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2013年11月4日【月】19時44分48秒
【(*´∇`*)】川柳と短歌を始めました。
2013年11月4日【月】19時43分21秒
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2013年1月7日【月】18時48分51秒
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最大の敗戦

宇宙の絆Ⅱは、少しずつ勢力が整理されつつあった。
宇宙では、拠点が1つしか無いような勢力は、少しずつ淘汰され、もう後数勢力しか残されていなかった。
そのうちのひとつが、今回の攻略ポイント、有人要塞イゼルローンだった。
まだ残っている勢力なので、そこそこの強さは予想していたが、拠点が1つであり、人型の数も限られているので、簡単に攻略できるものと思っていた。
油断していた。
ココまで残っている事に疑問を持つべきだった。
星さんは完全に押されているようだ。
紫苑さんのところも、じぇにぃと互角に戦う機体があらわれたらしい。
いや、むしろ押されていて、紫苑さん自身が、援護しているようだ。
そして俺の目の前にあらわれた機体は、何か迫力があった。
名前はサラで、階級が曹長。
人型名は、レッドストーン。
正直聞いた事はない。
しかし俺が軽く攻撃して抜けようとしても、全く隙は無かった。
突然通信が入った。
サラからだ。
受信しない事もできるが、俺は回線を開いた。
 サラ「こんにちは。あなたね、夢ちゃんが言っていたのは。」
一瞬意味がわからなかった。
 サラ「あ、夢ちゃんって、ドリームの事ね。」
 一生「ええええ!!」
なんだ?
このサラって人、ドリームとリアル友達か何かなのか?
 アライヴ「えっと、ドリームが何か言っていたのかな?」
 サラ「ああ、ごめんごめん。あなたの事、なかなか強いって言っていたから、覚えていたのよね。」
 アライヴ「ありがとう。」
よくわからないが、あのドリームが俺の事を強いと言っていたらしいから、少し嬉しかった。
 サラ「でも、機体はキュベレイって聞いていたんだけど、今日は違うのね?」
いったいこの人は何が言いたいのか?
正直話してる場合でもないのだけど。
そんな空気を察したのか、チョビが星さんの救援に向かおうとする。
しかしサラのレッドストーンが、すぐにその行動を阻止する。
サラはなにやらチョビに通信を送ると、またこちらに通信してきた。
 サラ「それがあなたのメインの機体なの?」
どうやら話さないとダメみたいなので、俺は話す事にする。
 アライヴ「これはメインではないけど、今後メインにする予定だよ。」
 サラ「あら、そう。なら、それなりの戦いはできるわね。おふたりお相手お願いするわ!」
なんだかわからないけど、とにかく戦闘再開らしい。
勝手だと思いつつも、俺とチョビは構えた。
 サラ「では、いくわよw」
その通信を最後に、サラはこちらに攻撃を開始した。
 一生「早!」
動きはやたら早かった。
どうやら標準スピードタイプの機体のようだ。
しかし、俺たちは二人だし、コンビであればドリームだって倒せる算段もあった。
早く倒して星さんを助けないと。
チョビとの共闘で、初めてのマジ勝負だった。

その頃、星さんは追い詰められていた。
スピードは星さんが圧倒的有利なのだけど、敵の攻撃は強力で、少しでもかすると、そこそこのダメージを受ける。
おそらく星さんがココまで苦戦する戦いは初めてだろう。
なんせいつもならスピードで、最悪逃げるわけだけど、それすらも許さない攻撃の嵐が星さんを襲っていた。
少しずつダメージが蓄積される。
全てを把握している紫苑さんが、ハルヒ君を救援に向かわせていたが、じぇにぃと戦っている敵が、簡単には許さない。
この2機は強い。
なんとかハルヒ君が到着した時には、星さんの流星は、戦闘不能状態になっていた。
 ハルヒ「紫苑さんダメです。星さんは既に戦闘不能です。」
 紫苑「なんとか回収できない?」
そんな通信をしていると、流星を墜とした機体、サウスドラゴンは、今度はハルヒ君の機体、ウイングガンマに襲いかかった。
通信など、できる状況ではなくなった。
紫苑さんは、最後の手段か、自ら出撃した。
旗艦パープルアイズは、先日のテストで、唯一艦長として見出された、小麗に任せて。
流石に2対1になったら、敵のマイヒメは押され始めた。
そこに、ハルヒ君をあっさり倒してやってきた、サウスドラゴンがやってきた。
再び2対2で、戦況はこう着した。

こちらは2対1なのに苦戦だ。
ドリームでも倒せるはずだったが、それはあくまで俺が完全体であったならの話。
最近は温い戦いばかりしていたし、この機体はレベルを上げる為の出撃なので、手抜きチューンナップバリバリだ。
それでも勝たなければならない。
紫苑さんの方も苦戦しているし、このままでは全滅もあり得る。
もし俺たちが負ければ、このサラのレッドストーンはあちらに向かうだろう。
さすればおそらく撤退だ。
うまく撤退できれば良いが、失敗したら全滅。
今までで最大のピンチだ。
それにしてもこのサラ、強い。
チョビの戦い方を瞬時に見抜いたのか、正面からは接近してこない。
まああれだけのでかい盾、何かあるとは思うわな。
そして攻撃が正確だ。
こちらの攻撃タイミングに合わせて、うまく隙をついて攻撃してくるから、不用意に動けない。
1対1なら、チョビよりも上の敵。
それをサポートしたいのだけど、フェンネルの威力が発揮できる射程には入ってこないし、完全に俺は置き去りだ。
このままではこう着状態、一か八か、勝負をするしかない。
 アライヴ「一か八か、勝負にでるから集中してくれ。返事はできないだろうから良い。」
俺はそれだけチョビに通信を送った。
こんなギリギリの戦闘中に通信ができる俺って、ホント役に立ってないな・・・
そんな事を思う中、俺は勝負に出た。
フェンネルの設定を、背後から背後ではなく、敵の向こうからこちらへの攻撃に切り替えた。
これだけの距離があれば、拡散ビームでフェンネルが墜とされる事もないだろう。
途端に、今までの位置から、フェンネルが高速で移動を開始した。
すぐに敵の背後へと到達する。
それをいち早く察知した敵は、好機と思ったか、それとも危ないと思ったか、フェンネルの攻撃を回避する為、こちらへと高速で向かってきた。
これで、ある意味いつもの俺の戦術だけど、こちらの機体のメインはチョビ。
敵と共にフェンネルが近づいてくれば、フェンネルの攻撃を自分に受ける危険性もあるし、拡散ビームでフェンネルを撃ち墜とす危険性もある。
そんな中、敵はこちらに向かってくる。
普通ならピンチだけど、こちらには拡散ビーム砲を持った盾がある。
それに敵は、フェンネルよりも早く、こちらに近づいてきてくれていた。
 一生「今だ!」
俺はゲームの中へは聞こえない声を上げていた。
盾から拡散ビームが発射される。
これはそう簡単にはかわせないはず。
しかし、よく考えたら読まれていた戦術。
ギリギリのところでかわして、俺たちの背後へとまわってきた。
これが、1対1の戦いなら、完全に負けていた。
俺の機体が、ただのしょっぱい機体でも負けていた。
しかしおれの機体は、背後にメインカメラのついている、特殊な機体。
そして今までの戦い全てが、背後への攻撃。
俺は今日初めて、メインカメラを前方へと切り替えた。
今まで制限されていた枷も、全て外れた。
全く予想しない事がおこったからビックリしたのか、それとも俺の目にそう映っただけなのか、レッドストーンが一瞬止まって見えた。
ロックオンは早かった。
ピームを発射すると、すばやくビームソードを持って、斬りつけた。
この一撃が勝負を決めた。
チョビがレッドストーンをライフルで仕留めて戦闘不能にした後、俺たちは紫苑さん達の救援に向かった。
紫苑さんは、マイヒメ相手にやや優勢に戦っているようだったが、じぇにぃがかなりやられていた。
もう10秒ももたないかもしれない状況。
俺たちはギリギリだった。
 アライヴ「じぇにぃ、戻っていいぞ!」
俺はそれだけ言うと、今度はサウスドラゴンを相手にしようとした。
しかし結局戦闘にはならなかった。
 紫苑「撤退する!」
紫苑さんの撤退命令だった。
確かにこのままやると、俺たちは全滅の危険もある。
だけど、星さんとかハルヒ君とか、どうするのか。
 小麗「回収完了しました~w」
 紫苑「御苦労(^-^)」
どうやらあの状況で、小麗さんが回収していたようだ。
なかなか凄い。
戦況が不利な中、艦船だけで敵の中を突っ切ったのか。
 紫苑「皆先に行って。俺とパープルアイズなら、大丈夫だから。」
少し心配だが、紫苑さんなら大丈夫だろう。
それにパープルアイズは、超高速艦だ。
撤退は、スムーズにいった。
どうやら敵も、そろそろきつい状況だったようで、追撃はなかった。
皆無事戻っては来れたが、今までで最大の敗戦だった。
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