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ゴッドブレス

バトルグリード。
2011年に発売された、格闘アクションシューティングゲーム。
インターネット回線を、高速で安定させる事ができるようになり、可能となったゲーム。
このゲームの発売により、インターネットゲームプロなるものが現実味をおびてきた。
俺、川神大輔、高校二年の頃だった。
バトルグリードは、好成績者に100万円の賞金を出す事で話題になった。
1000連勝したら100万円。
はっきり言って無理な数字。
俺達ゲーム仲間は、発売当時からゲームにはまったけれど、せいぜい10連勝するのがやっとだった。
賞金なんて、手に入れる人は絶対いない。
俺達は思っていた。
しかし、2011年秋、突如とあらわれた、ドリームダストという名の機体。
最初から最後まで、一度も負ける事無く、1000連勝を達成してしまった。
俺達は最初、販売会社の自作自演だと疑った。
でも、最終戦の戦いを、友達が保存していて、それを見せてもらった時、これは実力だと確信した。
華麗な動き、人間業と思えない連携、思いもつかない戦術と対応力。
俺は、ドリームダストに惚れた。
後日、ゲーム情報番組に、ドリームダストのプレイヤが、テレビに出ていた。
驚いた。
俺よりも歳下の、女の子二人。
しかも可愛い。
俺は更に、ドリームダスト、そしてこの二人にのめりこんだ。
それだけではない。
この学校のゲーム部にも興味を持った。
テレビには、この森ノ宮学園高校の、ゲーム部のメンバーが出演していた。
部長の機体と、ドリームダストの対戦を放送していた。
ドリームダストだけではない。
部長と部員が操る機体も、なかなか凄い。
ただのゲーム。
それでも、極めればこれほどの芸術が生まれるのか。
いつしか、俺の目標は、打倒森学、打倒ドリームダストとなった。

2012年春。
あの華麗なドリームダストを見てから半年、俺達は成長した。
毎日毎日が、研究と練習の日々。
そのかいあって、チームの部と、チームダブルの部で、俺達は全国大会出場を果たした。
まずはチームダブル。
準決勝まで何とか勝ち進んだ。
そして、やっと念願の、森学ゲーム部との対戦。
ドリームダストの二人に、部長、そして攻撃が得意そうな部員。
おそらくは、現在最強のチームダブルだ。
胸をかりるつもりで、ぶつかっていった。
完敗だった。
追尾ミサイルが、かわせない。
裏技みたいだけど、流石に森学ゲーム部だ。
研究している。
俺達は、まだまだだった。
次の日の朝、掲示板に、追尾ミサイルについての書き込みがあった。
森学ゲーム部だ。
裏技を公開するなんて、なんとも余裕だと思った。
少し悔しかった。
だから俺達は、朝から練習した。
チーム戦が始まった。
俺は順調に勝ち進んだ。
そして準決勝、相手は森学ゲーム部の部長の機体、ブライトスター。
テレビでドリームダストと良い勝負をしていた機体だ。
強敵だ。
しかし、これに勝てれば、決勝でドリームダストとやれる。
ゲームがスタートした。
出し惜しみはできない。
俺は、朝知ったばかりの裏技で攻撃した。
向こうも同じタイミングで攻撃してくる。
回避のタイミングが合えば、かわせる事に気がついていた。
頼む。
かわせてくれ。
俺の願いが通じたのか、最初の追尾ミサイルをかわした。
勝てる。
相手はかわせなかったようだ。
しかも、何故か動きが止まっている。
俺は攻撃を止めない。
ビーム砲が、敵機体に命中した。
勝てると確信した。
後は追尾ミサイルを確実に当てていければ。
裏技で、追尾ミサイルを発射。
向こうは撃ってこない。
よし、これも当たる。
向こうは動きを止めた。
あきらめたか?
いや、追尾ミサイルを、追尾ミサイルで迎撃してきた。
なんだ?
何故当たる?
ミサイルでミサイルを落とすなんて、人間業じゃない。
それも直前で。
直前?
なんだろう。
何かが引っかかるけど。
とにかく追尾ミサイル回避。
ビーム砲は仕方がない。
いやな攻撃をしてくる。
しかし。
俺は再び裏技で、追尾ミサイルを発射した。
なんだ?
また一瞬機体を止めた。
かと思うと、追尾ミサイルが迎撃された。
なんだよ。
森学は、ドリームダストだけではないとは思っていたけれど、化け物の集まりか?
追尾ミサイルとビーム砲が襲ってくる。
とりあえず、追尾ミサイルだけは回避。
ビーム砲が、俺の機体に命中する。
くそっ!
ゲージは既に五分だ。
このままでは勝てない。
俺達は戦術を変える事にした。
接近戦だ。
俺は元々接近戦の方が得意なんだ。
あっ!裏技の追尾ミサイルを撃たれた。
そしてまた、両脇をビーム砲が抜けてゆく。
か、かわせない!
「ドーン・・・」、と爆発音が鳴り響いた。
あてられた。
最後ので、ゲージが逆転、時間切れ判定で負けた。
悔しかった。

2012年の夏休み最後。
バトルグリードの全国大会。
夏休み最後の日曜日、春の大会以降、100戦以上バトルしている機体の勝率上位2機が、決勝を行う。
時間指定で、自宅からのアクセス。
前からわかっていたけど、全ての決勝に、ドリームダストの名前も、森学の名前も無かった。
どうやら今回の大会には、参加しなかったようだ。
真剣にやって、出てこれなかったわけではないだろう。
あれだけ強い彼女たちが、真面目にやって負けるなんて、考えられなかった。
俺達は、チームで優勝、チームダブルで準優勝した。
しかし、なんだかむなしかった。

そして時は流れて、2013年3月。
 大輔「ドリームダスト、戻ってきたな。」
 竜郎「ああ。すんげぇ萌えるぜ!」
 吐息「ひゃは。リベンジするのさ。」
 沙羅「ええ、今回は勝算あるわよ。」
 乙女「私はダメかも~」
俺達は今、バトルグリードの勝率ランキング画面を見ていた。
そこに、久しぶりに表示されていた、ドリームダストの文字。
もちろん、ランキングは1位の位置だ。
99勝1敗。
全勝できてくれるかと思ったけれど、流石に最近は、力が近づいてきていた。
打倒ドリームダストは、俺達だけの目標ではないって事。
 吐息「私は、ブライトスターにリベンジしたいのさ。」
5位のところに、ブライトスターの文字。
去年、俺と蓮羽吐息のゴッドブレスが破れた相手だ。
 大輔「嬉しいねぇ。両方出てきてくれるなんて。」
 竜郎「チームはお前達に譲るんだから、勝てよ。」
 沙羅「ただ単に、ベスト16に入れなかっただけ、だけどね。」
 乙女「そ、それを言っちゃ、だめだよぉ~」
ゴッドブレスは、2位のところに表示されている。
戦績は、97勝3敗。
現状では、ブライトスターよりも上だ。
 沙羅「私は、シングルで頑張るわ。」
 乙女「私もだよぉ~」
 大輔「そっちは任せた。」
シングルでは、赤石沙羅のレッドストーンと、玉城乙女のマイヒメがエントリーしている。
順位は4位と8位で、まあおそらく大丈夫だろう。
 竜郎「俺はチームダブルと、ダブルか。」
 大輔「そのへんは、みんな出てるけどな。」
ダブルでは、俺のビッグゴッドと赤石沙羅のレッドストーンのペア、南竜郎のサウスドラゴンと玉城乙女のマイヒメのペアがエントリーしている。
で、チームダブルは、俺と玉城乙女のビーナスと、南竜郎と蓮羽吐息のドラゴンブレスのチームで出撃だ。
名前の付け方は、森学ゲーム部の影響を受けて、名前の一部を英語にして組み合わせている。
ドリームダストは、ライバルであり、俺達のあこがれだから。
ゲームで、賞金を稼ぐ。
なんて夢のような響き。
将棋のプロ、囲碁のプロがあるのだから、ゲームのプロがあっても良いじゃないだろうか?
昨年の俺達の獲得賞金は、100万円。
人気と共に、賞金が上がっている。
今回は、決勝トーナメント進出で5万円、準優勝に50万円、優勝に100万円が出る。
賞金総額は920万円。
ユーザが今まだ増えている事を考えると、来年には倍になっているかもしれない。
更には、他のゲーム会社も、同じような事を始めている。
俺達は、それら全てに参加し、賞金を稼ぐ集団を目指していた。
森学のゲーム部が、ドリームダストなるサークルを作った。
だから、俺達もそれにならって、ゴッドブレスなるサークルを立ち上げたのだった。
数日前には、みんな高校を卒業してプータロー。
このサークル活動に、全ての力をつぎ込む。
活動場所は、昨年の賞金をつぎ込んで借りた、ワンルームマンション。
そこにテレビ5台と、ゲーム機3種が5台ずつ。
更にPCが5台。
それ以外には冷蔵庫くらいしかない部屋。
ココが俺達の出発点だ。
十分かな?
 大輔「よし、バトルグリードは、今日はオッケーだ。リノ2でアイテム集めて売るぞ。」
 吐息「面倒なのさ。」
 竜郎「こんなせこせこしたのは俺にはあわんぜ!」
 沙羅「じゃあ、アルバイトして、家賃はらってくれるの?」
 乙女「うわぁ~竜郎ありがとぉ~」
 竜郎「リノ2でアイテム集めます。」
俺達は、ゲームの賞金を狙う以外に、地道にゲームアイテムを集めて、売っていたりもする。
賞金だけで家賃を払っていくなんて、そんな怖い事できません。
でもまあ、なんとかなりそうだけどね。
 大輔「でも、やっぱ賞金で生活したいから、決勝トーナメントは、森学とは別ブロックが良いな。」
 吐息「そこは前日泊まり込みで調整なのだ。」
 沙羅「そうね。なんとかなるでしょ。」
予選通過順位確定は、3月20日の24時。
だから20日は、みんなでココに泊まり込みだ。
「カタコン!」と、玄関の方から音が聞こえた。
マンションのドアポストに、郵便物が落ちる音だ。
 乙女「何かきたよぉ~」
 大輔「あっ!誰かとって。」
 吐息「忙しいのさ。」
 沙羅「竜郎が行くのが一番でしょ。」
 竜郎「なんで俺がぁ。」
この会話を聞いただけで、俺達の関係が微妙にわかった?
竜郎がPCから離れて、玄関へと歩いていった。
そしてドアポストの蓋を開けて、中の物を取り出す。
 竜郎「バトルグリード株式会社?」
 大輔「ああ、なんか会社名変えたってな。そっちのが圧倒的にネームバリューあるから。」
バトルグリードの制作会社は、以前は違う名前だったんだけど、あまりにも知名度が低かったので、最近名前を変えたらしい。
まあ確かに、俺が社長でもそうしたかもな。
 竜郎「なるほどな。」
 沙羅「たぶん、バトルグリード3のパンフが届いたんでしょ?」
今回の大会を最後に、4月11日発売のバトルグリード3にバージョンアップされる。
前回2になった時は、ダブルとチームダブルの新設以外は、あまり変更が無かったけれど、今回はもう少し変更が有るらしい。
 乙女「バージョンアップ価格で売ってくれるのかなぁ~?」
 吐息「売ってくれないと、今お金がピンチなのさ。」
 大輔「無理デソ。大会で稼ぐしかないな。」
春の大会で勝てば、まあ楽勝で買えるのである。
参加賞で30万円はほぼ確定してはいるけれど、他のゲームの購入と、家賃の支払いに使う予定だ。
 竜郎「で、もう一つなんか来てるんだけど、株式会社コウエンからだけど、何かわかる?」
 大輔「ああ、バトルグリード3と発売をあわせてきてる、三国志オンラインのパンフと予約キーだろ?」
 沙羅「賞金出るネットゲね。」
 吐息「来月からは、そっちも頑張らないといけないのさ。」
 乙女「大変ですぅ~」
三国志オンラインは、コウエンの人気ゲームをネットゲームにした奴だ。
舞台はもちろんその頃の中国で、どこかの勢力に、自分のキャラを登録する。
で、戦いに参加して暴れて、その活躍でポイントが加算される。
ポイントでまあ色々競うわけだけど、そのへんはパンフレットを見てみないとわからない。
俺は、一旦リノ2をやめて、部屋の真ん中のテーブルについた。
そこに竜郎が2つの封筒をもってくる。
他の面子も、順次ゲームを中断した。
 大輔「先にコウエンのを見せてくれ。」
バトルグリード3は、だいたい話は聞いているので、とりあえず三国志オンラインが気になった。
 乙女「うん、みよみよぉ~」
竜郎が、でかい封筒を適当に破く。
そして中から、パンフレットを取り出した。
 竜郎「画像は、今までのと変わらないな。」
 吐息「まあ、ネットゲにしただけなのさ。」
表紙には、赤兎馬に乗った関羽が、青龍偃月刀を持っている絵だ。
 沙羅「格好良い。」
沙羅は、三国志が大好きだ。
中でも諸葛亮が好きみたいだけれど、関羽も同じくらい好きらしい。
 大輔「早く中みようぜ。」
俺はグラフィックには興味がない。
むしろ3D映像はあまり好きではない。
特に人物。
バトルグリードは、戦闘機みたいな機体だから、リアルでも良いけど、人はねぇ。
竜郎がページをめくる。
 沙羅「なるほどね。最初はランダムで君主が決まるのね。」
最初のページには、初期設定の説明が書いてある。
まずは、キャラを作成。
レベルはもちろん最低からだ。
張昭と戦っても負けそうなくらい弱い。
ああ、わからない人に説明すると、張昭とは、呉の政策を担当していた人物だ。
戦いとは全く無縁の人物だけれど、ゲーム内では戦う事になる。
 竜郎「ああ。最初は董卓辺りにつきたいもんだな。」
 乙女「えぇ~いやだよぉ~あいつ嫌い~」
 大輔「楽しむなら劉備とか良いけど、レベル上げを早くしたいなら、董卓が美味しいだろうな。」
ランダムで決まるとは、かなり運が必要になる。
 吐息「一つのゲームで一人しか登録できないって、きついのだ。」
どうやら、何度もやり直しする事もできないみたいだ。
最初にキャラを作り、登録する。
で、決まった君主に仕える。
キャラを作りなおしても、君主の変更はできないらしい。
 沙羅「5つ買うしかないね。」
 大輔「まあ、初めからそのつもりだったけど。」
俺はページをめくった。
ポイントシステムについて書いてあった。
 竜郎「NPCぶっ殺して、100P、プレイヤだと500P、殺されるとマイナス1000Pか。」
 吐息「戦闘に勝利で、軍に、(敵プレイヤ数-身方プレイヤ数(マイナスの場合は0))×500P+総プレイヤ数*500P+NPCキャラ×100P、敗戦で、軍に、マイナス(味方プレイヤ数-敵プレイヤ数(マイナスの場合は0))×500P+総プレイヤ数*500P+NPCキャラ×100Pなのさ。」
 大輔「これは、プレイ時間が多くても、あまり有利にならないように配慮されてるな。」
 沙羅「小が大を食った時には、ボーナスポイントね。大で負けたら最悪ね。」
だいたい此のポイント配置を見れば、バランスがわかる。
ある程度までレベルを上げれば、おそらくプレイヤのキャラは、NPCキャラの5倍強くなるはずだ。
最初は負けるんだろうけど。
 乙女「最初は、ポイントはすぐにステに振ったほうがいいねぇ~」
 大輔「ああ、0以下にはならないからな。」
 竜郎「これでポイントをためるとなると、大会は半年は先かな?」
 大輔「そんなにはかからんだろ?土日ずっとやったら、そこそこ強くできるんじゃないか?」
俺はページをめくった。
 沙羅「でも、軍師タイプはきつそうじゃない?」
次のページには、キャラの必殺技が紹介されていた。
武将タイプは、主に直接ぶつかり合って戦う。
だから、倒して得るポイントが得やすい。
でも軍師タイプは、直接のぶつかり合いが弱い。
そのかわり、フィールドの一部、又は全部に影響するような、策略という名の魔法が使えるようだ。
 吐息「今までのゲームとは少し違うのだ。」
 大輔「たしかに。」
この軍師タイプが、ネットゲームになって新たに搭載されたシステムか。
 沙羅「で、MVPシステムがあるわけね。」
 乙女「なるほどだよぉ~」
MVPシステムとは、策略により状況を優位にして勝利した場合、1000P入るというシステムらしい。
 竜郎「でも、どちらかを選んでキャラを作成するわけじゃないだろ?基礎能力を上げるか、必殺技を覚えるか、計略や策略を覚えるかは自由。」
 吐息「だ。」
 沙羅「最初はやっぱり基礎能力中心で、必殺技を数個覚えるのが良いかもね。」
 乙女「計略は、後だろうねぇ。最初からいるNPCの軍師に期待って事でぇ~」
パンフレットを読み終わり、俺達は再びリノ2を再開した。
後はとりあえず、やってみなくちゃわからないって結論。
バトルグリード3は、機体タイプが増えていたのが大きな変更点だったけど、概ねあまり変わらなかった。
バトルグリード株式会社、あこぎな商売しますなぁ。
【Ξ┃】 【┃┃】 【┃>】
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