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領主の仕事と新アイテム

イコマイが町になった事で、多少お客もくるようになった魔法道具屋コウメイだったが、売れるのは日に数個で、全く売れない日もまだまだあった。
今も『なんで始まりの町にこんな高い店があるんだよ!』と怒る客も多く、孔明はどうしたものかと考えていた。
「もう少し安い商品も必要」
安い商品と言っても難しかった。
魔法を付与すればそれだけで十万ゴールドくらいにはなってしまう。
二百ゴールドくらいしか持たない新人冒険者が多い町で、流石にどんなに頑張っても買えるわけがないのだ。
魔法を付与する以外にあるとすれば『蓄魔池』だが、これは値段が付けられないくらいに逆に高い。
それにこれは誰もが持てるようにはしたくなかった。
誰もが持てば、争いが起こった時被害は爆発的に大きくなるだろう。
攻撃魔法の殺傷力や破壊力は大きくなって、死者も増えるに違いなかった。
最悪町を破壊する可能性だってある。
だからもう蓄魔池は表に出さないと決めていた。
それ以外で、何か手頃なモノは作れないだろうか。
孔明は考え続けた。

そんなある日、領主の家里が孔明の所に遊びに来ていた。
「あーもう。領主って何したらいいんだろう。みんなが色々やってくれるから私は暇なんだけど、なんか違う気がするんだよなぁー」
家里は領主にはなったけれど、どうも領主の役割をハッキリと理解できず、納得できていないといった感じで店のカウンター席で突っ伏した。
「ねー孔明。領主の役割ってなんだと思う?」
「そうだなぁ。統治者の役割ってのは『住民の生命と財産、安心と安全を守る事』だね」
孔明は店内を歩きながら答えた。
「へぇー。そうなんだ。書類に目を通してサインしたり、住民の苦情を聞いて対処したりは違うの?」
「そういうのは実務としては存在するけど、結局最終的には役割をしっかりとやっていれば大丈夫なはず」
「そうなんだ」
「例えば人の命を脅かすモノっていったらなんだと思う?」
「ん~‥‥モンスターだよね」
「それももちろんあるけど、一番やっかいなのは人間だよ。町にいればモンスターに殺される事はないけど、人に殺される人は結構いる」
「そうだね。考えると確かに」
家里は孔明の話に少し興味を持ち始め、もっと孔明の話が聞きたいと少し体を起こして乗り出してきた。
「モンスターの対応は、増えて人の住む所に出てこないようにする事。そして町に入ってきたら駆除する事になる訳だけど、数を減らすのはギルドがやってくれるから、領主がやるべきは、町にモンスターが入ってこないようにする事。入ってきてもすぐに対応できるようにする事だね」
「うんうん」
「一方人間は、戦争してくる国が有ったり、物を盗む人がいたり、殺しや暴力もある。町にはある程度自由に入ってくるし、管理が大変」
「そう言われれば人間って怖いね」
「だからそういう事をした人の対応として、警察、この世界では治安部隊を結成しておく事はもちろん、人々がそういう事をしようと思わなくなるようにする事が大切」
「例えば?」
「幸せに暮らしている人は、悪い事しない。だからまずはお金。みんなが商売上手くいくように自由にやらせる事が大切」
「この町はどうかな?」
「ある程度自由にできていると思う。でも税金も取る必要があるから、多少規制して商会やギルド協会の既得権も確保している」
「そこは仕方がない所か」
「後はインフラを整えたり、こっちの世界だと水とトイレ、下水の整備はしっかりとやる必要がある。病気が流行ったり、穢い町だと幸せを感じられなくなる」
「ほんと。綺麗な水は大切だよ。下水がちゃんとしていない町に行った事あるけど、あの町にはもう二度と行きたくないと思ったよ」
家里は苦いモノを吐き出すような顔をした。
「後はそれでもうまく生きていけない人の救済。お金が無いから人を殺したりしてお金を奪おうとする。みんながちゃんとお金を稼げれば、それが町の安全安心につながる」
「確かにそうだね。孔明~、なんかいい方法ないの?王都でも結局そういう人の犯罪って無くならないんだよね」
「ん~‥‥あっちの世界だとどうしても稼げない人に最低限のお金を上げていたんだけど、こっちの世界じゃそこまで財政に余裕はない」
「そうなんだぁ」
「まあ何かいい方法が思いついたら教える」
「うん、ありがとう。ところでさ‥‥さっきから気になってたんだけどさ、あっちの世界とかこっちの世界とか言ってるけど、それってどういう意味?」
家里はずっと気になっていた。
孔明が時々訳の分からない言葉を使うのも不思議に思っていた。
「うん。僕、別の世界から転生してきたんだ」
家里は体を起こした。
「それってどういう事?」
「うん。別の世界の日本って国で生きてたんだけどさ、ある日死んじゃってさ。そしたらこっちの世界に神様が転生させてくれたんだよ」
「なにそれー!?そんな事あるのー?」
家里は孔明の話に興味深々で、もっと聞きたいと体全体で訴えた。
「あるみたい。ほら、歳を取らないのも関係していると言えば関係しているし」
「へぇー。どんな世界だったの?」
「ん~‥‥魔法はなかった」
「なかったってどういう事?」
「誰も使える人がいなかったって事」
「なんか凄く不便そうな世界だね」
「それがそうでもない。こっちは魔法で何でもできるし何でも作る。ギルドボックスみたいなのとか便利だよね」
「うん。魔法が無いと無理だよね」
「でも、日本じゃアレを人間の手で作って、魔法を使わなくても通信ができるようにしていたんだ」
「うっそ。マジで?魔法も使えないのに?」
「うん。科学技術っていうんだけどさ、魔法がないから逆にその技術が進歩しちゃって、最終的にはこの世界全てを破壊できるような魔法のような力も持っていたんだ」
「そんなに?逆に怖いね」
「他にも、離れた所にいる人と話ができる道具とかもあった」
「そうなんだ。なんか凄すぎて想像できないや」
「その内便利そうなのは、僕がこの世界でも作ってみる」
「怖いのは作らなくていいよ?」
「うん。領主の仕事がしんどくなるのは作らない」
孔明は家里なら話しても大丈夫だと思った。
家里も、聞いて特に孔明への対応が変わるわけでもなかった。
二人の間には既に深い信頼関係が築かれていた。
「じゃあ私そろそろ戻るね。領主の仕事あるんだぁ」
「うん。お疲れ様。頑張って」
「はーい!」
家里はそう言ってカウンターから出ると、手を振りながら店を出て行った。
孔明も手を振り返した。
「日本か。なんか懐かしい」
孔明は日本で暮らしていた時の事を思い出していた。
この世界にはない、便利なものがいっぱいあった。
日本はそういう物を作るのが得意だった。
「日本と言えば小型化だ」
孔明はなんとなく思った事を呟いた。
そこでふと思った。
「これだ。小型化だ」
孔明は、新たなアイテムのアイデアを思いついていた。

そんなわけで‥‥
「できた」
何時もアッサリと作り上げてしまう孔明だった。
作ったのは、魔石を小さくして、それが付いた指輪だった。
魔石が蓄えられる魔力量が変わらないのがポイントだ。
これくらいの物なら、蓄魔池と違って販売しても大丈夫だし、安価で販売しても問題ないだろうと思えた。
「|魔石《デンチ》が小さくなったら、やっぱ携帯電話だ」
孔明はこの日から、携帯電話とそのネットワーク構築に必要な固定電話の作成も始めていった。
小さくした魔石の指輪は、値段が手ごろな事から、それなりに売れた。
新人冒険者でも、兎モンスターを倒していれば稼げる額で、この店にもようやく売れる商品が置かれるようになった。
でもあまり売れると作るのが面倒なので、特に宣伝とかはせず、店の隅にコッソリと置いて販売した。
ちなみに魔石の付いたアクセサリーは、魔力のバックアップ用などに使われていた。
それがあれば、一発だけ自分の力以上の攻撃魔法が撃てたりするわけで、冒険者は皆、保険で持っている事が多かった。
高レベルの冒険者になれば、逆にそれだけのアイテムは使わなくなっていくけどね。
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ドクダミ

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