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2020年5月14日【木】16時24分38秒
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2017年2月25日【土】11時13分21秒
【(゚∀゚)】フリー写真館を狛犬画像室にリニューアルしました♪
2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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2013年1月7日【月】18時48分51秒
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痛恨のミス

チームダブルの戦いは、森学ゲーム部対秋葉のゲーセンメンバー。
テクニックという面では、おそらく互角。
トゥデイダストの今日子って子は、あまりテクニックはなさそうだからな。
あくまで平均で、それ以外はおそらく森学が上だろう。
俺の脳内シミュレーションでは、森学の圧倒的勝利しか思い描けない。
この予選で森学が2位通過だったのは、このチームができて間もない頃に、連敗でもしたんじゃないだろうか?
それくらい強かった。
勝負はあっさりと、森学ゲーム部勝利で終わっていた。
 大輔「あんなチームに、どうやって勝つんだ?」
 吐息「わからないのさ。考えるのは沙羅の仕事なのさ。」
 沙羅「いや、すぐには思いつかないし。」
確かに、知里ちゃんが言っていたとおり、ドリームダストより、ドリームカズミンのが強そうだ。
そして、移動系を知里ちゃんが担当するトゥデイダスト。
単機だときついけど、チーム戦なら最強パートナーだ。
おそらくは最強の破壊力。
それが何故当たるかわからない今日子ちゃんの運。
移動と守りは、完全に知里ちゃんがサポートしている。
力の差を思い知った感じだ。
俺がしばらく画面を眺めていると、テレビスタッフの人に声をかけられた。
いよいよ、俺と吐息のゴッドブレスの出番だ。
負ければ、森学ゲーム部の完全勝利が決まる。
絶対に負けたくない。
勝てる隙はどこかにあるはずだ。
俺は吐息と共に、撮影スタジオに入った。
ココにきて、やたらと緊張してきた。
よく考えたら、俺がテレビに出るなんて初めてじゃないだろうか?
そう思うと、更に緊張が増す。
目の前には、スタジオ観覧者がいる。
いや、俺がこんな所に?
夢かな?
夢だろ?
 アナ「はい、夢ちゃん、いよいよだけど。」
ああ、夢ちゃん?
そうだそうだ。
これから、俺は決勝戦を戦うんだ。
少し意識が戻ってきた。
 夢「はあ。まあ、がんばります。」
 アナ「夢ちゃんに関しては、全種目制覇がかかっていますが。」
 夢「はあ。まあ、がんばります。」
夢ちゃんて、なんかやる気なさそうなんだよな。
 アナ「では、知里ちゃん、どうですか?自信のほどは?」
 知里「力は互角ですからぁ~、勝敗は時の運ですぅ~」
おいおい、えらい冗談だな。
 アナ「ははは、えらい冗談ですねぇ。」
だろう?そうだよね?
 知里「えっと、じゃあちょっと不利かなぁ?」
 大輔「ええーー!!・・・いや、なんでもありません。」
おいおい、知里ちゃん何をいうの?
 アナ「知里ちゃん、頭がおかしくなったでちゅかぁ?では、次、ゴッドブレスのお二人に話を聞きます。」
このアマ、ってかアナ、死なす。
絶対死なす。
知里ちゃんを馬鹿にするんじゃねぇ!!
 大輔「はい。」
弱!
俺弱!
 アナ「相手があのドリームダストですが、少しくらいは良い勝負できそうですか?」
完全に俺達が負けるような口振りだな。
まあ、俺もそう思うけど。
 大輔「まあ、少しは。」
 アナ「ですよねぇ~。一応ココまで残ってるんですから、少しはやってもらわないと。」
はいはい。
 アナ「では、あなたはどうですか?」
名前も覚えてないのかよ?
 吐息「勝つのさ。負ける気しないのさ!」
あれ?
吐息が怒ってる?
珍しい。
って、そうでもないか?
 アナ「おお!それくらい言ってくれた方が盛り上がりますね。後で恥をかく事にならなければいいですけど。」
 吐息「お互いね。」
うっわぁ~なんか吐息が怖いんですけど。
 アナ「では、席についてください。」
俺達は席に着く。
知里ちゃんと目があったので、アイコンタクトで、「アイシテル」と送っておいた。
さあ、いよいよだ。
いつのまにか緊張もふっとんでいた。
コントローラーが手に馴染む。
うん。
なんとなくやれそうだ。
機体の変更はない。
お互いの機体がすぐに表示される。
向こうも変更は無いようだ。
 大輔「スタンダードな機体だけど、名前だけで迫力があるよな。」
 吐息「名前だけなら、うちらのが強いのさ。神だし。」
まあ、そうなんだけど。
街フィールドが表示される。
機体がそこに映し出された。
デカ盾の機体。
俺達は見慣れた機体だけど、主流ではない機体。
この機体で、今日ドリームダストを倒す。
ゲームがスタートした。
まずは離れた位置での様子見。
これは俺達の戦術だ。
向こうも自分たちの戦術を押し通すようだ。
直進してくる。
先にこちらが射程内に敵機を捕らえる。
長距離ではこちらが有利。
最初の追尾ミサイル。
更にはビーム砲での牽制。
うまくかわして更に距離を詰めてくる。
今度は同時の攻撃。
ドリームダストもこちらを射程に入れたようだ。
だったら、こちらも向かっていくだけ。
盾で防いでそのまま直進。
更にブースト。
一気に距離が詰まる。
ドリームダストは得意距離を維持するようだ。
それをされれば、こちらが圧倒的に不利。
 大輔「食らいつけ!」
俺はビーム砲を、ドリームダストの進行方向やや前方に撃ってから、ビームソードに持ち替えた。
ドリームダストにビーム砲が命中した。
 吐息「かわさなかったのさ!」
俺は再びビーム砲に持ち替える。
意地でも得意距離で勝負してくるようだ。
それをされるとこちらが不利。
もう一度ビーム砲を前方へ。
そして今度はロケット弾も撃つ。
ドリームダストが体を反転させる。
今度は流石に直進しなかったようだ。
俺はもう一発ビーム砲を放つ。
ドリームダストから接近してきた。
ビーム弾が俺達を襲う。
 吐息「回避!」
 大輔「ダメだ!」
俺の言葉に驚いて、吐息が動きを止める。
盾の操作は俺がおこなって、ビーム弾を止めた。
 大輔「逃がす隙を作るな!」
何故俺は瞬時に判断できたのだろう。
でも、そう思ってしまった。
このビーム弾をかわしていたら、おそらくドリームダストは距離をあけて、得意距離勝負にしていたはずだ。
少しのダメージは受けたが、こちらの方が絶対に有利。
ドリームダストだって、得意距離で戦う為に、ダメージを受けていたんだ。
おそらくこの勝負は、得意戦術を貫けた方が勝つ。
ドリームダストは諦めて、武器をビームソードに切り替えた。
俺もそれにあわせてビームソードに切り替える。
近接格闘戦だ。
これで逃がさなければ、互角の戦いができる。
ドリームダストは中長距離機なのに互角ってどうよ?って思うが、それが力の差。
パイロット能力は、戦術で埋める。
完全に互角。
よくもまあ、ガードで確実に防御してくるものだ。
それでも回避はさせない。
お互いが慎重な攻め。
さて、どこかでミスした方が負けるか、それともうまくやった方が勝つか。
ミスを待つなんて、面白くない。
 大輔「吐息、あれやるぞ。」
 吐息「このままじゃ、面白くないもんね。」
吐息が、タイミングを計る。
俺はそれにあわせて、確実に狙う。
敵の横からのビームソードを、吐息がわざと受けた。
拮抗していたゲージに差がでた。
今俺達は負けている。
しかしこれを受けたのには理由がある。
左半身の形で戦っていた我らが機体は、ビームソードの攻撃を受ける事で、敵の正面を向いた。
 大輔「うりゃー!!」
俺は追尾ミサイルを撃った。
ロックオン無しの突然の攻撃。
しかしそれは当たる。
何故ならそれは「俺の攻撃」だから。
吐息が機体を下げ、爆発からは回避する。
一気にゲージが逆転だ。
吐息がすぐに敵に近づく。
後は俺がビームソードで斬って勝ちだ。
 大輔「うおー!」
プチっ・・・
 大輔「ん?」
 吐息「あっ・・・」
俺はあまりに白熱した戦いに、コントローラーを思い切り振って戦っていたようだ。
そして、盛り上がりが最高潮に達した時、コントローラーを本体から抜いてしまったようだ。
いや、ココで冷静になれれば良かった。
なんせ赤外線通信で、ケーブルがきれても操作はできるから。
しかし、とっさの事に、俺は冷静ではいられなかった。
フリーズした俺をよそに、爆発音がスピーカーからむなしく鳴り響いていた。
一気の反撃に、ゴッドブレスは撃墜されていた。

テレビではきっと、夢ちゃんの全種目制覇に盛り上がっている事だろう。
俺もまあ、ドリームダストファンとしては、それで良かった気もする。
でも、やはり、やはり悔しかったんだ。
対戦が終わった後、アナから何か言われたが、どう返事したか覚えていない。
知里ちゃんとも握手して別れたけど、その部分以外の記憶があまりなかった。
完全に俺のミスで負けた戦いだ。
泣けてきた。
泣かなかったけど、泣きたかった。
俺は悔しさを隠して、応援してくれた竜郎達と合流して、リベンジを誓った。
【<┃】 【┃┃】 【┃>】
ドクダミ

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