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2013年11月4日【月】19時43分21秒
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お姫様の訪問

姫の誕生日の式典が終わり、しばらく経ったある日、この日は柔ちゃんが孔明の所に遊びに来ていた。
「柔ちゃんのおかげで、お姫様のプレゼントは上手くいったよ」
「そーなのかー?それは良かったー!」
柔ちゃんは孔明のいった事が何なのかよく分かっていなかったが、とりあえず喜んでいた。
「なーなー兄ちゃん。これなんて虫?」
柔ちゃんの指さす先には、足が沢山ある、ちょっと変な臭いがするあの虫がいた。
「それはヤスデだね。ゲジゲジっていう人もいるけどね」
「ゲジゲジー!美味そうー!」
柔ちゃんはヤスデを指でつまんでいた。
「柔ちゃん、食べるなら唐揚げにした方がいいよ」
食べない方が良いと孔明は思った。
そう思ったが、子供の云う事をそのまま否定するのも良くないと考えた孔明、苦肉の返答だった。
そんな風に二人が庭で仲良くしていた時の事だった。
何人かの人が魔法道具屋コウメイにやってきた。
普段はあまり人が来ない昼食直後の時間だった。
「いらっしゃいませ」
孔明は柔ちゃんと遊ぶのを一旦止めて、店へ案内しようとした。
すると客らしき人の一人が孔明に声をかけた。
「あなたが孔明って人?」
その女性は長い黒髪で、孔明よりも少し若く育ちの良さそうな、女の子といった方がしっくりくる人だった。
「僕が孔明ですが」
「そうなのね」
その女性は少し嬉しそうな笑顔をした。
「私は|徳川家里《トクガワイエリ》っていうの。孔明と話がしたくてちょっとこの村にきたのよ」
徳川家里と聞いて、孔明はどこかで聞いた名前だと感じたが思い出せなかった。
「僕と話ですか?」
全く知らない女性がいきなり自分と話がしたいというのも、なんだかよく分からない。
ただ首をひねるばかりだった。
「ねーねー!この人だれー?綺麗なおねえさん!お兄ちゃんのともだちー?」
「ん?違うよ。多分お店のお客さんだよ」
話がしたいというのは、おそらくギルド関係の人なんだろうなと孔明は考えていた。
「私の事分からないかぁ。ちょっと残念。でもその方が良いわ。孔明。私の事は家里でいいわよ。友達になりましょ」
孔明はそう言われ、なんとなくお客とかギルド関係とか、そういうのではないと判断して普通に話す事にした。
「分かった。家里、よろしく」
「こちらこそよろしくね!で、話がしたかったのはコレの事なのよね」
そういって家里が鞄から取りだしたのは、孔明が作った花飾りのブローチだった。
「これー!私がお兄ちゃんに上げた花飾りに似てるー!」
「そそ。アレを参考に作ったからね。えっ?」
孔明は驚いた。
この花飾りを持っているって事は、姫である可能性が高かった。
いや、そういう風に思って見たその女性は、まぎれもなく姫に思えた。
「お姫様?」
「今頃気が付くなんて遅いよ」
「これは失礼いたしました」
孔明は改まった喋りに戻った。
「友達になったんだから、普通に話してよ」
「あ、そうだった。悪い」
孔明は割とアッサリ対応できる方だった。
「でさ、これ作ったのはやっぱりあなたなのね」
「間違いなく」
「これ、誰が見ても凄いモノだっていうんだけど、そんなに凄いの?」
孔明はこの世界の事をほとんど知らなかった。
だからなんと答えていいか分からなかった。
「凄いと思う」
いや、ハッキリと答えていた。
「だよね」
家里はそう言いながら、その花飾りのブローチを左胸の上辺りに着けた。
「凄く自分が強くなった感じするもん。これ着けてると誰にも負けない気になるわ」
「実際そう簡単に負けないと思う」
「だよねぇ。それでさ、もう一つ気になったのが‥‥この指輪ね」
家里が取りだしたのは、孔明がプレゼントした指輪だった。
「これ、どうして雷撃系魔法が付与されているのかなぁって」
ブローチに付けた祝福の魔法は、誕生日だし納得できるのだろう。
しかし誕生日に雷撃魔法付きの指輪というのは、やはりあまり自然ではなかった。
「ああ。家里の事ちょっと調べたら、攻撃系魔法が使えないみたいだったしさ。姫だし護身用魔法の一つくらいあった方がいいかなって。雷撃は相手の動きを止めるのにも使えるし」
「そうなんだ。実は前々から攻撃魔法使ってみたかったんだよ」
孔明の説明を聞いて、家里は少し嬉しそうだった。
実際攻撃魔法を使ってみたいという思いも家里にはあったし、だから嬉しかったというのも嘘ではない。
だけど本当は、その心遣いが嬉しと感じていた。
「ちょっとどこかで使ってみたいな。まだ試してないんだよね」
そういって家里はキョロキョロと周りを見回した。
孔明の家の庭は、広いと言っても魔法を試し打ちするには狭い。
魔力を抑えて撃つなら問題はないが、家里は当然全力で撃ちたがっていると誰の目にも分かった。
となると撃てる場所は限られていて、村を出て少し離れた荒野か、地下から向かう山の中の実験場という事になる。
しかし実験場は、勝手に使っている場所で、法的にどうなのか孔明自身よくわかっていない。
どうしようかと少し悩んでいた。
「村の外のモンスターのいる場所は駄目ですよ」
「そうです。危険な場所へ行こうとしたら、意地でも止めるよう国王より命じられていますので」
おそらく家里の護衛だろう。
二人の付き人がこちらが何か言う前に釘を刺してきた。
孔明は仕方がないと思った。
「柔ちゃん。ちょっとこのおじちゃんたちと遊んであげてくれるかな。僕は家里とちょっと相談したい事があるから、少しの間家に戻るね」
「分かったー!あたしが遊んであげるー!」
「いや、私は‥‥」
「家里様の護衛の役割が」
「大丈夫ですよ。この村は始まりの村ですし、今の家里は祝福を受けていて、殺そうと思ってもそう簡単には死にませんから」
孔明はそういうと、家里の手を引いて家に向かった。
「えっ?ちょっと?相談ってなに?」
「相談は相談。三十分以内には戻るので、ちょっと待っててください」
孔明は付き人たちに手を振って、家里を店の中へと案内した。
「へぇー。こんな店なんだ」
「うん。ところでさ、魔法を試しに使うなら良い所があるんだけどさ、そこは内緒にしていて欲しい場所なんだ。いいかな?」
家里はほんの少しだけ考えた。
「オッケー!」
でもすぐに笑顔でそう答えた。
「じゃあ行こう」
家里はカウンター横のドアからバックヤードに案内すると、何もない壁に手を当て隠し扉を開けた。
「こんな所に隠し扉?何か秘密基地みたいね」
「うん。ここは僕の秘密基地」
ドアの向こうは下へ向かう階段になっていた。
暗くはなく、魔法によってしっかりと灯りは確保してあった。
二人は階段を下りた。
下りた先には魔法を研修したり、アイテムを作る工房があった。
「もしかしてここで魔法道具を作っているの?」
「うん。作るというか、僕の場合ほとんど試作実験なんだけどね」
孔明はそう言いながら、更に部屋の奥の通路へと進んでいった。
家里もそれについて行った。
少し進んだ先には、地下の大きな部屋があった。
一キロ四方の部屋は、天井もそれくらいの高さがあるように見えた。
「凄い。ここっていったい何処なの?」
「家の裏山の中だよ。崩れないようにちゃんと魔法で固めてあるから安心して」
「へぇ~」
家里はしばらくただ部屋の中を眺めていた。
「じゃあ早速魔法使ってみる?向こうのずっと先に的があるの見える?」
孔明の指さす先には、そう言われなければ分からないくらいの小さな的が見えた。
「うん。なんとか。もしかしてアレを狙い撃つとか?」
「そうだよ。僕の見た所、家里なら最大魔力で撃っても大丈夫だと思う。思い切りやってみなよ」
孔明がそう言うと、家里は少し不敵な笑みを浮かべた。
「本当にいいのかなぁ?私結構魔力あるんだよ?このブローチ効果で更にアップしているし、この山、崩れたりしちゃうかもよ」
ハッキリ言うと、全く全然億に一も崩れる心配はなかった。
だけど普通の人の感覚なら、かなり危ういと思われるほど、家里の魔力は強かった。
「大丈夫。せっかく僕の秘密の実験場につれてきたんだから、全力で試してほしい」
孔明にそう言われても、家里はやはり不安だった。
何度もいうが、これは別に家里が自分を過大評価しているとかそういうのではない。
普通に考えればそう判断するのが当たり前だった。
「分かったわ。やってみる。信じるよ」
家里には不安の表情が隠しきれなかった。
それでもやると決めたらやる子だった。
「全力でやっても大丈夫‥‥全力でやっても大丈夫‥‥全力で、全力で、全力で!」
家里は自分の持っている全魔力を、着けた指輪に込めた。
すると指輪がその魔力を雷撃の魔法へと変換する。
そして先に見える的へと飛んでいった。
その威力は家里の予想はもちろん、孔明の予想も遥かに超えていた。
「うそ‥‥凄い‥‥」
家里は自分の放った魔法に感動した。
だけど魔力を込め過ぎた。
普通魔法を使う時、どれだけ頑張っても人間はどこかでストッパーを掛けてしまうものなのだ。
だいたい十パーセントの力を残してしまうのが当たり前。
しかしあまりに孔明の云う事を信じ、全力で撃つ気持ちが強かった家里は、そのストッパーを超え、自分の魔力どころかブローチの魔力までも消費して魔法を放ってしまっていた。
完全に魔力が切れると人間は死ぬもので、当然家里も例外ではなかった。
家里姫様は此処に死んだ。
「あー‥‥これはマズイ」
孔明は少しだけどうしようかと考えた。
考えたが、やっぱりやるべき事は一つしかなかった。
「蘇生だな」
孔明はまず、自分の魔力を家里にほんのチョッピリだけ分け与えた。
「これでもかなり大きくてヤバいけど‥‥仕方ない」
続いて蘇生の魔法をイメージして、家里にかけてみた。
「できた」
家里の蘇生はアッサリと成功した。
「あれ?私‥‥魔法、凄かったよね?」
「うん。でも残念ながら魔力使いすぎて死んだ」
「なに?じゃあここは天国なの?」
家里は起き上がり、キョロキョロと辺りを見回した。
「実験室だよね?」
「うん。僕が蘇生した」
「えー!そうなの?」
家里はかなり驚いていた。
「多分さっきよりも魔力が大きくなった感じがすると思う」
「本当だ。どうなってるの?」
「蘇生する為に、僕の魔力をチョッピリだけ分けた」
「そんな事できるの?!」
家里は驚かされっぱなしだった。
「そのブローチの魔力も全部使っちゃったから、貸して。魔力を補充する」
孔明にそう言われ、ボーっとした頭で家里はブローチを外した。
「はい」
「終わった」
蓄魔池を満タンにするのは一瞬だった。
家里はブローチを受け取ると、再び左胸の上に着けた。
「じゃあもう一回やってみて。今度はストッパー外さないでね」
家里は孔明が差し出す手を取って立ち上がり、もう一度魔法を放つ事にした。
次は普通に魔法を使ったが、威力は先ほどのよりも大きかった。
「信じられない。これが私の魔法‥‥」
「そうそう、言い忘れてたけど、蘇生の時僕の魔力を注いだから、家里もほとんど不老の人間になっちゃったと思う」
「何それ?」
「僕は一億年に一歳しか歳を取らないんだ。家里も多分何万年かに一歳しか歳をとらない体になったと思う」
「えー!」
家里にとって、今日は驚きの連続だった。
でも、全てがなんだかおかしくて、ただ笑うしかなかった。
「ははは!そうなんだぁ。そうなっちゃったなら仕方ないよね。まあいいわ。気にした所でもうどうにもならないんでしょ?」
「うん。でも別に死ねない訳じゃない。さっきみたいにリミッターを解除して魔法を撃てば死ぬ」
「そっか。でもそんな変な事しない限り、なんだか死ぬ気がしないよ、私」
「僕も。だから末永く一緒にこの世界を楽しもうね」
「そうだね。楽しんだ方がいいよね」
二人は笑いあった。
こうして魔法を試した二人は、外で待つみんなの所へ戻った。
「今日は楽しかった!また遊びにくるから!」
「分かった。また!」
「あたしも帰るー!バイバイお兄ちゃん!」
「柔ちゃんバイバイ!」
別れたみんなが敷地内を出ていくまで、孔明はずっと手を振り続けて見とどけた。
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