誰が見ても分かるだろ。
あんな強大で禍々しい魔力を見せられて、恐怖しないヤツなんているのだろうか。
あれ?
でも俺以外は皆普通に嬢ちゃんと接しているよな‥‥
嬢ちゃんの事を知っている姐さんや朝里ちゃんなら分かるけど、初めて会う冒険者も皆普通だった。
「もしかして‥‥私の‥‥怖い‥‥魔力‥‥見えるの?」
「ああ‥‥それだけ巨大な魔力を見せられちゃ、流石に強いヤツだって分かるよな」
俺がそういうと、嬢ちゃんは少し驚いた表情を見せたが、その後すぐに笑顔になった。
「じゃあ‥‥もしかして‥‥朝に‥‥あんな事言ったの‥‥それで?」
俺は何を言ったのか忘れている。
恐怖に緊張していたからな。
「悪い。嬢ちゃんの魔力に驚いて、正直何を言ったのかも覚えてないわ」
嬢ちゃんは少し寂しそうな顔をしたように見えたが、直ぐに笑顔になった。
「今は、もう‥‥大丈夫?」
「ああ。嬢ちゃんが普通にとってもいい子だってわかったからな」
普通かどうかは疑問だ。
ただ、今日これまでの付き合いしかないが、少なくとも恐怖する対象ではない事はハッキリと分かった。
今ではもうひとかけらの恐怖もなかった。
と言えば嘘になるが、普通に接する事ができるレベルだ。
「しかし嬢ちゃんはつえぇな。その強さがあれば、バカな冒険者くらいなんとでもなるだろ?」
俺は思った事を口にだした。
すると嬢ちゃんは少し寂しそうな顔をした。
「怖がられ‥‥ちゃう‥‥から‥‥」
「そっか‥‥」
これだけ強大な魔力を持っているのは、この世界で生きていく上ではうらやましいものだと思っていた。
でも強大で禍々しい魔力を見せて怖がられたら、この子だと生きていくのが辛くなるんだろう。
根はとてもいい子でシャイだからな。
「南ちゃんは‥‥平気?」
嬢ちゃんは突然そんな風に聞いてきた。
何が平気なのか分からなかった。
「何が?」
俺は素直に疑問を声にした。
「南ちゃんも‥‥強い‥‥怖がられても‥‥平気‥‥なのかなって‥‥」
「いや、嬢ちゃんとはレベルが違うでしょ」
「でも‥‥魔力‥‥普段は‥‥隠してる‥‥よね‥‥」
まあそれは確かに。
ただそれは別に怖がられるからとかではなくて、能ある鷹は爪を隠す的な意味だ。
いざ戦闘になれば、侮られている方が有利に戦えるわけで。
それをする必要がこの世界にあるのかどうかは、まだ今の所分からないけどね。
「俺くらいの魔力なら、そうそう怖がられる事もないだろ?」
特に隠している意味を話す必要もないし、俺はそんな風に返した。
「でも南ちゃん‥‥魔法なら‥‥きっと‥‥私よりも‥‥強い‥‥」
「えっ?」
言っている意味がよく分からなかった。
おそらく魔力的に桁が二つ三つ違うくらいに差があるのに、それは無いと思った。
「私も‥‥普段は‥‥魔力隠してる‥‥でも南ちゃん‥‥見えてた‥‥それって、南ちゃんの魔法技術の方が‥‥優れているって‥‥事‥‥」
確かに言われてみればそうだ。
もしもあの魔力が見えていたのが俺だけだとしたら、俺だけが魔法技術で嬢ちゃんを上回っていた事になる。
でもそれだけで俺が上とは言えない。
例えば嬢ちゃんが、凄い魔法を百回発動できるとして、俺は一回だけそれよりも凄い魔法が発動できると言った感じだ。
だから嬢ちゃんがその百回を一度に発動すれば、やっぱり俺の凄い魔法を上回る事ができる。
基本的には、魔法技術よりも魔力の絶対量がモノを言う。
あえて俺が勝っている所を考えるのなら、俺にはできて、嬢ちゃんにはできない魔法があるかもしれないって事。
でもそんな魔法が見つけられなければ、俺はやっぱり嬢ちゃんには遠く及ばないという事になる。
それでも俺は素直に喜ぶ事にした。
「そうだな。俺も結構やるヤツかもな。だからこれからは、バカな冒険者からは俺が守ってやるから、もう洗脳魔法なんて使わなくていいぞ」
「分かった。これからは‥‥私も‥‥チョッピリだけ‥‥普通に対応‥‥する事に‥‥する‥‥」
俺の言いたい事が伝わったのかどうかは分からないが、なんとなく伝わっている気がした。
「じゃあ戻るか」
俺は手も使わず軽く立ち上がった。
そして嬢ちゃんに手を差し伸べた。
嬢ちゃんは少し照れ臭そうに俺の手を取り、立ち上がった。
結界を解いて、何事もなかったかのように嬢ちゃんはギルドの中へと戻っていた。
結界の外を歩く人たちも、何事もなかったかのように歩いていた。
俺はそれを確認すると、走って嬢ちゃんを追いかけた。
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